こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げてお届けする【最新版:業界研究】。
今回は、就活生から圧倒的な人気を誇る「外資系投資銀行」から4社「モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ」の投資銀行部門を取り上げ、それぞれの特徴や社風を比較します。
投資銀行に興味のある就活生の一助となれば幸いです(以下、モルガン・スタンレー=MS、ゴールドマン・サックス=GS、J.P.モルガン=JPM、バンク・オブ・アメリカ=BofAと表記)。
<目次>
●外資系投資銀行とは? 事業内容/提供サービスを解説
●外資系投資銀行の動向
・リーマンショックによる投資銀行の脆弱性(ぜいじゃく)の露呈
・リーマンショックを受け、商業銀行の業務にシフト
・M&Aの増加に伴う、仲介業務の活性化
●外資系投資銀行の部門・職種
・投資銀行部門(IBD部門)
・マーケット部門
・リサーチ部門
・アセットマネジメント部門
・オペレーション部門
・テクノロジー部門
●外資系投資銀行大手4社の業績比較・ランキング(営業収益/経常利益)
●外資系投資銀行大手4社の特徴・強み
・モルガン・スタンレー:日系企業とのつながりは随一
・ゴールドマン・サックス:圧倒的な知名度・ブランド力を誇る投資銀行
・J.P.モルガン:世界一の金融グループの一角だからこその、抜群の安定感
・バンク・オブ・アメリカ:世界的な超大型商業銀行として安定した事業基盤を持つ
●外資系投資銀行大手4社の社風の違い・制度
・モルガン・スタンレー:充実した教育制度により長期的なキャリアを築ける。社内の雰囲気は厳格
・ゴールドマン・サックス:高い結束力。チームワークを重視
・J.P.モルガン:団結や一体感を重んじる社風、スマートで気品のある社員が多い
・バンク・オブ・アメリカ:明るくフラットな社風
●外資系投資銀行大手4社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
●外資系投資銀行で働く魅力・やりがい
・成果に応じて非常に高い収入が見込める
・海外勤務の機会が多い
・海外でのネットワークを生かした、大型の案件に関われる
・ジョブローテーションなどが少なく、高度な専門スキルが身につく
●外資系投資銀行大手4社の選び方
・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
●外資系投資銀行大手4社が求める人物像・選考対策
・外資系投資銀行が求める人物像
・外資系投資銀行の選考対策
●外資系投資銀行以外の業界研究記事
外資系投資銀行とは? 事業内容/提供サービスを解説
外資系投資銀行とは、主に法人を対象とした証券業務を行う金融機関のことで、一般的な銀行業務とは異なり、証券会社としての役割が強い傾向があります。
日本では「銀行」と聞くと、預金や融資を行う銀行をイメージしがちですが、外資系投資銀行は企業や機関投資家を顧客とし、資金調達やM&A(企業の買収・合併)に関するアドバイス、さらには株式や債券など金融商品の取引を支援することが主な業務です。
外資系投資銀行は、世界中の市場にアクセスし、グローバルな視点でサービスを提供するため、大規模な取引や国際的な案件に関与する機会が多いのが特徴です。
また投資銀行では、企業の成長戦略をサポートするため、企業の資金調達や新規株式公開(IPO)の支援を行っており、クライアントにとって重要なパートナーといえるでしょう。
外資系投資銀行の動向
外資系投資銀行は、リーマンショックを契機に大きな変化を遂げました。従来のリスクの高いビジネスモデルから商業銀行業務へのシフト、さらにはM&A市場の拡大に伴う仲介業務の活性化など、さまざまな要因が業界に影響を与えています。
ここでは、世界的な経済変動やテクノロジーの進化が進むなかで、外資系投資銀行がどのように適応しているかを解説します。
リーマンショックによる投資銀行の脆弱(ぜいじゃく)性の露呈
リーマンショックは、外資系投資銀行の脆弱性を浮き彫りにした大きな出来事です。この出来事により、投資銀行がリスクを抱えやすいビジネスモデルを持つことが明らかになりました。
リーマンショックは、サブプライムローンの問題を発端に、米国大手投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻したことで引き起こされた世界的な経済危機です。これにより世界中の株式市場が急落し、金融業界をはじめ、さまざまな企業が深刻な影響を受けました。特に投資銀行業界はこの打撃を大きく受け、多くのトップ銀行が経営破綻するか、形を変えました。
例えば、メリルリンチはバンク・オブ・アメリカに吸収合併され、リーマン・ブラザーズやベアー・スターンズなどの有名な投資銀行は破綻してしまいました(※1)。
リーマンショックそのものは、現在の外資系投資銀行の実務に直接的な影響はないものの、リーマンショックが外資系投資銀行の構造的な脆弱性を露呈し、業界全体を大きく変える契機となったといえるでしょう。
(※1)参考:内閣府ホームページ「世界経済の潮流」
リーマンショックを受け、商業銀行の業務にシフト
リーマンショックを受け、投資銀行は商業銀行業務へとシフトしました。
リーマンショック以前、純粋な投資銀行は自己資本を持たず、手数料収入を主要なビジネスモデルとしていました。つまり、自己資本を持たないまま大量の借り入れを行い、ハイリスク・ハイリターンの取引を続けていたのです(※2)。
リーマンショック後、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーは銀行持ち株会社へと移行する決断を下しました。銀行持ち株会社となることで中央銀行から資金供給を受けられるため経営の安定性が増した一方、投資銀行時代のような高収益を期待することは難しくなりました。
このように、投資銀行はリーマンショックを契機にその性質を変え、商業銀行的な業務へとシフトしました。現在も投資銀行は存在していますが、リーマンショック以前に比べると、そのビジネスモデルは保守的になり、収益構造も大きく変化しているといえるでしょう。
(※2)参考:日本総研「投資銀行危機の実相と今後の方向性 ~デレバレッジと原点回帰のビジネスモデルへ~」
M&Aの増加に伴う、仲介業務の活性化
企業が新規領域へ進出する際、自社でゼロから事業を構築するより、すでに専門知識を持つ企業を買収する方が効率的です。近年、このように他社を買収して成長を図る企業が増え、M&A市場が拡大しています。その背景には、テクノロジーの進化とグローバル化の進展が挙げられます。
まず、テクノロジーの変化が激しいなかで、新興のベンチャー企業が次々と新技術やサービスを提供しています。大企業はこれらを自社内で開発するのではなく、M&Aを通じて取り込むことで競争力を維持しています。
たとえば、グーグル(Google)がAndroid社を買収してスマートフォンOS「Android」を手に入れたように(※3)、M&Aを通じて新しい技術を獲得する企業戦略は一般的です。
また、グローバル化の進展により、多くの企業が海外進出を余儀なくされています。特に日本の企業は、国内市場の縮小を補うために海外展開を図ることが重要です。
そこで現地企業の買収によって、海外市場への参入がよりスムーズに行われるケースが増えています。リクルートが米国の求人サイトIndeedを買収し、海外での売上を急拡大させたのはその一例です(※4)。
このようにM&Aの増加は、外資系投資銀行にとって大きなビジネスチャンスとなっています。M&A仲介業務の活性化により、外資系投資銀行の収益は向上しているといえるでしょう。
(※3)参考:BUSINESS INSIDER JAPAN「グーグルに買収されたAndroidが、モバイル革命前夜に使っていた26枚のピッチデックを公開」
(※4)参考:日本経済新聞「リクルート、人材世界一へ買収攻勢 IT分野を拡充」
外資系投資銀行の部門・職種
投資銀行部門(IBD部門)
IBDは、投資銀行部門(Investment Banking Division)の略で、採用人数も多い花形の部門です。
大まかな業務内容は以下の二つに分かれます。
- 企業の買収や売却(M&A)の提案
- 資金調達の提案
IBDの使命は簡単にいえば「A社がさらに発展するためにも、B社を買いましょう」などと提案する財務のコンサルタントです。A社のためにする仕事の例として、B社がそもそもいくらぐらいで買えそうなのか、値段を算出したり、B社を買うのに必要なお金を集めるために、株式や債券、その他いろんな構成での方法を検討し、資金集めの方法を提案したりします(※5)(※6)。
IBDの働きぶりは「外銀はハードワークで眠れない」という一般的なイメージそのものです。なぜならば、顧客先に持っていく膨大な提案資料を作っているため、特に部署での職位が低い間などはかなりタフな労働が求められます。 IBD部門についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
(※5)参考:モルガン・スタンレー「What We Do」
(※6)参考:バンク・オブ・アメリカ「部門紹介」
マーケット部門
株式や為替など「金融商品」を営業・売買するのがマーケット部門の仕事です。銀行や保険会社などの運用部門を顧客とし、金融商品を取引しています(※6)。
提案内容で差別化を図るIBDと違い、マーケット部門で扱う商品には投資銀行間で差がありません。従ってマーケットの営業部門は、激しい営業活動で競合より先に案件を勝ち取ります。
その一方で、同じマーケット部門のなかでも債券などの売買を取引するトレーダーや、金融派生商品を組み込んで金融商品の設計をするストラクチャー部門はデスク業務がメインです。外銀のデスクワークではPCや英語を駆使するので、それらのスキルの高さが求められます。
セールス
セールスの主な仕事は顧客に対して、自社の金融商品を営業することです。金融商品は商品の内容で他社に差をつけることが難しいため、顧客と中長期的に信頼関係を築く対人能力が商談の成否を分ける要素です(※6)。
トレーダー
トレーダーの主な仕事は会社の資金を運用し、利益を稼ぐことです。株式市場や為替市場などの変動を読み取る嗅覚と、数字のセンスを用いて利益を上げることが求められます(※5)。個人の裁量や自由度が大きいですが、その分責任も伴う業務といえます。
ストラクチャー
ストラクチャーの主な仕事は、金融商品の開発です。複雑な金融商品を取り扱うため、トレーダーと同じように数的センスに秀でた人が好まれます。時には顧客に合わせ、テーラーメイド型の商品を開発する必要もあるため、セールスに同行して顧客と取引を行うこともあります(※5)。
リサーチ部門
リサーチは世界中の市場や為替変動の同行、世界情勢などさまざまな情報を分析し、投資判断のもととなるレポートを作成する「外銀の頭脳」ともいえる部門です(※5)。
個人で勝負する業務が多い部門で、リサーチの社員は「アナリスト」と呼ばれ、特に優れた分析やレポート作成を行うことができる人材を、シニアアナリストとして認定する制度があります(※7)。また、日経ヴェリタスの「アナリスト・エコノミスト名鑑」というものもあり、企業ではなく個人で仕事を依頼される人もいます。将来は自分の力で仕事を行いたい、組織ではなく個人で勝負をしたい人にとっては適した環境だといえるでしょう。
(※7)参考:知的財産教育協会「シニア知的財産アナリスト認定制度」
アセットマネジメント部門
アセットマネジメントは顧客から預かった資産を運用し、株式や債券などで増やして対価をもらう部門です。資産を中長期的に運用するという仕事の特性から、比較的、金融市場の短期的な動きに左右されることが少なく、外銀のなかではライフワークバランスが取りやすい部署といわれます(※5)。
オペレーション部門
バックオフィスにあたるオペレーションはサポート業務を担います。トレーダーやセールスが発注した取引の決済や、他部署が作成した書類のチェックなど多岐にわたります(※6)。
これまで紹介した職種とは業務内容が違うため求められる資質も異なり、緻密な作業も苦としない正確さや、社内での円滑な人間関係を築く力などが求められます。
テクノロジー部門
テクノロジーはオペレーション部門と同じく、サポート業務を行う部門ですが、その手段が最新の情報技術ということが特徴です(※6)。
特に、トレーディング業務は、ネットワークやデータベースのパフォーマンス向上やデータ配信遅延処理など、さまざまなITシステムの性能差が会社の利益に直結します。グローバルな環境で情報技術系の知識を生かせる環境は外銀のテクノロジーならではといえるでしょう。
外資系投資銀行大手4社の業績比較・ランキング(営業収益/経常利益)
以下のグラフは、外資系投資銀行大手4社の業績比較です。
※出典:モルガン・スタンレー「2024年3月期決算公告 P.2」
※出典:ゴールドマン・サックス「業務及び財産の状況に関する説明書 2023年12月期 P.5」
※出典:JPモルガン「2024年3月決算公告 P.2」
※出典:バンク・オブ・アメリカ「業務及び財産の状況に関する説明書 2023年12月期 P.8」
外資系投資銀行大手4社の特徴・強み
モルガン・スタンレー:日系企業とのつながりは随一
MSは、GSやJPMと並ぶ世界的な投資銀行で、アジアの金融機関の実績を表彰する「IFR Asia Awards 2021」において、最優秀賞「Bank of the Year」を受賞(※8)。その他、「Best Investment Bank in Japan」などのさまざまなアワードで受賞しています(※9)。
こうした国際的な評価もさることながら、日本市場でも国内最大の金融グループである三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と2010年よりタッグを組み、投資銀行業務を「三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)」に集約する一方、キャピタル・マーケッツ(資本市場)業務、セールス&トレーディング業務およびリサーチ業務においては各々が持つ強みと特徴を生かし、相互に協力するという二社体制を敷いています(※10)。
2社の連携は成果も出ており、M&Aリーグテーブル(日本M&Aレビュー ファイナンシャル・アドバイザー 2022年四半期)を見るとMUMSSの獲得案件数は40件で、社員数も異なるため単純な比較はできませんが、ライバルであるGS、JPMの2倍以上でした(※11)。
MSは、カバレッジとM&Aアドバイザリーを行う投資銀行部門と、資金調達を行う資本市場部門の2部門に分かれて採用しており、投資銀行部門の社員が配属されるのはカバレッジもしくはM&Aに限定されます。
他社では日系/外資系を問わず、ほとんどの投資銀行で採用を分けておらず、配属部門のリスクもあるということを踏まえると、カバレッジかM&Aに限定できるのは魅力的でしょう。
また、投資銀行部門社員の属するMUMSSは、他の外資系に比べて人数が多いため、セクターが細分化されており、若手の配属もプール制ではなくセクター制となっています。 以上のことから、「カバレッジ/M&Aが必ずやりたい」もしくは「セクター制で知見を広げたい」という学生には、MSの投資銀行部門はおすすめといえるでしょう(2022年卒 選考対策ページより)。
また、2023年度のモルガン・スタンレーのセグメント別売上は以下です。
セグメント名 | 売上(百万円) | 比率(%) |
受入手数料 |
158,923 | 45% |
トレーディング損益 |
126,015 | 36% |
金融収益 |
64,553 | 19% |
※出典:モルガン・スタンレー「2024年3月期決算公告 P.2」
(※8)参考:IFR「IFR Asia Awards 2021- winners announced」
(※9)参考:三菱UFJモルガン・スタンレー証券「当社の強み」
(※10)参考:モルガン・スタンレー「日本における証券合弁事業」
(※11)参考:マクサス・コーポレートアドバイザリー株式会社「M&A実績(M&Aリーグテーブル)」
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ゴールドマン・サックス:圧倒的な知名度・ブランド力を誇る投資銀行
GSはアメリカに拠点を置く投資銀行です。2023年12月期決算では、純利益が85億ドル(約1兆4,000億円)と、前期比で24%減でした。世界的な急速利上げと金融市場の混乱で、企業の資金調達支援やM&A(合併・買収)助言の需要が冷え込み、主力の投資銀行業務の収益が前期に続いて減少したためです(※12)。
しかし、圧倒的な知名度・ブランド力に応じて金融界隈(かいわい)ではビジネスエリートからの人気も根強い同社。優秀さやブランド力の高さのあかしとして起業家に転身する人や政界入りする人も多く、トランプ政権(2017年1月20日〜2021年1月20日)下では、ホワイトハウスにGS出身者が起用されすぎたとして、批判の対象にもなるほどでした(※13)。世界的な知名度と業界シェアを誇るGSは、金融業界への就職を考える方だけでなく、起業家や政財界への転身に興味がある方にとっても魅力的なファーストキャリアになりえるでしょう。
また、ゴールドマン・サックスのセグメント別売上は以下の表です。
セグメント名 | 売上(百万円) | 比率(%) |
投資信託の委託者報酬 |
51,702 | 100% |
※出典:ゴールドマン・サックス「業務及び財産の状況に関する説明書 2023年12月期 P.5」
(※12)参考:日本経済新聞「ゴールドマン10〜12月、9四半期ぶり増益 株売買好調」
(※13)参考:Bloomberg「トランプ米政権、『ゴールドマン出身者』多過ぎるとの批判配慮か」
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J.P.モルガン:世界一の金融グループの一角だからこその、抜群の安定感
JPMは、「J.P.モルガン・チェースグループ」の投資銀行業務を行う企業です。同社の強みは、超巨大金融グループをバックに持つことにより、資本基盤が盤石であることです。その安定感は、どの投資銀行よりも確固たるものであり、2008年のリーマンショックの際にJPMのみが政府の資本注入による援助を受けずとも立て直した、という話があったほどです。
不況に強く、世界的にブランド力もある投資銀行を目指す方には、受けることをおすすめしたい企業です(2020年卒 選考対策ページより)。
また、2023年度のJPモルガンのセグメント別売上は以下です。
セグメント | 売上(百万円) |
受入手数料 | 90,820 |
トレーディング損益 |
-114,276 |
金融収益 |
170,851 |
※出典:JPモルガン「2024年3月決算公告 P.2」
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バンク・オブ・アメリカ:世界的な超大型商業銀行として安定した事業基盤を持つ
BofA証券株式会社は、米系総合金融グループ、BofAの日本法人の一つです。2019年に「バンクオブアメリカ・メリルリンチ」のブランド名が「バンク・オブ・アメリカ」に統一されたことを受け、2020年に「メリルリンチ日本証券株式会社」から「BofA証券株式会社(ビーオブエーショウケンカブシキガイシャ)」に商号を変更しました(※14)。主な業務は、事業会社、金融機関、政府機関などに対して、株式や債券のトレーディング、資本市場業務、投資銀行業務、その他のアドバイザリー・サービスを提供することです(※15)。
同社は、J.P.モルガン・チェースやシティグループとともに「マネー・センター」(※16)と呼ばれる超大型商業銀行で、資産額が約3兆1,802億ドル(2023年12月期)(※17)を誇っています。
このため、世界的な商業銀行というポジションを生かした戦略が打てる投資銀行でもあり、商業銀行を持たないGSやMSなどと比べて安定した事業基盤があるといえます。こうした恵まれた事業環境から、外資系の投資銀行を受けるのであれば、おすすめしたい企業です(2020年卒 選考対策ページより)。
また、2023年度のバンク・オブ・アメリカのセグメント別売上は以下です。
セグメント名 | 売上(百万円) | 比率(%) |
受入手数料 | 38,253 | 60% |
その他 |
25,402 | 40% |
※出典:バンク・オブ・アメリカ「業務及び財産の状況に関する説明書 2023年12月期 P.8」
(※14)参考:Bank of America「One company, one name, one vision.」
(※15)参考:Bank of America「業務内容」
(※16)出典:名城論叢 2013年3月「マネーセンターバンクとは何か?* ――1つの試論―― 掛下達郎 P.210」
(※17)出典:日本経済新聞「バンク・オブ・アメリカ 業務・財務情報」
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外資系投資銀行大手4社の社風の違い・制度
モルガン・スタンレー:充実した教育制度により長期的なキャリアを築ける。社内の雰囲気は厳格
モルガン・スタンレーは、他の投資銀行と比較して新卒社員を多く採用する傾向があります。さらに、同社のファイナンス部門では、昇給の度に研修が実施されることから、新卒かつ長期的な教育に力を入れていることがうかがえます。
また、モルガン・スタンレーは部署間でのジョブローテーションがないため、所属した部署における専門的なスキルを身につけられます。 専門性が身につけられたり、教育制度が充実していたりすることは長期的なキャリアを築く際に大いに役立つでしょう。
さらに、内定者の話によると、「厳格な雰囲気」の社員が多いとのことです。以上のことから社風・制度ともに堅実な環境を求める学生との相性が良いと考えられます(2023年卒 選考対策ページより)。
ゴールドマン・サックス:高い結束力。チームワークを重視
GSは、組織を大切にする社風といわれています。とりわけIBD(投資銀行部門)はハードな業務を効率よく少人数のチームでこなさねばならないことから、チームワークが重視されています。実際に、説明会では社員同士が仲良く、和気あいあいと業務について話している姿が垣間見られたそうです。
また、男性の比率が高いイメージの強い外資系投資銀行フロントオフィスですが、GSのIBDは近年、男女比率ほぼ1:1で採用を行っており、女性の比率が高い職場であるとわれています。社員をサポートする制度が充実していることから、同社を魅力的に感じる女性も多いようです。
仕事との両立がしやすいサポートが整っている職場ではないでしょうか(2020年卒 選考対策ページより)。
J.P.モルガン:団結や一体感を重んじる社風、スマートで気品のある社員が多い
複数の外資系投資銀行内定者によると、JPMは全社的な団結感や一体感があり、社員には「スマート・気品のある」といった雰囲気を持つ人が多い企業のようです。
これはJPMが他社に比べて、企業としての団結を重んじてきた点や新卒重視の制度、それらによる社風の醸成などが起因していると考えられます。特に、全社的な意識を表す象徴的なエピソードに、現J.P.モルガン・チェースの会長および最高経営責任者(CEO)のジェームズ・ダイモン氏による東日本大震災の際の対応が挙げられます。
具体的には、ある内定者によると「数々の外資系企業が原発による被害を過度に懸念して日本から社員を撤退させたが、JPMのCEOはそれとは逆に日本オフィスへ駆けつけ、社員を激励した。この対応は、日本オフィス社員全員が印象深いそうで、JPMの団結感を表す名エピソード」だといいます。
緊急時にCEOが足を運び、社員を思う行動を起こせる企業は、投資銀行業界だけでなく全業界のなかでも稀有(けう)といえるでしょう(2020年卒 選考対策ページより)。
バンク・オブ・アメリカ:明るくフラットな社風
BofAの最大の特徴は「外資系投資銀行のなかで最も明るい社風を持つ」という点です。特にIBDについては、ある内定者は社員から「縦社会のような慣習はあまりなく、フラットに和気あいあいと仲良く仕事をしているのが特徴だ」といわれたようです。
また、別の学生がインターンシップにて社員に聞いた話によると、デスクでもただ机に向かって作業をするのではなく、チームメンバーと時折談笑しながら取り組むなど、和やかな雰囲気があるようです。
世界的な商業銀行による安定した顧客基盤を持つ点はJPMと同様ですが、2社は社風が異なっています。JPMの「スマートさ」よりもBofAの「明るくフラットな社風」に合うタイプの人にとっては、IBDで働く上で魅力的な企業といえます(2020年卒 選考対策ページより)。
外資系投資銀行大手4社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
外資系投資銀行大手4社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数は以下の表のようになっています。これらの情報が正式に出ているのは、有価証券報告書が提出されているモルガン・スタンレーのみです。
平均給与 | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
2735.6万円 | 40.7歳 |
8.3年 |
その他3社については、未上場で有価証券報告書の提出義務がないため情報が公表されていませんが、クチコミサイトで大まかな情報を収集できる場合があります。 ワンキャリアでは、転職サイト「ONE CAREER PLUS」にて、平均年収などを調べられますので、ぜひご確認ください。
▼転職サイト「ONE CAREER PLUS」はこちらからONE CAREER PLUSを確認する(別サイトに遷移します)
外資系投資銀行で働く魅力・やりがい
外資系投資銀行で働く魅力ややりがいは、他の業界とは異なる特有の点が多くあります。
成果に応じた高い収入や海外勤務の機会、グローバルなネットワークを生かした大規模案件への関与など、挑戦的な環境が提供されます。また、ジョブローテーションが少なく、専門的なスキルを深められることも特徴です。
ここでは、こうした魅力について詳しく解説します。
成果に応じて非常に高い収入が見込める
外資系投資銀行で働く大きな魅力の一つは、成果に応じて非常に高い収入が見込める点です。
外銀の給与体系は、固定のベース給に加えて、業績や個人の成果に応じて支給されるインセンティブ給で成り立っています。このインセンティブ給の割合が高く、特に成果を上げた年には大きな報酬を得られます。
自分の実績がそのまま収入に反映されるため、頑張りが報われる環境といえるでしょう。特にM&Aなど大規模な案件を成功させれば、新人でも短期間で大きな報酬を得られる可能性があります。
毎年同じ金額のボーナスが保証されるわけではなく、市場の状況や企業の業績次第で変動するため、安定した収入を求める人には向いていないかもしれません。しかし、「とにかく稼ぎたい」「自分の実力を最大限に試したい」と考える人にとっては、大きなやりがいとモチベーションになるでしょう。
海外勤務の機会が多い
外資系投資銀行で働く魅力の一つに、海外勤務の機会が多いことが挙げられます。外資系投資銀行はグローバルなネットワークを持つ企業が多く、各国の本社や支店との連携が不可欠です。そのため、優秀な人材には海外での勤務が任されることが少なくありません。
海外勤務は、異なる文化やビジネス環境での経験を積む絶好の機会となり、語学力の向上だけでなく、国際的な視野を広げることにもつながります。
また、外資系企業では年齢や性別に関係なく、実力主義が徹底されているため、若くして海外でのポジションを任されるチャンスも十分にあります。こうした海外経験は、帰国後のキャリアにおいても貴重なアピールポイントとなり、転職活動などでも大きな強みとなるでしょう。
外銀での海外勤務は、グローバルなフィールドで自分の力を試したいと考えている人にとって、大きなやりがいを感じられる職場環境です。
海外でのネットワークを生かした、大型の案件に関われる
海外でのネットワークを生かし、規模の大きな案件に関われる点も外資系投資銀行で働く魅力の一つです。特に外資系投資銀行は、グローバルな展開をしているため、国境を越えたM&Aや資金調達などのクロスボーダー案件に特化しています。
さらに、外資系投資銀行の強みであるグローバルなネットワークを駆使することで、海外のクライアントや投資家と直接やり取りを行い、国際的なプロジェクトの推進に貢献する機会が多いのも魅力です。
大型案件に携わることで得られる達成感やスケールの大きさは、外資系投資銀行でしか味わえないやりがいといえるでしょう。
ジョブローテーションなどが少なく、高度な専門スキルが身につく
ジョブローテーションが少なく、特定の分野で高度な専門スキルを磨ける点も外資系投資銀行で働く魅力の一つです。日本企業では、総合職としてさまざまな部門を経験するジョブローテーションが一般的ですが、外資系投資銀行では、採用された部門で専門的な業務に集中することが基本です。
外資系投資銀行には主にM&Aや資本市場、トレーディング、リサーチなどの部門があり、それぞれが高度な専門知識を必要とします。ジョブローテーションがないため、各部門で経験を積み重ね、深い知識とスキルを得ることができるでしょう。
さらに、外資系投資銀行は実力主義であるため、成果を上げ続けることで昇進のチャンスが広がりますが、反面結果を残せないと厳しい評価を受けることもありますが、常に自らのスキルを高めるための努力が求められるため、特定分野での専門性がより一層磨かれるでしょう。
外資系投資銀行大手4社の選び方
自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。
就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。
こちらの記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説しています。
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。
そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載している他、1,800件を超える就活記事も掲載しています。
例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。
こちらの記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介します。
・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。
・『【公式】ワンキャリア / ONE CAREER 就活チャンネル』はこちら
また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けばいい?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。
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手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけられ、志望動機の説得力が増します。
志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。
とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。
そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!
就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!
多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野が分かります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。
・企業研究は10分で終わらせる!「欲しい人材を見抜く」裏ワザ
次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、ES締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!
・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」
就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。
就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
外資系投資銀行大手4社が求める人物像・選考対策
外資系投資銀行が求める人物像
各社が求める人物像は、下記の「合格の秘訣」を参考にしてください。
J.P.モルガン
バンク・オブ・アメリカ
ゴールドマン・サックス
モルガン・スタンレー
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外資系投資銀行の選考対策
J.P.モルガン
バンク・オブ・アメリカ
ゴールドマン・サックス
モルガン・スタンレー
ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
ジョブ
外資系投資銀行の選考で最も重要な段階といわれているのがジョブです。
ジョブは、数日間の短期インターンシップ形式で行われます。基本的な形式としては、グループワークで、提示された企業に対して「M&A」の提案をするというものが多いです。
ジョブは外資系投資銀行など一部の業界特有の選考ですので、実際の体験談などで各企業に合った対策を行うことが非常に有効です。
ワンキャリアの「合格の秘訣」「選考対策ページ」などを活用して、各企業のジョブについて対策しましょう。
エントリーシート(ES)対策
企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の三つのポイントを重要視しています。
・入社意欲がどれほど強いか ・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか ・入社後に活躍してくれそうかこれら三つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。
▼エントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例 ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
Webテスト対策
外資系投資銀行では、特に「SPI」と「玉手箱」、「TG-WEB」が多く実施されています。
SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)で分かれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。
玉手箱は、計数理解(数学)、言語理解(国語)、英語理解、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短いことが特徴です。そのため、満点を目指すのではなく、確実に解ける問題に集中することが求められます。また、玉手箱は毎年似たような問題が出題される傾向があるため、スピード感に慣れるために多くの問題を解いておくことが大切です。
TG-WEBは難易度が高いテストですが、解法を知っていればスムーズに解答できることが特徴です。新型のTG-WEBでは解答時間が非常に短く設定されているため、事前に参考書などで対策をし、制限時間内で解く練習をしておくことが重要です。特にWebテスト形式では電卓を用意しておくといいでしょう。
▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧 ・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力) ・【玉手箱対策】問題&解答集|出題企業と問題形式(計数・言語・英語)まで紹介 ・TG-WEB対策のすべて|例題や解答集、おすすめの問題集まで解説
面接対策
業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。
まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。
また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能です。
ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握でき、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用して社員と接点を持ったりすることで機会を得られます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知れ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。
さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。
OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみるといいでしょう。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
外資系投資銀行以外の業界研究記事
■業界研究まとめ記事はこちら ■メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手3社(日本製鉄・AGC・東レ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【電機メーカー:業界研究】大手4社(ソニー・日立製作所・パナソニック・三菱電機)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手4社(花王・資生堂・コーセー・日本ロレアル)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【自動車メーカー:業界研究】大手5社(トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手5社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス・テルモ・オムロン)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三井物産・三菱商事・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:地銀】横浜銀行、千葉銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行。Uターン就活生から圧倒的な人気を誇る地方銀行の違いや意外な魅力とは?
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・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い
・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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■コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】MBB「マッキンゼー・BCG・ベイン」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(集英社・講談社・KADOKAWA・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局6社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・NHK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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■インフラ・資源
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・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・JX金属・三菱マテリアル・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(鹿島建設・大林組・清水建設・大成建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社ランキング(アクセンチュア・NTTデータ・野村総合研究所・日本IBM・富士通)!業績比較・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・26卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例
・ESで強みを効果的にアピールする方法は?【内定者例文付き】
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方/流れやコツを網羅的に解説
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
(Photo:Ryan DeBerardinis/Shutterstock.com)