星野リゾートは開発から運営までを担う、リゾート運営会社です。
星野リゾートの仕事には様々な選択肢※がありますが、そのキャリアの多くが、サービスチームというチームでの経験から始まります。
サービスチームの最大の特徴は、“サービスを提供する人が現場発想し、提案し、実行すること”です。
マニュアル通りに決まったことを再現するのではなく、マーケティング理論に基づき滞在の提案をするための技術、知識、経験をマルチタスクで積んでいきます。
日本には知られていない魅力が沢山あり、その魅力を一番知っているのは、その土地の文化に触れている社員です。
サービスチームが各現場で地域の方々と協働し、自由に発想し、文化を魅力として開発する。
それが私たちの仕事の根幹です。
※様々な選択肢とは、国内外のホテル・旅館運営業務、施設開発、料飲開発、予約管理、情報システム、財務、人事、法務を含みます。
会社名 | 株式会社星野リゾート・マネジメント |
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設立日 | 1914年 |
代表者 | 中村 海太 |
所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富1955番地 |
従業員数 | 5,104名 ※グループ正社員数 3,775名(2024年2月時点) |
事業内容 | 宿泊事業、ブライダル事業、スノーリゾート事業 |
公式サイト |
日本の宿泊業界では長らく、所有と運営は一体化していることがスタンダードでした。星野リゾートは、1990年代から所有と運営を分離して運営に特化する戦略をとり、外資ホテル運営会社と互角に戦う土台を構築してきました。
その過程において「教科書通りの経営」を大切にし、事業戦略はマイケル・ポーターの『競争の戦略』の概念に沿って立案、実行しています。
マイケル・ポーターの『競争の戦略』では、
1.生産性のフロンティアを達成する
2.トレードオフを伴う活動を選択する
3.活動間にフィット感を生み出す
という3つのステップを確実に進めていくことを説いており、全社員がこの概念に触れ、日々の仕事に向き合っています。
「教科書通り」であることは経営者の直感に依存するのではなく、事業の持続性を高め、安定した事業運営につながると考え、戦略以外の分野でも複数の教科書を持っています。
“Flatな組織文化”とは、役職や年齢・国籍は関係なく、社員一人ひとりが考えを持ち、双方向に議論をすることです。
より良いものを生み出すために議論することは、社員の自由であり権利だと考えています。
この“Flatな組織文化”は星野リゾートの戦略の一部であり、競争力の根幹を支えています。
この組織文化によって、全国各地で独自の魅力が生み出され、発信され、多くのお客様にご支持いただけるブランドを創っています。
組織がどんなに大きくなっても、必ず一人ひとりには意見がある。そして、どんなに少数意見であってもチームにとって欠かせない発見や気づきは必ずある。星野リゾートでは、一人ひとりの意見をシェアし、議論していくプロセスを大切に事業を育ててきました。
●S-pro
星野リゾートが提供している商品は「体験」であり、サービスの本質は「滞在の演出」であると考えています。
滞在の演出とは、どう過ごしていただきたいかを運営側が主体的に発想し、具現化することです。「誰に」「何を」提供するのかを理解し、顧客の真のニーズを探り、体験を設計するスキルが必要です。
S-proは滞在の演出をするために必要な、これら二つのスキルを習得するための社内プログラムです。
●麓村塾
学びたい人が学びたいときに、学びたいものを学べる機会として、社内ビジネススクール『麓村塾』を開催しています。日々の仕事に直結する様々なプログラムを開催し、全国各地の社員が同じテーマについて話し合う貴重な機会となっています。