<立命館大学 4年 Aさん(男性/文系)>
内定先
日本IBM、デロイト 有限責任監査法人トーマツ、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング、楽天
就活サマリー
受験失敗の挫折から一転、海外経験とビジネス経験を武器に外資系で内定無双
#どんな就活?
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
立命館大学 Aさんの就活ストーリー
大学受験に失敗した過去からの逆転、問われるのは「大学名ではなく、そこで何をしたか」
「大学受験は失敗に終わりましたし、ぶっちゃけ言うと仮面浪人とか考えてましたね。今振り返ると視野が狭かったです。」とAさんは語る。
Aさんいわく、入学当初は大学受験に失敗したという過去を強く引きずっており、立命館大学に愛着などもなかったという。しかし、入学初期に知り合い仲良くなった教授から、立命館大学の魅力を強く語られるとともに、逆に使い倒せとの言葉をもらったことからAさんの人生は大きく変わることとなる。
1年次には、週7回行われる英語の授業に参加する傍ら、ゼミでの研究論文執筆に没頭し、学年最優秀賞を獲得、加えて外務省主催のアメリカ派遣プログラムに参加したりと、大学の内外で勉学に励んだ。
2年次には一転してビジネスに興味を持ち、学部のメンバーと学食のデリバリービジネスを行ったりと、学んだ知識や理論を実際に生かすことに傾倒していたという。
実際に就活においては上記経験を評価されることも多く、今でもその教授には深く感謝しているという。
これは特に中堅校の就活強者に共通する意識であるが、就活の選考においては、「大学の名でなく、そこで何をしたのか」が重要な要素にもなるため、Aさんは、自分の所属大学に自信のない学生こそ、上記意識を大切にいろいろと挑戦していってほしいと述べていた。
情報格差は「人」で埋めろ、関西圏の学生の必勝法とは
他の関西圏の学生同様、Aさんも関東との情報格差やイベント開催の質や量の違いは感じていたという。しかしAさんは「人」とのつながりを重視し、社会人に頼ることで当該格差を埋めていった。
具体的には、合同説明会など、就活向けのイベントのみに参加するのではなく、キャリアカンファレンスなど一般の社会人向けのイベントにも積極的に参加することで社会人とのつながりを形成していった。
「そういう場に来るのって大体が社会人で、学生って希少な存在なんですよね。そして、その希少価値こそが学生の特権であり、武器だと思います。」とAさんは述べており、そこで知り合った多くの社会人に経営者の視点や考え方を学んだことが、後の就活結果につながったという。
このように多くの先輩や関東の就活生、社会人などと交流や情報交換があったAさんには、公式には募集されていない企業のイベントや選考の案内が届いたり、「A社ではこういった自己PRや志望動機を話す学生は落とす」といったクローズドな情報を聞くこともあったという。
「最終的には、生の情報をどれだけ得ることができて、それを生かせたかが重要だと思います。その点においては、地域格差というのは全然埋められるものだと思いますね」とAさんは語っており、自分から主体的に動いてどれだけ社会人とのつながりを作れるか、それが1つの分岐点になっていると感じる筆者であった。
個性は魅力であり、アダである。立命館大生の意外な弱点とは!?
「個性が強く、個々でさまざまな活動に傾倒しているイメージ」Aさんいわく、立命館大生はこの様なイメージであり、そこが魅力であるそうだ。
しかし同時にAさんは、その様な立命館大生の弱点はその魅力にこそ存在するという。
「個々での活動に傾倒するあまり、挫折感を味わうことが少ないのかなって……。周囲を見ると、3月の就活解禁の後に、結構挫折を味わって苦労している人が多いと思います。ただ自分は、3年次の秋に東京キャリアフォーラム(東京で開催される、国内最大級の留学生・留学経験者向けの就職イベント。以下東京CF)で挫折を味わったからこそ強かったと思います」とAさんは述べる。
東京CFではいくつかの企業は最終選考まで進んだものの、結果としては1つも内定を得ることができず、強い挫折感と悔しさを味わったという。
そこからは上記のように、キャリアカンファレンスなどで社会人と積極的に交流を持つようになったという。
そして、「自分と違った価値観を持っている人」にこそ見てもらって話を聞くことで、自分の未熟な部分を改善していったと語っており、「違った価値観の人からの意見や批判を恐れずに、積極的に挫折へと飛び込んでいくこと」これこそが成長への近道であるとAさんは語る。
確かに、人に何かを見せ批判や指摘を受けることはつらいことではあるが、それを乗り越えることでこそ成長が得られるというAさんの主張は筆者の胸に強く残った。
立命館大学 Aさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【本選考】 PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー、 デロイトトーマツ税理士法人 |
ー |
3年秋 (M1) |
【本選考】 シンプレクス |
ー |
3年冬 (M1) |
【本選考】 アクセンチュア、日本マイクロソフト、 EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング、 デロイト トーマツ コンサルティング、 デロイト 有限責任監査法人トーマツ、 シグマクシス、 日本IBM、サイバーエージェント、 楽天 |
楽天、 日本IBM、 EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング、 デロイト 有限責任監査法人トーマツ |
4年春 (M2) |
グーグル(Google) | ー |
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | 3年(M1)2月 |
対策期間 | 1ヶ月以内 |
対策方法 | 知人から回答を集める 参考書 |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 11回以上 (平均3.11回) |
練習内容 | 選考を受ける中で |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 71回 (平均4.81回) |
練習内容 | 選考を受ける中で |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB・OG訪問
訪問時期 | ー |
訪問回数 | 0回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
立命館大学 Aさんの就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 |
【本選考】 PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー、 デロイトトーマツ税理士法人 |
ー |
8 | ー | ー |
9 | ー |
ー |
10 |
【本選考】 シンプレクス |
ー |
11 | ー |
ー |
12 |
【本選考】 日本IBM、楽天、 デロイト トーマツ コンサルティング、 サイバーエージェント |
ー |
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 |
【本選考】 日本マイクロソフト、 デロイト トーマツ コンサルティング、 シグマクシス |
ー |
2 |
【本選考】 EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング、 |
WEBテスト/筆記試験対策 |
3 |
【本選考】 アクセンチュア |
ー |
4 | ー |
ー |
5 | ー |
ー |
6 | ー |
ー |
7 | ー |
ー |