人と社会と地球の未来を共に創造してゆく人へ
太古から、はちみつやローヤルゼリーといったミツバチ産品は
多くの人の健康に恩恵をもたらしてきました。
1948年の創業から70年以上、「人の命や健康を支える」という使命を胸に
ミツバチと共に健康食品や化粧品をお届けしてまいりました。
そして人類が自然といかに共生していくかが問われている現在、
ミツバチが花々を受粉させることを助けながら、ミツバチの恩恵を受け取る養蜂業は、
私たちにこれからの時代を生きるヒントも与えてくれます。
「社会と地球の持続可能性を考えながら、人の命や健康を支えていく。」
養蜂業を原点とする企業としての志を受け継ぎながら、
変化を恐れず、共に未来に向かって挑戦していく仲間を、私たちは求めています。
代表者 | 山田 英生 |
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所在地 | 岡山県苫田郡鏡野町市場194 |
資本金 | グループ計13億1,600万円 |
設立日 | 1948年(創業) |
従業員数 | グループ計 1,629名(2022年6月現在) |
山田養蜂場は、はちみつ・ローヤルゼリー・プロポリスなどのミツバチ産品の製造をはじめて半世紀以上。きっかけは創業者が心臓疾患を持った娘の健康に役立てたいという願いからはじめたローヤルゼリーの研究でした。その後、様々な研究と開発をくり返し大量生産が可能となったローヤルゼリーを、健やかな生活を願う全国の皆様へお届けしたいという思いから通信販売を開始。以来、約1800万人のお客様がいらっしゃる現在も変わらず、創業の精神「一人の人のために」をカタチにするために社員一人ひとりが仕事に臨んでいます。そして研究・開発・製造・販売までのすべてに責任を持ち「自分の家族に使ってもらいたい」と思える商品をお客様にお届けしています。
加速する超高齢社会、増え続ける生活習慣病と医療費負担。現代社会が抱える健康に関する様々な問題の解決に貢献するため、山田養蜂場は「アピセラピー」を追求しています。アピセラピーとは、昔から世界各地で伝承されているミツバチ産品を活用した健康法で、人間自身に備わる自然治癒力を高め、病気にならない体づくりを行う予防医学の考えに基づいています。人々が健康的な生活を送ることができるよう、アピセラピーの実践・普及を目指すこと。これが養蜂業のプロとして健康に携わる私たちの使命です。研究所を設立し自社研究を行うことはもちろん、医学者・研究者と共同研究しミツバチ産品の有用性を科学的に追求しています。
私たちの強みは、お客様一人ひとりとの心の通ったコミュニケーションです。通信販売の実績を踏まえ、商品だけでなく「健康」という価値をお客様にお届けする企業です。お客様に合わせた情報提供・カウンセリングサービスの実施、WEB事業の推進、海外への進出と多様な展望を描くなかで、創業の精神を未来へ継承できる人財を求めています。
山田養蜂場グループでは社員一人ひとりが財産です。「今いる人材を活かし、付加価値の高い“人財”へと育てる」という方針のもと人財育成に力を入れています。挑戦したいという意欲があり、継続的な努力ができれば、確実に成長できる環境です。
ひとりの人の健康を守るために
山田養蜂場がローヤルゼリーを生産販売するきっかけとなったのは、昭和35年に創業者の娘が、先天性の心臓疾患を持って生まれてきたことでした。専門の医者は、体力がついたころに外科手術を受けることを勧めました。 生後間もなく判明した娘の難病を知った創業者は、「何とか元気に育てて、心臓の手術をさせたい」と決意し、父親としてあらゆる手を尽くしました。
おりしもその当時、ローマ法王ピウス(ピオ)12世がローヤルゼリーを健康維持に役立てたというニュースが世界中をかけめぐり、日本にも伝わってきました。 そのニュースに接した創業者は、自らの飼育するミツバチがローヤルゼリーという物質を生産できることを知りました。 創業者は「このローヤルゼリーは、もしかすると娘を元気に成長させることができるかもしれない」と、その日以来さまざまな文献を取り寄せて研究を重ねました。そして、独自にローヤルゼリーを大量生産する技術を習得するに至ったのです。
創業者の娘は、結局心臓外科手術の失敗により亡くなってしまいました。
娘の死に創業者は大きなショックを受け、何日も涙する日が続きました。 しかし、「自分の子はもう返ってこないが、悲しみに打ちひしがれているだけでいいのか。世の中には、娘と同じように、病気や障害で苦しんでいる人がたくさんいる。娘は大切な命と引き換えに、多くの人々の健康を守るために、私の仕事の使命を教えてくれたのだ」と立ち直りました。 創業者は、なお一層本格的に養蜂と養蜂を通じたミツバチ産品の開発に取り組む決意を固めたのでした。
山田養蜂場の健康食品は、家族の健康を守るためにという素朴な家族愛から生まれました。この創業者夫妻の娘に対する心は、「苦しみを取り除き」=悲、「楽を与える」=慈という親としての当たり前の感情です。 私たちは、事業の根本の精神に、この創業者夫妻が商品を創る動機とした「慈悲」の心を受け継がなければならないと考えたのです。 多くの人々に商品を提供している今も、かけがえのない「ひとりの人の健康を守るために」という思いで、一人ひとりと接していきます。 これからも、この精神を大切にしながら、製品づくりに取り組み、みなさまにお届けしていきます。