こんにちは、ワンキャリア編集部です。日本のインフラを支える上で、欠かせない存在といっても過言ではない重要な役割を果たすNTT東日本。
「通信」の枠を超えて新しい分野への挑戦も積極的に行っている企業です。そこで今回はNTT東日本の総合職に絞って、選考対策の具体的なポイントをまとめてお伝えします。選考前の最終確認のためにご一読ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています。
<目次>
●NTT東日本の特徴
●NTT東日本の本選考のポイント
●NTT東日本の本選考のフロー
・1. リクルーター面談
・2. エントリーシート(ES)
・3. Webテスト
・4. 最終面接
●おわりに
NTT東日本の特徴:既存のビジネスを生かし新しい挑戦を行う
「通信インフラ」から「通信コンサル」へと転換を図る
NTT東日本は「通信インフラ」から「通信コンサル」へと事業を転換しているのが特徴です。インターネット回線事業において安定した収益をあげている一方で、顧客のICT(情報通信技術)を支える事業へと方向転換を行っています。クライアントの課題をインターネット回線と技術力を駆使する「法人営業」や、他の業界と協力してビジネスを生み出す「協業ビジネス」といった新たな取り組みにも挑戦している段階です。
内定者によると、ある社員は「異業種連携をすることで、DX(デジタルトランスフォーメーション)の仕組みはそのままに、産業構造そのものを変えていきたい」と話していたとのこと。既存のビジネスを生かしながら、新しいフィールドで戦う準備を進めているフェーズだといえるでしょう。
NTT東日本の本選考のポイント:面接解禁前の「リクルーター面談」から選考スタート
NTT東日本の本選考では面接解禁前の「リクルーター面談」が、以降の選考に直結しているそう。評価の高い学生は最終面接に進み内定に至ったケースもあるようです。志望度の高い学生はリクルーター面談に参加するだけではなく、早い段階から対策しておくのがベターだといえます。
NTT東日本の本選考フロー
NTT東日本の選考フローは以下のように進みます。1. リクルーター面談
2. エントリーシート(ES)
3. Webテスト
4. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
1. リクルーター面談:選考直結! 油断せず入念に準備しよう
企業付近のカフェなどで社員1人と行うリクルーター面談。「本選考のポイント」でも述べたとおり、この面談は面接解禁前ではありますが、選考に直結しているといわれています。
実際に、リクルーター面談後、そのまま最終面接に案内された学生もいるほどです。ある内定者によると、面接の回数が少ないほど評価が高いそうです。
「ESの添削」の名目で行われますが、学生を絞っている可能性もあるので注意しましょう。とはいえ、面談当日は社員にESをチェックしてもらえるのは事実です。記載内容について社員目線のフィードバックが期待できます。なかでも「学生時代に頑張ったこと」は深掘りされる場合があります。さまざまな利害関係者をまとめるようなNTT東日本の仕事をこなし、入社後に活躍できるかを見られている可能性があるからです。「どのような状況で」「何を行い」「どんな結果に至ったか」を分かりやすく説明できるようにしましょう。また、2回目以降の面談では逆質問をされるケースもあるようです。志望度の高さを示すためにも、事前に質問を準備しておくのをおすすめします。
2. エントリーシート(ES):「NTT東日本の社員としての適性」を示すのがカギ
2020年卒の本選考では、ESに以下の設問が課されました。(1)大学時代において「これだけは誰にも負けない」と自負できる取り組み(100字)
(2)上記の取り組みにおける工夫や苦労(300字)
(3)NTT東日本というフィールドで何を実現したいか(200字)
※出典:NTT東日本|総合職2020年卒のエントリーシート
ESの位置付け:通過率は高くない! 手を抜かずしっかりとした対策が必要
リクルーター面談で添削してもらったESをもとに選考が行われます。ある内定者が人事に聞いた話によると、通過率は高くないそうです。手を抜かず入念に対策しましょう。設問(1)(2)の選考基準:主体的な行動に基づくリーダーシップを示そう
設問(1)(2)の学生時代のエピソードについては「リーダーとして困難を乗り越えた経験」を伝えるのがおすすめです。NTT東日本は多くのグループ企業や利害関係者を巻き込み仕事を行う場合が多く、他者をまとめる「リーダーシップ」が重要になります。人事が入社後の活躍をイメージできるように、自らが主体的に行動し厳しい状況を乗り越えた経験を述べましょう。
具体的には「自分の役割」「起こした行動」「成し遂げたこと」の3つを軸に話すと、論理的に説明できる可能性があります。後の面接でも問われる質問であるため、正直に分かりやすく書くのがポイントです。
設問(3)の選考基準:過去の経験に基づき「通信」と関連付けて回答しよう
設問(3)の「NTT東日本で実現したいこと」は「通信」と「関心のある分野」を掛け合わせて考えるのがポイントです。「どのような人に」「どのような価値を与えて」「どのような社会にしたいか」を具体的に示しましょう。とはいえ、現実的な意見でないと高評価は期待できません。
企業ホームページを確認しながら、NTT東日本の目指すビジョンや事業の方向性をふまえた上で答えるのをおすすめします。より説得力をもたせるためには「自分の経験を盛り込む」のもコツです。ある内定者は、祖母が旅館の経営に苦戦している状況をふまえ「観光業界にICTを導入し、観光客を結果的に増やすような解決策を提案・導入したい」と回答したそうです。自分の体験をベースにNTT東日本でやりたいことを述べましょう。
3. Webテスト:形式は玉手箱! 早い段階から周到な準備をすすめよう
NTT東日本のWEストの形式は玉手箱。自宅で受験できます。出題科目は「言語」「非言語」「英語」「性格検査」の4つです。内定者の話によると、
難易度が高く、通過率は低いとのこと。表の空欄を埋める問題が多く、形式に慣れていない場合は回答が遅れてしまう恐れがあるそうです。参考書を用いながら入念に対策しましょう。
4. 最終面接:「入社後に実現したいこと」を具体的に示し志望度をアピールしよう
最終面接は社員2人に対し学生1人で行う個人面接。所要時間は20分程度で、硬い雰囲気のなか行われるそうです。過去には次のような質問がされました。
・研究内容
・志望動機
┗具体的にどういうことか
┗入社後にやりたいこと
・学生時代の取り組み
・部活動で壁にぶつかったことはあるか
┗どのように考え、行動に移したか
┗困難の乗り越え方
・第一志望かどうか
・逆質問
など
※出典:NTT東日本|総合職2020年卒の最終面接
最終面接では志望度の高さをチェックされている可能性が高いです。内定者いわく「通過率は半分程度」と厳しい選考になるそうなので、気を引き締めて臨みましょう。
回答する際のポイントは「入社後に実現したいこと」を具体的に答えること。「なぜ実現したいのか」「なぜNTT東日本でしたいのか」を明確にする必要があります。事業への理解を深めつつ、実現可能な回答を用意するのが大切です。実際にある内定者は「通過の決め手となったのは、志望動機や会社でやりたいことが、実際にNTT東日本で実現可能なことだったこと」と話していました。
希望職種まで具体的に掘り下げ、入社後のビジョンをはっきりと示しましょう。ただし、制限時間は約20分と限られています。「結論ファースト」を意識し、端的に回答できるようにしましょう。
おわりに
ここまで、NTT東日本の本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。NTT東日本の選考についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。選考ステップをみる
クチコミをみる
ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
(Photo:PopTika/Shutterstock.com)