こんにちは、ワンキャリ編集部です。
みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)の総合証券会社であるみずほ証券。国内5大証券会社の1つとされており、日本で大きな影響力を持つ企業です。
この記事では、複数の職種のなかでも「M職(総合コース)」に絞り、選考対策の具体的なポイントをまとめてお伝えします。
選考前の最終確認のためにご一読ください。
<目次> ●みずほ証券の社風 ●みずほ証券の本選考のポイント ●みずほ証券の本選考のフロー ・1. エントリーシート(ES) ・2. Webテスト ・3. 1次面接 ・4. 2次面接 ・5. リクルーター面談 ・6. 3次面接 ・7. 最終面接
みずほ証券の社風:「銀信証連携」で行うサービス提供とプロフェッショナル人材を育てる研修制度
みずほ証券はみずほFGの総合証券会社。「One MIZUHO」のスローガンのもと銀行・信託・証券の3つが一体となり、「銀信証連携」で幅広くサービスを提供しているのが特徴です(※1)。
みずほ証券の魅力はキャリアパスが幅広いこと。リテール営業だけに留まらず年次を重ねるにつれ、未上場企業への営業やプライベートバンキング、人事・経理などのコーポレート部門に携われることも少なくありません。
入社5~6年目以降は、みずほ証券内だけでなく銀行や信託への異動も可能になります。さまざまな部門で経験を積み、幅広く知識を得たい学生に向いている企業と言えるでしょう。
あらゆる領域で活躍できるプロフェッショナル人材を育成すべく、研修制度も充実しています。新入社員が自立して活躍できるように支援する「インストラクター制度」や、インストラクターとは別の先輩社員が日常業務の中では話しにくい相談などを通して、成長のサポートをしてくれる「メンター制度」など、入社直後から手厚いサポートを受けることができます。
(※1)参考:みずほ証券「グループの力『One MIZUHO』」
▼みずほ証券の社風について詳しく知りたい方はこちら!
【合格の秘訣】企業概要・選考での評価ポイント
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みずほ証券の本選考のポイント:確固たる入社意思と、困難な状況でも目的を達成できる力、そして協働できる能力をアピールしよう
みずほ証券の選考において大切なポイントは3つ。
1つ目は「なぜみずほ証券か」を明確に答えること。他の5大証券会社を併願し内定後に他社に流れてしまう学生が多く、採用の時点で入社意思を念入りに確かめたいと考えられるためです。
選考では「みずほ証券であるべき理由」を、説得力をもって説明できるようにしましょう。他業界や競合他社との比較を踏まえつつ、みずほFGならではの特徴と合わせてロジカルにアピールできるのがベストです。
2つ目のポイントは「強いストレスを受ける困難な状況でも、目的を達成できる力」をアピールすること。
みずほ証券の営業は顧客から提案を断られたり、厳しい態度をとられたりするケースも少なくありません。つらい状況でも目的を果たすために、諦めず努力する力が求められます。現場で活躍する姿を面接官にイメージさせられるように、過去のエピソードに基づいて、困難な状況下でも粘り強く実行できる力を示しましょう。
3つ目に大切なのは「立場の異なる人々と協働できる能力を示す」こと。みずほ証券のリテール営業では「銀信証連携」で、それぞれのポジションの担当者と協力しながら仕事を進めるのが特徴です。立場の異なる人たちをまとめつつ、信頼関係を築く力が必要になります。
これらの能力を示すために、選考ではさまざまな人と協力して何かを成し遂げたエピソードを伝えるようにしましょう。その際、「経験したこと」「自分の役割」「どう課題解決したか」「結果、組織はどうなったか」の4つの観点を意識するのがおすすめです。
▼選考におけるポイントやクチコミを詳しく見たい方はこちら!【合格の秘訣】企業概要・選考での評価ポイント
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みずほ証券の本選考のフロー
みずほ証券の選考フローは以下のように進みます。
1. エントリーシート(ES) 2. Webテスト 3. 1次面接 4. 2次面接 5. リクルーター面談 6. 3次面接 7. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
1. エントリーシート(ES):質問内容はオーソドックス。深掘りの可能性を踏まえた内容にしよう
みずほ証券のESで、過去に出題された内容は下記の2つです。
(1)学生時代に力を入れたこと(400字以内)を2つ
(2)志望理由(300字以内)
※出典:みずほ証券|総合コース2021卒本選考のES
出題内容はどちらもオーソドックスな内容です。とはいえ、後の面接で深掘りされる可能性があるため、しっかりと準備して臨むことをおすすめします。
選考のポイントでも述べた通り「学生時代に力を入れたこと」では、困難な状況下でも目的を達成する力や立場の異なる人と協働できる力を示しましょう。
志望理由では「なぜみずほ証券なのか」を明確に示すことを意識してください。他業界や同業他社と比較し、みずほ証券ならではの魅力と合わせて説明することが大切です。
2. Webテスト:形式は玉手箱! 参考書や他社のテストでの対策は欠かせない
Webテストの形式は玉手箱で、出題科目は「言語」「非言語」「英語」「性格検査」の4つです。全体で90分程度の内容です。
内定者いわく「ボーダーはあまり高くないのではないか」とのことですが油断は禁物。市販の参考書や他の企業のテストで練習してから臨むようにしましょう。
・【玉手箱・C-GAB編】 これが本当のWebテストだ! (1) 2023年度版
3. 1次面接:なぜみずほ証券なのか。明確な志望理由を伝えよう
1次面接は社員1人に対し学生2人で行うグループ面接。過去には以下のような質問がされました。
・志望理由
・学生時代に力を入れたこと
・人生で最もプレッシャーを感じた経験
・逆質問
など
※出典:みずほ証券|総合コース2021卒本選考の1次面接
内定者が社員に聞いた話によると「1次面接から倍率が高くなっている」とのこと。選考の序盤といって気を抜かず、十分な対策を心がけてください。
質問に回答する際のポイントは、選考全体のポイントで述べた内容と変わりません。志望理由では「なぜみずほ証券なのか」を明確に答え、はっきりとした志望理由を伝えましょう。
「学生時代に力を入れたこと」や「人生で最もプレッシャーを感じた経験」では、ストレスのかかる困難な状況でも、目標のためにやり抜ける力があるかを確かめられている可能性があります。周囲と協力しながら困難に打ち勝ち、結果を出した経験をもとに、粘り強さや協調性をアピールしましょう。
4. 2次面接:選考の鬼門。困難な状況でもやり抜ける資質がチェックされる
2次面接は社員1人に対し学生2人で行われるグループ面接。過去には次のような質問がされました。
・志望理由
・学生時代に力を入れたこと
・クレームや批判を受けた経験
・逆質問
など
※出典:みずほ証券|総合コース2021卒本選考の2次面接
内定者が社員から聞いた話によると、2次面接の倍率が最も高いそうです。質問内容は1次面接と大きくは変わらず基本的な内容のようですが、油断せず事前に準備して臨みましょう。
「クレームや批判を受けた経験」という質問では、ストレスのかかる困難な状況でも、目標のためにやり抜いた経験を伝えましょう。
内定者はクレームを受けたエピソードについて、「クレームや批判を受けた理由」「それに対してどう対応したか」「その対応の結果、どう改善できたか」を順序立てて話したそうです。
5. リクルーター面談:面談の内容は逆質問のみ。企業の理解度を深めよう
2次面接後は社員と学生の1対1のリクルーター面談が行われます。内容は逆質問のみです。
当日に焦らないために、質問したい内容の事前準備は欠かせません。面接での回答の質を高めるために、気になる点を質問し企業の理解度を深めましょう。
内定者の話によると、これまでの選考における自分の評価も伝えてもらえるそうです。しっかりとフィードバックを受け入れ、選考に生かしてください。
6. 3次面接:2次面接と同様に選考の山場。さまざまな経験が問われる
3次面接は社員と学生の1対1で行う個人面接です。過去には次のような質問がされました。
・志望理由
・学生時代に力を入れたこと
・人生で最も苦しかった経験
・他人の意見を変えた経験
・自分が行動せずに後悔した経験
・逆質問
など
※出典:みずほ証券|総合コース2021卒本選考の3次面接
内定者が社員から聞いた話によると、3次面接は2次面接と同様に山場であるとのこと。選考倍率も高いことが考えられますので、しっかりと準備して臨むことが大切です。回答するときのポイントは、2次面接までと変わりません。
「他人の意見を変えた経験」という質問では、立場の異なる人と協働する力があるかを試されていると考えられます。自分の意見だけに固執せず周囲の声にも耳を傾け、より良い結果へ向け行動する力をアピールしましょう。「どのような立場の人の意見を」「どう変えたか」を具体的に説明できるのが理想です。
「自分が行動せず後悔した経験」という質問では、過去の失敗や後悔に向き合い、次の仕事に生かすことができるかを見られていると考えられます。「当時なぜ行動しなかったのか」を明確にし、「今の自分ならどうするか」を順序立てて説明しましょう。
7. 最終面接:内定まであと一歩! 固い入社意思とともに、思い描くキャリアプランを具体的に語ろう
最終面接は社員と学生の1対1で行われる個人面接です。過去には次のような質問がされました。
・志望理由
・学生時代に力を入れたこと
・入社後にやりたい業務
・キャリアプラン
・逆質問
など
※出典:みずほ証券|総合コース2021卒本選考の最終面接
面接官をベテラン社員が担当するようになりこれまでの面接に比べると年次が上がるため、堂々とした立ち振る舞いを意識しましょう。回答するときのポイントは、3次面接までと変わりません。「志望理由」は「なぜみずほ証券なのか」を明確にし、固い入社意思を示してください。
特に最終面接では内定が近いこともあり「みずほ証券でなくてはならない理由」とともに、入社する意思をはっきりと言葉にすることが大切です。
「入社後にやりたい業務」や「キャリアプラン」では、企業理解度の深さや入社意欲の高さを示すために、より具体的な内容を話すことをおすすめします。みずほ証券のキャリアプランは幅広いため、入社後から数年間における長期的なビジョンで「どのような仕事に携わり、何を実現したいか」を述べることが重要です。
実際に内定者は「まずリテール営業で結果を出し、その後グローバルマーケッツ部門に異動して活躍したい」と部門にまで落とし込んで説明していました。
おわりに
ここまで、みずほ証券の本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
みずほ証券の選考についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
【選考ステップ一覧】各選考の詳細と解説
【クチコミ】説明会/インターン/選考の評判
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(Photo:whiteMocca/Shutterstock.com)