こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。今回取り上げるのは電機メーカーです。
テレビや冷蔵庫など、消費者に身近な商材を取り扱っている電機メーカーの中で代表的な4社「ソニーグループ(以下、ソニー)・日立製作所(以下、日立)・パナソニックグループ(以下、パナソニック)・三菱電機」に焦点を当て、事業と組織の観点で徹底比較します。
<目次> ●電機メーカーとは? 事業内容/提供サービスを解説 ●電機メーカーの業界動向 ・全体の動向 ・家電メーカーの動向 ・時計メーカーの動向 ・OA機器メーカーの動向 ・重電メーカーの動向 ・半導体メーカーの動向 ●電機メーカーの仕事内容・主な職種 ・研究職 ・開発職 ・生産技術 ・品質管理 ・システムエンジニア ・資材調達 ・営業 ・広報 ・マーケティング・企画 ●電機メーカー業界大手4社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益) ●電機メーカー大手各社の特徴・強み ・ソニーグループ:日本を代表するコングロマリット ・日立製作所:盤石のポートフォリオを持つ電機メーカー ・パナソニック:国内・海外事業ともに順調 ・三菱電機:産業用・協働ロボットから交通システムまで幅広く手がける ●電機メーカー大手各社の社風の違い ・ソニーグループ:自由であるが故に、主体性のある人物が求められる ・日立製作所:真面目な社風だが、内に秘めた熱さを持つ集団 ・パナソニック:人の教育に熱心。創業者の思いを継承 ・三菱電機:協調性・組織を重んじる ●電機メーカー大手各社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢 ●電機メーカーで働く魅力・やりがい ・製品を通し、社会を支えていることを実感できる ・世界を意識した仕事ができる ・待遇が比較的安定している ●電機メーカー業界大手4社の選び方 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう! ・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう! ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう! ・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ! ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ! ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう ●電機メーカー業界大手4社が求める人物像・選考対策 ・電機メーカーが求める人物像 ・電機メーカーの選考対策 ●電機メーカー以外の業界研究記事
電機メーカーとは? 事業内容/提供サービスを解説
電機メーカーは、家電製品やパソコン、映像機器など、私たちの日常生活に欠かせない製品を製造・販売する企業を指します。その事業内容は非常に幅広く、冷蔵庫や洗濯機といった家庭用電化製品から、テレビやビデオなどの映像関連機器まで、多岐にわたります。また、これらの製品に使用される電子部品や半導体などの開発も重要な事業の一部です。
電機メーカーは、製品の開発から生産、販売までを一貫して行うことが多く、そのために高度な技術力と品質管理が求められます。製品の性能や信頼性を追求することが競争力を高めるポイントであり、顧客の信頼を得るための重要な要素です。
また、電機メーカーは取り扱う製品の種類によって、家電メーカーや音響メーカー、精密機器メーカーなどに細分化されることが特徴です。それぞれの分野で特化した技術と専門知識を持ち、消費者のニーズに応える製品を提供することで、業界全体の発展に貢献しています。
近年では、電機メーカーの事業は単なる製品の製造販売にとどまらず、IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)技術を活用した新しいサービスの提供にも力を入れています。これにより、製品を通じて新たな価値を創造し、消費者の生活をより豊かにすることを目指しています。
電機メーカーの業界動向
電機メーカーは、多様な製品とサービスを提供するため、さまざまな分野にわたる動向が業界全体に影響を与えます。家電、時計、OA機器、重電、半導体など、各分野で異なる市場動向や技術革新が進行中です。これらの動向を把握することで、業界全体のトレンドや未来の展望を理解できます。ここでは、電機メーカー全体と主要な分野ごとの最新動向について詳しく解説します。
全体の動向
電機メーカー業界は、かつて日本がリードしていた半導体や電子部品の分野で、現在では韓国や台湾の企業が主導権を握っています(※1)。これにより、国内の電機メーカー各社は新たな事業構築や再編成を進めています。
一方で、空調機器や洗濯機などの「白物家電」分野では、世界的に安定した成長が続いており、特に中国や東南アジア、アフリカなどでの所得向上と環境意識の高まりが日本企業にとって追い風となっています(※1)。
例えば、パナソニックホールディングスは、家電ブランドを守りながらも、トヨタ自動車と共同で車載用電池や住宅事業を統合するなど、新たな成長戦略を模索しています(※2)(※3)。しかし、一方で液晶パネルや半導体事業からの撤退を決断するなど、事業の選択と集中を進めています(※4)(※5)(※6)。
また、ソニーグループは、2022年の決算で営業利益が初めて1兆円を超え(※7)、国内製造業としてはトヨタ自動車に次ぐ規模となりました(※1)。売上高も2023年には10兆円を超え(※7)、業績は堅調です。ソニーは、台湾のTSMCと提携し、熊本に半導体工場を建設するなど(※8)、国内外での生産力強化を図っています。
このように、電機メーカー業界では、伝統的な製品分野での競争力を維持しつつ、次世代技術や新興市場へのシフトが進んでいます。特に、自動車関連や環境対応製品、サプライチェーン管理システムなど、成長が期待される分野への投資が今後の業界動向を大きく左右するでしょう。
(※1)出典:NIKKEI COMPASS「総合電機」
(※2)出典:TOYOTA「トヨタ自動車、車載用電池の量産体制を強化」
(※3)出典:日本経済新聞「トヨタとパナソニック、住宅事業を統合」
(※4)出典:パナソニック「液晶パネルの生産終了について」
(※5)出典:毎日新聞「パナソニックが半導体撤退 台湾企業に270億円で子会社売却へ」
(※6)出典:パナソニック「中期戦略最終フェーズを迎えた2024年度~パナソニックグループCEO楠見が語る改革断行の決意」
(※7)出典:ソニー「2023年度有価証券報告書 P.1」
(※8)出典:日本経済新聞「台湾TSMC、日本工場に8000億円 ソニー570億円出資」
家電メーカーの動向
日本の家電メーカーは、かつて高度経済成長を支え、世界市場をリードする存在でした。しかし、長年のデフレやリーマンショック、そしてネット通販の普及による販売価格の下落が影響し、近年では売上が伸び悩んでいます(※9)。その間、韓国や台湾、中国の企業が台頭し、家電市場における日本メーカーの存在感は薄れてしまいました。
特にAV(オーディオビジュアル)機器市場では、スマートフォンの普及が各種家電の需要を減少させています。テレビ事業では、有機EL(エレクトロルミネッセンス)や4K、8Kテレビといった新技術の製品が投入されているものの、市場全体としては成熟期に入り、新たな需要喚起が難しい状況です(※10)。
これからの家電メーカーには、海外市場でのローカライズやBtoB向けの製品開発といった、新たな成長戦略が求められています(※8)(※9)。特に、AIやIoTを活用した高付加価値の商品や、健康家電、デザイン性の高いインテリア家電の分野での成長が期待されています(※11)(※12)。これらの新たな分野での成功が、今後の家電業界の行方を左右するでしょう。
(※9)出典:経済産業省「統計表一覧(経済産業省生産動態統計) 年報 Yearbook 2023年」
(※10)出典:NIKKEI COMPASS「AV機器」
(※11)出典:SHARP「Business Seeds」
(※12)出典:パナソニック「BtoBソリューション」
時計メーカーの動向
近年、時計業界はリーマンショックや世界経済の低迷、スマートフォンの普及により業績が低迷している傾向にあります(※13)(※14)。時計業界の主力商品である腕時計は、生活必需品ではなく、景気に大きく左右されるため、売上は低調でした(※15)(※16)。しかし、日本の主要な時計メーカーであるセイコー、シチズン、カシオは、それぞれの強みを生かしながら国内外での業績を回復させています(※17)。
国内市場が縮小する中、時計メーカーは国外市場に注力しており、特にインド・アセアン市場での展開が期待されています(※18)。これに伴い、高価格帯の腕時計やスマートウォッチといった新しい製品ラインの開発にも力を入れています(※14)。
セイコーグループは、高級ブランド「グランドセイコー」の展開を強化(※19)しており、国内外での販売を拡大中です。特に高価格帯の商品や限定モデルの投入で、ブランド価値の向上と市場シェアの拡大を図っています(※18)。今後も、日本の時計メーカーは、技術力を生かし、国内外での成長を目指していくことが求められています。
(※13)出典:日本時計協会「2.時計完成品の総出荷(輸出+国内出荷)の推移(2007年~2022年)」
(※14)出典:NIKKEI COMPASS「時計」
(※15)出典:CITIZEN「業績推移」
(※16)出典:CASIO「財務・業績情報」
(※17)出典:SEIKO「業績ハイライト」
(※18)出典:2023年度有価証券報告書「CASIO P.12/SEIKO P.16」
(※19)出典:SEIKO「統合報告書2023 P.55」
OA機器メーカーの動向
OA機器業界は、オフィスの自動化・効率化を目的とした機器を提供する重要な分野です。代表的な製品には複合機や業務用プリンター、家庭用プリンターなどがあり、これらは企業の円滑な業務遂行に欠かせない存在です。
2022年、複合機の販売台数や販売金額は前年と比べて大幅に増加(※20)しましたが、これは部品不足や物流の混乱が解消され、オフィス回帰が進んだことが背景にあります。主に家庭用プリンターとして用いられているインクジェットは、販売数が伸び悩んでいます(※21)。市場全体を見ると、ペーパーレス化の進行やスマートフォン・クラウドの普及により、複合機やプリンターの需要が縮小傾向にあるため、業界全体として厳しい状況が続いています。
このような中、大手OA機器メーカーはITサービスの強化を進め、収益の向上を目指しています(※22)。特に中堅・中小企業向けのDX支援に注力し、複合機の機能を活用したデータの電子化やクラウドとの連携による業務効率化を提案しています。
今後、OA機器業界は市場の縮小が続くと予測されていますが、ITサービスやDX支援の分野で新たなビジネスチャンスを模索しながら、事業の多角化を進めていくことが求められています。
(※20)出典:内閣府「複合機業界の現状および今後の方向性」
(※21)出典:一般社団法人電子情報技術産業協会「年別出荷実績」
(※22)出典:NIKKEI COMPASS「PC・OA機器卸」
重電メーカーの動向
重電業界は、発電設備や工業施設で使用される大型の電気機械を製造する業界であり、特に発電・送電・配電の分野で重要な役割を果たしています。近年、重電メーカーの動向として注目されているのが、海外事業の拡大と脱炭素化の取り組みです。
まず、海外事業の拡大が進んでいる背景には、発展途上国におけるインフラ整備の需要増加(※23)があります。これに対応するため、日立を始めとする日本の重電メーカーは、発電設備の建設だけでなく、その後の点検や修繕を含むO&M(運営と保守)戦略も展開しています(※24)。しかし、ドイツのシーメンスや中国企業との競争が激化しており(※25)(※26)、独自の戦略が求められています。
次に、脱炭素化が世界的なトレンドとなっており、日本の重電メーカーも再生可能エネルギーへのシフトを進めています(※27)。2015年に採択された「パリ協定」に基づき、温室効果ガスを2050年までに実質ゼロにすることが目標とされています(※28)。そのため、太陽光発電や洋上風力発電、水素エネルギーの活用といったカーボンニュートラル事業が今後のビジネスチャンスとして注目されています(※29)。
このように、重電メーカーは海外市場の開拓と再生可能エネルギーの推進を軸に、変化する市場環境に対応しながら成長を目指しています。
(※23)出典:経済産業省「第3節 世界的なインフラ需要の拡大」
(※24)出典:日立「強くしなやかで持続可能な世界へ」
(※25)出典:ジェトロ「ドイツの対アフリカ貿易・投資 P.11」
(※26)出典:日本国際問題研究所「 1 章 途上国のインフラ開発と日中の対応 ──国際的枠組みの強化に向けて」
(※27)出典:経済産業省「 電機・電子業界 カーボンニュートラルに向けての取組み」
(※28)出典:外務省「 2020年以降の枠組み:パリ協定」
(※29)出典:経済産業省「 2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」
半導体メーカーの動向
新型コロナウイルス感染症の影響で、サプライチェーンが混乱し、半導体不足が一時期深刻化しました。その後、2023年には一転して半導体の過剰供給と在庫超過の問題が発生し、市場は減速しました。しかし、2023年下旬から需給のバランスが改善され、2024年は半導体市場が復活の兆しを見せる年になると期待されています(※30)。
特に、生成AIの急速な普及に伴うサーバー向け需要の増加が、半導体市場全体の成長をけん引しています(※31)。また、パソコンやエレクトロニクス製品市場の回復も追い風となり、半導体の需要が再び増えてきています。ただし、産業機械向けや自動車向けの需要は鈍化しており、各産業によって需要回復の速度は異なる状況です。
さらに、半導体製造装置市場においても、地域によって動きが異なります。台湾や韓国の市場は伸び悩む一方で、中国市場は急速に拡大しています(※32)。これは、米国や日本、オランダからの先端半導体製造装置の輸出規制の影響を受けながらも、中国がレガシープロセス技術を強化しようとしているためです。
2024年以降、半導体産業はAIや電気自動車などの新興分野での需要が期待されており、グローバルな半導体市場はさらに成長する見通しです。
(※30)出典:日本経済新聞「半導体需要、1〜3月はL字型回復 生成AI頼りに限界も」
(※31)出典:産経新聞「世界の半導体市場が2025年最高に 市況回復しAI需要旺盛」
(※32)出典:日本貿易振興機構「世界の半導体市場の回復はまだら模様、設備投資の牽引役は中国」
電機メーカーの仕事内容・主な職種
電機メーカーでは、多岐にわたる職種が存在し、それぞれが製品やサービスの企画から販売までのプロセスに重要な役割を果たしています。ここでは、電機メーカーにおける主な職種とその仕事内容について詳しく解説します。
研究職
電機メーカーの研究職は、製品開発の基盤となる技術を研究する重要な職種です。研究職には大きく分けて「基礎研究」と「応用研究」の2つの分野があります。
基礎研究では、まだ世の中に存在しない新しい技術の発見に焦点を当てます。この段階では、長期的な視野で将来の技術革新につながるような研究が行われます。新しい材料の特性や、新技術の可能性を探ることが主な業務です。
一方、応用研究では、基礎研究で発見された技術を実際の製品にどのように活用するかを研究します。具体的には、新しい技術を搭載した家電製品や電子機器などを開発するための手法を探ります。この分野では、製品化に向けた具体的な応用技術の開発が求められ、研究結果が実際の製品に反映されるまでの工程を担います。
研究職には、論理的思考力と独創的なアイデアを持ち、試行錯誤を繰り返して新しい技術を見つけ出す根気が求められます。また、研究の成果を実用化するために、チームでの協力や他部署との連携も重要です。新しい技術に興味があり、物事を深く追求する姿勢を持つ人に向いている職種といえるでしょう。
開発職
電機メーカーの開発職は、研究職が見つけた新しい技術やコンセプトを実際の製品に生かし、開発・改良を行う重要な役割を担っています。この職種は、製品の設計や実装、試作といった具体的な工程に深く関わります。
開発職の主な業務には、機械や電気回路の設計があります。例えば、家電製品や電子機器の内部構造や回路設計、ソフトウエアの設計など、製品が正常に機能するための詳細な設計を行います。設計の段階では、研究職から提供された新技術をどのように製品に組み込むかを検討し、最適な構造や動作を考案します。
設計が完了した後は、実際に試作を行い、製品が設計通りに動作するかどうかを確認します。試作段階では、シミュレーションや実機テストを繰り返し行い、問題があれば修正し、最終的な製品化に向けて完成度を高めます。
開発職には、技術に対する好奇心が強く、新しいアイデアを形にすることに喜びを感じる人が向いているでしょう。また、細部にまでこだわりを持ち、試行錯誤をいとわずに問題解決に取り組む姿勢が求められます。
生産技術
「生産技術」は、製品を安全かつ効率的に生産するための工程設計や、生産プロセスの改善を担当する職種です。生産技術職は、工場の生産ラインを設計し、品質を維持しつつ効率的に製品を量産できるようにします。
具体的には、生産ラインの設備導入や管理、既存の生産体制の効率化に取り組みます。また、工場内で発生する問題の早期解決に向けた対応も重要な業務の一つです。
論理的思考を持ち、製造プロセスの効率化に興味がある人がこの職種に向いている場合があります。また、多くの部門と連携しながら業務を進めるため、コミュニケーション能力も求められます。
品質管理
電機メーカーの生産技術職は、製品の効率的な生産を実現するための工程設計や改善を担当します。主な業務には、工場内での生産ラインの設計・管理、新しい設備の導入、そして生産体制の効率化が含まれます。
生産ラインの設計・管理では、限られた空間で品質の良い製品を効率的に作るためのレイアウト設計や、作業手順の指示書作成を行います。設備導入では設備の老朽化や製品増産に対応するため、新しい設備の導入計画を立て、設置までを管理するのが一般的です。生産体制の効率化では、既存の生産ラインを分析し、作業効率を上げるための改善策を実施します。
この職種に向いているのは、技術的な知識を持ち、問題解決に意欲的で、現場の改善に興味がある人です。また、チームとの連携を重視し、効率性を追求できる人も適しているでしょう。
システムエンジニア
電機メーカーにおけるシステムエンジニア(SE)は、社内の業務システムの構築や保守運用、インフラ整備、社員が使用するパソコンの管理、問い合わせ対応などを担当します。
従来は業務をサポートする間接部門と位置づけられていましたが、近年ではIT化・デジタル化が進む中で、システムエンジニアの重要性が高まっています。企業のデジタル基盤を整えることで業務効率化やデータに基づく経営判断が可能になり、結果として事業のデジタルトランスフォーメーション(DX)にも寄与します。
また、電機メーカーでは自社製品やサービスの開発にもシステムエンジニアの役割が求められます。例えば、家電製品がインターネットに接続されることで、スマートフォンからの遠隔操作やデータ収集が可能となり、IoT関連のサービスが提供されるようになりました。こうした技術革新を支えるため、システムエンジニアは製品のソフトウエア開発にも深く関わっています。
この職種では、ITに関する深い知識を持ち、常に最新の技術に興味を持って学び続ける必要があります。また、問題解決能力が高く、システム全体を見渡して効率的に管理・運用できるスキルが求められるでしょう。
資材調達
資材調達とは、企業が製品を製造するために必要な材料や部品を仕入れる業務を指します。電機メーカーでは、製品の品質や生産効率に直結するため、非常に重要な役割を担っています。この業務には、仕入れ先の選定、新規仕入れ先の開拓、価格交渉、納期管理、品質確認などが含まれます。
資材調達の主な業務内容は、製品の仕様や生産計画に基づいて最適な仕入れ先を選定し、適切な価格で材料や部品を確保することです。見積もりを比較し、品質や納期を評価しながら決定します。また、新しい仕入れ先を開拓することで、コスト削減や供給リスクの分散を図ります。
さらに、選定した仕入れ先との交渉や契約締結、注文書の作成、納期管理を行い、納品された資材の数量や品質を確認します。これらの業務を通じて、製品の安定生産を支えることが資材調達の使命です。
この職種には、優れた交渉力とコミュニケーション能力、関係者との調整力が求められます。細部に注意を払いながら、コスト意識を持ち、効率的な資材調達を目指せる人が向いているといえるでしょう。
営業
電機メーカーの営業職は、自社が開発・製造した製品を顧客に提案し、販売する役割を担います。営業の対象となる製品は、家電製品から産業用電気機器まで多岐にわたり、担当する製品や顧客の種類によってアプローチの仕方が異なります。
例えば、家電製品を担当する営業では、家電量販店や専門店に訪問して自社製品の特徴やメリットを説明し、店頭での販売促進活動をサポートします。具体的には、店舗の売り場づくりやキャンペーンの提案、販売スタッフへの商品研修を行うこともあります。
一方、産業用電気機器を担当する営業は、工場やオフィスなどの法人顧客が中心です。顧客のニーズや課題をヒアリングし、それに応じたソリューションを提案します。具体的には、効率的な生産ラインの構築やエネルギーコスト削減に役立つ製品を提案し、導入後のサポートも行います。
このように、営業職には顧客とのコミュニケーション能力や、自社製品の深い理解が求められます。また、営業活動を通じて市場の動向を把握し、顧客のニーズに応じた最適な提案を行う力が重要です。
広報
電機メーカーの広報職は、企業の活動や製品、サービスについての情報を発信し、企業のイメージやブランド価値を高める役割を担います。広報の業務は社外広報と社内広報に分かれ、それぞれ異なる役割があります。
社外広報では、プレスリリースの作成・配信が主な業務です。新商品やサービスの情報をメディアに提供し、広く世間に周知するための文書を作成します。また、取材対応や記者会見の準備・運営も広報の仕事です。メディアリレーションと呼ばれるメディアとの良好な関係構築も重要で、定期的な情報提供や取材協力を通じて信頼関係を築いていきます。
さらに、企業の公式ホームページやSNSでの情報発信も広報の重要な役割です。これにより、消費者や投資家の声を直接把握し、今後の広報戦略に反映させられます。
社内広報では、従業員に対して企業の方針やビジョン、部署の活動内容などを共有することで、組織の一体感を高めます。社内報の制作や社内イベントの企画などを通じて、従業員同士のコミュニケーションを促進し、組織の活性化を図ります。
この職種では、企業の顔として責任感を持ち、社外と社内の双方に対して効果的なメッセージを発信できる柔軟性と創造力が求められます。コミュニケーション能力が高く、情報発信に興味がある人に向いている職種といえるでしょう。
マーケティング・企画
電機メーカーのマーケティング・企画職は、市場のニーズを分析し、消費者に魅力的な製品を提案・宣伝する重要な役割を担います。この職種では、新しい技術やトレンドを生かして製品の企画を行い、どのように消費者に届けるかを考えることが重要です。
マーケティングでは、まず市場調査を行い、消費者がどのような製品を求めているのかを把握します。次に、そのニーズに基づいて製品のコンセプトを立案し、商品開発部門と連携して製品を形にします。また、製品が完成した後は、ターゲット層に向けて効果的なプロモーション戦略を立て、広告やキャンペーンを通じて製品の認知度を高めます。
例えば、家電メーカーでは、消費者の生活スタイルやトレンドを考慮して、新しい機能を持つ家電製品を企画します。その後、どの市場に投入すれば最大の効果が得られるかを分析し、適切なマーケティング戦略を展開します。
この職種では、消費者の視点に立って考え、柔軟な発想で新しいアイデアを出せる力が必要です。また、データを分析する力やチームで協力しながらプロジェクトを進める能力も求められるでしょう。
電機メーカー業界大手4社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益)
電機メーカー業界大手4社のソニーグループ、日立製作所、パナソニック、三菱電機各社の売上高・営業利益・営業利益率を比較してみましょう。
※参考:バフェット・コード
※参考:2023年度有価証券報告書「パナソニック P.1/三菱電機 P.3」
※参考:2023年度決算短信「ソニー P.5/日立 P.8」
2023年度の売上高では、ソニーグループが唯一10兆円を超えて1位でした。また、営業利益・営業利益率ともにソニーグループが1位でした。営業利益は4社のうちソニーグループのみが1兆円を超えており、営業利益率も唯一10%を超えました。
電機メーカー大手各社の特徴・強み
各社ともに家電を中心に多岐にわたる事業を展開しているのが特徴に挙げられます。
ソニーグループ:日本を代表するコングロマリット
「PlayStation®」などのヒット商品でおなじみのソニー(※33)。他社とは異なり、テレビやゲーム、イヤホンといった身の回りにある製品の分野だけでなく、金融系やエンタメ系の事業にも展開し、多種類の事業を営む複合企業=コングロマリットとして、確実に収益をあげています。
※参考:ソニー「2023年度有価証券報告書 P.150」
2019年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により減収していましたが(※34)、2020年度以降、毎年売上高が増加しています。特に、2023年度の連結売上高および金融ビジネス収入は13兆207億円(前年比18.6%増)でした。ゲーム&ネットワークサービス事業におけるPS5の売上、それに伴うゲームソフトの売上や映画事業における新作映画の劇場興行収入、音楽分野におけるストリーミングサービスからの収入の増加、安定などが増収増益の要因です(※35)。
また、2022年5月に行われた、2022年度経営方針説明会では、会長 兼 社長 CEOの吉田憲一郎が「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)と「人に近づく」という経営の方向性のもと、長期視点での経営に取り組んでいることを説明しました。人・社会・地球への「責任」と「貢献」を重視しているとした上で、人を軸とした3つの事業領域で進めている投資と成長についても触れています。今後も、企業価値向上に向けて、EPS(一株あたり利益)の成長を経営の規範とし、コンテンツ IP(※36)、DTC(Direct-to -Consumer)、テクノロジーへの投資を実行するとともに、自己株式の取得も引き続き戦略投資の一部と位置づけ、機動的に実施する予定だと発表しました(※37)。
(※33)参考:ソニー「商品カテゴリー一覧」
(※34)参考:日経XTECH「『新型コロナの影響は682億円』、ソニーの19年度決算は減収・減益」
(※35)参考:ソニー「Corporate Report 2024 統合報告書 P.43/P.44」
(※36)……intellectual propertyの略。日本語では「知的財産」と訳される
(※37)参考:ソニー「ソニーグループ株式会社 2024 年度経営方針説明会について」
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日立製作所:盤石のポートフォリオを持つ電機メーカー
1910年に小平浪平が創業し(※38)、「日立の樹」のCMでおなじみの日立(※39)。
「何でも屋」といえてしまうほど、日立の事業範囲は広いです。グループの事業は、グリーンエナジー&モビリティ・コネクティブインダストリーズ・デジタルシステム&サービスの3つの分野に分けられ、幅広くビジネスを展開しています(※40)。
※参考:日立製作所「2023年度有価証券報告書 P.121」
「2024中期経営計画」では、「データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現して人々の幸せを支える」ことを目標にしています(※41)。
また、Lumadaを中心に、デジタルとグリーンに関する事業ポートフォリオの強化を継続することも宣言しています(※42)。
「Lumada(ルマーダ)」は、illuminate(照らす)とdata(データ)を組み合わせた造語で、先進的な技術を活用してDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するソリューションやサービス、テクノロジー体系の総称です。Lumadaの具体例としては、水道管の漏水を自動的に検知したり、カメラで作業員の姿勢や動作を撮影し、AI(人工知能)で画像解析をすることで、「骨格の動き」をデータ化したりしたことが挙げられます(※43)。2021年度には日立エナジー(旧:日立ABBパワーグリッド)やグローバルロジック社のデジタル技術とLumadaを融合させ、さらなる拡大を目指しています(※44)(※45)。
(※38)参考:日立製作所「Hitachi Origin Story」
(※39)参考:日立製作所 日立の樹オンライン「日立の樹プロフィール」
(※40)参考:日立製作所「製品・サービス」
(※41)参考:日立製作所「2024中期経営計画 P.2」
(※42)参考:日立製作所「2024中期経営計画 P.7」
(※43)参考:日立製作所「企業のDXを推進する『Lumada』とは?“プレゼンの神様”澤円さんに聞く」
(※44)参考:日立製作所「2021年3月期 連結決算の概要 P.6」
(※45)参考:日立製作所「日立が米国 GlobalLogic社の買収を完了」
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パナソニック:国内・海外事業ともに順調
「経営の神様(※46)」とまで呼ばれた松下幸之助が創業者である、パナソニック(※47)。
そんなパナソニックは、2022年4月から、持株会社にするとともに各事業会社を設立し、新しいグループ体制に移行しました(※48)。
※出典:パナソニックグループ採用情報「パナソニックグループについて」
新体制後の、2023年度の各セグメントの売上高の比率はこちらです。
※参考:パナソニック「2023年度有価証券報告書 P.117」
2023年度の連結売上高は、8兆4,964億円でした。セグメント別では、オートモーティブが世界的な車載半導体および部材のひっ迫が緩和したことにより、市場の自動車生産台数が当年度当初の見通しに比べて増加し、前年度比15%増でした(※49)。
パナソニックでは、将来を担う新技術や新製品の開発にも注力しています(※50)。例えば、パナソニックの「顔認証ソリューション」は世界最高水準の認証技術だけでなく、セキュアな個人情報管理対応と卓越したユーザビリティーを実現しています(※51)。この顔認証技術は、2017年に法務省がパナソニックの同システムを採用し、空港のゲートで運用が開始されています(※52)。同技術を活用し、NTTと連携しセキュリティ分野での協同開発を進め(※53)、さらに、2019年には世界最高水準といわれる顔認証技術を、オフィスにも導入することで、従来のICカードに代わる新しい「入退セキュリティ」を展開(※54)。2021年7月には顔認証クラウドサービスの顔認証エンジンの新バージョンの提供を開始。一度に照合可能な人数を15万人に拡大(※55)。2022年10月には、厳格かつ簡単に本人確認を実現する、マイナンバーカードに対応した「本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット」を発売しました(※56)。
(※46)参考:日経ビジネス「“経営の神様”松下幸之助氏『トップは万卒のため死ぬ心根を持て』」
(※47)参考:パナソニック「社史 1894‐1918年(明治27-大正7年)」
(※48)参考:パナソニックグループ採用情報「パナソニックグループについて」
(※49)参考:パナソニック「2023年度 有価証券報告書 P.39」
(※50参考:パナソニック「統合報告書 2024 P.64」
(※51)参考:パナソニック「パナソニックの顔認証」
(※52)参考:パナソニック「法務省様がパナソニックの『顔認証ゲート』を採用」
(※53)参考:パナソニック「NTTとパナソニックが両社の画像認識技術を活かしたセキュリティソリューションを共同開発」
(※54)参考:パナソニック「『顔認証 入退セキュリティ&オフィス可視化システム(KPAS)』を受注開始」
(※55)参考:パナソニック「顔認証クラウドサービスの顔認証エンジン、新バージョンを提供開始 一度に照合可能な人数を15万人に拡大、認証率も向上」
(※56)参考:パナソニック「マイナンバーカードに対応した『本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット』を発売」
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三菱電機:産業用・協働ロボットから交通システムまで幅広く手がける
三菱電機は、1870年に岩崎彌太郎が海運事業を興したことに始まります(※57)。三菱グループに所属する企業として、1921年に分社化し誕生しました(※58)。
2023年度のセグメント別の売上高比率を見てみてましょう。
※出典:三菱電機「2023年度有価証券報告書 P.115」
上記の円グラフが示すように、三菱電機の中核事業は「ライフ」「インダストリー・モビリティ」の2つです。
「ライフ」では、家電製品だけでなく、住宅用設備や空調冷熱事業、照明器具・ランプも手がけています(※59)。空調冷熱事業では、家庭用ルームエアコン「霧ヶ峰」だけでなく、店舗、オフィス、ビル用から工場・産業用途まで幅広く展開しています。また、家電リサイクルにも注力しており、家電製品由来のさまざまな素材が混ざり合った混合プラスチックから、家電製品で使われている主要な3種類のプラスチック(PP・PS・ABS)を自動選別する技術を開発しています。さらに、選別材の物理的性質を改善し、自社製品に再利用する「自己循環リサイクル」を推進しています(※60)。
「インダストリー・モビリティ」で扱う製品は、産業用・協働ロボットや、電動車両用モーター・インバーター、カーナビゲーションシステムなどの「自動車機器」などが挙げられます(※61)。具体的な製品としては、忙しい現場で、人といっしょに、人のとなりで作業をこなす協働ロボット「MELFA ASSISTA」や(※62)、ブロック図を用いることで、直感的な操作で簡単にロボットシステムのプログラム作成が可能な「RT VisualBox」などがあります(※63)。また、インターネット通販などの電子商取引(EC)市場拡大や、新型コロナウイルス感染症の影響により急拡大した、搬送需要・非接触搬送のニーズに対応するため「多用途搬送サービスロボットシステム MELDY™」を開発しています(※64)。
(※57)参考:三菱電機「三菱のあゆみ」
(※58)参考:三菱電機「三菱電機について プロフィール」
(※59)参考:三菱電機「統合報告書2023 P.30」
(※60)参考:三菱電機「① プラスチックの『自己循環リサイクル』とは?」
(※61)参考:三菱電機「事業概要 産業メカトロニクス」
(※62)参考:三菱電機「協働ロボット MELFA ASSISTA」
(※63)参考:三菱電機「RT VisualBox」
(※64)参考:三菱電機「『多用途搬送サービスロボットシステム MELDY™』を開発 必要なものが必要な時に必要な人に届く社会を
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電機メーカー大手各社の社風の違い
ソニーグループ:自由であるが故に、主体性のある人物が求められる
「自由闊達(かったつ)にして愉快なる理想工場」──この言葉はソニー創業者の一人である井深氏のものです(※65)。
この言葉通り、ソニーにはものづくりの原点であるイノベーションを生むための自由な社風が根付いています。
例えば、Seed Acceleration Program(SAP)という新規事業創出プログラムを通じて、社員から提案された新規事業を迅速に実行できる環境が備わっている点があります(※66)。これにより「First Flight」と呼ばれるクラウドファンディング制度がスタートし、少数のエンジニアでも簡単に社内ベンチャーを作れるようになっています(※67)。また、内定者いわく、社員の私服・染髪が許されている点もソニーの「自由さ」の表れであり、ストレスフリーな職場環境があるとのことです。その裏返しとして「さまざまな仕事に自分から挑戦できるが、指示待ちの人間には向かない会社」という社員もおり、常に主体性を持って動けるタイプの方に向いている企業ともいえるでしょう(選考対策ページより)。
また、こうした社風からか、日系大手企業には珍しく、コース別採用を行っている点も特徴の一つです(※68)。そのため、若手のうちから専門性を磨きたい学生にとっては魅力的な企業といえるでしょう。
(※65)参考:ソニー「ソニーグループについて 設立趣意書」
(※66)参考:ソニー「ソニー、新規事業の海外展開に向けた仕組みを整備:
海外市場におけるニーズ検証および海外顧客との対話を実現するテストマーケティング・プラットフォームHatsuhiko™をオープン」
(※67)参考:CNET Japan「若手×新規事業をソニーの中で育てる仕組み『First Flight』」
(※68)参考:ソニー「募集コース」
日立製作所:真面目な社風だが、内に秘めた熱さを持つ集団
日立には、単に真面目なだけではなく、内に秘めた熱い思いを持っている社員が多いといわれています。
工場、プラント、都市インフラなどの受注してから完成するまでの期間が長く、公共性の高い事業を多く手がけています。そのため、最後まで諦めずにやり切ることができる粘り強さが必要になります。また、公共事業もITを用いた先進的な取り組みも行い続けているため、上昇思考や挑戦意欲を持ち合わせているとなお良いでしょう。
また内定者によると、社風との相性が重要な基準になっている他、海外勤務へのハードルが低いそうです。そのため、落ち着いた社風の会社で海外勤務をしたいと考える学生には魅力的な企業でしょう(選考対策ページより)。
パナソニック:人の教育に熱心。創業者の思いを継承
創業者の松下氏の格言である「事業は人なり」(※69)を示すように、人の教育に熱心であることがパナソニックの特徴です。
内定者の話によると、最初の7カ月間を「研修期間」とし、会社が開催するセミナーに出席することを義務付けたり、毎週自分のノルマを上司に報告し、その達成率についての報告を部署を問わず行ったりするそうです。
ある内定者は、「自分から成長することが求められる外資系企業の雰囲気がある『ソニー』、自分から物事をつかみ取れるような革新的な性格の人材を求めている『日立』というように、他社と比較すると、一定水準の教育の枠を定めてくれているという点で、パナソニックは親切な企業なのではないか」と語っていました(選考対策ページより)。
そのため、しっかりとした教育体制の下で働きたいと思う学生には魅力的な企業だといえるでしょう。
(※69)参考:公益財団法人 松下社会科学振興財団 松下資料館「館長からのメッセージ」
三菱電機:協調性・組織を重んじる
事務系総合職では、クライアントの要望と技術者の声を両方聞き入れ、社内の意見をまとめていくことが求められます。また三菱系の組織を重んじる社風からも、協調性が重視されていると考えられます。
事実、ある内定者によると、どの面接においても「他者との協働過程」「合意形成過程」に関して掘り下げられるようで、「強みでは傾聴力、頑張ったことはチームでの経験を話し、チームワーク力を示した」と話します(選考対策ページより)。
また、技術者は難しい研究内容をチームのメンバー、場合によっては事務系社員にも共有する必要があります。そのため、技術系総合職の選考においては、自身の研究内容を深く理解し、それを相手に分かりやすく伝えることが求められます(選考対策ページより)。
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電機メーカー大手各社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢
各社の平均年収・平均年齢・勤続年数は以下の通りです。
※参考:2023年度有価証券報告書「ソニー P.12/日立製作所 P.15/パナソニック P.11/三菱電機 P.11」
※平均給与の千の位は四捨五入しています
電機メーカーで働く魅力・やりがい
電機メーカーで働くことには、多くの魅力とやりがいがあります。ここでは、電機メーカーで働く魅力とやりがいについて詳しく解説します。
製品を通し、社会を支えていることを実感できる
電機メーカーで働く魅力の一つは、製品を通じて社会を支えている実感を得られることです。私たちの生活やビジネスは、電気機器に大きく依存しています。家電製品・通信機器・交通機関・公共施設など、あらゆる場所で電機メーカーの製品が使用されており、これらの製品は日々の生活を支えています。
たとえ自分が最終製品の製造に直接携わっていなくても、その部品や技術の開発に関わることで、社会全体に貢献していると感じることができるでしょう。実際に自分の関わった製品や技術が世の中で使われ、人々の生活を便利にしている様子を目にすると、大きな達成感とやりがいを感じるはずです。
電機メーカーで働くことで、社会に貢献する喜びを日々実感できるのは、この業界での仕事の大きな魅力といえるでしょう。
世界を意識した仕事ができる
世界を意識した仕事ができることも電機メーカーで働く魅力の一つです。電気製品は日本の主要な輸出品であり、世界中で広く利用されています。そのため、製品開発においては海外市場を視野に入れた戦略や各地域ごとに異なる法律・環境条件を踏まえた製品開発が必要です。
例えば、寒冷地で使用される製品は、低温でも安定した動作が求められます。ロシアや北欧の厳しい寒さの中で確実に動作する製品を作るには、国内市場とは異なる技術や素材を使用することもあります。
また、湿度が高い地域や環境保護の規制が厳しい地域では、それに対応した設計が求められます。これらの多様な条件に対応するための試行錯誤は、電機メーカーで働く醍醐味(だいごみ)の一つです。
経済状況も国や地域によって異なり、現地のニーズに合った製品を提供することが求められるため、グローバルな視点での仕事が可能です。世界中で活躍する製品を手掛けることで、国際的な視野を広げ、やりがいを感じることができるでしょう。
待遇が比較的安定している
他にも、電機メーカーで働く魅力の一つに待遇が比較的安定している点が挙げられます。電機メーカーは大手企業が多く、長い歴史とともに確立された業界です。そのため、給与や福利厚生が充実しており、特に安定した収入を得られることが期待できます。
また、多くの電機メーカーでは、ボーナスや昇給がしっかりと制度化されており、個々の成果が正当に評価される仕組みがあります。加えて、企業によっては住宅手当や家族手当、教育支援制度などの充実した福利厚生が提供されており、社員の生活をサポートする体制が整っています。
さらに、国内外の経済状況に左右されにくい製品を扱う企業が多く、不況時でも一定の需要が見込まれるため、雇用の安定性も高いといえます。このように、電機メーカーで働くことで、安定した待遇を享受しつつ、長期的にキャリアを築いていくことができるでしょう。
電機メーカー業界大手4社の選び方
ここでは、電機メーカー業界大手4社の選び方をご紹介します。
自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。
就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。
以下の記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説していますので参考にしてみてください。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。
そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載している他、1,800件を超える就活記事も掲載しています。
例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。
以下の記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介していますので参考にしてみてください。
▼ワンキャリアの活用方法について詳しく知りたい方はこちら ・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。
また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けば良い?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。
「ONE CAREER」のyoutubeチャンネルはこちら(youtubeに遷移します)
手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけられ、志望動機の説得力が増します。
志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。
とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。
そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!
就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!
▼業界研究記事はこちら ・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!
多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野がわかります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。
次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、エントリーシート(ES)締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!
それぞれについての記事を以下でご紹介しますので、参考にしてみてください。
▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら ・企業研究は10分で終わらせる!「欲しい人材を見抜く」裏ワザ ・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」
また、ワンキャリアの選考対策ページにある「合格の秘訣」も企業研究におすすめです。業界の特徴から各企業の特徴や強み、社風から選考対策についても記載してありますのでぜひ参考にしてみてください。
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就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。
就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。
▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら ・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
電機メーカー業界大手4社が求める人物像・選考対策
ここからは電機メーカー業界大手4社が求める人物像と選考対策をそれぞれ解説します。
電機メーカーが求める人物像
各社が求める人物像は、下記の「合格の秘訣」を参考にしてください。
ソニーグループ 技術系コース:品質・調達
日立製作所 事務職
日立製作所 技術職
パナソニックグループ 技術職
三菱電機 技術系総合職(学校推薦)
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電機メーカーの選考対策
詳しい選考ステップは、下記の「選考対策ページ」を参考にしてください。
ソニーグループ 技術系コース:品質・調達
日立製作所 事務職
日立製作所 技術職
パナソニックグループ 技術系
三菱電機 技術系総合職(自由応募)
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ES対策
企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。
・入社意欲がどれほど強いか ・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか ・入社後に活躍してくれそうか
これら3つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。
▼ESの書き方について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例 ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
Webテスト対策
Webテストは多くの企業で実施されており、企業ごとに異なるテストが使用されています。そのため、事前にテスト内容を把握し、対策をしておくことが重要です。
電機業界では、特に「SPI」と「玉手箱」が多く実施されています。
SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)でわかれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。
玉手箱は、計数理解(数学)、言語理解(国語)、英語理解、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短いことが特徴です。そのため、満点を目指すのではなく、確実に解ける問題に集中することが求められます。また、玉手箱は毎年似たような問題が出題される傾向があるため、スピード感に慣れるために多くの問題を解いておくことが大切です。
Webテストについての記事をご紹介しますので参考にしてみてください。
▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧 ・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力) ・【玉手箱対策】問題&解答集|出題企業と問題形式(計数・言語・英語)まで紹介
面接対策
業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。
まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。
また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能になります。
ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握でき、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
技術面接対策
技術面接とは、「学生時代に取り組んだ研究内容」「研究を通じて得たスキル」などを企業からチェックされる面接です。主に理系の就活生を対象に実施されます。
技術面接の特徴は以下4点です。
・プレゼンテーション形式で実施 ・学部生でも実施 ・メーカーやIT企業が実施 ・面接官はほぼ技術職員
通常の面接とは異なり、プレゼンテーション形式で実施したり、専門知識を用いたり、面接官も専門知識に詳しい技術職員であったりします。そのため、技術面接を実施している場合はしっかりと対策をして臨みましょう。
技術面接については、こちらの記事で詳しく記載しておりますので、参考にしてみてください。
▼技術面接について詳しく知りたい方はこちら ・技術面接【完全版】頻出の質問や落ちる理由、スライド作成術も網羅
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用したりして社員と接点を持つことで機会を得られます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。
さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をしたりすることで「優秀だ」と思われることがあります。
OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみると良いでしょう。
OB・OG訪問については以下の記事で詳しく記載してありますので参考にしてみてください。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
電機メーカー以外の業界研究記事
電機メーカー以外の業界研究記事は、こちらをご覧ください。
▼業界研究まとめ記事はこちら ▪️メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手3社(日本製鉄・AGC・東レ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手3社(花王・資生堂・コーセー)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「サントリー・アサヒ・キリン・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・明治・日清食品・キッコーマン・ヤクルト)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【重工メーカー:業界研究】大手3社「三菱重工業・川崎重工業・IHI」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【製薬:業界研究】大手4社(武田薬品工業・アステラス製薬・大塚製薬・第一三共)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:メーカー】日系・グローバルエリートは商社だけじゃない!海外売上50%越え日系メーカー厳選10社
・【業界研究:消費財】日系消費財メーカー(資生堂・花王・ユニチャーム)の違いを徹底比較!グローバルで百戦錬磨の意外な企業は?
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【自動車メーカー:業界研究】大手3社(トヨタ・ホンダ・日産)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手3社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:地銀】横浜銀行、千葉銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行。Uターン就活生から圧倒的な人気を誇る地方銀行の違いや意外な魅力とは?
・【業界研究:生保と損保の違い】保険業界を受けるなら知っておきたい、生命保険、損害保険業界の違いを徹底比較!
・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い
・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【カード:業界研究】大手3社「三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【外資系投資銀行:業界研究】大手4社「J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】MBB「マッキンゼー・BCG・ベイン」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(集英社・講談社・KADOKAWA・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局4社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手6社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・セプテーニ・デジタルHD・ADK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、HIS、KNT-CT、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
▪️インフラ・資源
・【インフラ:業界研究】大手3社(JR東海・東京電力・東京ガス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:インフラ業界】「安定時代の終焉」日本を支えるインフラ業界:電力・ガス・交通の魅力と将来性
・【鉄道:業界研究】大手5社「JR東日本・近畿日本鉄道・JR東海・JR西日本・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【私鉄:業界研究】大手3社「東急・東武鉄道・小田急電鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・三菱マテリアル・JX金属・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(大林組・鹿島建設・大成建設・清水建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社(アクセンチュア・NTTデータ・野村総合研究所・日本IBM・富士通)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・26卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
・ESで強みを効果的にアピールする方法は?【内定者例文付き】
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
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(Photo:Serghei Starus/Shutterstock.com)