こんにちは、ワンキャリ編集部です。
総合転職サイト「エン転職」をはじめとした採用支援ビジネスを起点としながら、メディア運営から新規事業開発まで積極的に挑戦するエン・ジャパン。キャリア形成を支える制度も充実し、社内にいながら幅広い選択肢をもち、可能性を広げられることも魅力の1つです。
この記事では、エン・ジャパンの「ビジネスコース」に絞って具体的な選考対策をお伝えします。選考前の最終確認のためにご一読ください。
<目次>
●エン・ジャパンの特徴 ●エン・ジャパンの本選考のポイント ●エン・ジャパンの本選考のフロー ・1. Webテスト ・2. 1次面接 ・3. リクルーター面談 ・4. 最終面接 ●おわりに
エン・ジャパンの特徴:「縁」が軸のビジネス領域でキャリアの可能性を広げ成長できる環境
「縁」にかかわる領域はすべてビジネスフィールド
エン・ジャパンにとって「縁」にかかわる領域は、すべてビジネスフィールドです。したがって、展開する事業はHR(人材)領域にとどまりません。現在展開しているビジネス領域は、主に下記の5つに分類されます(※1)。
【採用支援領域】
企業の採用をサポートする事業。入社をゴールとせずに「入社後の活躍」までサポートを行う
<主なサービス>
総合転職サイト「エン転職」やハイクラス層向け転職・求人サイト「AMBI」など
【活動支援領域】
一人一人の潜在能力を引き出し活躍できるように、支援を行う事業
<主なサービス>
適性テスト「Talent Analytics」や相性テスト「Chemistry」など
【新規事業】
M&Aやアライアンス、社内での新規事業開発を通じて、新たなビジネスの創出を進める事業
<主なサービス>
言語解析AI(人工知能)をマーケティングに生かす「株式会社Insight Tech」や、オンライン完結型の婚活支援サービスを提供する「エン婚活エージェント株式会社」などを同グループに擁する
【海外事業】
エン・ジャパンの考え方を世界のスタンダードにすべく、アジア各国を中心に展開している事業
<主なサービス>
ベトナムでNo.1の求人サイト・人材紹介エージェントを運営する「Navigos Group」や、インドの大手ITエンジニア派遣事業者である「Future Focus Infotech」を同グループに擁する
【メディア運営】
働く人にむけて、多様な情報を届けるメディアの運営事業
<主なサービス>
テック業界で働く人のためのWebメディア「キャリアハック」や、企業クチコミプラットフォーム「ライトハウス」など
(※1)参考:エン・ジャパン株式会社「ビジネス領域とプロダクト」
キャリアの可能性を広げるチャンスがある
エン・ジャパンは社内で働きながらも、多くの選択肢をもってキャリアの可能性を広げられることも魅力の1つです。
経営企画、M&A、マーケター、プロダクトマネージャーなど、幅広い職種に挑戦するチャンスもあります。実際に、インサイドセールスからアプリマーケターへ、Webディレクターからデータアナリストへ転身した方もいるそうです。
以下のような、社員のキャリア形成を支えるための制度も充実しています(※2)。
・3つのキャリアアップモデル
└ 「マネジャー職系」「ハイプレーヤー職系」「イノベーター職系」の中から自分にあったキャリアアップモデルを選択できる制度
・チャレンジ管理職制度
└管理職の仕事を「お試し」でチャレンジできる制度
・社内公募制度
└上長への理なく個人の判断で、他部署のオープンポジションの募集に挑戦できる制度
・実力主義の評価・報酬制度
└半期ごとに上長とともにストレッチ目標と行動計画を設定。振り返り面談では自己評価と上司評価のすり合わせを行う。報酬制度は能力給と成果給のハイブリッド型で、自身の成長や短期的な成果も反映される仕組み
(※2)参考:エン・ジャパン株式会社「エンでのキャリア」
エン・ジャパンの本選考のポイント:一貫した価値観と主体性を示し「人材業界」の仕事への適性を示そう
エン・ジャパンの選考のポイントは「一貫した価値観があることを示すこと」と「自ら積極的に物事に取り組む主体性を示すこと」の2点です。それぞれの内容を下記に記載します。
一貫した価値観があることを示す
エン・ジャパンの選考では自分のキャリアビジョンと、それにひもづく価値観を明確に語る必要があります。
実際に23卒の内定者が受けた面接では、幼少期にさかのぼり、原体験を深掘りされたそうです。自己分析のやり方に不安がある方は、下記の方法と記事を参考に行ってみてください。
<自己分析の方法>
・幼少期からの経験を振り返り、モチベーションが上がったタイミングや下がったタイミングを特定する
・そのタイミングでモチベーションの上昇と下降が生じた原因を深掘りし、自身が大切にしている価値観を見いだす
▼自己分析を行うための参考記事
・自己分析のやり方17本まとめ!就活で本当に内定へ近づく方法とは
・もう「自己分析」で悩まない。簡単なやり方から面接突破の裏ワザまで徹底解説
自ら積極的に物事に取り組む「主観正義性」を示す
また、自ら積極的に物事に取り組む主体性を示すことも重要です。
実際に、エン・ジャパンの大切にしている企業カルチャーとして「主観正義性」が挙げられています。これは、世の中ではまだ問題とされていないことであっても、主観的に問題と捉えて、解決のために行動を起こせることを表しています(※3)。
説得力をもってエン・ジャパンへの適性を示すために、これまでの経験とひもづけて主体性をアピールしましょう。主体的な行動に至った自分なりの考えと、起こした行動を具体的に伝えられる回答がベストです。実際に23卒の内定者は、大学の学生団体で代表を勤めながら、主体的に行動した経験をアピールすることで、高評価を得られたそうです。
(※3)参考:エン・ジャパン株式会社「キーワードで知るエンのカルチャー」
エン・ジャパンの本選考のフロー
エン・ジャパンの本選考のフローは以下の通りです。
・1. Webテスト ・2. 1次面接 ・3. リクルーター面談 ・4. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
1. Webテスト:企業オリジナル形式の性格検査。偽らず素直に回答しよう
エン・ジャパンのWebテストは企業のオリジナル形式で、出題科目は性格検査のみ。所要時間は30分程度です。
性格検査の回答は偽らず、自分が思ったことを素直に答えるようにしましょう。その後の面接において、性格検査の回答との整合性が確かめられていると考えられるためです。回答の良し悪しは考えすぎず、直感で答えを選択することが大切です。
2. 1次面接:「ライフラインシート」をもとに過去の経験を徹底的に振り返ろう
エン・ジャパンの1次面接は社員1名と学生1名で行われる、1時間程度の個人面接です。過去には以下のような質問がされました。
・今までの人生の深掘り
└ 幼少期はどのような子どもだったか
└ 家族関係について
└ なぜ今の大学に入ったか
└ 人生の中で力を入れたことは何か
・逆質問(3問程度)
※出典:エン・ジャパン|ビジネスコース 2023年卒本選考の1次面接
1次面接では事前に提出した「ライフラインシート」をもとに、過去の経験の深掘りをされます。徹底的に自己分析を行い「なぜその行動をとったのか」まで、エピソードを話せるように準備しておくと安心です。
面接では過去の経験をベースに、自分の価値観がエン・ジャパンの企業理念や重視する考え方とマッチしていることを伝えましょう。
なかでも、主観的に問題と捉えて行動する「主観正義性」や内なる良心で懸命に仕事する「Inner Calling & Work Hard」といった価値観は、エン・ジャパンが重視する考え方の1つです(※4)。過去のエピソードとひもづけながら、同社への適性の高さを示すことをおすすめします。
(※4)参考:エン・ジャパン株式会社「代表より」
3. リクルーター面談:選考要素はなし。逆質問で入社意思の高さをアピールしよう
1次面接の次は、社員1名と学生1名のリクルーター面談が行われます。過去には以下のような質問がされました。
・将来像
└ 実現するために必要なこと
・就職活動の軸
・逆質問(5問程度)
※出典:エン・ジャパン|ビジネスコース 2023年卒本選考のリクルーター面談
リクルーター面談に選考要素はなく、合否が決まることもありません。とはいえ、面談内容は社員同士で共有されていると考えられます。入社意思の高さをアピールできるように心がけましょう。
逆質問の時間では、事業観点を意識した質問や入社を前提とした質問を行い、志望度の高さを示すことがおすすめです。
以下の質問例を参考にしてみてください。
・5年後、10年後に描いている御社のビジョンを教えてください
・内定をいただいた場合、入社前にどのような準備をすればいいでしょうか
・御社で活躍されている方の特徴を教えてください
・御社の◯◯というプロジェクトに興味があるのですが、携わる場合にはどのような資質が必要ですか
▼逆質問に関する記事はこちら
・【就活:最強の逆質問】企業の採用面接で好印象を与える質問例10選
4. 最終面接:ネガティブチェックの意味合いが強い選考。油断せず強い入社意思を示そう
最終面接は役員1名と学生1名で行われる、45分程度の個人面接です。過去には以下のような質問がされました。
・志望動機
・学生時代に力を入れたこと
└ どのような困難に直面したか
└ どのように乗り越えたか
・逆質問(3問程度)
※出典:エン・ジャパン|ビジネスコース 2023年卒本選考の最終面接
内定者によると1次面接のような深掘りはされず、ネガティブチェックの意味合いが強いようです。ただし、落とされる学生もいることから油断は禁物でしょう。
最終面接であることを踏まえて、志望度の高さをアピールし、明確な入社意思があることを示すのがおすすめです。リクルーター面談と同様に、事業観点を意識した逆質問や入社を前提とした逆質問をするといいでしょう。
志望度の高さを示すには、社風との相性の良さをアピールすることも大切。「他社ではなく、なぜエン・ジャパンなのか」という理由に説得力を持たせることができるはずです。下記に、人材業界の2大巨頭である「パーソルキャリア」「リクルート」の社風を記載しています(※5)。主体性を大事にするエン・ジャパンと、他社の社風を比較をする際に参考にしてみてください。
<エン・ジャパン>
・主観的に問題と捉えて、解決のために行動を起こす「主観正義牲」を重視
・承認・称賛の文化がある <リクルート> ・自分の実現したい夢を実現するためにリクルートを使うという意識がある ・助け合う文化もあるが、同期間で競争しあう雰囲気も強い
<パーソルキャリア>
・パーソルの理念に共感している人が多く、社員一人一人が社会を変えようという熱い思いを持っている
・同期は同じ夢に向かう仲間である
(※5)参考:複数の23卒の内定者談
▼エン・ジャパンの選考ステップをさらに詳しく知りたい方はこちら!
【選考ステップ一覧】各選考の詳細と解説
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おわりに
ここまで、エン・ジャパンの選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
エン・ジャパンの選考についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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(Photo:Chaay_Tee/Shutterstock.com)