高い研究開発力で歯科業界を牽引
松風は、長きに亘る歴史の中で、歯科医療において欠かすことのできない、エポックメーキングな製品を世に出してきました。欠けたり、失われたりした歯を復元する材料、水晶と同じ硬さの歯を効率よく切削・成形する器具など、当社の歩みを支えてきた歴史ある製品もあります。食べ物を噛むという機能を満たすことに加えて、人間の歯のもつ美しさの再現にこだわった製品や疾病の予防を目標とする技術の開発にも携わってきました。近年では、デジタル技術に基づくCAD/CAMを導入し、従来のアナログ技術に代わる新たな歯科医療の展開を目指しています。しかし、こうした開発は研究室の机の前に座って、考えているだけでできるものではありません。国内外を問わず、歯科医療の現状や市場の状況、そこにあるニーズを把握した上で、医療機器としての要求特性を確定し、しっかりとした製品設計を行うことが重要です。研究開発は未来永劫に続く道であり、ゴールは常に一歩前にあります。私たち松風の未来に向けて、その道を歩み始めます。
品質管理・生産
松風の製品は口の中に関するものであるため、その品質管理と生産は「絶対の信用」がおけるものでなければなりません。松風は1997年に、日本の歯科業界でいち早く、EU(欧州連合)の品質基準である医療機器指令(MDD:93/42/EEC)の要求をクリアして「CEマーキング」認証を取得。品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」、さらに医療機器の特別要求を盛り込んだ「ISO13485」の高い基準にも適合した品質保証体制で生産を行っています。
歯科材料は、患者さま一人ひとりに応じて使用されるものであるため多品種生産が前提です。高度な品質を維持しつつ多品種の製品を柔軟に生産するためには、最新の設備機器を導入するのはもちろんのこと、オペレーションに携わる社員のスキルアップ、そして品質とコストが両立し、作業の効率化も図れるような生産ラインの構築がポイントとなります。松風では生産に関わる部署が最適化を目指してラインを作り上げ、日々工程改善に取り組んでいます。
また同時に高品質な製品の安定供給を使命と捉え、品質保証体制及び市販後の安全管理体制の継続的な改善にも取り組んでいます。国内薬機法、FDA510(K)、世界各国の規格・要求に対応し、世界中に安心・安全な歯科材料・機器をSHOFUブランドとして提供しています。
ワークライフバランスの考え方
松風はワークライフバランスをとても大切に考えています。健康で充実した生活を送ることができたら、それはきっと仕事にも反映されるはず。よく働いてよく休む。働いた分はしっかり還元される。だから、安心して働き続けられる。企業が社会において果たすべき役割とは、そういった「場」を用意することだと、私たちは考えています。
その考えの基、社員が高い生産性を発揮できるよう、安心して働き続けられる環境づくりに努めています。給与水準・休日数などはもちろんのこと、福利厚生制度を気兼ねなく使える社内の雰囲気をつくっています。たとえば、社員同士が協力し合って、有給休暇を取得できるようにしたり、育休・産休明けの社員には、早く帰宅できるようにサポートもしています。このような温かみのある企業風土が高い定着率につながっています。また、給与面でもモチベーション高く仕事に取り組んでいただくため、賞与は業績反映型として社員に分配しています。
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