【素材で未来のまんなかを支える会社】
当社は、創業者である豊田喜一郎の「よきクルマは、よきハガネから。」という熱い思いから誕生して以来、トヨタグループ唯一の素材メーカーとして、高品質の「素材」をお客さまへ安定的に供給してきました。その研究と創造の精神は「よき社会は、よき素材から。」という新たなミッションへと受け継がれ、自動車産業はもとより、産業機械・IT・エレクトロニクス・医療・農業に至るまで、暮らしの中で利用される多くの製品に向けた様々な素材を世界に供給しています。
【4つのカンパニーが社会に提供する価値】
・鋼カンパニー :鉄スクラップを原料とする「資源循環型事業」で地球にやさしい、
安全・安心なモビリティ社会の発展に貢献。(特殊鋼条鋼、工具鋼)
・ステンレスカンパニー:ステンレス鋼を供給するとともに、ステンレス鋼構造物のエンジニアリング機能を強化。
お客さまの工程省略、コスト削減に寄与。そして「水素社会化」・「インフラ再構築」の
実現に貢献。(ステンレス鋼、チタン鋼)
・鍛カンパニー :材料の開発~鍛造までをスルーで行う「鍛鋼一貫」に加え、新たに機械加工領域まで工程を
拡大した製品を提供。低炭素時代の多様なモビリティ社会へ貢献。(鍛造品)
・スマートカンパニー :持続可能な地球と豊かな社会の創造に向け、先端機能材料とその応用製品で「エネルギー」
「健康な生活」「食糧」「安心・安全な社会インフラ」の4つの価値創造領域で貢献。
(電子材料・部品、磁石、デンタル、センサ、金属繊維、鉄供給材)
会社名 | 愛知製鋼株式会社 |
---|---|
事業内容 | 鋼材、鍛造品、電子機能材料・部品及び磁石応用製品の製造と販売 |
代表者 | 代表取締役社長 後藤 尚英 |
所在地 | 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 |
設立日 | 1940年(昭和15年)3月8日 |
従業員数 | 連結4,650名/単独2,707名(2023年3月31日現在) |
資本金 | 250億1,600万円(2023年3月31日現在) |
売上高 | 2,851億4,100万円(2023年3月期) |
企業HP |
愛知製鋼のGMPS(Global Magnetic Positioning System)は、地面に設置した磁気マーカが発する微弱な磁気信号を、センサモジュールに搭載した超高感度磁気センサ「MIセンサ」が推定し、自車位置を高い精度で推定して自動運転などの高度な車両制御を支援する磁気式自車位置検知システムです。
GPSの届かないトンネル・地下、また光学デバイスが苦手な積雪や霧・逆光などの状況でも、+/-5ミリ以下で自車位置を特定し、安全な自動運転を支えます。
国土交通省をはじめ様々なパートナーと全国各地の行動で実証実験・社会実装を行っています。
実証実験)中部国際空港、新東名高速道路等
社会実装)JR東日本気仙沼線BRT
今後は、さらなる採用実績を積み重ねるとともに、工場内物流をはじめとした適用領域の拡大による拡販に向けて取り組んでいます。
パワーカード用リードフレームはHEV,BEV,FCVなど各種電動車のインバータに使われる製品で、電動車の拡大とともに需要の伸びが期待され、2022年には主力工場である岐阜工場において、製造ラインを新たに増設、稼働を開始しました。今後も電動車部品市場のさらなる成長を補足するため、現状の生産能力をさらに向上させる準備に着手しています。
電動アクスルは、ガソリン車のエンジンに替わる電動車の駆動ユニットです。主にモータと減速機、インバータで構成されています。昨今の急速な電動車の普及に伴い、電動アクスルに使われるリチウム・コバルト・ネオジムといったレアメタルや電磁鋼板の資源リスクが懸念されています。
創業以来80年以上自動車の駆動系部品を製造してきた当社は、特殊鋼やボンド磁石の素材技術を応用し、電動アクスルの省資源化の研究開発に取り組んでいます。