エントリーシート(ES)や面接でよく聞かれる強みについて、悩んでいる方もいるはずです。人は誰しも強みを持っており、自分の強みを理解することでさらに自己理解を深めたり、成長できたりします。本記事では強みの見つけ方や具体例、自己PRへの生かし方・伸ばし方などをご紹介しますので参考にしてみてください。
<目次> ●強みとは ・そもそも強みとは ・長所との違い ・なぜ強みを聞かれるのか ・企業の評価基準 ●自分の強みを見つけるには ・自己分析の重要性 ・フィードバックを受ける ・経験や成果を振り返る ・周囲の人々の意見を聞く ・弱みを強みに変える ・強み発見ツールを活用する ●使える強み30選! 例文と併せて紹介 ・職種別・カテゴリー別一覧 ・強み1|主体性 ・強み2|客観性 ・強み3|協調性 ・強み4|チームワーク ・強み5|リーダーシップ ・強み6|論理的思考力 ・強み7|情報活用能力 ・強み8|データ分析力 ・強み9|学び続ける力 ・強み10|傾聴力 ・強み11|集中力 ・強み12|柔軟性 ・強み13|計画性 ・強み14|実行力 ・強み15|忍耐力 ・強み16|精神力 ・強み17|発信力 ・強み18|自己管理能力 ・強み19|課題解決力 ・強み20|異文化理解力 ・強み21|外国語能力 ・強み22|チャレンジ精神 ・強み23|物事を前向きに捉えられる ・強み24|周りを巻き込む力 ・強み25|共感力 ・強み26|創造力 ・強み27|倫理観 ・強み28|社会性 ・強み29|謙虚で素直 ・強み30|負けず嫌い ●強みの自己PRへの生かし方 ・履歴書や面接での強みの表現方法 ・自己PRのポイント ・チームでの役割分担の考え方 ●強みを伝えるときの注意点 ・自信を持って伝える ・1つに絞り込んで伝える ・社会人として当然のことは伝えない ・具体的な事例があり、再現性がある強みを伝える ●自分の強みをさらに伸ばすには ・自分の強みを生かせる企業を探す ・長期的な目標を設定する ・強みに基づく仕事を選択する ・実力とのバランスの取り方 ●まとめ
強みとは
就活を始めると「強み」という言葉をよく耳にすると思います。「自分の強みは企業に聞かれるから知っておいた方が良い」「自分の強みにあった企業に就職した方が良い」といった噂(うわさ)も聞いたことがあるのではないでしょうか? 一方で、「強みってよく言われているけれど何?」「そんなことを言われても強みなんて分からないよ……」と思う就活生も多いです。
そこで今回は強みの定義から、自分の強みの見つけ方、具体的な強みの一覧、そして自分の強みの伸ばし方までご紹介します!
そもそも強みとは
「強み」という言葉は知っているし、なんとなくイメージもつくけれど、説明してって言われたら説明できない……といった方も多いでしょう。
「強み」は一言でいえば「意識せずとも人よりできていること」です。
例えば、
- 気が付いたらリーダー的な役割をしていることが多い
- よく友達から相談を受ける
- ゲームなど好きなことを始めると時間があっという間に過ぎてしまう
といった経験は今までなかったでしょうか? これらは全て、特に大きな努力はしていなかったが、できることの事例になります。つまり、これらは全て自分の強みといえます。 しかしここで注意が必要なのは、強みは実績が必要なものではないということです。中には「自分よりできる人なんてたくさんいるし、強みと言えるのだろうか」と考えてしまう人もいるかと思いますが、強みはトップである必要はありません。自分が今まで生きてきた中で「もしかしたらこれは得意かも」と思ったことで十分です。
長所との違い
長所と強みは同じように思えますが、長所と強みには大きな違いがあります。長所は自分の得意なことなのに対し、強みは仕事に生かすことのできる得意なことです。つまり、「仕事に生かせるかどうか」が大きな違いです。
例えば、足が速い人が料理人になったとしたら足が速いことは長所になりますが、強みにはなりません。しかし、足が速い人が野球選手になったらそれは長所であり、その人の強みになります。
つまり長所と強みはつながりはあるものの、全く同じものではありません。
なぜ強みを聞かれるのか
企業が強みを知りたい理由を考えると、大きく以下の2点が挙げられます。
・入社後に活躍できる人材であるかどうか ・自社が求める人材であるかどうか
強みとは「仕事に生かせる、自分が人よりできること」なので、1つ目については納得ができると思います。2つ目については、企業は自社の発展のために採用を行っています。このことから自社の発展のために必要な人材を採用するという点において、重要になってきます。
このように、企業と就活生の双方にとって、強みを知ることは重要です。
企業の評価基準
続いて企業側の評価基準を見てみると、「強み」という観点から考えたときに重要なのは以下の3点です。
結論ファーストや簡潔に物事を伝えることは前提として、強みという観点に絞ったとき、企業側はあなたの強みを聞いて入社後に活躍してくれるかどうか、そのイメージがつくかどうかで判断しています。
自分の強みを見つけるには
強みとは何か、なぜ強みを聞かれるのかが分かったところで、自分の強みが何かについて考えていきましょう。
自己分析の重要性
強みを探すうえでまずやるべきことは「自己分析」です。自己分析を行うことで自分を客観的に見ることができ、より相手に分かりやすく自分という人間を伝えることができるようになります。その結果、企業も自社で働いてくれたときのイメージがしやすくなり、採用しやすくなります。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・【自己分析のやり方】たった4通り!簡単にできる方法・ツール・シートを解説
経験や成果を振り返る
強みを見つけていく方法はたくさんありますが、まずは自分の経験や成果を振り返ってみましょう。
振り返り方として「自分史」や「モチベーショングラフ」の作成がよく使われます。方法やテンプレートについては以下の記事に詳細があるため、参考にしてみてください。
▼自分史やモチベーショングラフについて詳しく知りたい方はこちら ・【自分史の書き方】就活の自己分析に使えるテンプレート・例文 ・自己分析に役立つモチベーショングラフの書き方【テンプレート付き】
周囲の人々の意見を聞く
他にも「他己分析」といわれる方法があります。
他の人に質問することで自己分析に客観的な視点を取り入れられる方法です。詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
▼他己分析について詳しく知りたい方はこちら ・【厳選質問例あり】他己分析のやり方・ツールを紹介!客観的に長所や短所を知る方法
弱みや好きなことを強みに変える
また、自分の弱みや好きなことを強みに変える方法もあります。
苦手なこと、好きなこと、得意なこと、需要があることを書き出して整理することで自分の強みを見つけられます。詳細について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
▼短所について詳しく知りたい方はこちら ・【面接対策】短所に関する質問の意図と正しい回答とは?例やエピソードを交えて解説! ▼自分の得意なことや好きなことから強みを見つける方法を知りたい方はこちら ・強みと弱みがわかる自己分析の方法!得意×需要×好きから自分の強みを分析
強み発見ツールを活用する
その他にも、便利な強み発見ツールが多く存在するため、そちらを使うのも方法です。強み発見ツールとしてはストレングスファインダーなどがあります。詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
▼ストレングスファインダーについて詳しく知りたい方はこちら ・【自己PRの作り方】アプリやツールを使った「3通りの自己分析」で長所を見つけ、面接を突破しよう
使える強み30選! 例文と併せて紹介
ここまで、自分の強みの見つけ方を紹介しました。ここからは、具体的な強みを30個ご紹介します。自分の強みを見つける参考にしてみてください!
職種別・カテゴリー別一覧
以下、職種別・カテゴリー別に分けた強みの一覧です。全てをカバーしているわけではないため、あくまで参考としてお使いください。
職種別
営業系 | リーダーシップ・論理的思考力・情報活用能力・データ分析力・傾聴力・計画性・実行力・共感力 |
企画・マーケティング系 | リーダーシップ・情報活用能力・データ分析力・学び続ける力・傾聴力・共感力 |
事務・管理系 | 協調性・チームワーク・データ分析力・柔軟性・計画性・実行力・課題解決力・ 物事を前向きに捉えられる |
クリエイティブ系 | データ分析力・傾聴力・発信力・共感力・ 創造力 |
IT系 | 論理的思考力・データ分析力・学び続ける力・ 外国語能力・チャレンジ精神・倫理観 |
生産・製造・品質管理系 | 情報活用能力・データ分析力・集中力・ 課題解決力 |
研究・開発・設計系 | 論理的思考力・情報活用能力・データ分析力・ 学び続ける力・傾聴力・柔軟性・発信力・ 物事を前向きに捉えられる |
建築・土木設計系 | 集中力・社会性 |
金融系 | 論理的思考力・情報活用能力・傾聴力・忍耐力・ 発信力 |
サービス・販売系 | 学び続ける力・傾聴力・柔軟性・忍耐力 |
専門・スペシャリスト系 | 学び続ける力・集中力 |
カテゴリー別
行動力 | 主体性・学び続ける力・計画性・実行力・忍耐力・ 周りを巻き込む力 |
コミュニケーション | 協調性・チームワーク・リーダーシップ・傾聴力・ 発信力・異文化理解力・共感力・社会性・ |
思考 | 客観性・論理的思考力・集中力・柔軟性・課題解決力・物事を前向きに捉えられる力・創造力・倫理観 |
性格 | 精神力・チャレンジ精神・謙虚で素直・負けず嫌い |
強み1|主体性
主体性とは、自分の考えや意志のもと、責任をもって行動することのできる力を指します。
主体性は細かく分類すればリーダーシップ・実行力・課題解決力も含まれると考えることもできるため、主体性を強みとして伝えるエピソードがない場合は他の強みに置き換えて考えてみても良いでしょう。
例文
私の強みは「当事者意識を持って行動する主体性」です。アンケートの中で「料理提供スピードが遅い」という意見が寄せられており、その問題の解決に取り組んだ。具体的には、混雑時の提供スピードが遅い要因として料理工程が複雑化している点に着目した。そのため人気メニューとそれらの平均提供スピードを割り出すことで、時間がかかるものから事前に下準備を終わらせるように工夫した。その結果、以前よりはやく料理を提供できるようになり顧客満足度が30%向上した。この経験を通して、課題分析を徹底し、効果的な施策を提案、実行する力を培うことができた。
※参考:アド近鉄|2025年卒総合職インターンのES
強み2|客観性
客観性とは、主観のフィルターを外して他の立場や目線から物事を見ることのできる力のことを指します。
例文 私の強みは、客観的に物事を見る力です。3年間の個別指導塾のアルバイトで「担当生徒5名の英語の成績を20点上げる」という目標を掲げました。当初は、50点にも満たない点数であったため、2点の対策を講じました。1点目は、生徒が切磋琢磨(せっさたくま)できる環境を築くことです。2点目は、生徒の性格に合った意思疎通を図ることです。半年間続けた結果、担当生徒5名の成績を25点向上させました。この経験から、状況に応じた行動を把握する力を得ることができました。 ※参考:ジブラルタ生命保険|2025年卒本社スタッフ本選考のES
強み3|協調性
協調性とは、自分と異なる立場や考え方の人たちと協力して同じ目標に向かうことができる力のことを指します。
例文 私の強みは協調性とリーダーシップです。私はアルバイトのイベントスタッフとしてさまざまな職場で働いてきました。スポーツの試合会場やワクチン接種会場など、その時々で現場も仕事も変わるため、初めて会う人と仕事をする機会が多い環境です。しかし、私は経験と柔軟性があるためリーダーを任されることが多く、大学二年生のときに◯◯の試合です◯◯する部署の運営管理を任されることがありました。10人ほどのスタッフをまとめなければならず、ほとんどが年上で面識がない方なので「この仕事が自分に務まるのか」とプレッシャーを感じていました。気を使い苦労しましたが、かえってそのような状況だからこそ、丁寧な説明を心掛けて話すことやトラブルになりやすいポイントをあらかじめ共有するなど工夫し、無事業務を終えることができました。私は貴社に入った際、この経験をいかして責任感や使命感、協調性を持って仕事に努めたいと考えています。 ※出典:東京地下鉄|2025年卒エキスパート職本選考のES
強み4|チームワーク
チームワークとは、組織や集団に属している人たちが目標を達成するために協力しながら相乗的な効果を生み出すことを指します。
チームワークと協調性の違いとしては、チームワークは集団や組織内での役割分担について重要視しているのに対し、協調性ではそれぞれの個性について重要視しており、個性を生かしながらどう協力していくかの力量が問われています。
チームワークの中には傾聴力・協調性・共感力も含まれているため、チームワークとしてのエピソードが弱いときは言い換えてみてください。また、チームワークを強みとして伝える際はチームワークが強みと伝えるのではなく、チームワークを良くするためにしていたことなどを強みとして伝えた方が良いでしょう。
例文 【チームワーク】外国人学生と協力し、学内のプレゼン大会で優勝した経験です。私は大学の◯◯プログラムの一環で、◯◯上で◯◯の学生と共同で行うプレゼン大会に参加しました。開始当初課題だったのは、オンラインのみでの交流のためお互いの距離が縮まり辛く、活発な議論が起こりにくかったという点です。そこでまずお互いに打ち解けることを目的に、メンバーに対して毎回の◯◯の内、最初の15分を議論ではなくお互いを知るための雑談の時間に充てることを提案しました。この取り組みのおかげでそれぞれの距離が縮まり、より議論が活発化していったことで、本番では見事優勝することができました。この優勝は、話し合いで打ち解けたことにより、それぞれの得意分野に合わせた作業分担や、活発な情報共有など、作業効率を最大化できたことによるものだと考えています。この経験から、チームワークを発揮するためには会話を経てお互いを知ることが大切だと学びました。 ※出典:東レ|2025年卒事務系本選考のES
強み5|リーダーシップ
リーダーシップとは集団や組織をまとめ、全員が向かうべき方向や目標を決めて引っ張っていく力のことを指します。
リーダーシップといえば先頭に立っているイメージを持ちやすいですが、そうとは限りません。まとめ方や引っ張っていく方法はたくさんあるため、自分が今まで行ってきたことを振り返り、当てはまるような形でアピールするのが良いでしょう。
例文 リーダーとしての「けん引力」と、副リーダーやメンバーとしての「俯瞰(ふかん)力・サポート力」を持ち合わせていることである。この強みは学級委員とグループワークのリーダー、部活動の副部長の経験で培った。 大学ではこの強みをいかして2つの取り組みで成果を上げた。 1つ目は、ゼミ活動におけるグループのリーダーとして学会発表を成功させたことだ。「進捗(しんちょく)管理」と「役割分担」、「現状を把握し必要なことを客観的に考えること」をうまくできたことが功績だと考えている。 二つ目は、授業で取り組むグループワークでリーダーや他のメンバーが気が付かなかったり、やりきれない仕事のサポートをするなど率先して行った。言われていないことでも状況を踏まえてやるべき仕事に進んで取り組む、困っている人に声をかけてサポートをするよう励んだ。 この成果から私の強みは「けん引力・俯瞰力・サポート力」だと考えている。この経験をいかし、会社に貢献したい。 ※出典:パーソルプロセス&テクノロジー|2025年卒セールスマーケティングコース本選考のES
強み6|論理的思考力
論理的思考力とは事象や思考を的確に分類することで構造化し、相手に分かりやすく伝える力のことです。
例文 私の強みは論理的思考力があることです。私はサークルで会議を行う際に、考えがまとまっていない人の意見や思考を聞いてその人が何を言いたいのか、何をしたいのかを的確に他の人に伝える役割をすることが多かったです。その際に、サークルのメンバーに「自分が何を言いたいのかが分かった」だったり「いつも私たちの意見をまとめて次に進めやすくしてくれてありがとう」といった言葉をいただいたことから自分の強みは論理的思考力があることなのではないかと思うようになりました。このことから、私の強みは論理的思考力があることであり、今後もさらに自分の強みを伸ばしていきたいと考えております。
強み7|情報活用能力
情報活用能力とは、世の中にある情報や情報技術を適切に活用することで問題を発見・解決したり自分の考えを作るために必要な能力のことです。
例文 私の強みは実行力があることである。この強みは飲食店のアルバイトで培った。アルバイト中、お客様から何度か◯◯を聞かれたものに対して、◯◯しなおす必要があると考えた。そこで、他の従業員に話を持ち掛けたところ、変更すべきと考えている人が多数いたにもかかわらず、そのままになっていることに気がつき、自分が行動すべきと考えた。そして、集約した意見を店長に伝えることで、実際に変更することとなった。その結果、1日に数回は聞かれていた質問が、ほとんどされることが無くなり、他の作業の時間にあてることができるようになった。この経験から、自分で気がついたことを実行に移すことで、良い変化を生むことができるということを体感した。そして、この強みは入社後のさまざまな業務をするにあたり、特に、課題点を見つけた際にいかすことができると考えている。 ※出典:NTTデータビジネスシステムズ|2025年卒システムエンジニア・営業本選考のES
強み8|データ分析力
データ分析力とは、情報やデータの中からその時々に合った価値のある洞察を引き出し、意思決定や戦略をたてる際に役立てる能力のことを指します。
情報活用能力との違いとしては、情報から必要な知見を得ることをデータ分析力といい、そこから自分の思考や意思決定などに応用させて行く力を情報活用能力といいます。
例文 私の強みは分析力です。データを理解し、問題を解決するために論理的に考えることが得意です。私は大学で◯◯学習やデータ解析を学び、研究を通じてさまざまなデータセットに対処し、洞察を得る方法を磨いてきました。現在は◯◯学習を用い、◯◯の研究を行っています。私は研究を始めるまで◯◯学習について学んだことがなかったため、はじめはシステムの理論を理解することに苦労しました。そこで私は参考書や論文を読み、実際に簡単なプログラムを組むことで少しずつ理解しました。この研究を通じて、データを収集し分析する能力を身に着けました。課題に対して、データを分析し、データに基づいた対処法を見つけ、実践する力を発揮することで貴社に貢献していきたいです。 ※出典:日立システムズエンジニアリングサービス|2025年卒システム開発エンジニア本選考のES
強み9|学び続ける力
常に新しい情報をインプットし続けることができる力を学び続ける力といいます。
例文 私の強みは、自身の成長に対する強い意志です。私は大学院に上がる際、自身のスキル向上が望める環境に身を置きたいという考えから、◯◯に知名度のある研究室へ異動しました。また、学部4年次にITに対する知識をつけたいと考え、◯◯の資格勉強をし、取得しました。このように、目標に向かってやり遂げることも自身の強みだと感じています。 ※参考:東レエンジニアリング|2025年卒技術系総合職本選考のESをもとに一部改変
強み10|傾聴力
傾聴力とは、相手の言葉や感情などに耳や意識を傾けて理解しようとする姿勢、理解できる力のことを指します。また、相手の表情や言い回しなどからも相手の感情や意図をきちんと読み取り理解する力のことも指します。
例文 私の強みは、他者の声に耳を傾けて折衝を重ねる事で、仲間全員が納得する結論を導く傾聴力とリーダーシップです。例えば、塾講師として担当していたグループ授業で、得意な生徒と苦手な生徒で二極化していた問題を解決した背景があります。一方の生徒に合わせた授業をすると、他方が学習意欲を失う状況だったため、学習面でも疎外感を持たせない工夫が必要でした。そこで、能動的な学習時間を設け、生徒個人が所有する教材を使用し、一人ひとりの事情を聞き入れる事で対応の調整をしました。また、講師で集まって会議し、協力して補習を行う事により、生徒と保護者の要望に応えた学習計画を提供する事につながりました。その結果、生徒◯◯人全員の志望校合格や、体験授業における生徒の入塾率100%を達成する事で、生徒に寄り添う事で、生徒の将来を広げられました。 ※参考:CLIS|2025年卒システムエンジニア本選考のESをもとに一部改変
強み11|集中力
集中力とは、1つの物事に注意や意識を集める力のことです。
例文 私の強みは集中力です。私は趣味でゲームをすることが多いのですが、一度ゲームを始めると誰かに声をかけられるまでひたすらやってしまうことが多いです。さらには、誰かに声をかけられたときに驚いてしまうほど集中しているときもあります。また、ゲームだけではなく受験勉強をしている際も同様のことがあったりとどんな場面でも私の集中力は発揮されます。このことから私の強みは集中力であり、仕事においてもこの強みをいかすことができると考えております。
強み12|柔軟性
柔軟性とは変化にすぐ対応することができたり、自分の考えに固執するのではなく他の人の意見や考えを取り入れたりすることができる力のことを指します。
例文 私の強みは、臨機応変に対応できることです。スーパーでのアルバイトで主にレジ打ち、レジ周辺のお箸の補充などのサービスを担当した際に身に付けました。レジ打ち以外にも多くの業務があることから人手が足りず、セルフレジのエラー対応に遅れてしまったり、袋やお箸が不足してしまったりなどからお客様を待たせてしまうことが多々ありました。そこで私は問題の原因は対応力の低さであると考え、マニュアル通りに業務をするのではなく、360 度周囲に気を配って対応するようにしました。例えば、重い荷物をレジから台まで運んだり、お会計を一緒に行ったりするなど、お客様に合った対応を行いました。その結果、お客様から「ありがとう」「助かったよ、気が利くね」と感謝の言葉を言っていただけるだけでなく、何度も足を運んでくれるお客様もできました。この経験からこの強みをいかしてお客様に合ったものを提供し、貴社でも貢献したいと考えております。 ※出典:セレスポ|2025年卒総合職(施工制作/営業)本選考のES
強み13|計画性
計画性とは物事を達成するために計画を立てて、計画通りに物事を進めることのできる力のことを指します。
例文 私は、計画性と学びの姿勢を有している。現在、◯◯に関する研究を行っているが、本研究では◯◯を用いたプラスチックの◯◯試験を主として行う。この劣化試験は長期間を要するものであり、1つのデータを得るまでに1カ月間以上を要する。そこで5日、10日、2週間と細分化した計画を立てることで、再実験などの不測の事態にも臨機応変に対応し、限られた時間で効率的に実験を進めた。また、研究活動において課題に直面した際には、関連論文に限らず、他分野の論文も調査し、多角的な視点で新たな発見を得ることができた。生じた疑問に対しては、自身の所属する研究室に限らず、他研究室の教授や◯◯メーカーの担当者に自ら連絡して師事を仰ぐなど、主体的に動いて学び、知見を深めた。貴社に入社後は、常に学びの姿勢を崩さず、知見を深めることで新たなアイデアを創出し、計画性で期日までに着実に結果を残す所存である。 ※出典:東邦チタニウム|2025年卒技術系本選考のES
強み14|実行力
実行力とは、目標や課題に対して計画性を持って達成できる力のことを指します。
計画性との違いとしては、目標を達成したり、課題を解決できたりするかどうかが違いとして挙げられます。計画性は計画を立てて、計画通りに行動することを指していますが、実行力はそこからさらに目標や課題を達成・解決することのできる力が含まれています。
例文 私の強みは「課題を見つけ、改善のために行動できること」だ。この強みは、不動産企業の広報企画で発揮された。活動において、2チーム対抗のコンペで勝つことを目標とした。私は5人チームのリーダーとして勝利を目指すにあたり、3つの施策を行った。1つ目は「打ち合わせ準備の徹底」だ。チーム全員が平等に意見を言えることが重要だと考え、打ち合わせ前にメッセージアプリで意見を共有することを徹底した。2つ目は「役割分担」だ。メンバー1人1人が責任感を持つことが意欲に繋がると考え、チームをインタビュー班と広告画像班の2つに分けた。3つ目は「進捗管理」だ。行動計画の設定は戦略の見える化に繋がると考え、繰り返し活動の計画策定と振り返りを行った。3つの施策を行った結果、コンセプトや伝え方が評価されてコンペで勝つことができた。この強みをいかし、顧客の課題を解決できると考えている。 ※出典:あとらす二十一|2024年卒総合職コース本選考のES
強み15|忍耐力
忍耐力とは、困難な難しい状況に直面した際にも負けずに目標に向かって努力していくことのできる力のことを指します。
例文 私の強みは、責任感を持ち困難な状況でも諦めず物事をやり遂げる力だ。この強みは、企業と主催した◯◯イベントで広報を務めた際に発揮した。チラシの作成やSNSを通じて◯◯名の学生を集客することが目標だった。SNS発信やチラシの設置を行ったが、当初はわずか◯名しか集まらないという状況だった。そこで「私たちが集客に全力を尽くさなければイベントは成功しない」と考え、日々のSNS更新の継続や他学年への宣伝、◯◯へのチラシ設置や◯◯での発信許可の取得など、さまざまな手段を駆使し行動した。結果、SNSを通じて知った方や◯◯からの応募が増加し、締切日までに目標であった◯◯名の学生を集客することができた。 ※出典:みなと銀行|2025年卒事務職本選考のES
強み16|精神力
精神力とは、何かをやり遂げようとした際に現れる意志や心の強さについて指しています。
忍耐力との違いとしては、忍耐力は逆境に負けずに努力する姿勢や力を指しているのに対し、精神力はやり遂げるために必要な心の強さを指しています。
例文 精神では誰にも負けません。 5歳から◯◯を始めて10年間毎日練習し、高校1年でレギュラーに選ばれたが、先輩との調和に苦しみました。私は実力で認めてもらおうと考え、誰より早く部活に取り組み、帰宅後毎日10キロ走りました。その姿が周囲を触発し全員の練習量が増え、徐々にチーム一丸となった結果、インターハイ◯◯位の成績を残しました。 困難に直面しても諦めず努力するMRとなり貴社に貢献します。 ※出典:日本イーライリリー|2025年卒医薬品営業本部MR職インターンシップのES
強み17|発信力
発信力とは、自分の意見や考えを相手に分かりやすく伝える力のことを指します。
例文 私は卓越したコミュニケーション能力を備えています。学生時代に学級委員や実行委員など、リーダーの役割を多数経験しました。特に高校3年生の文化祭委員のときは、受験期間と重なり、誰も行事に参加してくれない難しい状況でした。私が取り組んだのは、協力的な5人の友達に声をかけ、熱心にダンスの制作と練習を重ねる事でした。クラスの雰囲気を活気づけ、周りの生徒が協力したくなるような環境作りをすることが狙いでした。結果として、クラス全体で協力して取り組むことができ、7クラス中1位の評価を受けることができました。この貴重な経験から、コミュニケーション能力をいかして問題を乗り越えることの重要性を深く理解しました。 ※出典:トーシンパートナーズ|2025年卒営業系本選考のES
強み18|自己管理能力
自己管理能力とは、目標の達成のために自身の行動や考え、感情を管理することのできる力のことを指します。
例文 私の強みは【目標に向かって努力を重ねられる点】である。大学受験では毎日勉強する内容をノートに書き出し、1日の終わりに進捗を振り返ることで自分の状況を可視化していた。これを1年間続けたことが志望校合格に繋がったと自負している。このように一度決めたことに向かって計画立てて努力し続ける点が私の強みである。 ※出典:大樹生命保険|2025年卒総合職(総合コース)本選考のES
強み19|課題解決力
課題解決力とは物事に対する課題を適切に特定し、解決することのできる力のことを指します。
例文 私の強みは、個人・組織ともに高い問題意識をもち、目標達成に向けて行動できる力だ。これは、小学1年生の頃から続けてきた◯◯を通して培ってきた。具体的に2つの経験を挙げる。まず1つ目は中学生の頃に大きなけがをしたことだ。与えられた練習だけでなく自主練に加え、毎日ノートに反省などを記入することで「自分に足りないものは何か」と常に考え行動してきた。結果、◯◯度の◯◯大会出場を達成した。二つ目は、部活動での◯◯度の部長経験で「この部を目標達成に導くにはどうすればよいのか」と考え続けた。例えば高校時代、レギュラーメンバーとそうでない部員の意識の差を改善するために2つの施策を実行し、解決に導いた。 ※出典:あいおいニッセイ同和損害保険|2025年卒基幹社員本選考のES
強み20|異文化理解力
異文化理解力とは自分と異なる文化や習慣、考え方や価値観を理解し、受け入れることのできる力のことを指します。
例文 ◯◯で、イベント改革を主導して集客向上に貢献しました。◯◯では異文化理解を目的に交流イベントを開催していて、当時イベントがマンネリ化をしていて参加者の満足度が下がっていること、それに伴ってイベントの参加人数が少なくなっていることが課題でした。そのため、既存の参加者の満足度を上げるため、新しいイベントの企画を提案しました。私が提案したイベントは、留学生と協力して出身国の文化を説明するプレゼンテーションを行うことです。世界中の留学生が集まっている強みをいかして、毎週メンバーの出身国を1つ取り上げ、その人を中心にその国ならではの情報を説明してもらいました。結果として、イベントには安定して40人以上の生徒が参加するようになりました。イベントの企画運営を通して、多くの文化を知るきっかけとなり、自ら行動し続けることによって結果がついてくることを学びました。 ※出典:東京エレクトロン|2025年卒総合職本選考のES
強み21|外国語能力
外国語能力とは、日本語以外の言語を扱える力のことを指します。
例文 外国語のスキル向上と異文化の理解に努めました.コロナの影響もあり、現地での留学は実現できませんでしたが、その環境下でできることは積極的に行動しました.具体的には、授業の空きコマを利用して学内の留学生とのオンラインでの交流会に申し込み、長期休暇には英語や中国語のオンラインでの語学研修に参加しました.最初は会話が理解できないこともありましたが、継続的に受講を続けて自然な会話ができるようになり、楽しんで語学を勉強するようになりました.これにより、自らの語学スキルが向上し、異文化の理解が深まりました.また、TOEIC800、中国語検定3級を取得し、◯◯大学から高度実践人(グローバル)に認定されました. ※出典:パナソニックグループ|2025年卒技術系本選考のES
強み22|チャレンジ精神
チャレンジ精神とは、失敗や困難を恐れずに挑戦することのできる姿勢のことを指します。
例文 私の強みは、物珍しい新しいことにも果敢に挑戦できるところだ。これを生かし、新製品や新プロジェクトの企画業務に携わりたい。私のモットーは「前例がないなら自分が前例になればいい」である。◯◯大学からの派遣生初の◯◯大学における◯◯交換留学や、コースで1人だけが選んだ◯◯進学、海外企業での長期インターンシップなど、身の回りに経験者がいない事柄にもたくさん取り組んできた。自動車業界が100年に一度の大変革期を迎えている現在、サプライヤーとしてもCASEに対応した新しい技術を生み出す必要がある。こうした中で、新奇性を恐れず行動に移すことができるという私の強みは、十分に生きると確信している。旧技術や過去の製品・過去のプロジェクトにとらわれることなく、新製品や新プロジェクトの企画を行い、貴社や取引先企業、ひいては関連業界全体にポジティブな影響を与えられるビジネスマンになれるように努めたい。 ※出典:アイシン|2025年卒事務職本選考のES
強み23|物事を前向きに捉えられる
物事を前向きに捉えられることも強みとして挙げられます。
例文 人の意見を否定から入らずに広く受け入れて、取り入れられるという強みがある。私は大学で◯◯サークルに入り先輩友達からさまざまなジャンルの◯◯を紹介され、今まで◯◯いた自分の好みとは違う多くの◯◯を聴いた。多くの◯◯を◯◯私は自分の知らない世界はこんなにも素晴らしいものにあふれているということを知った。自分の考えを持つことはとても大切なことだが、その考えに固執して他の考えを取り入れようとしないことはどれだけもったいないことなのかを学ぶことができた。それから私は人の意見を否定せずに、自分の意見も人の意見も尊重することを意識し、この教訓は◯◯だけでなく全てにおいて大切なことであると学んだ。この学びは、私の強みでもあると考える。 ※出典:LINEヤフーコミュニケーションズ(旧:LINE Fukuoka)|2025年卒Smart City プロジェクトマネージャーインターンシップのES
強み24|周りを巻き込む力
周りを巻き込むにはリーダーシップや発信力などが必要になると思う方もいるでしょう。しかし、周囲の人に頼って力を借りながら物事を進めていくことができる人にもこの強みは当てはまります。
例文 私の強みは「周囲を巻き込む行動力」です。その中でも「個人の気持ちに寄り添い、全員が納得できる方法を提示すること」を大切にしています。私は◯◯で◯◯部の部長を務め、県ベスト◯◯を目標に掲げました。しかし、長い練習時間に不満を持つ部員がいたことから、部員間で練習へのモチベーションの違いが顕著となり、練習の質が低下しました。これに対し私は、全員が納得しつつもこれまで以上に強度を高めた練習が必要だと考え「時間を短くする代わりに集中して行う」練習を提案・実行しました。具体的には、休憩が長い試合形式の練習を短縮し、少人数で体に負荷をかける練習を実施しました。さらに部の集中力を高めるため、自身が最も士気高く取り組み、部の模範となる姿勢を心掛けました。これらの取り組みにより全員が納得して取り組める練習が実現し、部員のモチベーションを高めることに成功しました。その結果、目標には届かなかったものの◯◯史上最高成績と並ぶ県ベスト◯◯を達成しました。医師やCRCを始めとした、多様な立場や思いを持つ方との協働が求められる貴社の臨床開発職としてこの強みを発揮し、迅速・高品質な臨床試験の推進に挑戦したいです。 ※出典:持田製薬|2025年卒医薬開発職/メディカルアフェアーズ職本選考のES
強み25|共感力
共感力とは他者の意見や思考、感情に寄り添うことのできる力のことを指します。
傾聴力と異なるのは、傾聴力は理解しようとする姿勢や力のことを指すのに対し、共感力は理解し、寄り添うことのできる力のことを指します。
例文 私には【思いをくみ取り、行動に移す力】がある。 この強みは、留学中に、クライアント企業向けの屋台のグループ制作に尽力した際に発揮された。4カ月でチームメンバーの誰もが納得いく形を全員で作り上げるという目標があったが、チームメンバー内での価値観が違うこともあり、チームのアイデアがなかなかまとまらず、実作の段階に踏み切れずにいた。そこで私は、お互いがアイデアの本質を共有していないことが原因であると考え、全員のアイデアを視覚的に整理し、共通認識の確立を目指した。まず、授業外の時間にチームメンバーと気軽な対話を一対一で行った。これにより、チームメンバーと信頼関係を構築でき、アイデアの詳細部分まで包み隠さず共有することができた。そして、ヒアリングした全員分のアイデアを段ボールで実寸の模型に落とし込むことで、視覚的判断ができる環境づくりを行った。結果、全員の共通認識から1つの設計を構築し、提案が大きな変更なくクライアントに採用された。この経験から、チームで1つの方向に進む上での、対話の重要性を学んだ。 貴社でもこの強みをいかし、丁寧な対話を忘れることなく、多くの人の思いを乗せた事業を推進したい。 ※出典:鹿島建設|2025年卒開発系本選考のES
強み26|創造力
創造力とは新しいことを考え、実行に移して実現することのできる力のことを指します。
例文 ◯◯の◯◯として、「繁忙時の従業員不足」という店舗課題を解決した経験だ。仕事を円滑に進めるため、従業員数を2倍にすることを目標とした。しかし、課題の本質的な解決には単に従業員数を増やすだけでなく、進んで勤務できる環境の整備が必要だと感じた。そこで勤務環境の改善に取り組み、従業員同士の良好な関係構築を目指した。これによって従業員が「働く=楽しい」と感じ、主体的な勤務に繋がると考えたからだ。具体的には、従業員1人1人と意識的に交流し、私自身が従業員間の結びつきを促進する役割になることで、職場全体の関係性を向上させた。結果、繁忙時の従業員数を2倍に増やすことができ、さらに店舗の売り上げ記録の更新にも貢献した。この経験から相手に寄り添い、相手視点で考えることがチームとして形になることを学んだ。この学びをいかしチームの活性化や関係者との良好な関係構築に尽力したい。 ※出典:NTTドコモ|2025年卒WILLコース(WF確約型WILLコース)本選考のES
強み27|倫理観
倫理観とは人として守るべき物事の考え方について指しています。
例文 私の強みは倫理観が高いことです。私は今まで修学旅行や野外学習、仲間内の旅行の際にはしゃぎすぎてしまっている友人や同級生に言葉をかけることが多くありました。その結果、起こってしまったかもしれないことを事前に防ぐことができ、先生や同級生、友人に感謝されました。これは私の強みであると考えており、自分の強みを伸ばしつつ、他のことにも挑戦していきたいと考えております。
強み28|社会性
社会性とは、他人との関係や集団生活をうまくやっていける素質や力のことを指します。
例文 1つの目標に向かってチームで協働することが得意です。これは10年以上バスケットボール部に所属し、ポイントガードとしてチームメイトとコミュニケーションを取りながら試合に臨んできました。大学では、学内の英語講座の運営サポーターとして、日本人学生の英語の苦手意識を払拭(ふっしょく)するために、留学生と日本人の交流イベントを企画・運営しました。 ※出典:東洋エンジニアリング|2025年卒技術系総合職本選考のES
強み29|謙虚で素直
謙虚かつ素直であることは自分は偉いものではなく、常に素直な姿勢で新しいことを学んだり他者の意見を受け入れたりできるということです。
例文 私の強みは目標に対し地道に取り組める粘り強さです。私は大学の◯◯部に入部し、レギュラーになるという目標を掲げました。しかし、私が2年次に入部したことや、高校始めの私と違い小中学校始めの部員が多く、他部員と同じ練習では競技歴による差を埋められないと感じました。そこで私は本練習後に毎回2時間の自主練を行いました。誰よりも練習量をこなしつつ、本練習で取り組む基礎の部分に応用を加えた実践的な練習にも時間を使うことができました。また、隙間時間に自身のプレー動画の分析を行いました。自分のプレーにおける得意・苦手部分を原因の部分から理解し、おのおのの伸長や改善を意識することで練習の質を向上させることができました。時折スランプに陥りながらも以上の取り組みを1年以上欠かさず続けた結果、団体戦出場を果たし目標を達成することができました。そこから私は何事も最後まで諦めず取り組み続けることを大切にしています。 ※出典:倉敷紡績(クラボウ)|2025年卒事務系総合職本選考のES
強み30|負けず嫌い
負けず嫌いであることも十分な強みといえます。
例文 私の強みは、現状に満足せず、より高い成果を得るために常に目標意識を持ち、努力する力です。私は、所属している◯◯部の毎年秋に開催される展示会で賞を取ることを目標に掲げ、作品制作に励みました。1年次では、賞を取ることができなかったことから、自身の作品への取り組み方を見直すとともに、賞をもらっていた他の作品の傾向を分析しました。そこで、時間に余裕がなかったこと、自分の作品は印象が薄いことが課題であることを発見しました。そこで、長期的な計画を立てることにより制作時間を十分に確保し、また、印象に残るように大胆な構図に挑戦し工夫した結果、2年次では賞をいただくことができました。今後は、あらゆる業務を行う中で常に高い目標意識を持ち、目標達成のために尽力したいと思います。 ※出典:合同製鐵|2024年卒事務系総合職本選考のES
強みの自己PRへの生かし方
自分の強みを具体的に理解できるようになったら、いよいよ企業に伝える段階です! 自分の強みをきちんと理解できても、それを企業にきちんと理解してもらえないと非常にもったいないです。
次のようなポイントを押さえて、きちんと自分の強みを企業にアピールできるようにしていきましょう!
自己PRのポイント
自己PRを行うことは簡単にいえば自分を企業に売り込むということです。そのため、自分が入社後、いかに貢献できるか、どう貢献できるかを具体的エピソードを踏まえて伝えることで採用する側も入社後のイメージが付きやすくなり、採用しやすくなります。
▼自己PRについて詳しく知りたい方はこちら ・ESで強みを効果的にアピールする方法は?【内定者例文付き】 ・自己PRの書き方【例文40選】就活で差をつけるコツとテンプレート
ESや面接での強みの表現方法
最初に自分の強みと具体的なエピソードを伝え、最後にもう一度、自分の強みを伝えましょう。
企業側はエピソードを聞いて自社で活躍できる人材か、自社に合う人材かの判断をします。聞いている人がイメージしやすく、再現性があるエピソードを準備しましょう。また、最後に自分の強みを企業でどう生かせるかも伝えることができたら、企業や業界研究をきちんと行っているアピールにもなるためさらに良いでしょう。
チームでの役割分担の考え方
就活では、インターン参加やグループディスカッション(GD)などチームや集団で行う選考もあります。このような選考も自分の強みをアピールする場所になります。
自分の強みに合った役割を果たし、アピールすることで企業側はより採用後のイメージをよりつかみやすくなるため、しっかりと自分の強みを理解してアピールできるようにしておきましょう。また、GDで自分が得意な役割を見つけたい方は次の記事を参照してみてください。
▼GDについて詳しく知りたい方はこちら ・【グループディスカッションの役割】全種類の解説とおすすめの決め方
強みを伝えるときの注意点
それでは、実際に強みを伝えるときのポイントを見ていきましょう。
自信を持って伝える
1つ目は、自信を持って伝えることです。
もし、自信なさげに自分の強みを相手に伝えたら、聞いている側は「本当にそれが強みなのかな」と思ってしまいます。自分の強みはあなたの優れた点や得意なことであり、魅力ポイントでもあるので自信を持って伝えてみてください。
1つに絞り込んで伝える
2つ目は、1つに絞り込むことです。
強みを聞かれた際にたくさん伝えてしまうと、聞いている側は「結局一番の強みは何なのだろう」と思ってしまいます。自分の強みのうち、一番その企業に適しているもの、アピールしたいものを選択して伝えましょう。
社会人として当然のことは伝えない
3つ目は、社会人として当然のことは伝えないことです。
企業側は、あなたの強みを聞いて入社後に活躍してくれそうかどうかなどを判断します。例えば、そこで遅刻をしないことを強みとして伝えても、入社後のあなたを企業側はイメージしにくいでしょう。もちろん、遅刻をしないことから転換して強みを見つけることはできますが、大事なのはその強みを仕事に生かせるかどうかです。
そのため、強みの言い換えや伝え方を工夫して、入社後の自分をイメージしてもらえるようにしてみましょう。
具体的な事例があり、再現性がある強みを伝える
4つ目は、具体的な事例とともに強みを伝えることです。
先ほど述べた通り、企業側はあなたの強みを聞いて入社後に活躍してくれそうな人材かどうかを判断します。そのため、具体的な事例があり、かつ社会人になっても生かせそうな強みを伝えた方が企業側としても採用しやすくなります。
そのため、強みを伝える際は具体例とセットで、今後も生かせるようなものを伝えましょう。
自分の強みをさらに伸ばすには
ここまで自分の強みの見つけ方からアピールの仕方までお話してきましたが、自分の強みを見つけただけで終わってしまうのは非常にもったいないです。そこで、ここからは自分の強みを今後さらに伸ばしていくためにはどうすれば良いのかについて少し考えてみましょう。
自分の強みを生かせる企業を探す
入社後、自分の強みを生かす場面があるかないかで、今後の人生において自分の強みをさらに伸ばせるかどうかが大きく分かれてきます。まずは以下の2点から、入社後の自分について考えましょう。
強みを伸ばすための研修や教育プログラムがあるか
1つ目は、入社後の研修や企業の教育プログラムです。現在多くの企業が入社後に研修を行ったり、社員用の教育プログラム制度、教育支援制度などを実施したりしています。そこで詳しい内容について調べ、自分の強みを伸ばすことができるかどうかを確認することで入社後の自分を想像しやすくなります。
強みを評価してくれる人材担当者であるか
2つ目は人事制度です。いくら自分の強みを使って仕事をこなしても評価されなければモチベーションも上がらず、自分の強みも伸ばすことができないでしょう。
人事制度を知る方法として、OB・OG訪問や企業説明会などがあります。OB・OG訪問について詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
長期的な目標を設定する
強みというのは最初に述べた通り「意識していないけれど人よりできること」です。一朝一夕で伸ばせるものではありません。長期的に目標を設定することで自分の強みを伸ばしたり、新しく強みを作ったりしましょう。
実力とのバランスの取り方
最後に、今の自分の強みは、仕事の成果など目に見える形で現れるとは限りません。
今の自分の強みにとらわれすぎず、その時々の一番の強みを見つけ伸ばしていきましょう。
まとめ
ここまで強みについてさまざまな話をしてきましたが、いかがでしたか? 就活において大事なのは自分と合う企業かどうか、その企業で自分が働きたいかどうかです。企業選びをする上でも、自身の強みを理解することは大事です。自分と向き合いながら今後のことを考えてみてください。
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