JSRは1957年12月、合成ゴム製造事業特別措置法により、国策企業「日本合成ゴム株式会社」として設立されました。
以来、合成ゴム・エマルジョンなどのエラストマー事業においてリーディングカンパニーの地位を築きました。社名を新たにした現在でもマーケットシェアはトップの位置にあります。業務の拡大と経営基盤の安定を目指し、エラストマー事業で培った技術を様々な分野に応用し、現在では情報電子材料・ディスプレイ材料を世界に供給するとともに高いシェアを確保するに至りました。そして、今後更なる成長が見込めるライフサイエンス分野などにも注力しており、新たな収益の柱になるよう研究開発を進めています。
会社名 | JSR株式会社 |
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設立日 | 1957年(昭和32年)12月10日 |
代表者 | 代表取締役社長 小柴満信 |
所在地 | 東京都港区東新橋一丁目9番2号汐留住友ビル |
資本金 | 23,370百万円(2018年3月31日現在) |
従業員数 | 7,203名(2018年3月31日現在) |
事業内容 | エラストマー、合成樹脂、半導体材料、ディスプレイ材料、光学材料、ライフサイエンス、リチウムイオンキャパシタ等に関する研究開発、製造および販売 |
JSRは、創業以来現在に至るまで、合成ゴムや合成樹脂などの「エラストマー事業」のリーディングカンパニーとしてタイヤ/自動車産業を支えてきました。またエラストマー事業で培った技術力を活かすことで、半導体材料、ディスプレイ材料、光学材料などの「デジタルソリューション事業」でグローバルトップ製品を数多く展開し、情報電子機器の高機能化も牽引しています。現在では更なる事業多角化を目標に、個別化医療のための研究・診断やバイオ医薬の創薬・製造など医薬分野の最先端ニーズをとらえた「ライフサイエンス事業」を第3の柱として確立させるために注力しています。
JSRは、精力的にグローバル展開を進め、2014年にはハンガリーに低燃費タイヤ用のゴムの製造拠点を、2015年にはベルギーに半導体用材料の製造拠点、2017年にはインドに営業拠点を設立しました。それに伴い、海外の売上比率もここ10年間で16パーセント伸び、全体の売上の56.6%を占めています。
また、人材育成にも力を入れており、若手社員(希望者)には中国派遣研修(中国語、約1カ月)や海外短期語学留学制度(英語、約3カ月)、海外トレーニー制度(海外拠点、約1年)等、支援体制は整っています。
少数精鋭主義を貫いてきた当社では、若手社員にも重要な仕事を任せる場合がたくさんあります。そして十分に実力を発揮できる能力を育てるためにCDPと呼ばれる人材育成制度があります。CDPは、入社後10年間で原則3つの部署を経験することで、本人の適性と将来的な育成方向を見極める制度です。未だ先の見えない経済状況の中でも、さらなる飛躍を支えていただくべく、「与えられた仕事を着実にこなすことはもちろん、より意欲的に自己研鑽に努め、ゆくゆくは会社の運営にも携わっていただけるような人材」をJSRは求めています。