当社は宮城県気仙沼市に本社を置き、当地域の基幹産業である水産業・観光業を軸に事業展開しています。「海の恵を美味しいままに、食品の安全と安心を食卓へお届けする」「人と海とのふれあい、くつろぎをご提供する」をモットーに、海の恵みを最大限に活かした高品質の商品・サービスをご提供し、日本全国および世界の人々の心と体の健康に貢献することが私共の願いであり使命です。
観光事業では、南三陸ホテル観洋、サンマリン気仙沼ホテル観洋、気仙沼プラザホテルを運営。いずれも海を臨む温泉宿で、三陸の海の幸をふんだんに使った料理や太平洋沿岸に湧き出た深層天然温泉などが魅力で、「ミシュランガイド宮城特別版」3つ星ハイクラスの観光ホテルに選ばれました。
また、水産事業では業界に先駆けてHACCP認証を取得。天皇杯・農林水産大臣賞などの各賞を受賞するなど、多方面から評価をいただいています。
ABECHOグループは、世界とつながる三陸の海を舞台に、食を軸とし、水産と観光をリンクさせることで企業利益を産出する総合企業グループです。かつてない「人と海を結ぶ」企業の創造をめざし、信頼できる仲間とともに、私たち自身のそのステージである「三陸」のために世界に通じる価値を生み出していきます。
当社は、昭和36年の創業以来、三陸地域の基幹産業である水産業と観光業を企業経営の両輪に据え、地域や業界を取り巻く環境の変化に的確に対応しながら事業展開を図って参りました。
近年では新たな取り組みとして、多様な食のニーズに対応してイスラム教の教えに則ったハラルフードにも対応。日本ムスリム協会の指定先ホテルとして「ムスリム・フレンドリー対応」にも取り組んでいます。
プライベートブランドのマーメイドマークは、食卓の「美味しさ・健康・安心」の象徴です。中心にあるハート形は、まごころを込めて海の恵みをお届けしたいという思いを表現しています。
ABECHOグループの3つのホテルはいずれも漁港に近く、毎朝、魚市場に出向く観光部門のホテル購買担当スタッフと水産部門の買い付け担当スタッフが連携。水揚げ状況を総料理長と情報共有することで、その時々の鮮度を生かしたメニューに仕上げます。
郷土料理の「メカジキのハーモニカ(メカジキの骨付きトロ身の煮つけ)」も、希少な部位を用いる気仙沼ならではの味。地産地消を通じて、三陸の食文化も継承しています。
東日本大震災では当社も甚大な被害を受けましたが、誰一人解雇することなく社員一丸となって会社や三陸地域の復興に向けて取り組んで参りました。
当社は経済産業省から選定された【地域未来牽引企業】として、地域経済活性の好循環を形成することが多方面から期待されています。
南三陸ホテル観洋ではスタッフが語り部を務める『震災を風化させないための語り部バス』を毎日運行しています。