食に関する社会課題を ビジネスで解決する
オイシックス・ラ・大地は企業理念を「これからの食卓、これからの畑」と定め、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決することで、持続可能な社会の実現を目指しています。
食品宅配事業『Oisix』『らでぃっしゅぼーや』『大地を守る会』、移動式スーパー『とくし丸』、ヴィーガン食ミールキット『Purple Carrot』など、様々な事業を展開していますが、いずれも食の社会課題を解決することを成長の糧としています。
現在、世界規模での食料危機や環境問題をはじめ、飽食かつ食文化の変化による肥満化や孤食の問題など、食の世界の課題はますます多様化しています。私たちは社会課題を解くことへの責任感と使命感を胸に、食のこれからをつくり、ひろげていきます。
循環型社会を実現する サステナブルリテール
私たちのビジネスモデルは生産者とお客さまをつなぐ役割を担っており、サプライチェーン全体を持続可能にする「サステナブルリテール(持続可能型小売業)」を目指しています。
川上の生産者・川中の物流プラットフォーム・川下の食卓。その全てに独自のビジネスモデルを構築し、蓄積されたデータやテクノロジーを活用することで、あらゆるシーンでの社会課題解決に貢献し、フードロス削減とカーボンニュートラルを推進していきます。
サプライチェーン全体で廃棄を防ぐ体制を築くことで、当社の食品廃棄率は約0.2%(2020年度時点)となり、小売業の中で極めて低い廃棄率となっています。限られた資源を大切にするため、これからもサプライチェーン全体での資源循環を促進していきます。
熱意を持って食と向き合う 生産者との繋がり
オイシックス・ラ・大地の食品宅配サービス『Oisix』『らでぃっしゅぼーや』『大地を守る会』では、お客さまの食卓に安心・安全をお届けするため、全ての生産者と直接契約を結び、顔の見える関係性を築いています。
ブランドごとに厳しい生産基準を設けていますが、その基準を満たし、高い生産技術を持つ生産者とのネットワークは、私たちの成長と共に少しずつ増えていき、今では約4,000軒まで広がりました。
また、オイシックス・ラ・大地では、お客さまから届く声を生産者に共有したり、生産者同士がお互いに学び合う場の提供なども行っています。熱意を持って食に向き合う生産者との繋がりは、私たちの大きな強みです。
お客さまと向き合い 嬉しい驚きを届ける
オイシックス・ラ・大地の行動規範のひとつに「お客さまを裏切れ」があります。期待どおりのサービスでは満足はしてもらえても、感動は生まれません。期待を超え、いい意味でお客さまを裏切ったサービスや商品からのみ、感動は生まれます。
そのためには徹底的にお客さまと向き合うことが重要です。お客さまの生の声を聞き、定量的なデータを調べ、お客さまの顕在的潜在的なニーズを客観的に把握したうえで、どうやって半歩先の価値を提供するか。それを全身全霊で考えていきます。
多くのお客さまに支持いただいている『Kit Oisix』も、お客さまへのヒアリングを重ね、データをもとに改善を繰り返し、磨かれていった新規事業です。私たちはお客さまと徹底的に向き合い、お客さまに嬉しい驚きを常に届けていくことを目指します。
豊富なデータを駆使し 食のデジタル化をリード
デジタル技術の進化によって、食とデジタル技術の融合、いわゆるフードテックが私たちの食生活やサプライチェーンのあり方を大きく変えていくと言われています。同時に、環境問題やフードロスの解決に向けても、デジタル技術への期待が高まっています。
私たちの強みのひとつは、サブスクリプションビジネスをするなかで、食に関する膨大なデータを蓄積していることです。AIや機械学習などのテクノロジーを駆使し、食のデジタル化を推進することで、食のあらゆる領域における変革をリードしていきます。
現在、自社に蓄積されたデータをもとに需要予測の精度を高め、適切な生産管理を行う取り組みをはじめています。こうした仕組みや技術は社内だけの活用にとどまらず、ソリューションとして社外にも提供し、社会全体の課題解決に貢献していきます。
EC事業の成長に不可欠な 物流改革を実行
EC事業を運営するなかで、物流は極めて重要な役割をになっています。EC市場が大きく伸びるなか、出荷件数の急増により物流現場が疲弊するなど、非効率なロジスティクスが成長のボトルネックになっているといった課題をよく耳にするようになりました。
オイシックス・ラ・大地においてはEC事業の更なる成長を実現すべく、神奈川県海老名市に大型冷蔵物流センターを新設。従来の施設から敷地倉庫面積を約3,7倍、物流稼働量はこれまでの約2,8倍の施設となり、電力は全て再生エネルギー電力を使用しています。
2024年秋には神奈川県厚木市に大型冷凍センターを新設予定。冷凍出荷能力を更に高めると同時に物流コストを抑え、より良いサービスをより多くのお客さまに届けていきます。
個々人の挑戦したい想いを 尊重するカルチャー
会社の規模が拡大したことにより、「個人の裁量が小さくなり、自分の挑戦したいことが実行しづらいのでは」という相談を採用希望者からもらうことが増えていますが、実際は逆です。
会社の規模が拡大しているのは、私たちが立ち向かっている社会課題の数と、それらを解決するために新たに生み出す事業やサービスの数が増えているからです。それは同時に、チャレンジングなミッションが次々と生まれて、挑戦する熱意にあふれるメンバーを会社として必要としていることを意味しています。
そのため、一人一人が「挑戦したい意志」を会社に伝え、柔軟かつスピーディーにチャレンジ機会を得ることのできるように様々な施策を実施しています。企業の成長とともに社員一人一人が挑戦を繰り返し、その中で主体的に自身のキャリアを縦にも横にも切り開いていける。そんなカルチャーが組織に根づくことを、オイシックス・ラ・大地は目指しています。
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