自動車業界においてCASE (Connected, Autonomous, Shared, and Electric) 化が進み、今、自動運転、電気自動車をはじめとする、モビリティ変革が起きています。
「いつの時代も世の中から必要とされる存在であること」を基本理念とし、今後続いていく変革期においても必要とされる、持続可能なネオジム磁石を供給します。
電気自動車に限らず、自動運転など世界中の工業製品の電動化が進む中、ダイドー電子独自の技術でつくられるネオジム磁石は無限の価値があります。
所在地 | 岐阜県中津川市茄子川1642番地の144 |
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資本金 | 14億9000万円 |
設立 | 1990年1月 |
代表者 | 代表取締役社長 天野 肇 |
株式会社ダイドー電子は1990年、大同特殊鋼の磁石製造部門の独立により設立された、大同特殊鋼株式会社の100%出資子会社です。
親会社である大同特殊鋼は、東証プライム市場に上場しており、グループ総勢13,000名を超える日本有数の大企業です。
大同特殊鋼中津川先進磁性材料研究センターでは、ダイドー電子の磁石を使用した、先進モータの開発に取り組んでおり、磁石の共同開発も行っています。
ダイドー電子はネオジムボンド磁石などといった磁石製品を製造販売しているメーカー企業です。
製造した磁石は自動車やパソコンのハードディスク、携帯電話などのモーターやセンサに活用されています。
ダイドー電子の親会社である大同特殊鋼技術顧問の佐川眞人氏がネオジム磁石を開発し、初めて量産したのがダイドー電子です。
このネオジム磁石は”世界最強の磁石”と呼ばれ、エリザベス女王工学賞等の様々な賞を受賞、ノーベル物理学賞の有力候補者に挙がるなど、世界的にも非常に高い評価を受けています。
このほか、ダイドー電子の独自製法で作り出した熱間加工磁石は作るのが難しく、量産できるのはダイドー電子のみとなっており、磁石メーカーとして唯一の強みを複数持ち合わせているメーカー企業です。
ハイブリッド車や電気自動車には重希土類という希少金属が必要になりますが、この金属は世界の限られた地域でしか採掘できず、調達やコスト面でリスクが生じます。
熱間加工磁石の技術を生かして「重希土類完全フリー磁石」を大同特殊鋼と共に開発。独自の熱間加工技術により、重希土類を使わずとも高耐熱性、高磁力の特性を持たせることに成功しました。
重希土類の採掘には森林伐採など環境破壊も伴うため、重希土類完全フリー磁石は環境配慮の面でも活躍する製品です。
見えないところにも、身近なところにも、実は磁石はあらゆるところに使われています。
2020年経済産業省のグローバルニッチトップ企業100に選ばれました。