こんにちは、ワンキャリ編集部です。
金融×テクノロジーのFintech領域を専門に成長を続けるシンプレクス。
メガバンクや証券会社などの金融機関を相手に、コンサルティングからシステム開発、運用までを行っています。
コロナ禍で加速したDX(デジタルトランスフォーメーション)需要にともない、顧客基盤の拡大にも力を入れており、今後の成長が見込まれる企業です。
この記事では、シンプレクスの「Biz×Tech プロフェッショナル職」について、具体的な選考対策をお伝えします。
選考前の最終確認にご一読ください。
<目次>
●シンプレクスの特徴
●シンプレクスの本選考のポイント
●シンプレクスの本選考のフロー
・1. エントリーシート(ES)
・2. Webテスト
・3. 1次面接
・4. Biz×Tech マッチング(GD・プログラミングテスト)
・5. 最終面接
●おわりに
シンプレクスの特徴:コンサルから開発・運用保守までを1社で担う「Simplex Way」を展開
シンプレクスは、コンサルティング・システム開発・運用保守の全てを担うビジネスモデル「Simplex Way」を展開しています(※1)。
AI(人工知能)やIoTなど、最先端のテクノロジーに基づいた戦略立案と実行支援を行います。上流のみを扱う戦略コンサルなどとは異なり、上流から下流まで、すべての工程を自社のみで担っています(※2)。
また、運用保守も行う同社では、24時間365日体制でシステムの運用監視を行ったり、トラブルの対応・復旧活動をサポートしたりしています。ソリューション提案・システム開発をするだけにとどまらず、顧客が自走できるようになるまでのサポートを継続しているのも特徴の一つです。
(※1)参考:シンプレクス「事業内容」(※2)参考:シンプレクス「2022年3月期 第3四半期 決算説明会資料(訂正版_2022年1月31日)P.29」
金融系ITサービス企業の世界ランキングに10年連続でランクイン
シンプレクスは、金融サービス企業IDC Financial Insightsが発表する世界の金融ITサービス企業のランキング「FinTech Rankings(フィンテック・ランキングス)」に、2011年から10年連続でランクインしています(※3)。
金融ITサービス業界の代表ともいえるランキングに選出されていることから、シンプレクスの高度な技術力と豊富な金融ノウハウが、世界的にも高く評価されていることが伺えます。
実際に、シンプレクスは、野村證券に向けて「株取引アプリ」を開発・提供したり(※4)、SMBC日興証券に対して「相続手続き業務システム」を構築したり(※5)と、大手金融機関を顧客とする案件を多数手がけています。
(※3)参考:シンプレクス「世界の金融ITサービス企業ランキング『2021 FinTech Rankings Top 100』にランクイン」
(※4)参考:シンプレクス「シンプレクスが開発した野村證券の新しい株取引アプリがサービスを開始」
(※5)参考:シンプレクス「シンプレクス、SMBC日興証券の『相続手続き業務システム』を構築」
シンプレクスの本選考のポイント:完全実力主義。コミュニケーション能力とハードワークを耐え抜くことができるタフさを示そう。
シンプレクスは、完全実力主義を掲げています。若手のうちから裁量を持って業務に取り組めるため、成長意欲があることをアピールできると良いでしょう。
同社は、自社完結型のビジネスモデルで、業務が多岐にわたることから、働き方がハードだといわれています。実際に「ハードワークの会社で働けるか」という質問をされることもあるそうです。選考では、自身のタフさや成長意欲の高さ、困難を乗り越えられる粘り強さを示すエピソードを話すことをおすすめします。
タフであることを表す例は以下の通りです。
<体力的なタフさ>
・運動経験者:自身の運動経験に関して、具体的に行っていた練習内容や活動頻度まで答える
・運動未経験者:複数のタスクを掛け持ちしていた経験などを話す
<精神的なタフさ>
以下のような構造で過去の困難を乗り越えたエピソードを話し、粘り強さを示す
・困難だったこと
・その原因
・どのように乗り越えたのか
・なぜその解決策を取ったのか
・結果
など
また、面接やGDでは、柔和に対応できるコミュニケーション能力も重視されていると考えられます。
これは、同社がコンサルタントとして直接顧客と関わるほか、自社完結型のビジネスモデルで会社内のチームプレイで成果を出していくことから、社内外問わず多くの人と関わりを持つ機会があると考えられるためです。
以下のような振る舞いや話し方を意識し、コミュニケーション能力の高さを示すと良いでしょう(選考対策ページより)。
シンプレクスの本選考のフロー
シンプレクスの本選考のフローは以下の通りです。
1. エントリーシート(ES)
2. Webテスト
3. 1次面接
4. Biz×Tech マッチング(GD・プログラミング)
5. 最終面接
1. エントリーシート(ES):基本的な設問だが油断は禁物。企業理解を深め、強い志望動機を示そう
・学生時代に最も努力したエピソードを教えてください(300字以内)
・当社を受けようと思った理由を教えてください(300字以内)
など
※出典:シンプレクス|Biz×Tech プロフェッショナル職2023年卒本選考のES
シンプレクスのESは、学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)と志望動機の2つで構成されています。
特に、志望動機では、IT業界やプログラミングに対して関心があること、実力主義に対する自身の適性をアピールできると良いでしょう。
2. Webテスト:シンプレクス独自の問題だが、難度は低い。一般的なSPI対策をしておこう
シンプレクスが作成したオリジナルの問題が出題されます。内容は言語・非言語で所要時間は1時間程度です。
図表やグラフの読み取り問題が多く出される傾向があり、難度はそこまで高くないといわれています。SPIの問題集などを使って対策をしておきましょう。
3. 1次面接:学生時代の経験が詳しく問われる。一貫性・論理性のある発言を心がけよう
1次面接は、学生1人に対し面接官1人で行われる、1時間ほどの個人面接です。面接では以下のようなことが聞かれています。
・自己紹介
・中学生・高校生・大学生のそれぞれで力を入れたこと
・就職活動の軸
・ITに興味を持った理由
・シンプレクスの長所・短所
・逆質問
など
※出典:シンプレクス|Biz×Tech プロフェッショナル職2023年卒本選考の1次面接
ここでは「中学生・高校生・大学生のそれぞれで力を入れたこと」を問われている点が特徴的です。
全体を通して、アピールしたい強みや努力パターンに一貫性があるようなエピソードを話せると良いでしょう。
【強みの例:主体性を持って、周囲を巻き込みながら目標達成ができる】また、シンプレクスの長所や短所についても質問されるため、企業理解を深めておくことをおすすめします。
中学生:部活動で、部長としてチームを先導し、大会で優勝した。
高校生:ボランティア活動に参加し、仲間と地方創生活動を行った。
大学生:ゼミ活動でリーダーとしてメンバーをまとめ、プレゼンを行った。
など
<シンプレクスの特徴>
・自社でシステム設計や開発、運営保守までを行う一気通貫体制を取っている
・大手金融機関を顧客とする案件を多数手がけている
・金融ITサービス業界のベンチマークともいえるランキングに選出されており、金融ノウハウにおける世界的な評価が高い
など
4. Biz×Tech マッチング:ビジネスとテクノロジーの観点から適性を見るテスト
シンプレクスでは、1次選考を通過すると、プログラミングとグループディスカッションからなる、同社特有の選考が行われます。ここでは、ビジネスとテクノロジーの観点から、業務の適性を測ることを目的としているようです。
採用ページによると、このステップでは合否は出ないとのことですが、油断は禁物です。
(1)プログラミングテスト
Javaというプログラミング言語を用いて、アプリ開発を行う2時間程度のテストです。
チュートリアル4題、課題1題が出題されます。
全くの未経験で臨むと良い結果が出せない可能性が高いので、「やさしいJava」といった参考書やプログラミングを学べるWebサイト「Progate」などで対策を行うことをおすすめします。
(2)グループディスカッション
2023年卒のGDでは「フードロスの削減施策」がテーマでした。「時間配分→前提確認→アイデア出し→評価→解決案」といった流れの話し合いの後、1〜2分で発表する流れです。
シンプレクスに限らず、コンサルティング業界では、特に論理的に意見を述べることが求められます。そのため、数字を用いて定量的なデータを示しながら発言することを意識しましょう。
また、シンプレクスが、自社完結型のビジネスモデルを展開していることからも、チームプレイが重視されていると考えられます。客観的な視点を持ち、議論の流れを作っていくことにも意識できると良いでしょう(選考対策ページより)。
5. 最終面接:通過率は低め。シンプレクスでなければならない根拠を示そう
通過率が低いといわれる最終面接。今までの面接内容を深掘りする質問をされるそうです。選考全体を通して回答にズレがないように注意しましょう。
自社完結型のビジネスモデルで、業務が多岐にわたるため、長時間労働も多いシンプレクス。
「ハードワークの同社で働けるか」という質問には、部活動やアルバイトで困難を乗り越えた経験を話し、ストレス耐性・粘り強さ・継続力などの資質を示すことをおすすめします。
シンプレクスの内定者は、以下のような質問をされたそうです。
・就職活動の変遷
・各選考の感想
・志望動機
・同社への志望度
・これまでの経験から獲得した強み
・就活の軸
・逆質問
など
※出典:シンプレクス|Biz×Tech プロフェッショナル職2023年卒本選考の最終面接
ある内定者は、最終面接後に、「肝が据わっていてコミュニケーション力が高く、コンサルタントとして突出できるかもしれない」というフィードバックをもらえたそうです。ここでも、緊張せずににこやかに話すことを意識して、どんな場でも柔和に対応できるコミュニケーション能力をアピールしましょう。
また、逆質問は「なにを聞いてもいい」と言われることから、長く時間が設けられていると考えられます。事前に質問を考えておくと良いでしょう。
おわりに
ここまで、シンプレクスの本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
シンプレクスの選考やイベント情報についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
【選考ステップ一覧】各選考の詳細と解説
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