システムの設計・開発・運用・保守などの業務を請け負うシステムインテグレーター(SIer)の中でも、メディア、製造、医療業界に特化する形で業務システムの開発を請け負う「独立系Sler」として、上流〜下流までワンストップで課題解決を手がけている技術者集団「ピーアンドアイ」。
1989年の創業以来一貫してシステムインテグレーション(以下、SI)事業を展開してきた同社では、昨今ではAI(人工知能)を活用した自社サービス開発や、他社との協業によるDXソリューションの提供なども進めながら、「長期の人材育成」と「プライム(元請け)案件」にこだわって事業を展開しています。
今回は、そんなピーアンドアイの総合管理本部採用担当である中野瑛介さんと宮武瑞季さんに、同社での働き方や魅力について聞きました。
創業当初からこだわっているプライム案件
──ピーアンドアイでは「プライム案件にこだわっている」と伺いました。こちらはどういうことでしょうか?
中野:多くの学生さんとお話をしていると、「システム開発現場は多重下請け構造になっていて、大手企業が上流を担当し、その他多くの中小企業が下請けになる」というイメージが非常に強い印象です。
その中で弊社は、創業当初からプライム案件にこだわって事業を展開し続けてきたので、それこそどんなシステムが必要なのかという部分からヒアリングし、深くまで入り込んでご提案した上で、開発、リリース後の保守まで一貫してご対応しています。
有難いことにリピーターのお客さまが多く、一度高品質なシステムを納品させていただくことで、その後の長く太い関係値を構築できていると自負しております。
中野 瑛介(なかの えいすけ):総合管理本部 総務部 採用担当
──お客さまからの依頼を受けての受託開発以外にも、自社プロダクトを展開されているそうですね。その背景も教えてください。
中野:やはりSIという1つの軸だけだと、どうしても企業として持続的に成長するのは難しいという課題がありました。こうした中、現在第二創業期を迎え、もう1つの事業軸を作ろうと動き始めているのが大きな背景です。従業員としては、より幅広くITに関わっていけるフェーズだと捉えています。
──エンジニアとして得られるスキルや市場価値についても伺いたいのですが、新卒の方が入社したら、まずはどんな案件に携わることになるのでしょうか?
宮武:入社後は、まず1人・1案件でじっくりと経験を積んでいただき、年月がたつにつれて担当案件数を少しずつ増やしていく形です。案件の人数規模としてはおよそ10〜20名で、そのうち6〜7名ほどが弊社のメンバー、その他は外部のSES企業様と連携しています。働き方としては、出社と在宅勤務が自由に選択できるハイブリッドな体制になっており、朝会・夕会などを通じて日々コミュニケーションをとるようにしています。
宮武 瑞季(みやたけ みずき):総合管理本部 総務部 採用担当
1人を10人で10年かけて育てる
──ピーアンドアイならではのスキルとしては、どんなものがあるとお考えでしょうか?
宮武:端的にお伝えすると、「提案力」ですね。弊社では、お客さまから直接課題をヒアリングして、適切に提案する力が求められます。
ここについては経験が一番ということで、「1人を10人で10年かけて育てる」という人材育成の考え方を前提に、まずは先輩方の仕事を見てもらいながらスキルを身に付けてもらいます。また現役のメディア関係者などを招いてのインタビュー研修や文章の書き方講座など、一見エンジニアとは関係がなさそうな研修コンテンツも導入しています。
それらを通じて、総合的な提案力を高めてもらっています。
──「1人を10人で10年かけて育てる」ってすごいですね。
中野:しっかりと長い時間をかけて、下流から上流に向けての成長を、会社として支えていく。このことを方針として言語化したものですね。
──新卒入社では文系の方が多く、かつ新入社員の90%がプログラミング未経験だと伺いました。どうやってシステム開発の知識やスキルをキャッチアップしていくのでしょうか?
中野:手厚い研修制度を準備しています。具体的には、4カ月間座学をしていただいた後に、8カ月間のOJTを実施します。外部の専門学校にプログラミング研修の一環で通っていただく制度もあります。
ピーアンドアイとしては、研修というものを「1年間新入社員に投資をする期間」と位置付けています。したがって利益は一切求めず、しっかりと学び、知識を定着させる期間として研修を設計しています。
──メディア、製造、医療業界に特化されているとのことですが、10年間で担当業界などは決まってくるものなのでしょうか?
中野:業界と言いますか、お客さま専属というイメージを持っていただきたいです。もちろん、そこに至るまでにさまざまな業界・案件に入っていただき、それらの経験などを踏まえて適性を見ながら決めていくことになります。
システム開発は全てが同じ難易度・規模感でもないので、アサインの関係上、タイミングや運の要素も含まれてくるとは思います。しかし、小さい組織なので自ら手を挙げれば、しっかりと会社が応えてくれる風土があると思います。半年に一回は、PMや部門長との1on1の面談があるので、そこでしっかりと若手の声を吸い上げるようにしています。
ロジカルで外交的なメンバーが集まるピーアンドアイ
──ピーアンドアイのカルチャーを表す言葉を3つ挙げるとしたら何になりますか?
中野:1つ目は「ロジカル」ですね。IT業界共通と言いますか、ちゃんとゴールを設定し、そこから逆算してアクションプランを考えるという動き方が大半になっています。
2つ目は「職人気質」です。会社を見渡すと勤勉な方が多く、求められる知識・スキルが常に変化する中で、地道にコツコツと学んでいく方が多い印象です。
そして3つ目が「外交的」ですね。技術力だけではなく、お客さまの課題の本質を捉えることが仕事のメインになるので、先ほどお伝えした職人気質でありながらも、しっかりと社内外を問わずコミュニケーションを取れる方が多いと思います。
──それを踏まえて、どんな学生さんがピーアンドアイに向いていると思いますか?
中野:ベースにあるのは、やはり素直で、真面目で、勤勉な方ですね。システム開発においては品質が1つの大事なポイントになるので、そこに対してしっかりと向き合えることが大切です。そのためにも、相手の意見をしっかりと受け止め、自己研さんに励むような姿勢の方が向いているかなと思います。
──仕事とプライベートのバランスについても教えてください。育休からの復職率が100%と伺いましたが、会社としてどんな取り組みをされているのでしょうか?
宮武:まずは制度として、先ほどお伝えしたように在宅勤務も選択可能なこと、それから時短勤務制度もあることから、それらを活用することでプライベートとの両立が非常にしやすい環境になっていると思います。
また入社後は長い時間をかけて基礎的なところから身につけていただくので、ライフステージに伴うブランクが多少あっても、またすぐに活躍できる環境です。実際、男女を問わず子育て中の方は多いですよ。
──社内制度や福利厚生で、特に良かったものなどはありますか?
宮武:カフェテリアプラン制度はいいなと感じます。こちらは自己研さんと健康増進と在宅勤務の環境整備という3つのジャンルに対して、年間1人当たり10万円まで会社が支給してくれるものになっています。働きやすい環境やスキルアップに対して全面的にバックアップしてくれる福利厚生の制度なので、とてもありがたいです。
──最後に、学生の皆さまへのメッセージとして、業界の将来性も交えてそれぞれお願いします!
中野:将来性は絶対的にあります。昨今、お客さま側のIT投資が非常に活況なので、そこに対して弊社が貢献できるフィールドも増えていると感じています。課題の本質を見極めた高品質なシステムをご提供することで、お客さまを通してより社会が豊かになると思うので、将来性は非常に明るいと考えています。
宮武:現在、ピーアンドアイでは本選考直結のウェブ説明会を実施しています。ぜひご参加ください!
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