3月1日。
例年であれば、いわゆる「就活解禁日」として、プレエントリーや説明会が始まるタイミングですが、2021年卒学生の就職活動を取り巻く環境は、今、困難を極めています。
新型コロナウイルスの影響で、大規模イベントが中止になるなど、不安を感じている就活生は多いでしょう。「自分たちは何も悪いことをしていないのに」。そんなやりきれない思いを抱えている人も少なくないはずです。
こんなとき、編集部として何ができるのか。それは、変わらず皆さんに情報を届け続けることしかないと考えています。
オフラインの選択肢が減り続ける今、オンラインでの情報提供の価値が相対的に高まっています。僕自身は、前職でITの記事を書いていましたが、こういう危機的な状況を救うのは、やはりITの力なのだと信じています。
ワンキャリアは3月1日から「ワンキャリア企業説明会LIVE」として、注目企業の人事を招き、YouTube上で企業説明会を生放送で行います。視聴者の皆さんからの質問もリアルタイムで受け付けますので、ぜひ気軽にご参加ください。
放送は3月の平日に毎日行う予定です。どのような企業が登場するかは、以下のリンクからご確認ください。随時ページを更新していきます。
さまざまな情報と出会い、自分なりの「就活の真実」を見つけてほしい
ワンキャリアは昨年、「#ES公開中」というキャンペーンを行いました。2020年は「#就活の真実」というテーマでキャンペーンを展開します。
名前こそ違えど、その根底に流れる思想は変わっていません。学生の視点や経験に基づく情報を公開していくことで、就職活動における企業と学生のパワーバランスの崩れを正し、双方にとって幸福な出会いを実現していくこと。これに尽きます。
就活の「真実」というと、大げさな言葉に聞こえるかもしれませんし、僕自身はこの言葉に、ある種の胡散臭さもあると思っています。真実というのは1つではなく、人によって変わると考えているから。就活に決まった正解はない、という話と同じことです。確固たる真実なんて「ない」と言ってもいい。
でも、真実はなくてもそれに近付くことはできるはずです。先日、ワンキャリアと「HOPE by NewsPicks」のコラボレーション企画として、互いの会社で働く大学生インターンの座談会を行いましたが、「就活には『呪縛』のようなものがある」と話していたのが印象的でした。
【特別コラボ企画】生き方を狭める“固定観念”に気づいた瞬間。4人の大学生が向き合った就活のリアルを語り合う
こうあるべき、こうでないといけない──だが、就活が終わって振り返ると、それは単なるまやかしだったと気付いた。話を聞くうちに、結局、その呪縛に振り回される理由は、突き詰めれば「知らないから」だけなのだと、思い知らされました。知らず知らずのうちに、真実から引き離されてしまっている。
これに対抗する術は、正しい情報を知り、それに基づいて判断することしかありません。それを続けた先にきっと、自分なりの「就活の真実」が見つかり、納得する形で就職活動を終えられるはず。そう信じて、そう応援して。編集部一丸となって、皆さんといい情報との出会いを作り続けていきます。
今回、キャンペーンの皮切りとして、ワンキャリアに集まった膨大なクチコミを基に「就活生新聞」という新聞を作りました。業界別の就活傾向予測、100社の選考スケジュール、地域ごとの就活動向など、さまざまなコンテンツを用意していますが、多くの就活生の思いが詰まった紙面になったと胸を張って言えます。
Web上でもコンテンツを公開していますが、東京・大阪・名古屋・福岡など各地でも新聞を掲出します。機会があれば、ぜひ手にとって読んでみてください。僕らの思いが1人でも多くの学生に届くことを祈っています。
(Photo:Elena Schweitzer/Shutterstock.com)