こんにちは、ワンキャリ編集部です。
「みんなで作る『就活用語辞典』」の第2回は、グループディスカッション編です!!(第1回は、こちら)
ワケノワカラナイカタカナ語、小難しい経済用語。
本日は、主にグループディスカッションで用いる言葉を集めました。あなたはいくつ、説明できますか?
目指すは、
グルディスにおけるアイスブレイクのような、それでいてオフィスカジュアルな就活用語集!!
GD(グルディス、グループディスカッション)/GW(グループワーク)/アイスブレイク/ファシリテーター/書記/タイムキーパー/ブレインストーミング(ブレスト)/定量的/定性的/フレームワーク/グルーピング/MECE(ミーシー)/3C分析/4P/SWOT分析
【グループディスカッション編】
GD(グルディス、グループディスカッション)
複数の学生が、一つのテーマについて議論する中で「知性」や「協調性」を社員さんにアピールする場所。コミュ障(コミュ力に自信がない人)にとっての壁、コミュ力を自己主張と勘違いしている人にとっての落とし穴。
GW(グループワーク)
複数の学生が、企業から与えられたミッションをこなす中で、「知性」や「協調性」を社員さんにアピールする場所。コミュ障(コミュ力に自信がない人)にとっての壁、コミュ力を自己主張と勘違いしている人にとっての落とし穴。お気づきのように、GDと本質は同じ。
アイスブレイク
同じ席のメンバーと打ち解けGDを円滑に進めるために、簡単な自己紹介をすること。基本的に、企業はGDの前にアイスブレイクするための時間を設けている。しかし実を言えば、席に座った瞬間から全ては始まっているのである。
ファシリテーター
話し合いを主導する人。話し合いが成功すると評価されるが、失敗すると選考落ちする博打な役割。実は、グループの中で二番手に付けると有利という噂も。とはいえ誰しもが、いつかは誰かの部下になったりリーダーになったりと、色々な役割を果たすものなのだ。
書記
話し合いの内容をまとめる人。コミュ障(コミュ力に自信がない人)救済策。ある程度の要約力があれば務まるが、字が汚いとメンバーの顔が引きつり、物凄く困った顔をされ、なんとも言えない目を向けられることになる。
タイムキーパー
話し合いのときに、「今、○分経ったよ」とか言う人。コミュ障(コミュ力に自信がない人)救済策2。話し合いが始まると、タイマーをセットして自らのスマホを差し出す。ただし、時間を図るだけなら誰でもできるのであって、本当は全員がタイムキーパーでなければならない。
ブレインストーミング(ブレスト)
あるテーマに関してメンバー同士が自由に意見を出し合うという、話し合いの方法の1つ。「質よりも量を取る」「相手の意見を否定しない」といったルールがあるよう。ちなみに、「ブレイン」は「脳」、「ストーミング」は「集団思考」の意味があるようだが、上手くやらないと嵐(storming)のように収集がつかなくなってしまう。
定量的
「このような施策を用いれば、グッズが売れて、遊園地もウハウハです!」
「君ねぇ〜。定量的に示してくれないと困るよぉ〜」
こんなときは、怒らずこう答えよう。
「このような施策によって、グッズの売上が30%向上することが見込まれます。結果として、遊園地全体の売上も15%伸びるでしょう!」
「なるほど」
定性的
「昨年度、不動産事業の売上が30%向上しました。結果として、遊園地全体の売上も15%伸びるでしょう!」
「君ねぇ〜。定性的に示してくれないと困るよぉ〜」
こんなときは、怒らずこう答えよう。
「このような施策を用いれば、グッズが売れて、遊園地もウハウハです!」
「へぇ〜」
フレームワーク
物事を考えやすくするための思考の枠組み。水泳の泳法、野球のフォームのようなもの。いくつも種類があり、状況に合わせて使い分ける。ただし、フレームワークを使わなければならないというフレームワークに囚われる傾向も見られる。
グルーピング
情報を、一定の条件でグループごとに分類すること。「鯛、ひまわり、ばばあ、トビウオ、朝顔、チューリップ」は、魚(鯛、ばばあ、トビウオ)と花(ひまわり、朝顔、チューリップ)にグルーピングされる。
MECE(ミーシー)
直訳すると「漏れなく、ダブりなく」。グルーピングする際に、重複することも何かの要素が漏れることもないようにすること。フレームワークのようなものではなく、無駄なくすべての要素を網羅できるように気をつけようという考え方のこと。よって、この言葉がどんな英単語の頭文字を取っているかは重要ではない。
3C分析
顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から分析することで、マーケティング戦略を立てる。就活生にとっては、「顧客=企業」、「競合=他の就活生」、「自社=自分」となるだろうか。ちなみに、商品はエントリーシートだったりGDでの発言だったりする。
4P
製品(Product)、価格(Price)、拠点・流通(Place)、広告(Promotion)の観点から分析することで、マーケティング戦略を立てる。新卒一年目という名の製品は、市場ではプライスレスである。良い意味でも悪い意味でも。
SWOT分析
強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の観点から、自社の置かれた状況を分析する。自分の「強み」も「弱み」も周りと比較して初めて分かるもの。会社だって同じ。行きたい会社だけ調べてもねぇ?
おわりに
いかがでしたか?
「これくらいもう知ってるよ」「うわっ、この用語知らなかった」反応はさまざまだと思います。けれども、一番怖いのは、知っているつもりで実はよく分かっていなかったというときです。この「みんなで作る『就活用語辞典』」もその用語の全てを説明できるわけではありません。気になったら、すぐ尋ねるか、すぐ調べるかを徹底しましょう! そして使いましょう!
残念ながら、就活用語はまだまだ転がっています。今後も、皮肉を少々振り掛けつつのんびり編集していきます。
【みんなで作る『就活用語辞典』】
・「MECE」「SWOT」、きちんと説明できますか? 〜みんなで作る『就活用語辞典』【グループディスカッション編】〜
・「アベイラブル」「KGI」、きちんと説明できますか?〜みんなで作る『就活用語辞典』【コンサル編】〜