1955年、当社は画期的な消火性能を持つ日本初の粉末消火器メーカーとして産声を上げました。「ドライケミカル」は粉末消火薬剤を意味し、商号には創業の歴史が刻まれています。以来順調に事業を拡大し、消防設備、消防車輌のメーカー、エンジニアリング企業としての立ち位置を確立。消火のプロフェッショナルとして、高い技術力を強みとしてきました。
現在は自動火災消火設備の分野にも進出し、火災を「見つける」「知らせる」から「消す」までワンストップに製品・サービスを提供できる”総合防災企業”として、広く社会の安心・安全に貢献しています。消防防災設備は社会インフラの一部を構成し、消防法令に準拠して設置、管理されるため、需要の尽きない安定的な事業環境にありますが、そこに満足せず「予防防災」、「環境対応」等の次世代消防防災に向けた基本方針を掲げ、従来の消防防災の概念を覆す画期的な製品開発に注力し、成長を続けています。
代表者 | 代表取締役社長 遠山 榮一 |
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所在地 | 東京都北区田端六丁目1番1号 |
設立日 | 1955年4月23日 |
従業員数 | 751名 |
資本金 | 7億円 |
消火器をはじめとした消防設備の製造、販売から自動火災報知設備や消火設備を建築物へ取付、メンテナンスまで業界随一の幅広い事業領域を持ちます。
学校や商業施設から特殊なプラント施設まで、それぞれの建築物で異なる多様なニーズに対応します。
当社単体でお客様のあらゆるご要望にお応えすることで、迅速な情報提供だけでなく、各ジャンルのノウハウを活かしたハイブリッド製品の開発にも繋がています。
天井に設置されている感知器は、火災が発生してから熱や煙に反応し危険を知らせます。
そこから避難や消火対応となりますが、火がついた時点で床や壁、倉庫内の商品が燃えてしまい被害が発生します。
これは「防災」ではなく被害を最小限に抑える為の「減災」であると考えています。
火災が発生する前の段階で火災の原因である火種を発見し、取り除く事で「真の防災」を実現します。
その中で「超高感度煙検知システム VESDA(ヴェスダ)」は感知器よりも早い粒子レベルの段階で検知することが可能です。
サーバールームやデータセンターの精密機器や重要なデータが保管されている場所や半導体の製造工場での需要が拡大中です。
法律に定められた項目以上の安心・安全を提供します。
京都アニメーション放火事件を教訓に日本で初めて開発した「火災抑制剤放射器クイックスプラッシャー」です。
京アニの放火事件は、犯人が燃料を撒き、火をつけた事によって多くの方が犠牲となりました。
消防に関わる会社として、何とかしなければならないと思い、会社一丸となって開発しました。
ガソリンなどの燃料の上に特殊な薬剤を散布する事で燃料の蒸発を抑制し、ライターなどを近づけても着火させません。
火災が発生した後に使用する消火器とは異なるコンセプトの商品です。
従来の消火薬剤には性能向上を目的に有機ふっ素化合物(PFOS、PFOA)が含まれていました。
性能が良くなる一方で、残留性が高く、分解されにくい成分なので、環境汚染や健康被害の恐れがあるとして世界中で規制が進んでいます。
薬剤の自社開発も行っている当社では環境問題にも真摯に向き合い、環境に優しく消火性能の高い消火薬剤を積極的に開発しています。
パーテーションを設置していないので、フロア全体を見渡すことが出来ます。
また○○部長、○○課長といった役職呼びはせず、○○さん呼びです。
注目されにくい防災業界ですが、日常生活を守る上で欠かせません。
携わった物件は完成後も多くの方に親しまれ、達成感がカタチに残ります。
試作薬剤の有効性を検証するために実際に火をつけた実験や試験装置の組み立てから行うこともあります。
机上だけでは見えてこない発見もあります。
業績拡大に伴い、新卒採用枠も徐々に増えています。
年齢が近い先輩が多いと分からない事も相談しやすい環境になりつつあります。
日本ドライケミカルの事業紹介動画です。
YouTubeにて公開中です。