「クルマと移動の快適な未来をITで」をミッションに、トヨタ自動車およびトヨタグループのITソリューション企業としてさまざまなシステム開発に取り組んでいるトヨタシステムズ。トヨタの車両開発現場や、それを支える基幹システム、グループ会社のファイナンスシステム、その他ITインフラなど、さまざまな分野におけるシステム開発の方針・企画・実行までを一気通貫で担っています。
今回は、そんなトヨタシステムズで新卒採用チームのリーダーを務める太田千紗子さんと、コーポレート領域に所属する浅見美月さんに、同社での働き方や魅力について聞きました。
トヨタグループが有する膨大なデータ量を扱える面白さ
──トヨタグループのITソリューション企業ということで、まず、トヨタと近いからこその醍醐味(だいごみ)や、感じている影響力について教えてください。
浅見:当社がトヨタグループのプライムベンダーとして機能しているので、企画・提案の段階から伴走できるのが醍醐味だと感じています。1つのプロジェクトに一気通貫で関わることで、そこから新たな課題が発見されて、次のプロジェクトに生かせる。こうやって、使い手のことを考えながらより良いものを作れるところが面白いですね。
太田:あと、作ったものが世界中で使われるというところで、グループ全体としての影響力や社会貢献性が大きいとも感じています。
──浅見さんは具体的に、どんな業務をされているのでしょうか?
浅見:エンタープライズIT本部というグローバルサプライチェーンを支えるシステムの企画・開発から運用部分を担う部署に所属していて、その中でも車両の品質改善に寄与する部分のシステム開発を担当しています。具体的には、大規模改修を進めるプロジェクトの中の「定型解析チーム」に参画して、フロントエンドのグラフの見た目機能を担当しています。
浅見 美月(あさみ みづき):C&F企画総括部 総括G 人材育成担当
入社4年目、人事・品質システム部にて品質解析高度化PJTに従事、今年から現職。
──定型解析ということは、データを扱っているわけですね。
浅見:はい。トヨタグループ全体のシステムということで、ものすごい量のデータレコードを扱っています。生産台数が世界一なので、使う人もそれだけ多く、たくさんの人に良いものを届けることができる感覚を日々感じています。
ITスキルとヒューマンスキルの両方を高めることができる研修
──エンジニアとして「最先端技術」に関わることは可能ですか?
浅見:もちろん可能です! ここ最近話題になっているCASEの中でもC(コネクテッド技術)を活用したプロジェクトや、デジタルアニーラという新しいコンピューティング技術などを扱うことがあり、若手のうちから最先端技術に関われます。
あと開発手法に関しても、私のチームではアジャイル開発にトライしているので、そういった面でも新しさを感じています。歴史の長い企業グループで、今までなんとなくうまくいっていることをデータ化して、最適な形で次につなげられているので、そこに携われるITエンジニアはすごく楽しい仕事だと思います。
──プロジェクトの規模としてはいかがでしょうか? 若手から大規模案件に携わることもできますか?
浅見:例えば私の場合、3年目からブロックのリーダーを任せてもらえるので、若手に仕事を任せるという文化が醸成されている会社だと思います。だからこそ、仕事を進める上では特にコミュニケーションが大事だと感じています。
太田:チームとして1つのプロダクトを育てていくという観点で、1人だけがうまくいっていてもダメで、チーム全体で作り上げていく必要があります。特に大きいプロジェクトだとメンバーが100名を超えることもあるので、それだけメンバー間でのコミュニケーションも必要になってくるでしょう。
太田 千紗子(おおた ちさこ):人事部 採用G
2000年にトヨタシステムズの前身の会社に入社。総務、人事、人材開発など本社部門の幅広い業務を経験。現在は新卒採用チームのリーダーを務める。
──ITスキルはもちろん、ヒューマンスキルも大事になってきますね。
太田:おっしゃる通りです。だからこそ、当社ではITスキル、ヒューマンスキルそれぞれを高められるような研修制度をしっかりと整えています。入社時研修だけでなく、3年目、5年目、リーダー研修など、フェーズごとに教育体系が作られていて、ご自身の成長を感じられるように設計しています。
──段階的な研修が用意されているとのことですが、キャリアアップの例としてはどんな感じなのでしょうか?
太田:浅見さんのように将来的にプロジェクトを引っ張っていくようなキャリアもあれば、ITのプロフェッショナルとして専門性をひたすら極めていくキャリアも可能となっています。前者については、3年でブロックリーダー、5〜10年でプロジェクトマネジャーを担うようなケースが多いですね。あと最近ですと、社内求人に対して自発的に応募が可能な「ジョブアプライ制度」も活性化してきています。
何事にも前向き/意欲的に取り組んでいる人が活躍する職場
──入社前にスキルや専門性はどれくらい必要になってきますか?
太田:基本的に入社前に必須となるスキルなどはありませんが、学生時代からいろいろと興味を持って、ニュースを見たり実際にプログラミングなどで手を動かしてみたりといった姿勢は大事ですし、そうすることでより入社後研修に入ってもらいやすくなると思っています。
ちなみの当社は文系理系を問わず採用していますので「文系だからNG」ということは一切ありません。
──入社1年目の新入社員は、具体的にどうやって業務を覚えていくのですか?
太田:入社後に2カ月ほどある集合研修で基本的なことは学んでいただきます。その後、現場に配属されてからも1年間は職場の先輩がついて、学びながら仕事をしていく期間としています。いろんな意味で寄り添ってもらっているのが特徴で、育成に関しては現場レベルまでしっかりと整備されているので安心して入社していただきたいと思います。
──どんな人がトヨタシステムズに向いていると思いますか?
太田:向上心を持って何事にも前向きかつ意欲的に取り組んでいる人が、結果的に社内で活躍している印象ですね。もちろんいろんなタイプのメンバーがいますが、フラットでコミュニケーションが取りやすいフロア環境になっていて、和気あいあいとやっていると思います。
浅見:興味を持つことも大事だし、先輩や上司に「こういうことに興味がある」と、自分の思いをしっかりと伝えていけるような人が向いていると思います。そうすることで、やりたいことをやれるチャンスが格段に増えていきます。
──最後に、学生の皆さまへのメッセージをお願いします。
太田:当社では夏のインターンシップだけでなく、6月には当社エンジニアのよりリアルなプロジェクトを知りたいという方に向けて技術者セミナーも開催する予定です。エンジニアの仕事を体験してみたい、他領域の仕事やプロジェクトも聞いてみたいという方は、ぜひご参加ください。
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申し込み締切:6月4日(火)
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申し込み締切:6月25日(火)
【ライター:長岡武司/編集:山田雄一朗】