こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】
今回は日本産業の要ともいえる自動車メーカー業界の中からトヨタ自動車(以下トヨタ)・本田技研工業(以下ホンダ)・日産自動車(以下日産)・スズキ・マツダの主要5社についてお伝えします。
<目次> ●自動車メーカーとは? 事業内容/提供サービスを解説 ・事業内容 ・ビジネスモデル ●自動車メーカー業界の動向 ・全体の動向 ・乗用車業界の動向 ・軽自動車業界の動向 ・商用車業界の動向 ●自動車メーカーの仕事内容・主な職種 ・研究開発職 ・生産技術職 ・企画・マーケティング職 ・営業・販売職 ・事務職 ●自動車メーカー業界大手5社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益/営業利益率) ●自動車メーカー業界大手5社の特徴・強み ・トヨタ:自動車販売台数世界1位。SDGsへの取り組みも加速 ・ホンダ:多角的な事業展開 ・日産:機動性ある事業構造への転換を目指す ・スズキ:発展途上国で無類の強さ。アジアでの大きな成長が期待 ・マツダ:人間中心のクルマづくりで流行の最先端を目指す ●自動車メーカー業界大手5社の社風の違い・制度 ・トヨタ:全社員が大切にする「カイゼン」の文化 ・ホンダ:熱血・快活な雰囲気。自主性が求められる ・日産:成果主義の文化。海外勤務も多く外資色が強い ・スズキ:やりがいが多く、若手からさまざまな経験ができる環境 ・マツダ:社員同士のつながりを大切にする環境 ●自動車メーカー業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数 ●自動車メーカーで働く魅力・やりがい ・給与や待遇が良い ・グローバルな視点を持てる ・多くの業務に携われる ●自動車メーカー業界大手5社の選び方 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう! ・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう! ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう! ・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ! ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ! ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう ●自動車メーカー業界大手5社が求める人物像・選考対策 ・自動車メーカーが求める人物像 ・自動車メーカーの選考対策 ●自動車メーカー以外の業界研究記事
自動車メーカーとは? 事業内容/提供サービスを解説
自動車メーカーは、乗用車や商用車を中心に、さまざまな種類の車両を設計・製造し、販売する企業です。車両そのものだけでなく、関連するサービスや技術も提供し、消費者の移動や物流のニーズに応えています。ここでは、自動車メーカーの事業内容とビジネスモデルについて詳しく解説します。
事業内容
自動車メーカーの事業内容は、自動車の開発・製造・販売を中心に、多岐にわたる関連産業と密接に連携して成り立っています。自動車業界は、自動車本体だけでなく、バイクやトラック、さらにはそれらを製造するための部品や素材のメーカー、組み立てを担当するメーカー、そして整備や販売を行う会社までを含む幅広い産業が該当します。
自動車の製造には、鉄鋼や金属、ガラス、ゴム、プラスチックなど、多くの素材と技術が関わっており、そのため「総合産業」とも呼ばれています。この広がりの中には、レンタカー業界やガソリンスタンド、自動車の修理・点検サービス、自動車保険業界など、車に関連するさまざまなビジネスが含まれます。
日本の自動車業界は、トヨタ・日産・ホンダといった主要企業が世界的な存在感を放っており、特にトヨタは販売台数や売上高で世界トップの水準を誇っています。このように、自動車産業は日本経済の基幹産業のひとつであり、国内外において重要な役割を果たしています。
ビジネスモデル
自動車メーカーのビジネスモデルは、完成車の製造から販売までの一連のプロセスを中心に構築されています。このビジネスモデルは、自動車産業全体のピラミッド型構造の頂点に位置しており、さまざまなサプライヤーやサービスプロバイダーと密接に連携しています。
まず、完成車メーカーは、自動車の設計・開発を行い、数万点に及ぶ部品を自動車部品メーカーから調達します。これらの部品は、ティアワン(Tier1)と呼ばれる部品メーカーから供給されますが、さらにその下にはティアツー(Tier2)などの下位層のサプライヤーが存在します。ティアワンの部品メーカーは、グローバルに展開する「メガサプライヤー」として、自動車メーカーに直接部品を供給する重要な役割を担っています。
完成車が製造されると、これらは系列ディーラーを通じて消費者に販売されます。また、自動車メーカーは販売後の修理やメンテナンスサービスも提供し、消費者との長期的な関係を築いています。さらに、レンタカーやカーシェアなどのサービスも自動車メーカーのビジネスモデルに組み込まれており、これにより全体にわたる収益の確保が可能となっています。
このように自動車メーカーは、自動車の製造・販売からアフターサービス、さらには関連するサービス業までを包括的に管理・運営することで、持続可能なビジネスモデルを構築しています。これにより、自動車産業は複雑かつ幅広いエコシステムを形成し、世界経済における重要な位置を占めています。
自動車メーカー業界の動向
自動車メーカー業界は、グローバルな市場動向や技術革新の影響を受け、常に変化しています。全体の動向としては、電動化や自動運転技術の進展が注目されており、各メーカーが持続可能な移動手段の提供に力を入れています。
また、自動車メーカーでは分野ごとに業界が区分されており、それぞれの業界が業界全体の動向に大きな影響を与えています。ここでは、自動車メーカー業界の各分野の動向について詳しく解説します。
全体の動向
自動車メーカー業界は、急速に進化するテクノロジーや環境意識の高まりにより、大きな変革期を迎えています。特に、電動化、自動運転、コネクテッド技術、シェアリングサービスの台頭などが業界全体に影響を及ぼし、これまでのビジネスモデルに再編を迫っています。
これらの変化は、今後の自動車業界の方向性を大きく左右する要素となっており、各メーカーはそれに対応するための戦略を練っています。
CASEの実現
自動車メーカー業界では、「CASE」と呼ばれる新しい概念が注目を集めています。CASEは、Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリング・サービス)、Electric(電気自動車)の頭文字を取ったもので、これらの技術が業界全体に革新をもたらすとされています。
電気自動車の普及やセンシング技術の進化によって、自動車の在り方が大きく変わりつつあり、消費者のニーズも多様化しています。この変化に迅速に対応できるかどうかが、メーカーの競争力を左右する重要なポイントとなっており、各社は生き残りをかけた新技術の導入に力を注いでいます。
MaaSの実現
MaaS(Mobility as a Service)は、自動運転やAI(人工知能)技術を活用した次世代の交通サービスとして、自動車メーカー業界に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。MaaSは、公共交通機関やカーシェアリングなど、複数の交通手段を統合し、移動ルートの最適化や予約・支払いを一括で行えるサービスを提供します。
日本ではまだ発展途上の段階にありますが、MaaSが広く普及することで、公共交通機関やカーシェアリングの利便性が向上し、より効率的な移動が可能になると期待されています。
その一方で、MaaSの普及により、自動車の所有率が低下する可能性があり、自動車メーカーの売上に影響を及ぼす懸念もあります。このように、MaaSは自動車メーカーにとって、新たなビジネスチャンスとともに、新しい課題をもたらす動向となっています。
乗用車業界の動向
日本の乗用車業界は、消費者ニーズの多様化や技術の進化に伴い、急速に変化しています。2023年度の市場動向調査によると、乗用車の世帯保有率は約8割を維持しており、特に地方都市での保有率が高い状況が続いています(※1)。
また、ハイブリッドカーなどの次世代エンジン車の保有割合は増加傾向にあり、購入検討者の間ではハイブリッドカーが依然として人気です(※1)。
乗用車業界は、コロナ禍後の行動の変化からも影響を受けており、自家用車の利用が増加した一方で、旅行やレジャーといった長距離移動は減少しています。インフレや燃料価格の高騰も消費者の購買意欲に影響を与えており、保有期間の長期化や購入中止を検討する消費者が増加しています。
(※1)出典:日本自動車工業会「2023年度乗用車市場動向調査について」
軽自動車業界の動向
軽自動車業界は、日本国内で特に高齢者や地方在住者に支持されている市場です。2023年度の調査によると、軽自動車ユーザーの約4割が60代以上の高齢者で、特に地方都市では生活に欠かせない移動手段として利用されています(※2)。
一方、2023年度の軽自動車の新車販売台数は前年度比で4%減少し(※3)、軽自動車市場全体はやや縮小傾向にあります。特に、ダイハツが検査不正の影響でシェアを落としたこと(※4)などが大きな要因となっています。
全体として、軽自動車市場は依然として高い需要を維持していますが、価格の上昇や市場環境の変化により、消費者の購買行動に影響が出ていることが示されています。これからの軽自動車業界は、高齢者のニーズに応えつつ、新しい技術やサービスの導入によって、市場の活性化を図る必要があるでしょう。
(※2)出典:全軽自協「軽自動車理解販促キャンペーン」
(※3)出典:全軽自協「2023年度(23/4~24/3)軽四輪車 新車販売台数確報」
(※4)出典:日本経済新聞「ダイハツ31年ぶり営業赤字 24年3月期、認証不正響く」
商用車業界の動向
商用車業界は、近年大きな変化を迎えており、その動向は今後も注目される分野です。商用車には、トラックやバス、さらには特殊用途の車両が含まれ、これらの車両は物流や公共交通機関、建設業など、さまざまな産業で重要な役割を果たしています。しかし、近年の経済状況や技術の進化により、商用車市場にも変化が訪れています。
まず、商用車の保有台数や新車販売台数が減少傾向にあることが予測されています。これは、産業構造の変化や新型コロナウイルス感染症の影響により、トラックやバスの需要が縮小していることが背景にあります(※5)。特に運輸業や建設業といった主要なユーザー産業が相対的に縮小しているため、商用車の市場全体が縮小する可能性があります。
一方で、商用車業界にも「CASE」が浸透してきており、商用車の利便性を高めるために導入が進んでいます(※6)。これにより、商用車の運行管理や稼働管理が高度化し、効率的な運用が可能になっています。
さらに、人手不足が進む中で、ドライバーのニーズを満たす車両が求められるようになってきており、商用車の選び方も変わりつつあります。また、架装メーカーやテレマティクスサービスプロバイダーが業界全体をリードする動きが見られるなど、新たなプレーヤーが業界の方向性に影響を与えるようになっています(※7)(※8)。
これらの要因により、商用車業界は今後も大きな変化を遂げることが予想されます。特に、持続可能な成長を目指して、各企業がどのように新技術を取り入れ、効率的な運用と収益性を追求するかが重要な課題となっていくでしょう。
(※5)出典:東京都主税局「3. 商用車市場の見通し」
(※6)出典:日野自動車株式会社「いすゞ、日野、トヨタ、商用事業でCASE対応加速」
(※7)出典:日本自動車会議所「商用車・架装メーカー各社 人手不足・カーボンニュートラルに新提案」
(※8)出典:Press Walker「商用車テレマティクス市場の市場規模は2036年までに約862億米ドルに達する見込み、SDKI.jpの調査分析」
自動車メーカーの仕事内容・主な職種
自動車メーカーでは、多くの専門職が協力し合って製品の開発から販売までを担っています。ここでは、自動車メーカーの仕事内容・主な職種を詳しく解説します。
研究開発職
自動車メーカーにおける研究開発職は、車両全体の性能や技術開発を担う重要な役割を果たします。この職種では、車両評価やお客様のニーズ調査、技術分析を通じて、商品としての車を作り上げるプロセスに深く関わります。
具体的な業務としては、試作車や車体、シャシー、内外装といったシステム構成部品の強度や信頼性を確保するための開発や実験を行います。これにより、安全性や耐久性が求められる自動車の品質を高めるとともに、革新的な技術を取り入れた新しい車両を市場に送り出せます。
研究開発職は、自動車メーカーの競争力を支える核となる職種であり、技術革新を推進し、お客様に満足していただける車を作り上げるために不可欠な存在です。
生産技術職
自動車メーカーにおける生産技術職は、製品や部品を効率的に量産するための体制を築くことが主な役割です。この職種では、ローコスト・短納期・高品質を実現するための生産プロセスを設計し、現場での課題を見つけ出し改善することが求められます。
新しい生産ラインの立ち上げや、研究開発部門や設計部門と製造現場をつなぐ役割も担い、業務や人員配置の見直しを行いながら、生産体制を最適化します。
例えば、トヨタの場合、高品質な製品を迅速かつ低コストで生産するために、開発段階から製品の作り方を検討し、最先端の生産技術を導入しています。これにより、お客様の期待を超える品質で製品を提供し、トヨタのモノづくりの最前線をリードしています。
生産技術職は、日々進化する車の開発プロセスにおいて、常に高品質で効率的な製造方法を追求し、お客様のニーズに応えるモノづくりを実現するためのキーとなる職種です。
企画・マーケティング職
自動車メーカーにおける企画・マーケティング職は、新車のアイデアを生み出し、消費者に「売れる自動車」を提供するための重要な役割を担っています。この職種では、消費者のニーズや市場動向、競合他社の動向を分析し、自社の技術力と掛け合わせて、どのような車が求められているのかをリサーチします。
マーケティング担当者は、市場調査を行い、そのデータをもとにプランナーやエンジニア、営業スタッフと協力して、新車のコンセプトを具体化します。このプロセスでは、ユーザーの使用シーンや商品のアピールポイントを考慮しながら、自社のブランドイメージと融合させ、消費者にとって魅力的な車を作り上げます。
企画・マーケティング職は、クリエイティブな発想を持ちながらも、現実的な技術や市場のニーズをバランスよく取り入れ、具体的な商品として形にすることが求められます。
営業・販売職
自動車メーカーにおける営業・販売職は、主にディーラーへの営業支援と企業や官公庁向けの営業活動を担当します。ディーラー営業は、顧客が来店した際に車種の説明や質問に答える「来店型」の営業が中心で、店舗での待機が主な業務です。顧客とのコミュニケーションを通じて、最適な車を提案し、販売につなげることが求められます。
また、ディーラーが顧客に対してより効果的な販売活動を行えるよう、車の特徴を競合他社の類似車種と比較した資料を提供するなどの営業支援も行います。販売数字の管理、店舗ディスプレイの企画、キャンペーンやイベントの運営支援などもディーラーと連携して行い、販売活動をサポートすることも重要な業務のひとつです。
企業や官公庁向けの営業では、公用車や社用車の販売を担当し、大口の取引が多いため、入札などを通じて契約を獲得します。これらの営業活動では、ディーラーと協力しつつ、直接的に契約を取りまとめる役割を担います。
このように、営業・販売職は、顧客との信頼関係を築きながら、自動車の販売を推進する役割を果たしています。
事務職
自動車メーカーにおける事務職は、カスタマーサービスや情報システム、経理・財務、調達、人事など、さまざまな部門での事務業務を担当する重要な役割を担っています。これらの業務は、各部門が円滑に機能するためのサポートを行うものであり、いわば縁の下の力持ち的な存在です。
事務職の魅力の一つは、原則として転勤がないことです。特にトヨタの業務職(一般職)では、毎年25〜30人程度の採用が行われており(※9)、人数は少ないものの、安定したワークライフバランスを保ちながら働ける環境が整っています。これは、家庭やプライベートと仕事の両立を重視する人にとって大きなメリットといえるでしょう。
(※9)出典:トヨタ自動車「トヨタ自動車、4月1日付 1,104名が入社」
自動車メーカー業界大手5社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益/営業利益率)
では日本を代表する自動車メーカーの業績について、売上高(営業収益)・営業利益・営業利益率を比較してみましょう。
まずは以下のグラフを見てください。
※出典:2023年度 有価証券報告書「トヨタ自動車 P.54/本田技研工業 P.2/日産自動車 P.89/スズキ P.97/マツダ P.64」
※トヨタとホンダは営業収益、日産とスズキとマツダは売上高の数値を用いてグラフを作成しています。
※連結決算のデータを使用。各社の会計方式はトヨタ・ホンダがIFRS基準、日産・スズキ・マツダが日本方式です。
営業利益は企業本来の営業活動の成果を表します。売上高から売上原価を差し引いた「売上総利益」から、さらに「販売費と一般管理費(販管費)」を差し引いた金額です。売上高に対する営業利益の割合である「営業利益率」は、「企業の本来の実力、もうける力」つまり「本業で稼ぐ力」を示します。
売上高(営業収益)・営業利益ではトヨタが圧倒的な差をつけて1位です。生産台数は前年比6.5%増、販売台数は前年比7.0%増と好調です(※10)。
各社の営業利益率は、トヨタが約11.9%、ホンダが約6.8%、日産が約4.5%、スズキが約8.7%、マツダが約5.2%です。製造業における営業利益率は5%〜6%あれば、効率よくもうけている優良企業と判断されます(※11)。トヨタの営業利益率は安定し、また高い水準であるといえます。
(※10)参考:トヨタ自動車「2023年度有価証券報告書 P.44、P.47」
(※11)参考:株初心者のための株式投資と相場分析方法「営業利益と営業利益率」
自動車メーカー業界大手5社の特徴・強み
トヨタ:自動車販売台数世界1位。SDGsへの取り組みも加速
トヨタは自動車販売台数世界1位の自動車メーカーであり、日本だけでなく、世界でも有数の企業です(※12)。トヨタは独力で日本初の本格的乗用車「トヨペット・クラウン」を開発しました(※13)。1997年に誕生した世界初の量産ハイブリッド乗用車「プリウス」は、20年以上の歳月の中で進化を重ね、主力車種となっています(※14)。
近年は、時代に合わせてSDGsへの取り組みも加速。2019年に「サステナビリティ推進室」を設置し、「サステナビリティ・データ・ブック」の発行を始めました。2020年1月にはCSO(Chief Sustainability Officer:最高サステナビリティ責任者)を設置しました(※15)。具体的には、移動型バリアフリートイレ「モバイルトイレ」を開発するなどの取り組みをしています。(※16)。
※出典:トヨタ自動車「2023年度有価証券報告書 P.47」
(※12)参考:朝日新聞デジタル「トヨタの世界販売台数、1123万台 VWを上回り4年連続世界一」
(※13)参考:トヨタ自動車75年史「第3項 本格的乗用車トヨペット・クラウンの開発」
(※14)参考:20TH PRIUS「先駆けるプリウス、20年の軌跡」
(※15)参考:Forbes JAPAN「トヨタも急変貌!10年後に潰れないための『SDGs経営』とは」
(※16)参考:TOYOTA「幸せに暮らせる社会への取り組み」
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ホンダ:多角的な事業展開
ホンダは、四輪事業に依存せず多角的な事業展開を行っている自動車メーカーです。「自由な移動の喜び」をかなえる企業として、二輪・四輪・航空機および航空機エンジン・ロボット技術の各分野に裾野を広げています(※17)。
同社のセグメント別売上収益の割合は以下のようになっています。
※出典:ホンダ「2023年度有価証券報告書 P.126」
ホンダは2024年の統合報告書で、以下の5つを重要テーマとして挙げています(※18)。
(1)環境負荷ゼロ社会の実現 「二酸化炭素排出量実質ゼロ」「カーボンフリーエネルギー活用率 100%」「サステナブルマテリアル使用率 100%」を柱として、地球環境負荷ゼロを目指します。 (2)交通事故ゼロ社会の実現 2030年に全世界でホンダの二輪車・四輪車が関与する交通事故死者が半減し、2050年には交通事故死者ゼロを目指します。具体的には、「人の能力(啓発活動)」、「モビリティの性能(技術開発)」、「交通エコシステム(他者との協働やシステム/サービス開発)」を取り組むべきマテリアリティとして設定しています。 (3)人的資本経営の進化 一人ひとりの創造力を最大限発揮することで事業の変革や、企業価値の向上へ貢献することを目標に、「内発的動機を喚起する人マネジメント力の進化と組織活性化」、「多様な個が融合し活躍できる組織風土の醸成」、「事業戦略に資する人的資本グローバルマネジメント」、「新領域で新たな価値を創出し続ける人材育成投資」の4つを主要テーマとして取り組みます。 (4)独創的な技術の創出 目指す提供価値として定めた「Transcend」・「Augment」の実現に向け、イノベーションマネジメントの強化に継続的に取り組んでいます。ホンダは、社内公募型の新事業創出プログラム「IGNITION」を2017年にスタートし、2023年には社外への一般公募も開始するなど、新たな価値の創出を促しています。 (5)ブランド価値の向上 ホンダが提供する価値をより深く理解していただくための「ブランドムービー」の展開や、ブランドの個性を広く周知し、関心を持っていただくための新たな企業広告シリーズを始めるなど、電動化の時代でもホンダらしさを提供していきます。
(※17)参考:HONDA「事業領域」
(※18)参考:HONDA「Honda Report 2024 P.44~P.94」
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日産:機動性ある事業構造への転換を目指す
日産は、「Nissan」「INFINITI」という2つのブランドを有する世界有数の自動車メーカーです(※19)。また、2019年5月、世界初のシステム「プロパイロット2.0」を発表しました(※20)。このシステムは、高速道路のナビ連動ルート走行と同一車線でのハンズオフ機能の同時採用を実現したものです。その他にも、「先行車追従・停止・停止保持」や「ナビリング機能」などを搭載しています(※21)。
※出典:日産「2023年度有価証券報告書 P.135」
今後の課題としては、中国市場の販売と生産の減少を挙げており、これまでのプロセスや手法から脱却し機動性ある事業構造に転換する必要があるといいます。厳しい状況とはいえ、日産インフィニティ・中国独自のブランドである「ヴェヌーシア」も持つことなどは同社の強みとして、現地のメーカーと比較しても十分に競争力があると述べています(※22)。
(※19)参考:Nissan Global「会社概要」
(※20)参考:Response.「日産がクルマの手放し運転を実現!『プロパイロット2.0』搭載の スカイライン が登場へ」
(※21)参考:NISSAN「日産プロパイロット」
(※22)参考:NISSAN「【中継】日産自動車 2022年度 決算発表【無断再配信禁止】」
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スズキ:発展途上国で無類の強さ。アジアでの大きな成長が期待
スズキはワゴンRやハスラーなどの人気車種を販売する日本の自動車メーカーであり、現在約200の国や地域にまで販路を広げており、また売上の約60%が海外市場となっています(※23)(※24)。
※出典:スズキ「2023年度有価証券報告書 P.130」
近年では、特にインド市場での売り上げを伸ばしており、2023年度には新型のSUVを販売したり、ハイブリッドシステムを搭載した新型の車を販売したりして力を入れ(※25)、売上高の約4割を占めました(※26)。また、今後も展開するモデル数を増やしていく方針を発表しています(※27)。
今後の成長戦略としてはカーボンニュートラルに重きをおいており、日本と欧州では2050年に、インドでは2070年に達成することを目標としています(※28)。
(※23)参考:スズキ「海外|スズキこども質問箱」
(※24)参考:スズキ「スズキ、四輪車の世界累計販売台数8,000万台を達成」
(※25)参考:スズキ「2023年度有価証券報告書 P.48」
(※26)参考:スズキ「2023年度有価証券報告書 P.134」
(※27)参考:スズキ「2023年度有価証券報告書 P.49」
(※28)参考:スズキ「2023年度有価証券報告書 P.15」
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マツダ:人間中心のクルマづくりで流行の最先端を目指す
マツダは「人馬一体」をモットーに(※29)、人が車を思い通りに動かせることから生まれる安全・安心、そしてクルマと心を通わせ味わう一体感と充実感を追及したクルマ作りをしています(選考対策ページより)。
そんなマツダのセグメント別売上は以下の通りです。
※出典:マツダ「2023年度有価証券報告書 P.25」
全体の売上高が前年度比26%増と大幅に増加しました。セグメント別に見ても日本では21.1%増、北米では45.9%増、欧州では39.2%増といずれの地域においても大幅に増加していました。特に、北米では出荷台数の増加や販売単価の改善、円安の影響が大きく(※30)、業績に大きな影響を与えました。
また、同社は「2030 VISION」として以下の3つを掲げています(※31)。
「走る歓び」で移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社になる。
1. マルチソリューションで温暖化抑制に取り組み、持続可能な地球の未来に貢献する。
2. 心と身体を見守る技術で、誰もが安全・安心・自由に移動できる社会に貢献する。
3. 日常に動くことへの感動や心のときめきを創造し、一人ひとりの「生きる歓び」に貢献する。
※引用:マツダ「2023年度有価証券報告書 P.11」
これらの実現のために、資産を活用したビジネス基盤を強化し、2024年度までにバッテリーEV専用車の技術開発を本格化させようとしています。さらに、2027年度までにこれまでのマルチ電動化技術を発展させ、2030年度までにバッテリーEVを本格導入する指標を発表しています(※32)。
(※29)参考:マツダ「人間中心のクルマづくり」
(※30)参考:マツダ「2023年度有価証券報告書 P.24」
(※31)参考:マツダ「2023年度有価証券報告書 P.11」
(※32)参考:マツダ「2023年度有価証券報告書 P.12」
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自動車メーカー業界大手5社の社風の違い・制度
トヨタ:全社員が大切にする「カイゼン」の文化
日本第1位である35兆円の時価総額を誇るトヨタ。各子会社においてもトヨタグループの社員の基盤には「カイゼン」の文化があります。
常に知恵を絞り、現状をより良いものにするための努力を怠らない姿勢を示す「カイゼン」の文化は、強く根付いており、複数の社員が「会社には仕事に行くのではなく、知恵を出しに行くのだ」と語っています。そのため、「カイゼン」に共感できる学生にとって良い環境であるでしょう(選考対策ページより)。
ホンダ:熱血・快活な雰囲気。自主性が求められる
内定者によると、ホンダは他2社と比較すると熱血で快活な雰囲気がある社員が多いとのことです。
また、採用ホームページには「どうなるかじゃない、どうするかだ。」という言葉があるように、文字通り「自主性」のある人材が求められています。選考においても、「過去の経験において困難だったこと」「それを乗り越えるために、主体的にどのような取り組みをしたか」など、自主性を確認するような質問がされています。 そのため、「自分はどうしたいか」を発信できる学生にとって、なじみやすい社風であるでしょう(選考対策ページより)。
日産:成果主義の文化。海外勤務も多く外資色が強い
日産では、仏・ルノーとのアライアンス戦略によって、外資企業に多い「成果主義」の文化が強くなったそうです。そのため、ドライさを持ち備えている国際系色と専門職志向が強い社風と言えます。
また、「社内のグローバル化が進んでいるのは他社にはない特長」と語っている内定者もおり、インターンシップに参加した時にも外国人社員が沢山いたそうです(選考対策ページより)。
スズキ:やりがいが多く、若手からさまざまな経験ができる環境
スズキは「やらまいか」精神をもとに、若手からさまざまな経験ができる環境です。この精神によって、他社がまねできないようなチャレンジングな製品を世に送り出し続けており、また、その精神は社員の育成方針にも生かされているそうです。
新入社員でも関われる業務の範囲が広かったり、新入社員から教育制度を変更する旨の意見を述べたところ、改善を進めることができたりと若手からさまざまな経験ができる環境があるようです(選考対策ページより)。
マツダ:社員同士のつながりを大切にする環境
マツダは「走る歓び」を追求しており、その思いに共感する自動車への熱い思いを持った社員が多い会社です。しかし、熱いと言っても熱血というわけではなく、穏やかで優しい社員が多いそうで面倒見の良い社員も多いそうです。
また、マツダは「最大の経営資源は人である」と考えており、社員を大切にしていると推測され、社員同士のつながりを大切にするウェットな環境があると考えられます。業務外でも社員同士のつながりは強く、飲み会があったり、休みの日にも出かけたりすることがあるそうで、社員同士の交流が活発であることがうかがえます(選考対策ページより)。
自動車メーカー業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
以下の表は、各社の平均給与をまとめたものです。
※出典:2023年度 有価証券報告書「トヨタ自動車 P.15/本田技研工業 P.11/日産自動車 P.12/スズキ P.11/マツダ P.9」
平均年収はトヨタが一番高く、次いで日産、ホンダでした。日本全体の40代の平均年収が約506万円(※33)なので、高水準といえるでしょう。
(※33)出典:国税庁長官官房企画課「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告ー 第14図 年齢階層別の平均給与 P.21」より算出し、小数点四捨五入
自動車メーカーで働く魅力・やりがい
自動車メーカーで働くことには、多くの魅力とやりがいがあります。ここでは、自動車メーカーで働くことの魅力とやりがいについて詳しく解説します。
給与や待遇が良い
自動車メーカーで働く魅力の一つは、その高い給与水準と充実した待遇です。自動車業界は、他の業界と比較して給与が高い傾向があり、ボーナスや退職金といった福利厚生も充実しています。
国税庁が発表した令和4年の民間給与実態統計調査によれば、給与所得者の平均年収は458万円です(※34)。一方、自動車メーカーが属する「製造業」の平均給与は501万2000円(※35)と、全体平均を上回っています。特に、大手自動車メーカーであれば、さらに高い年収を期待でき、安定した収入を得られる点が大きな魅力です。
(※34)出典:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」
(※35)出典:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査 第1表 給与所得者数・給与額・税額」
グローバルな視点を持てる
グローバルな視点を持つことができる点も自動車メーカーで働く魅力です。自動車業界は世界各国に拠点を持ち、グローバルな展開を重視しているため、海外の取引先とのやり取りや海外勤務の機会が多くあります。これにより、異なる文化やビジネス慣習に触れることで、視野を広げられます。
特に、世界中に支店や工場を持つ大手メーカーでは、海外赴任のチャンスが豊富にあります。海外での勤務は、新たな市場での挑戦や、現地のスタッフと協力しながら目標を達成するという経験が積めるため、成長の機会にもつながります。また、グローバルな視点を持つことで、国際的なビジネスに対応できるスキルを身につけることができるため、キャリアの幅を広げることも可能です。
「海外で働いてみたい」という意欲がある方にとっては、自動車メーカーでの仕事は非常にやりがいのある選択肢となるでしょう。
多くの業務に携われる
さまざまな業務に携われることも自動車メーカーで働く魅力の一つです。多くの自動車メーカーでは、ジョブローテーション制度を導入しており、商品企画やマーケティング、人事など、幅広い職種を経験できます。この制度により、さまざまなスキルを習得し、個人としての成長を促進できる点が大きな魅力です。
ジョブローテーションを通じて、自分の適性や強み、逆に苦手な分野を見つけられ、キャリアの方向性を見極める上でも大いに役立ちます。また、異なる部署での業務経験は、他部署との連携やコミュニケーション能力の向上にもつながり、会社全体でのネットワークを広げることができます。
さらに、他部署の社員との交流が増えることで、新たな視点や意見を共有できる仲間が増え、仕事の幅が広がるとともに、日々の業務に対するモチベーションも高まるでしょう。
自動車メーカー業界大手5社の選び方
ここでは、自動車メーカー業界大手5社の選び方をご紹介します。
自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。
就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。
以下の記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説していますので参考にしてみてください。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。
そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載しているほか、1,800件を超える就活記事も掲載しています。
例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。
以下の記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介していますので参考にしてみてください。
▼ワンキャリアの活用方法について詳しく知りたい方はこちら ・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。
また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けば良い?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。
「ONE CAREER」のyoutubeチャンネルはこちら(youtubeに遷移します)
手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけられ、志望動機の説得力が増します。
志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。
とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。
そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!
就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!
▼業界研究記事はこちら ・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!
多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野がわかります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。
次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、ES締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!
それぞれについての記事を以下でご紹介しますので、参考にしてみてください。
また、ワンキャリアの選考対策ページにある「合格の秘訣」も企業研究におすすめです。業界の特徴から各企業の特徴や強み、社風から選考対策についても記載してありますのでぜひ参考にしてみてください。
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▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら ・企業研究は10分で終わらせる!「欲しい人材を見抜く」裏ワザ ・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」
就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。
就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。
▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら ・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
自動車メーカー業界大手5社が求める人物像・選考対策
ここからは自動車メーカー業界大手5社が求める人物像と選考対策をそれぞれ解説します。
自動車メーカーが求める人物像
各社が求める人物像は、下記の「合格の秘訣」を参考にしてください。
トヨタ自動車 技術職
ホンダ 技術系
日産 R&D(開発・研究)
日産 マーケティング&セールス/アフターセールス
スズキ 技術職
スズキ 事務職
マツダ 事務系
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自動車メーカーの選考対策
詳しい選考ステップは、下記の「選考対策ページ」を参考にしてください。
トヨタ 技術職
本田 技術系
日産 R&D(開発・研究)
コーセー ものづくり総合職(研究開発職)
日産 マーケティング&セールス/アフターセールス
スズキ 技術職
スズキ 事務職
マツダ 技術系
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エントリーシート(ES)対策
企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。
・入社意欲がどれほど強いか ・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか ・入社後に活躍してくれそうか
これら3つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。
▼エントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例 ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
Webテスト対策
Webテストは多くの企業で実施されており、企業ごとに異なるテストが使用されています。そのため、事前にテスト内容を把握し、対策をしておくことが重要です。
電機業界では、特に「SPI」と「玉手箱」が多く実施されています。
SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)でわかれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。
玉手箱は、計数理解(数学)、言語理解(国語)、英語理解、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短いことが特徴です。そのため、満点を目指すのではなく、確実に解ける問題に集中することが求められます。また、玉手箱は毎年似たような問題が出題される傾向があるため、スピード感に慣れるために多くの問題を解いておくことが大切です。
以下にWebテストについての記事をご紹介しますので参考にしてみてください。
▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧 ・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力) ・【玉手箱対策】問題&解答集|出題企業と問題形式(計数・言語・英語)まで紹介
面接対策
業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。
まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。
また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能になります。
ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握でき、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用したりして社員と接点を持つことで機会を得られます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。
さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。
OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみると良いでしょう。
OB・OG訪問については以下の記事で詳しく記載してありますので参考にしてみてください。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
自動車メーカー以外の業界研究記事
▼業界研究まとめ記事はこちら ▪️メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手3社(日本製鉄・AGC・東レ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【電機メーカー:業界研究】大手4社(日立製作所・ソニー・パナソニック・三菱電機)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手3社(花王・資生堂・コーセー)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「サントリー・アサヒ・キリン・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・明治・日清食品・キッコーマン・ヤクルト)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【重工メーカー:業界研究】大手3社「三菱重工業・川崎重工業・IHI」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【製薬:業界研究】大手4社(武田薬品工業・アステラス製薬・大塚製薬・第一三共)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:メーカー】日系・グローバルエリートは商社だけじゃない!海外売上50%越え日系メーカー厳選10社
・【業界研究:消費財】日系消費財メーカー(資生堂・花王・ユニチャーム)の違いを徹底比較!グローバルで百戦錬磨の意外な企業は?
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手3社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:地銀】横浜銀行、千葉銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行。Uターン就活生から圧倒的な人気を誇る地方銀行の違いや意外な魅力とは?
・【業界研究:生保と損保の違い】保険業界を受けるなら知っておきたい、生命保険、損害保険業界の違いを徹底比較!
・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い
・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【カード:業界研究】大手3社「三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【外資系投資銀行:業界研究】大手4社「J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】MBB「マッキンゼー・BCG・ベイン」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(集英社・講談社・KADOKAWA・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局4社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手6社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・セプテーニ・デジタルHD・ADK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、HIS、KNT-CT、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
▪️インフラ・資源
・【インフラ:業界研究】大手3社(JR東海・東京電力・東京ガス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:インフラ業界】「安定時代の終焉」日本を支えるインフラ業界:電力・ガス・交通の魅力と将来性
・【鉄道:業界研究】大手5社「JR東日本・近畿日本鉄道・JR東海・JR西日本・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【私鉄:業界研究】大手3社「東急・東武鉄道・小田急電鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・三菱マテリアル・JX金属・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(大林組・鹿島建設・大成建設・清水建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社(アクセンチュア・NTTデータ・野村総合研究所・日本IBM・富士通)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・インターン/就活はいつから?スケジュールと準備の進め方
・OB・OG訪問とは?就活でOB・OG訪問が必要な人、しなくていい人
・志望動機の書き方と例文集|人気8業界のES通過例文と王道の回答例
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
・【面接対策】質問集&回答例|新卒就活でよく聞かれることと準備方法
・【自己分析のやり方】たった4通り!簡単にできる方法・ツール・シートを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方/コツや役割を網羅的に解説
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
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