ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。
今回は4大損害保険会社と呼ばれる、「東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険」の特徴を解説します。
加えて、業績・社風・年収などの違いについてお伝えします。
<目次>
●損害保険とは? 事業内容/提供サービスを解説
●損害保険業界の動向
●損害保険業界各社の業績比較・順位
●損害保険業界各社の特徴・強み
・東京海上日動火災保険:圧倒的なシェアを誇る損保の王者。海外のM&A・業務提携を推進 ・損害保険ジャパン:時代の変化に対応し、介護・ヘルスケア事業などの新規事業を拡大
・三井住友海上火災保険:「財閥系」ならではの顧客基盤・強固なネットワークが強み
・あいおいニッセイ同和損害保険:地域密着型の保険会社
●損害保険業界各社の社風の違い
・東京海上日動火災保険:誠実さが根付く社風
・損害保険ジャパン:失敗を恐れず挑戦する社風
・三井住友海上火災保険:「個性」と「結束感」を併せ持つ社風
・あいおいニッセイ同和損害保険:さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる多様性のある職場
●損害保険業界各社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢
●損害保険業界の選考対策ページ・クチコミ
●損害保険業界以外の業界研究記事
損害保険とは? 事業内容/提供サービスを解説
損害保険会社のビジネスを簡単にいうと、「契約者のあらゆるリスクに対して金銭面でサポートをするビジネス」です。主な商品は以下の通りです。
自動車保険
自動車事故などにより生じた、人的被害や物的損害を補償することを目的とした保険です。各社、収益の柱となっています(※1)。
(※1)参考:コトバンク「自動車保険」
火災保険
火災事故などにより生じた損害を補償することを目的とした保険です。近年は水害や盗難など、よりカバーする範囲が広くなっています(※2)。
(※2)参考:コトバンク「火災保険」
傷害保険
被保険者が偶然の事故によって体に傷害を負った場合に、保険金が支払われる保険です。普通傷害保険・団体傷害保険・旅行傷害保険・交通事故傷害保険などの種類があります。医療保険と似ていますが、医療保険が「病気やケガなどによる入院時の経済的リスクを減らす」ことを対象とするのに対し、傷害保険は「ケガや死亡の際の経済的リスクを減らす」ことを対象としています(※3)。
(※3)参考:コトバンク「傷害保険」
自動車損害賠償責任保険
「自賠責保険」ともいい、自動車の所有者は加入が義務付けられている保険です。自動車の人身事故による被害者に支払う損害賠償費を填補(てんぽ)することが目的です(※4)。
(※4)参考:コトバンク「自動車損害賠償責任保険」
海上保険
貨物保険と船舶保険に大別され、航海に関する事故によって生ずる損害の填補を目的とします。近年では物流全体をカバーする保険なども生まれています(※5)。
(※5)参考:コトバンク「海上保険」
損害保険業界の動向
今後の損害保険業界の動向は2つ考えられます。1つは、海外への進出、つまり「海外企業の大型M&Aや業務提携」でしょう。半ば飽和状態の国内市場から脱却し、東南アジアなどの新興国への新規市場の開拓も今後のカギであり、この動きは顕著となっています。
もう1つは、新規事業の展開です。既存事業の安定したブランド力や収益を確保したまま、ホールディングスの強みを生かして「横の連携」を図ります。
損害保険業界各社の業績比較・順位
所属するグループや規模
各企業は以下の通り、「3メガ損保」と呼ばれる巨大な保険業ホールディングスの傘下にあります。
三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は同じグループに所属しています。ちなみに、MS&ADインシュアランスグループという名称は「三井住友」の「MS」、「あいおい(ニッセイ)同和」の「AD」が由来であり、両社が対等な存在であることも分かります。
<所属するグループ>
・東京海上ホールディングス
└東京海上日動火災保険
・SOMPOホールディングス
└損害保険ジャパン
・MS&ADインシュアランスグループホールディングス
└三井住友海上火災保険
└あいおいニッセイ同和損害保険
そのことを踏まえ、主要4社と3つのグループの収益、利益率などを比較してみましょう。
※青色は所属するグループ会社の連結の経常収益、オレンジ色は単体の経常収益を表しています
※出典:2022年度 有価証券報告書「東京海上ホールディングス P.1/東京海上日動火災保険 P.2/SOMPOホールディングス P.2/損害保険ジャパン P.2/MS&ADインシュアランスグループホールディングス P.2/三井住友海上火災保険 P.1/あいおいニッセイ同和損害保険 P.1」
まず、グループ別に収益の違いを見ると、東京海上ホールディングスグループ(以下、東京海上HD)が1位で、僅差でMS&ADインシュアランスグループ(以下、MS&AD)が2位。その後にSOMPOホールディングス(以下、損保HD)が続く形になっています。
次に、各企業の単体の業績を見てみましょう。経常収益は「東京海上日動火災保険→損害保険ジャパン→三井住友海上火災保険→あいおいニッセイ同和損害保険」の順番となっています。経常利益率でも東京海上日動火災保険がトップです。
では各社の特徴を見ていきましょう。
損害保険業界各社の特徴・強み
損保の主な商品は前述の通りです。そのため、各企業におけるセグメント(部門)の分け方も「火災・海上・傷害・自動車・自動車損害賠償責任」の5つで共通していると考えていいでしょう。
東京海上日動火災保険:圧倒的なシェアを誇る損保の王者。海外のM&A・業務提携を推進
東京海上日動火災保険は、損害保険業界で圧倒的なシェアを誇る企業です。1879年に日本で最初の保険会社として創業した「東京海上」と1898年に設立された「東京物品火災保険」を前身とし、1914年設立された「日動火災」(※6)が、2004年に合併し誕生しました(※7)。
140年以上の歴史を持つ東京海上HD(※8)は、国内損害保険事業・国内生命保険事業以外に、海外保険事業・金融事業・その他事業を展開しています(※9)。
今やグループ全体の利益のおよそ半分が海外保険事業である同社。今後は中長期的に高い成長が見込まれるアフリカ大陸、特にサブサハラ地域は重要なマーケットと捉えています。現状、海外保険事業での新興国の割合はまだ約1割です。人口が爆発的に増えているにもかかわらず、保険がまだ社会に定着していないため、大きな成長が期待できます(※10)。
<海外M&Aや業務提携>(※6)
2007年6月(シンガポール・マレーシア)「アジア・ジェネラル・ホールディングス社」買収
2008年3月(英)「ロイズ キルン社」買収
12月(米)「フィラデルフィア・コンソリデイティッド社」買収
2012年5月(米)「デルファイ・ファイナンシャル・グループ社」買収
2015年2月(南ア)「ホラード社」業務提携
10月(米)「HCCインシュアランス・ホールディングス社」買収
2018年8月(タイ)「セイフティ社」買収 2020年2月(米)「Pureグループ」買収
(※6)参考:東京海上日動「旧東京海上の沿革」
(※7)参考:東京海上日動「東京海上日動の沿革」
(※8)参考:東京海上ホールディングス「ブランド」
(※9)参考:東京海上日動「東京海上日動の現状 2023 P.16」
(※10)参考:東京海上日動 採用ページ「"必然"の海外事業戦略 未知の地アフリカへ」
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損害保険ジャパン:時代の変化に対応し、介護・ヘルスケア事業などの新規事業を拡大
損害保険ジャパンは、国内の損害保険の収入保険料でトップクラスを誇る企業です(※11)。
同社には、東京火災や日本火災といった企業との合併の歴史が刻まれています。現在に至る直接の契機は、2010年のNKSJホールディングスの発足です。「損保ジャパン」と「日本興亜損保」が同ホールディングスを設立後、合併し「損保ジャパン日本興亜」が誕生。さらに2020年に「損害保険ジャパン」に社名を変更しました(※12)。
損保HDの特徴は、保険事業にとどまらない多岐にわたる事業展開です。例えば、2015年に介護事業大手の「メッセージ」を買収(※13)。そして、新規事業として「介護・シニア事業」を開始し、2023年3月期時点で業界2位の売上高を誇ります(※14)。同事業をはじめ、介護リフォームメンタルヘルス対策として、「LLax forest」の提供を開始するなど、事業領域を拡大させています(※15)。
他にも、世の中の変化にいち早く対応し挑戦の姿勢を貫いてきたことが特徴です。具体的には、以下のような「業界初」の取り組みが挙げられます。
(1)2018年:保険金請求時の新たなコミュニケーション手段として「LINE」を活用
└SNSの急速な普及に対応し、顧客からも利便性の高さや迅速な対応が高く評価されている(※16)
(2)2019年:食品ロス削減に寄与する費用保険の販売開始
└SDGsの持続可能な開発目標の1つ「食品ロス削減」の課題解決に取り組む(※17)
(3)2020年:対話型AI(人工知能)による、災害時の保険受付の自動化に関する実証実験を開始
└電話応対から事務処理までのプロセス全体を自動化する「ボイスデジタルトランスフォーメーション」を活用(※18)
SNSやAIなどの技術を活用し、さまざまな取り組みに挑戦していることが分かります。上述の(2)で示した「食品ロス対策費用保険」のように、近年注目されているSDGs分野にも進出しています。また、2023年2月には、SDGs達成に向けた取組みや地域貢献活動を行う「地域貢献パッケージ」の展開を開始(※19)。時代のニーズに応じて新たな商品を生み出す挑戦の姿勢がうかがえます。
(※11)参考:SOMPOホールディングス「国内損害保険事業」
(※12)参考:損保ジャパン「当社商号変更に関するお知らせ」/SOMPOホールディングス「SOMPOホールディングスのご案内 P.6」
(※13)参考:東洋経済 ONLINE「SOMPO、メッセージ買収で介護首位級に」
(※14)参考:SOMPOホールディングス「介護・シニア事業」
(※15)参考:SOMPOホールディングス「戦略事業」
(※16)参考:損保ジャパン「業界初保険金請求時の新たなコミュニケーション手段に『LINE』を導入」
(※17)参考:SOMPOホールディングス「さまざまな環境問題の解決を目指した取組み」
(※18)参考:損保ジャパン「【業界初】対話型AIによる災害時の保険受付(電話受付)の自動化に関する実証実験を開始」
(※19)参考:損保ジャパン「【業界初】『地域貢献パッケージ』の展開 ~取引先や代理店等との協働による安心・安全な地域社会の実現に向けた取組み~」
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三井住友海上火災保険:「財閥系」ならではの顧客基盤・強固なネットワークが強み
三井住友海上火災保険は、あいおいニッセイ同和損害保険とともにMS&ADの中核をなす企業です。
同社の特徴は、「財閥系」ならではの顧客基盤とグループの強固なネットワークがもたらす「個人や企業への影響力」でしょう。事実、三井住友海上火災保険を中核とするMS&ADは、国内損害保険の全種目において国内収入保険料でシェア1位、2022年度の国内生命保険会社・グループの収入金額ランキングでは第9位を誇ります(※20)。
また、海外事業において東南アジアに強みを持つことも特徴です。2004年に積極的に海外進出を開始し(※21)、現在ではASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国全てに拠点を持ち、ASEAN域内総収入保険料において第1位のプレゼンスを有しています(※22)。
アジア以外では、2016年に「英国大手保険グループ Amlin」を買収し、MS Amlinブランドでロイズ事業、再保険事業および欧州元受保険事業の3つの事業を展開しています。また、2020年1月に組織再編を実施し、よりグローバルに展開できるような体制を整えました。他にも、海外進出や海外取引を行う中堅・中小企業を支援すべく、「グローバルビジネス総合補償プラン」「海外投資保険」を発売しています(※23)。
(※20)参考:MS&ADホールディングス「スケール」
(※21)参考:三井住友海上「三井住友海上の歩みと未来」
(※22)参考:三井住友海上「成長著しいアジアへの挑戦」
(※23)参考:三井住友海上「世界中の挑戦を支えるために」
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・【三井住友海上火災保険:3分対策】国内シェアNo.1の財閥系企業。「誠実さ」「主体性」を示して業務適性をアピールしよう
あいおいニッセイ同和損害保険:地域密着型の保険会社
あいおいニッセイ同和損害保険は、三井住友海上火災保険とともにMS&ADの中核をなす企業です。複雑な合併の歴史を持っており、2010年に「あいおい損保」と「ニッセイ同和損保」と「三井住友海上グループ3社」が経営統合して誕生しました(※24)。
そんな同社の目指す企業像には「先進性」「多様性」「地域密着」が挙げられています(※25)。特に「地域密着」においては、2016年に「地方創生プロジェクト」を発足させ、地方公共団体や地域金融機関と協力し、地域社会との結びつきを強めています(※26)。加えて、損保業界では唯一のベルマーク協賛企業として、東北大震災や熊本地震被災地などへ寄付し、保険商品を通じた社会貢献活動も行っています(※27)。
また、トヨタ自動車と提携関係にあることを生かした「自動車」分野での取り組みが目立ちます。連携が生かされた事例としては、トヨタが開発する「ウーブンシティ」に参画し、自動運転やMaaS、ドローン配送などの実証実験時のリスクを総合的にカバーする保険の開発に携わっています(※28)。
(※24)参考:あいおいニッセイ同和損害保険「これまでの歩み」
(※25)参考:あいおいニッセイ同和損害保険「トップメッセージ」
(※26)参考:あいおいニッセイ同和損害保険「地方創生プロジェクト」
(※27)参考:あいおいニッセイ同和損害保険「キーワードで知るAD」
(※28)参考:日経ビジネス「トヨタ子会社、JR東らが参集 『ニューノーマル時代』の都市DXへ」
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損害保険業界各社の社風の違い
ここからは各社の社風の違いを見ていきましょう。
東京海上日動火災保険:誠実さが根付く社風
東京海上日動火災保険には、一般的に「良い人」とイメージされるような、誠実で優しい雰囲気を持つ社員が多いそうです。社員によると「『共に育つ、共に育てる』組織をつくり、メンバー同士がお互いに関わりあって、高めあう風土を大切にしている」そうです(※29)。実際に内定者も、「インターン選考・インターン・本選考を通じて30人以上の社員と接したが、誠実で優しい人ばかりだった」と社員の特徴について振り返っています(2022年卒選考対策ページより)。
また、同社では多様性も推進しており、多様な人材が持てる力を発揮することを目的に、2020年度に「プロジェクトMizu」が発足。グループ会社間の相互理解を深め、多様性のあるメンバーが働きやすい環境を整備する取組みを続けています(※30)。
(※29)参考:東京海上日動 採用情報「人事メッセージ」
(※30)参考:東京海上日動「2023 統合レポート P.93」
▼社員のリアルな声を知りたい方はこちらから!
ワンキャリアが新しくリリースした転職サイト「ONE CAREER PLUS」では、東京海上日動火災保険で働く社員のリアルな声を掲載しています。
「本質的な問題解決になるかを追求する」「上意下達のピラミッド組織」といった、東京海上日動火災保険社員のリアルな声を知りたい方は以下からご覧ください。
損害保険ジャパン:失敗を恐れず挑戦する社風
挑戦の姿勢を持つ損害保険ジャパンでは、チャレンジ精神のある社員が求められています。実際、2023年卒の選考では「何かに挑戦した経験」を問われており、2024年卒の選考でも、学生時代に力を入れたことの深掘りの中で「その中であなたが新たに取り組んだことはあるか」と問われたそうです(選考対策ページより)。また、企業サイトでも求める人材像として「自ら考え、自律的に行動し、学び続け、失敗を恐れず常に高い目標に向かってチャレンジし続ける社員」と記載されています(※31)。
同社に新卒で入社した場合、その多くが営業部門と保険金サービス部門に配属となります。その場合は顧客と接する機会が多くあることから、業務の中では顧客と信頼関係を築ける人柄が求められると考えられるでしょう。そのため、選考においても人から信頼される誠実さがあるかを確かめられていると考えられます(選考対策ページより)。
(※31)参考:損保ジャパン「人材育成」
▼社員のリアルな声を知りたい方はこちらから!
ワンキャリアが新しくリリースした転職サイト「ONE CAREER PLUS」では、損害保険ジャパンで働く社員のリアルな声を掲載しています。
「昇給は毎年ある」「良くも悪くも現場はトラディショナルな雰囲気」といった損害保険ジャパン社員のリアルな声を知りたい方は以下からご覧ください。
三井住友海上火災保険:「個性」と「結束感」を併せ持つ社風
三井住友海上火災保険は「個性」と「結束感」を併せ持つバランスのとれた社風が特徴です。こちらは、競合として比較されやすい東京海上日動火災保険や損害保険ジャパンとの大きな違いといえます。
損保業界で複数内定を獲得した学生は、各社について「三井住友海上火災保険のOB・OG訪問で会った社員はどの方も違った特徴があるが、共通して三井住友海上火災保険の一員としての芯を持っているように感じた。東京海上日動火災保険は日本トップという誇り、エリート気質を感じた。損害保険ジャパンは合併の歴史からさまざまなバックグラウンドを持つ社員が集まりバラエティに富んだ社風だと感じた」と話します。
また、内定者が座談会で会った社員は自社について「『人の三井』と『結束の住友』が合わさり『人財の三井住友海上』ができている。一人一人のプロフェッショナリズムとチームワークがあるからこそ、大企業の大型法人契約に強い」と語っています。
同社には自分の個性を大事にしつつ、組織として協働を可能にする環境があるでしょう(選考対策ページより)。
▼社員のリアルな声を知りたい方はこちらから!
ワンキャリアが新しくリリースした転職サイト「ONE CAREER PLUS」では、三井住友海上火災保険で働く社員のリアルな声を掲載しています。
「営業は体育会系の社風」「裁量権は大きい」といった三井住友海上火災保険社員のリアルな声を知りたい方は以下からご覧ください。
あいおいニッセイ同和損害保険:さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる多様性のある職場
あいおいニッセイ同和損害保険には、複数の企業が合併を経て1つになったという背景があります(※32)。そのため、さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる多様性のある企業です。社内に「ダイバーシティ推進室」を設置し、「女性活躍推進」「障がい者活躍推進」「人権啓発」などを中心に取り組んでいます。また、女性管理職比率向上のためのさまざまな取り組みなどが認められ、2013年度には「ダイバーシティ経営企業100選」に選出、2020年度に「なでしこ銘柄」に選定されています(※33)。
また、同社は女性活躍推進法における2022年4月から2026年3月までの行動計画を定めており、「男性育児休業1カ月取得100%を目標とする」ことや、「管理職に占める女性社員の比率のさらなる向上とともに、ライン長に占める女性社員の比率を15%超まで引き上げる」ことなどを目標としています(※34)。
(※32)参考:あいおいニッセイ同和損害保険「会社の沿革」
(※33)参考:あいおいニッセイ同和損害保険「ダイバーシティ推進の取り組み 取組状況」
(※34)参考:あいおいニッセイ同和損害保険「ダイバーシティ推進の取り組み 女性活躍推進」
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ワンキャリアが新しくリリースした転職サイト「ONE CAREER PLUS」では、あいおいニッセイ同和損害保険で働く社員のリアルな声を掲載しています。
「個性あふれる社員がいる」「マルチタスクをこなす能力がついた」といったあいおいニッセイ同和損害保険社員のリアルな声を知りたい方は以下からご覧ください。
損害保険業界各社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢
各社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数は以下の通りです。
企業名 | 平均年齢 | 平均給与 | 平均勤続年数 |
東京海上日動火災保険 | 42.3歳 | 863万円 | 12.7年 |
損害保険ジャパン | 44.6歳 | 637万円 | 15.6年 |
三井住友海上火災保険 | 41.9歳 | 747万円 | 14.6年 |
あいおいニッセイ同和損害保険 | 43.2歳 | 669万円 | 14.9年 |
※出典:2022年度 有価証券報告書「東京海上日動火災保険 P.7/損害保険ジャパン P.9/三井住友海上火災保険 P.8/あいおいニッセイ同和損害保険 P.9」
※平均給与は千の位を四捨五入しています
給与は、業界トップの東京海上日動火災保険が最高額です。正社員(正職員)の平均年収が523万円(※35)であることを考えると、4社とも平均より高い水準だといえます。
(※35)出典:国税庁企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査結果について P.1」
損害保険業界の選考対策ページ・クチコミ
いかがでしたか。
詳しい選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)は、以下の選考対策ページをご覧ください。
東京海上日動火災保険
損害保険ジャパン
三井住友海上火災保険
あいおいニッセイ同和損害保険
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東京海上日動火災保険
損害保険ジャパン
三井住友海上火災保険
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・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・インターン/就活はいつから?スケジュールと準備の進め方
・OB・OG訪問とは?就活でOB・OG訪問が必要な人、しなくていい人
・志望動機の書き方と例文集|人気8業界のES通過例文と王道の回答例
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
・【面接対策】質問集&回答例|新卒就活でよく聞かれることと準備方法
・【自己分析のやり方】たった4通り!簡単にできる方法・ツール・シートを解説
・【業界研究:34業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
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・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方/コツや役割を網羅的に解説
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