こんにちは、ワンキャリ編集部です。
日本テレビの本選考のポイントをまとめてお伝えします。選考前の最終確認にご一読ください。
<目次>
●日本テレビの社風
●日本テレビの選考のポイント
●日本テレビの本選考のフロー
・1. エントリーシート(ES)
・2. Webテスト
・3. 1次面接
・4. グループディスカッション(GD)
・5. 2次面接
・6. ジョブ
・7. 3次面接
・8. 最終面接
●おわりに
日本テレビの社風:「協力する文化」と「コンテンツへのこだわり」
協力する文化の浸透
日本テレビは、テレビ不振の中でもアジアNo.1メディアを目指す方針を掲げています(※1)。
内定者いわく、「この実現のため、競合他社が部門間で縦割り傾向にある一方、日本テレビは部門間で協力する文化が深く浸透している」そうです。
そのため、社内での交流が多さから社員同士の距離が近い傾向にあり、社員同士の仲の良さを形成しています。
よって、社内政治などを気にせず、みんなで良いものを作ろうとコンテンツに向き合える環境だと考えられるでしょう。(選考対策ページより)。
(※1)参考:日本テレビ 新卒採用サイト「社長メッセージ」より
コンテンツへのこだわり
日本テレビは日本初のテレビ放送実施など、伝統的にコンテンツへの強いプライドを持ち、現在もコンテンツ事業(地上波のテレビ番組制作や動画配信、映画など)に重点を置いています。
具体的な事例として、Huluの日本事業買収に着手し、Huluの強みである豊富な海外ドラマと日本テレビ制作の番組コンテンツを同時に配信するなど、競合他社の動画配信サービスとの差別化に成功しており(※2)、これについて内定者は「コンテンツ作りにおいて日本テレビが主導権を握り、サイバーエージェントとテレビ朝日で共同制作しているAbema TVとは大きな違いがある」と語っています。
以上のように、地上波のみならず、さまざまなコンテンツに死角がないことが伺え、コンテンツを作りたいという思いを実現しやすいと考えられます。
(※2)参考:HUFFPOST「日テレがHuluを買う理由 Huluが日本事業を売る理由」
新規事業の開拓に力を入れる日テレ
日本テレビは中期経営計画の目標として「継続的成⻑を⽬指した事業の『破壊と創造』」を掲げており、新規事業の開拓に力を入れています。
事実、これまでにティップネス、Hulu、タツノコプロの買収や、 GEM、HAROiDなどへの出資を実施。
さらに投資枠として総額1000億円を再設定し、M&Aなどによる事業セグメントの拡大をグループ全体で進めていくとしています(※3)。
2020年卒の新卒採用からスタートアップ事業部門を新設しており、新卒採用サイトの仕事内容には「日本テレビの『新しい柱』となる事業を目指した、これまでのテレビの枠にとらわれないあらゆる新規ビジネスの企画・開発・展開に力を入れていく」ことが明記されています(※4)。業界トップとしての強みと伝統が生かされつつも、若手からの積極的な挑戦が求められる、ベンチャーマインドにあふれる業務環境に身を置きたい学生にもおすすめの部門であるといえるでしょう。
(※3)参考:日本テレビHP「中期経営計画 2019-2021 日テレ eVOLUTION」
(※4)出典:日本テレビ 新卒採用サイト「採用情報」
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日本テレビの選考のポイント:高みを目指す熱意を示そう
テレビ業界不調の中でも、より良いコンテンツで勝負しようという風潮が日本テレビには存在します。
このため、学生にも現状に満足せずに、粘り強く高みを目指す熱意があるかが求められています。実際に、3次面接で「満足せずにもっと良いものを作りたい」と答えた人は通過した一方、満足感を示した学生は落とされています(選考対策ページより)。
また、他の面接でもやりたい業務についての意見を深掘りされ、その業務に対する熱意を確認されており、この結果、内定者いわく「内定者はより良いコンテンツを作りたいと思う人ばかりだった」そうです。
「もっと上に行きたかった、そのためにすべきことがあった」と高みを目指す熱意を示すように心がけましょう。
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日本テレビの本選考のフロー
2020年卒の日本テレビの本選考フローは以下の通りです。
1. エントリーシート(ES)
2. Webテスト
3. 1次面接
4. グループディスカッション(GD)
5. 2次面接
6. ジョブ
7. 3次面接
8. 最終面接
それでは選考ごとに見ていきましょう。
1. エントリーシート(ES):通過率は20%程度
日本テレビの2020年卒のエントリーリート(ES)は以下の通りです。
(1)日テレの志望動機と取り組みたい仕事(300字)
(2)あなたの最大の挑戦を具体的に(400字)
(3)その最大の挑戦をひとことでまとめる(30字)
(4)いままでで一番心に残ったコンテンツ(350字)
(5)テレビ局の今後にどんな可能性を感じていますか(350字)
(6)あなたに影響を与えた一冊(45秒の動画) ※出典:日本テレビ|放送総合部門2020年卒本選考のES
日本テレビのESは、社員が1週間かけてチェックしているといわれています。ESの通過率は20%程度といわれており、また、その後の面接選考の参考資料としても使用されるため、しっかりとした対策が必要です。
実際に選考を受けた学生は「全ての質問に対してワンメッセージを意識し、結論を述べた後にそのように考えた理由をいくつか列挙するという方法をとった」と述べています。
各設問へは以下を意識して書きましょう(選考対策ページより)。
(1)テレビ局の志望動機を中心に書く
(2)学生時代頑張ったことはテレビ制作に関連づけることを意識する
(3)実体験をもとにコンテンツを選ぶ
(4)会社の利益になるという点も意識する
(5)自己紹介動画では強みを述べる
▼日本テレビのES・志望動機について詳しく知りたい方はこちら!
【ES・体験談】選考通過者の事例と対策法
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2. Webテスト:一般的な「TG-Web」だが不安な人は対策を
日本テレビのWebテストの形式は一般的な「TG-Web」でした。内容は「言語、非言語、性格」で所要時間は1時間程度です(選考対策ページより)。
実際の内定者は「ESと共にWebテストが課されていますが、あまり重要視されていないと考えられます。」と述べていますが、全員が通るわけではないので、不安な人は対策本や問題集などを解いておきましょう。
・必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法[1]【2021年度版】
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・【SPI・玉手箱etc.】主要Webテスト9種類:問題形式の見分け方と対策本一覧
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3. 1次面接:第一印象が大切!
日本テレビの1次面接は社員2人:学生1人の個人面接で、所要時間は5分程度でした(選考対策ページより)。
実際に選考を受けた学生は1次面接について「面接時間が極めて短く、ほとんど確認程度で質問が流れていった。」「かなりフランクで話しやすかった」と振り返っています。
学生を短時間で選考するという特性上、ネガティブチェックの様相が強いようです。短い時間でも焦らず、面接官と会話を楽しむ気持ちで臨むことが重要です。
▼日本テレビの志望動機について詳しく知りたい方はこちら!
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4. グループディスカッション(GD):メンバー全員の意見をうまく引き出すこと
従来は筆記試験が行われていましたが、2020年卒採用ではグループディスカッションが採用されています。内定者いわく、グループ5~6人のうち、1~2人が選考を突破していたそうです(選考対策ページより)。
お題:メンバーの自己紹介を審査員がみても面白いようなコンテンツにする
※出典:日本テレビ|放送総合部門2020年卒本選考のGD
日テレのGDで特徴的なのが、「5分ごとにリーダーを入れ替える」という点です。必ず全員が1回以上リーダーとして議論を牽(けん)引していく必要があります。リーダーとして、議論の論点を整理した上で、答えやすい質問を振ることで意見を引き出していくと良いでしょう(選考対策ページより)。
▼GD対策に関するおすすめの記事はこちら!
・グループディスカッション対策完全版!テーマごとの例と議論の進め方・役割の選び方
5. 2次面接:「協調性」と「個性」の両立が重要!
日本テレビの2次面接は社員2人:学生1人の個人面接で、所要時間は15分程度でした。
実際に選考を受けた学生は2次面接について「次のジョブに通すべき人材なのかという観点で深掘りがされているように思える」と振り返っています(選考対策ページより)。
よって、この面接では次のジョブでしっかりと役割を果たせるかという観点で選考されていると考えられるため、以下の点を示す必要があります。
・チームで働ける協調性
・個性を示す
実際に選考を受けた内定者は「学生時代頑張ったことでチームで活動した内容を示した」そうです。
その際、概要はもちろん、どのようにチームで困難に対応したのか、その結果どのようになったのか、今後どのようにその学びを生かしていくのかなどを明確にしておきましょう。
また、協調性を重要視する選考ですが、他の人と全く同じ内容やエピソードは好まれない傾向にあります。そのため、協調性を示しつつも個性を示すことが重要です。
6. ジョブ:実際の業務に近い形での選考
日本テレビのジョブは、実際の番組制作を体験できる1dayジョブで、グループワークの他にも多彩な個人ワークが用意されていたようです(選考対策ページより)。
【課題例一覧】
●事前課題
・大学生の身の回りのヨクについて、興味深いものや面白いものを探してきてください。そのヨクをもとに具体的なコンテンツ案を考えてください
・自己紹介シート ●ジョブ
・事前課題のお題を2分間の動画コンテンツにする ●社員面談
・進捗(しんちょく)はどのような感じか
・問題点をどう解決していくか
など
このジョブでは、実際の業務に近い形で丸一日、選考されます。
実際に選考に参加した内定者いわく「グループワークのテーブルに社員がずっと着席していて様子を見ていた。選考されているということも影響して、かなり緊張感を感じた」そうです。
緊張感がある中でもアピールするために以下の点に気をつけましょう。
協調性を常に意識
実際の番組制作に近いワークを行うジョブでは、さまざまな人と協働して番組を制作できるかという協調性が見られています。ジョブではチームの意見を尊重しつつ、それに対する意見やアイデアを言うようにしましょう。
事前準備はしっかりと質も高いものを
コンテンツに強いこだわりを持つ日本テレビは、学生にも良い質のコンテンツを追求することを求めています。
実際に、内定者は「事前課題を深く考え抜いて質の高いものを出そうとした。それが社員に高評価だった」と述べているため、顕著に差を示せる事前課題にはしっかりと時間をとって取り組むことをオススメします。
7. 3次面接:選考の山場!
日本テレビの3次面接は社員2人:学生1人の個人面接で、所要時間は45分程度でした(選考対策ページより)。
3次面接は人事の最終チェックの意味合いが強く、選考の山場であると考えられます。
この面接では「なぜ日テレなのか」について深掘りされます。実際に選考に参加した内定者も、「日テレである理由が最も深掘りされる。日テレの志望理由だけではなく、実際にやりたい業務を明確にしておく必要がある」と話していました。
よって、他社と比較して日テレが良い理由や、志望する部門でやりたいことを実体験を含む理由をつけて考えておきましょう。
8. 最終面接:緊張感がある中でもパフォーマンスできるかが鍵
最終面接は日本テレビの役員13人:学生1人の個人面接で、所要時間は7分程度で、緊張感のある雰囲気で行われました(選考対策ページより)。
最終面接というと、確認面接で終わる企業も多いですが、日本テレビはしっかりと選考されています。実際に選考に参加した内定者は「質問内容は基本的なものの確認で終わった。緊張してうまく話せなかった人が落ちていた」と振り返っています。
日本テレビでは新規コンテンツの提案など若手からでも積極的に上の役職の人に提案することが求められているため、上の役職の人(役員)の前でもしっかりと話すことができるかが見られます。
事前に志望動機と学生時代頑張ったことを今一度確認し、緊張しても話せるように多少の内容を覚えることが効果的でしょう。
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おわりに
いかがでしたか? 皆さまの選考対策のお役に立てれば幸いです。
さらに詳しい「選考対策ページ」と「クチコミ」はこちらをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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