こんにちは、ワンキャリア編集部です。
1962年に富士フイルムと英国のゼロックス社との合弁会社「富士ゼロックス」として誕生し、2021年に社名を変えて生まれ変わった「富士フイルムビジネスイノベーション」。
国内外の幅広い顧客にソリューションを提案し、働き方改革や業務効率化に貢献できることが魅力の1つです。
こちらの記事では、富士フイルムビジネスイノベーションの「事務系」に絞って具体的な選考対策をお伝えします。
選考前の最終確認のためにご一読ください。
<目次>
●富士フイルムビジネスイノベーションの特徴
●富士フイルムビジネスイノベーションの本選考のポイント
●富士フイルムビジネスイノベーションの本選考のフロー
・1. エントリーシート(ES)
・2. 録画面接
・3. 1次面接
・4. 2次面接
・5. 最終面接
●おわりに
富士フイルムビジネスイノベーションの特徴:富士ゼロックスから社名変更。複写機・ネットプリントを発明した革新的な企業。
富士フイルムビジネスイノベーションには、以下の特徴があります。
・2001年に「富士ゼロックス」から社名変更し誕生 ・3つの事業による革新的な価値創造・提供で働き方改革に貢献 ・国内外の幅広い顧客にソリューションを提案する「専門営業」
それぞれの内容について、詳しく記載します。
2001年に「富士ゼロックス」から社名変更し誕生
富士フイルムビジネスイノベーションの前身は「富士ゼロックス」。1962年に富士フイルムと英国のゼロックス社の合弁会社として誕生した会社です。2021年4月にゼロックス社との契約が終了し、現在の社名となりました。
社名変更に伴い、全国31カ所にあった販売会社と富士ゼロックス国内販売部門を統合し「富士フイルムビジネスイノベーションジャパン」を発足。新しい体制を整えることで、密な連携とスピード感のある対応を実現し、ビジネスに革新をもたらします(※1)。
(※1)参考:富士フイルムビジネスイノベーション 採用サイト「会社について」
3つの事業による革新的な価値創造・提供で働き方改革に貢献
富士フイルムビジネスイノベーションは、イノベイティブな挑戦を絶え間なくしてきた企業です。
1962年には普通紙に誰でも複写できる世界初の普通紙複写機「Fuji Xerox 914」を開発。2002年にはコンビニエンスストアの店頭で個人文書の取り出しが可能な「富士ゼロックス ネットプリント」のサービスも開始しました(※1)。
革新的な商品やサービスを提供してきた同社は現在、以下の事業を展開しています(※2)。
・ビジネスソリューション事業 └ さまざまな業種や業務の特製にあわせて課題解決型のドキュメントサービスを提供する事業。ソリューションとBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスでお客様の課題を解決し、働き方改革に貢献する。 ・オフィスソリューション事業 └ 複合機・プリンターなどのオフィス機器を提供する事業。自社の複合機や他社のビジネスクラウドサービスとの連携により最適な環境を実現し、業務の生産性向上や業務効率化を実現する。 ・グラフィックコミュニケーション事業 商業印刷分野におけるデジタル印刷機や印刷ワークフロー・ソリューションを提供する事業。オンデマンド印刷とバリアブル技術を活用し、紙媒体とデジタルメディアを組み合わせて支援する。
(※2)参考:富士フイルムビジネスイノベーション 採用サイト「事業紹介」
国内外の幅広い顧客にソリューションを提案する「専門営業」
富士フイルムビジネスイノベーションの事務系で採用されると、専門営業・企画・経理などに配属されます(※3)。なかでも専門営業は同社ならではの営業で、以下の2点の魅力があります。
・ツールの販売に留まらず、ソリューションを提供できる ・海外にも提案できる
富士フイルムビジネスイノベーションの営業は他のメーカーと異なり、ものを売るだけでなく課題解決まで担います(※3)。実際にある営業社員は、顧客の経営課題や業務プロセスを丁寧にヒアリングしたうえで提案した結果、同社で初のAI(人工知能)サービスの受注に成功したそうです(※4)。
営業の範囲は国内だけに留まらず、海外にも営業を行います。国内営業は、主に富士フイルムビジネスイノベーションジャパンが担っています(※5)。
国内外の幅広い顧客に対し、ソリューションの提供から携わりたい学生に最適な環境です。
(※3)参考:23卒の内定者が選考中に聞いた社員談に基づく(※4)参考:富士フイルムビジネスイノベーション 採用サイト「『10年後の富士フイルムビジネスイノベーション』のために、新規ビジネスを切り拓く」
(※5)参考:富士フイルムビジネスイノベーション「富士ゼロックス 国内の営業体制を刷新 国内営業部門と全販売会社を統合」
富士フイルムビジネスイノベーションの本選考のポイント:主体的に行動し挑戦する姿勢を示そう
富士フイルムビジネスイノベーションの選考のポイントは「主体的に行動できることをアピールする」こと。
同社は求める人材像に「自ら考え行動する人×成長と変化に挑む人」を掲げています。採用育成センターが就活生に向けたメッセージにも「常に高い目標を持ち、素直な心で学びつづけ、自らを成長させることができる人とともに働きたい」と記されています(※6)。
したがって「自ら考えて行動し、積極的に挑戦できる人材」を求めていると考えられます。実際にある内定者も主体的に行動できることを一貫してアピールし、面接官から良い評価を引き出せたそうです(※7)。
具体的なアピール方法は以下の内容を参考にしてみてください。
■ アピールする場 ・学生時代に頑張ったこと ・長所 ・自己PR など ■ アピールする方法 ・自ら率先して挑戦した経験を1つ深く話す ・新しいことに取り掛かった経験を複数話す(※6)参考:富士フイルムビジネスイノベーション 採用サイト「求める人材像・募集要項」
(※7)参考:23卒の内定者談
【合格の秘訣】企業概要・選考での評価ポイント
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富士フイルムビジネスイノベーションの本選考フロー
富士フイルムビジネスイノベーションの選考フローは以下の通りです。
・1. エントリーシート(ES)
・2. 録画面接
・3. 1次面接
・4. 2次面接
・5. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
1. エントリーシート(ES):インターンシップ選考のESと同じ内容。そのまま提出してもOK
富士フイルムビジネスイノベーションのESでは、下記に以下のような設問が出題されました。
(1)これまで一番頑張ったこと・工夫したこと・得た強み(300~400字程度)
(2)入社後挑戦したいこと(興味のきっかけと強みの生かし方)(400字以内)
(3)「働く」とはどのようなことだと考えるか(200字以内)
(4)就活の軸(100字以内)
※出典:富士フイルムビジネスイノベーション|事務系 2023年卒本選考のES
インターンシップ参加者には通過が確約されています。内容は、インターンシップ選考のものと変わりません。内定者が人事から聞いた情報によると、同じ回答を提出しても問題ないそうです。
上記の項目以外にも、学業の成績についてのアンケートもあります。ある内定者は「特に選考に影響はなく、他のアピールポイントがあれば問題ない」と話していました。
2. 録画面接:15分程度の録画面接。インターン参加者は通過が確約されている
自宅で撮影する15分程度の録画面接。インターンシップ参加者には通過が確約されている早期選考です。
内容はインターンシップ選考の内容と同様で「コミュニケーションにおけるあなたの強み」について、60秒以内で回答を求められます。内定者が人事に聞いた話によると、同じものを再度提出しても問題ないそうです(選考対策ページより)。
3. 1次面接:具体的なエピソードをもとに志望動機や忍耐力を示そう
1次面接は、社員1名と学生1名で行われる個人面接。過去には以下のような質問がされました。
・志望動機
└就活の軸とその原体験
・学生時代に頑張ったこと
・インターンの感想
・学業で頑張ったこと
・ストレス耐性はあるか
※出典:富士フイルムビジネスイノベーション|事務系 2023年卒本選考の1次面接
内定者によると志望動機は「就活の軸とその原体験」のみで、他社と競合したうえでの志望理由までは問われなかった模様。就活の軸については、学園祭実行委員会の経験から「人々の働く環境をもっと良いものにしたい」と語ったようです。
インターンシップの感想は、インターンシップで「学んだこと」や「面白かったこと」を事前にまとめておきましょう。
また「ストレス耐性はあるか」の質問では、具体的なエピソードに基づいて忍耐力をアピールすることが大切です。以下を参考に準備してみてください。
【ストレス耐性を示す経験】 (1)概要 塾講師のアルバイトにおいて、受験までの期間が残り6ヶ月ながら志望校への偏差値が圧倒的に足りない生徒を担当することになった。 (2)状況 生徒本人も非常にプレッシャーを感じており、早急に手を打つ必要があった。 (3)難しかった点(ここが重要) 全てを対策することは不可能であったため取捨選択が必要であったが、保護者が不安を感じており説得に時間を要した。 (4)施策 自らが徹底した指導を行うことを保護者と約束した上で志望校合格に向けて必要な分野を絞り、徹底的に対策した。 (5)結果 生徒の一生を左右する受験だったため大きなプレッシャーを感じたが、最終的には合格をつかむことができた。
4. 2次面接:「なぜ富士フイルムビジネスイノベーションなのか」を明確にして志望度の高さをアピールしよう
2次面接は社員2名と学生1名で行われる、30分程度の個人面接です。過去には以下のような質問がされました。
・志望動機
・人生で一番の失敗
・自分の短所が悪く作用したエピソード
・海外勤務の希望の有無
・他社の選考状況
・富士フイルムビジネスイノベーションの強みと弱み
└なぜ富士フイルムビジネスイノベーションを選んだのか
※出典:富士フイルムビジネスイノベーション|事務系 2023年卒本選考の2次面接
選考の実質的な最終面接であり、最大の鬼門。内定者によると決まった質問をされる形式だったため、事前の対策が効果的に働くようです。過去にされた質問をもとに、回答を用意しておきましょう。
重要なポイントは「志望度の高さを示す」こと。実際に面接でも志望動機や「なぜ富士フイルムビジネスイノベーションを選んだのか」が質問されています。
ある内定者は、会社説明会や企業ホームページなどで収集した情報をもとに回答し、深い企業理解を示すことで志望度の高さをアピールしていました。
5. 最終面接:基本的に選考要素はなし。逆質問で入社意志を示すと安心
最終面接は社員1名と学生1名で行われる、30分程度の個人面接。内定者いわく選考要素はなく、意思確認程度だったようです。
とはいえ、ネガティブな印象を与えることだけは避けましょう。逆質問の機会があれば、改めて質問をして入社意志を伝えることをおすすめします。
・部門長面談(2次面接)の感想
・雑談
など
※出典:富士フイルムビジネスイノベーション|事務系 2023年卒本選考の最終面接
以下に逆質問の例や参考記事を記載しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【逆質問の例】 ■ 事業に関する質問 ・富士フイルムビジネスイノベーションの強みは ・社名変更という会社の中での1つの大きな転換点を迎えているが、どのように事業を拡大していきたいか ・グローバル展開をどう推し進めたいか ■ 業務に関する質問 ・業務のやりがいは ・◯◯に携わろうと考えたきっかけは ・実際に携わることのできる仕事は ・私は御社の◯◯に魅力を感じているのですが、実際に仕事をする中で実感することはあるか ・自分が入ったら◯◯をやりたいが、可能か
▼参考になる就活記事 ・【就活:最強の逆質問】企業の採用面接で好印象を与える質問例10選
▼富士フイルムビジネスイノベーションの選考ステップをさらに詳しく知りたい方はこちら!
【選考ステップ一覧】各選考の詳細と解説
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おわりに
ここまで、富士フイルムビジネスイノベーションの本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
富士フイルムビジネスイノベーションの選考についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています。
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(Photo:Monster Ztudio/Shutterstock.com)