こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。
今回は、「日本生命保険・第一生命保険・明治安田生命保険・住友生命保険」の4大生命保険会社の特徴を紹介するとともに、業績、社風などの違いを比較してお伝えします。(以下、日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)
<目次>
●生命保険とは? 事業内容/ビジネスモデルを解説
・生命保険手数料:基本のビジネスモデル
・資産運用:巨大投資家としての生命保険会社
・生命保険と損害保険の違い/第3の保険についても解説
●生命保険業界の動向
・人口減少による市場縮小
・海外進出
・再編の試み
・介護業界との提携
●生命保険業界の仕事内容・主な職種
・営業
・資産運用
・商品開発
・海外事業
●生命保険業界大手4社の業績比較・順位(経常収益/経常利益)
●生命保険業界大手4社の特徴・強み
・日本生命:M&Aや事業展開で王座奪還。先端IT活用も積極的に推進
・第一生命:早期から革新を繰り返し、幅広いシェアを獲得
・明治安田生命:日本最古の誇り。団体保険保有契約高で国内シェアNo.1
・住友生命:若年層のシェア拡大へ。企業への健康経営支援の提供や、個人への健康増進支援を進める
●生命保険業界大手4社の社風の違い
・日本生命:「人は力、人は全て」で人的資本を重視。表彰制度なども豊富
・第一生命:数字よりも顧客第一主義。社員間の仲が良い
・明治安田生命:人に一番優しい生命保険会社を目指す。穏やかな社員が多い
・住友生命:風通しがよく、若手の意見も尊重する
●生命保険業界大手4社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢
●生命保険業界で働く魅力・やりがい
・経営が安定している
・無形商材を扱うため、高度な営業力が身につく
・顧客と直接顔を合わせることが多くやりがいを感じやすい
・資産運用などの専門知識が身につく
●生命保険業界大手4社の選び方
・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
●生命保険業界大手4社の求める人物像・選考対策
・生命保険会社が求める人物像
・生命保険会社の選考対策
●生命保険業界以外の業界研究記事
生命保険とは? 事業内容/ビジネスモデルを解説
生命保険手数料:基本のビジネスモデル
生命保険のビジネスモデルを簡単に説明すると、契約した会員から保険料としてお金を集めてプールし、会員の中から不慮のトラブルでお金が必要になった人に対して保険金・給付金を支払う仕組みです(※1)。
「モノ」が壊れたときにそのリスクヘッジを行う損害保険と比較して、生命保険は人の生命に関わるリスク管理をすることで手数料をもらいます。つまり「私(生命保険会社)にお金を預けておけば、不慮の事故に備えてリスク管理できます。その代わり手数料をいただきます」ということです。
この「生命保険の手数料」は後述の「資産運用」とともに、生命保険会社の収益における2本の大きな柱です(※2)。
生命保険の種類はどのようなものがあるのでしょうか?
基本的には死亡保険・医療保険・がん保険・養老保険などが存在し、会社によって提供しているサービスが異なります。その多種多様なサービスを分かりやすく捉えるために日本生命を例に考えると、生命保険サービスは主に「死亡のリスクに備えた保険」「医療のリスクに備える保険」「重い病気や介護等のリスクに備える保険」「老後等、将来の資金が必要になるリスクに備える保険」の4つに大別されます(※3)。
このように「生命保険」とは、その言葉から想像しやすい「人」に関わる保険であることが分かります。自分の生命や健康に関わるリスクヘッジを行い、未来への安心を届けるというサービスの手数料が収益の柱の1つです。
(※1)参考:一般社団法人 生命保険協会「生命保険の基礎知識 STEP. 3 生命保険の仕組み」
(※2)参考:一般社団法人 生命保険協会「其の五 生命保険会社の損益の状況を見る」
(※3)参考:日本生命「みらいのカタチとは?」
資産運用:巨大投資家としての生命保険会社
次に生命保険会社のもう1つの事業である「資産運用」ついて説明します。
生命保険会社は加入者から集めた保険料を運用して、上述の保険サービスを提供しています。しかし、顧客全員が病気になったり、ケガを負ったりするわけではないので、保険会社の手元に残った保険料を用いて、長期にわたって安全かつ安定的に運用します。このお金の流れが生命保険会社の「資産運用事業」です(※4)。
具体的には、主に国内や海外の公社債・株式、国内貸付、不動産などで運用を行っています(※5)。この資産運用によって得られた資金をさらに増やしていくのが生命保険会社の大きなビジネスの1つなのです。従って、資産運用に興味がある学生にもおすすめの業界といえます。
(※4)参考:第一生命 基幹職採用サイト「BUSINESS 04 資産運用分野」
(※5)参考:明治安田生命「生命保険ビジネス基礎講座|生命保険会社のビジネスと役割」
生命保険と損害保険の違い/第3の保険についても解説
「保険」には大きく分けて「生命保険」「損害保険」「第3の保険」という3つの種類があります(※6)。多くの人が「生命保険」と「損害保険」という言葉は耳にしたことがあるかもしれませんが、それぞれ役割や仕組みが異なります。
「生命保険」は人の生死に関連して保険金が支払われるもので、主に万が一の際、家族の生活を守るために利用されます。終身保険や定期保険などが代表的な例であり、貯蓄性のある商品も多く、将来の資産形成としても活用されます。
「損害保険」は、自動車事故や火災などの偶発的な事故や災害によって生じる損害を補償するための保険です。損害額に応じて保険金が支払われ、経済的な負担を軽減する役割を果たします。たとえば、自動車保険や火災保険がこれに該当します。
さらに、「第3の保険」として、傷害保険やがん保険、医療保険など、医療や介護に関する保険があります。この「第3の保険」は、損害保険会社と生命保険会社のどちらでも取り扱えるため、損害保険業界に就職すると「損害保険」と「第3の保険」の両方を扱うことが可能です。
これらの保険はそれぞれ異なるリスクに対応しており、保険加入者のニーズに合わせて選択されます。損害保険と生命保険の違いを理解することは、保険業界で働くうえで重要な基礎知識となるでしょう。
(※6)参考:日本損害保険協会 損害保険Q&A「②保険の分類と損害保険の種類」
生命保険業界の動向
生命保険業界は、少子高齢化や市場の成熟化に伴い、さまざまな変化に直面しています。ここでは、生命保険業界の最新動向について詳しく解説します。
人口減少による市場縮小
日本の生命保険業界は、少子高齢化が進むなかで大きな変革期を迎えています。特に生産年齢人口の減少とともに、保険料収益が減少し、国内市場の縮小が顕著になっています(※7)。また、長寿化の進展により、従来の死亡保険の需要が減少しつつあることも、業界にとって大きな課題となっています。
こうした市場縮小のなかで、生命保険業界は新たな戦略を模索しています。具体的には、高齢者向けの新たな商品やサービスの開発や健康増進をサポートする保険の提供など、長寿社会に対応した商品展開を進めています。また、国内市場の縮小に伴い、海外市場への進出を積極的に進める企業も増えています(※8)。
市場の変動に対する柔軟な対応が求められるなか、生命保険業界は変化するニーズに応えるべく、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいます。
(※7)参考:大和総研「市場の縮小・ニーズの多様化が進む生命保険大国日本」
(※8)参考:明治安田生命 2025年度 新卒採用サイト「海外保険事業の積極的な推進」
海外進出
生命保険業界は、国内市場の縮小が続くなかで、新たな成長機会を求めて積極的に海外進出を進めています。特に、保険の普及率が低く、今後の経済発展が期待される新興国や発展途上国に注目が集まっています。これらの地域では、人口の増加や中間層の拡大に伴い、保険市場が大きく成長する可能性があります。
国内の生命保険会社は、こうした市場のポテンシャルを見逃さず、現地の保険会社との業務提携やM&Aを通じて事業拡大を図っています。例えば、2015年には、日本の生命保険会社がアメリカやオーストラリアの保険会社を買収し(※9)、大きな話題となりました。これにより、国内での人口減少に伴う収益減少を補い、海外市場での収益拡大を目指す動きが加速しています。
海外進出は、生命保険業界にとって成長戦略の一環であり、今後も各社が積極的に取り組んでいく分野です。
(※9)参考:日本生命「豪州MLC生保事業の買収合意およびナショナルオーストラリア銀行とのパートナーシップ構築について P.2」
再編の試み
生命保険業界では、国内市場の縮小に対応するため、再編やM&Aが積極的に進められています。再編によって会社規模が大きくなることで、業界内の競争に耐えられる強固な経営基盤を築き、事業拡大に必要な資金を確保することが目的です。
例えば、2008年にかんぽ生命と日本生命が業務提携を開始し(※10)、2009年には住友生命と三井生命が共同出資でメディケア生命を設立する(※11)など、国内生命保険会社同士の提携や再編が進行しています。さらに、2016年には国内大手生命保険会社が中堅の生命保険会社を買収し(※12)、業界内での再編が一層進む可能性が高まっています。
損害保険業界では3つの大手企業に集約されているのに対し、生命保険業界では依然として多くの企業が存在しており、今後も再編の動きが続くことが予想されます。
(※10)参考:かんぽ生命「株式会社かんぽ生命保険と日本生命保険相互会社との業務提携に関する合意について」
(※11)参考:日本経済新聞「住友生命と三井生命の共同出資生保、4月に開業」
(※12)参考:一般社団法人日本生命協会「生命保険会社変遷図」
介護業界との提携
近年、生命保険業界では介護分野への進出が活発化しています(※13)。大手生命保険会社は、介護系企業と提携し、保険契約者に対してさまざまな介護サービスを提供・紹介する取り組みを進めています。例えば、介護サービスを受ける高齢者に対して、自社の介護保険を提案することで、保険と介護の両分野でのシナジー効果を狙っています。
また、介護保険契約者に対して、グループ会社や提携先の介護サービスを提供することで、サービスの充実と顧客満足度の向上を図る動きも見られます。このように、介護業界との提携は、生命保険会社にとって新たな収益源を開拓するだけでなく、顧客に対する包括的なサポートを提供する一環として重要な戦略となっています。
(※13)参考:読売新聞オンライン「ニチイ買収で介護事業に参入「大いなる挑戦、業界成長のきっかけに」…日本生命保険・清水博社長」
生命保険業界の仕事内容・主な職種
生命保険業界では、さまざまな職種がそれぞれの専門分野で重要な役割を果たしています。ここでは、生命保険業界における主な職種とその仕事内容について詳しく解説します(※14)(※15)。
(※14)参考:日本生命 キャリア・新卒採用サイト「部門紹介」
(※15)参考:明治安田生命 2025年度 新卒採用サイト「11の働くフィールド」
営業
生命保険業界の営業職は、顧客に直接保険商品を提案・販売する役割を担います。販売チャネルには主に「対面販売(訪問販売)」と「間接販売」の2つがあります。
対面販売は、営業職員が顧客のもとを訪問し、保険商品の説明や契約を行う形式です。この方法の強みは、顧客のライフスタイルや家族構成、収入などを詳しく把握したうえで、きめ細かな提案ができる点にあります。大手生命保険会社では、この対面販売を重視しており、営業職員の教育システムを強化することで、顧客との信頼関係を築き、長期的な契約を目指しています。生保レディーの存在も、この対面販売で顧客基盤を拡大した一因です。
間接販売では、保険代理店や保険ショップ、銀行などを通じて保険商品を販売します。営業職員が直接顧客と契約するのではなく、これらの販売パートナーが顧客に保険商品を提案・販売する形態です。この方法は、広範囲にわたる顧客層にリーチできるのが特徴です。間接販売のチャネルを活用することで、生命保険会社は自社の販売網を拡大し、多様なニーズに対応しています。
生命保険業界の営業職は、対面販売を通じた密な顧客対応や、間接販売を通じた広範囲な市場開拓を行う重要な役割を果たしています。
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資産運用
生命保険業界の資産運用部門は、顧客から預かった保険料や会社の利益をもとに、さまざまな資産に投資して運用する役割を担っています。この部門では、株式や債券、不動産といった有価証券への投資や、政府や企業が発行する公社債への投融資を行います。
資産運用の目的は、長期的に安定したリターンを確保することです。そのため、経済状況や市場動向を常に分析し、リスクとリターンのバランスを考えながら、中長期的な視点でポートフォリオを構築します。これにより、顧客に約束した保険金の支払いを確実に行うとともに、企業としての収益を最大化することを目指しています。
この業務には、高度な金融知識や分析能力が求められ、市場の変動に対応する柔軟性も重要です。資産運用部門で働くことで、金融市場のダイナミクスを学びながら、企業の財務基盤を支える重要な役割を果たせます。
商品開発
生命保険業界における商品開発の仕事は、顧客やパートナー企業の声を反映し、時代に合った保険商品を企画・開発することです。具体的には、ターゲット層を選定し、保険の種類や商品内容を考案することから始まります。
その後、プロトタイプを作成し、グループインタビューやウェブ調査などを通じて市場の反応を確認し、商品を改良します。また、社内の関連部門と連携しながら、金融庁に申請するための事業方法書や約款を作成し、認可を得るための折衝業務も行います。
さらに、すでに販売されている商品の見直しも重要な業務の一部です。時代や市場の変化に対応するため、商品が現状に適しているかを検証し、必要に応じて改定を行います。
商品開発部門は、魅力的で競争力のある保険商品を市場に提供するための重要な役割を担っており、顧客のニーズを的確に捉えた商品を提供することで、会社の成長に貢献しています。
海外事業
生命保険業界において、国内市場が少子高齢化により縮小するなか、保険会社は海外市場への進出を積極的に進めています。このような状況で、海外事業部門は新たな市場を開拓し、企業の成長を支える重要な役割を担っています。
海外事業部門の主な業務には、新興国や経済成長が著しい地域での市場調査、現地の保険会社との業務提携、またはM&Aの推進があります。現地の法律や文化、保険ニーズを理解し、それに適した保険商品を企画・開発することが求められます。また、海外の支店や子会社の運営管理も行い、現地の市場に合わせた販売戦略を立てることも重要です。
さらに、海外事業部門は、現地のパートナー企業との協力体制を築きながら、効率的な事業運営を図ります。これには、現地スタッフの育成や組織の強化、リスク管理の徹底などが含まれます。グローバルな視点で企業の発展に貢献できるこの職種は、挑戦しがいのある業務が多く、国際的なキャリアを築きたい人にとって魅力的な分野です。
生命保険業界大手4社の業績比較・順位(経常収益/経常利益)
生命保険業界の中でも主要4社である日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命の経常収益・経常利益などを見てみましょう。以下のグラフは各社の業績です。
※出典:日本生命「2023年度 業績の概要 P.8」
※出典:第一生命「 2023年度 有価証券報告書 P.177」
※出典:明治安田生命「2023年度決算の概況 P.20」
※出典:住友生命「2023年度決算説明用資料 P.2」
※住友生命は、資料の関係で経常収益・経常利益ではなく保険料等収入・基礎利益を用いています
経常収益・経常利益ともに日本生命が首位を奪取しました。日本生命は前年度から24.8%増収しており、大きく業績を伸ばしています(※16)。他社の業績については、第一生命、明治安田生命、住友生命と続きます。
(※16)参考:日本生命「2023年度 業績の概要 P.8」
生命保険業界大手4社の特徴・強み
続いて、各社の特徴についてです。
民間生保の各社はM&Aなどで海外の生命保険会社を買収し、人口が減少する国内で賄えない分の収益を補填(ほてん)しようとする動きが共通しています。
日本生命:M&Aや事業展開で王座奪還。先端IT活用も積極的に推進
「生保界のガリバー」の異名を取る日本生命。その由来は、100年以上の長い歴史の中で生命保険業界のリーディングカンパニーとしての地位を固めてきたからにほかなりません(※17)。その異名に違わぬ実績を残し続け、業績トップを誇ります。
その要因の1つは「海外M&Aの成功」と「国内での買収や開業」です。これまでの日本生命の事業展開と業界内のポジションの移り変わりを見ていきましょう。
2015年に保険料等収入で首位の座を第一生命に奪われて以降、日本生命はM&Aに本格的に着手し始めます(※18)。まず、2016年3月に「大樹生命保険(※19)」を(※20)、10月にはオーストラリアの大手銀行傘下の「MLCライフインシュアランス」を買収しました(※21)。こうした事業計画で2017年度には一時的に経常利益で首位に返り咲きましたが、再び第一生命にその座を奪われてしまいました(※18)。その後も買収劇はやむことなく、2018年5月にはアメリカの「マスミューチュアル生命保険(ニッセイ・ウェルス生命保険)(※22)」を買収。2019年には、はなさく生命保険を開業したり(※17)、「日本生命デジタル5カ年計画」を策定し、先端IT活用を積極的に推進したりしています(※23)。
2024年には、「中長期的な成長角度の引き上げに向け、販売業績・新たな収益軸の拡大を加速し、グループ経営を強力に推進する3年間」と位置づけた新たな中期経営計画(2024-2026)を発表しました(※24)。
また、個人客に営業をするイメージが強い生命保険業界ですが、内定者によると、日本生命でそのような営業を担うのは営業総合職であるとのことです。総合職は営業社員のマネジメントや企業保険の設計といった、規模の大きい仕事に取り組めるそうです(2023年卒 選考対策ページより)。
また、日本生命のセグメント別売上は以下のようになっています。
※出典:日本生命「2023年度 業績の概要 P.3/P.8」
(※17)参考:日本生命「沿革」
(※18)参考:ビジネスジャーナル「日本生命、揺らぐ『不動の業界首位』…『株式会社化』に市場が関心」
(※19)参考:保険市場TIMES「三井生命、来年度からの社名変更を発表」
(※20)参考:大樹生命「日本生命保険相互会社との経営統合について」
(※21)参考:日本生命「豪州 MLC 生保事業の買収手続き完了について」
(※22)参考:保険市場TIMES「マスミューチュアル生命保険株式会社との経営統合の完了および同社の商号変更(社名変更)について」
(※23)参考:日本生命「事業戦略 国内保険事業 個人保険 2022 Annual Report P.82」
(※24)参考:日本生命「中期経営計画(2024-2026)」
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第一生命:早期から革新を繰り返し、幅広いシェアを獲得
第一生命は、2022年に創業120年を迎えました。特に2007年以降は、ニーズの多様化を先取りした国内マルチブランド展開を開始し、さらに日本の生命保険会社としていち早く海外事業への展開を図るなど、変革に挑戦し続けています(※25)。
また、2024年3月には、「第一生命グループの経営戦略」を発表し、2030年に目指す姿の実現として以下を挙げています(※26)。
・4つの領域で国内No.1
・グローバルトップティアに伍する保険グループ
・保険業の未来を先導する存在
また、第一生命のセグメント別売上は以下のようになっています。
※出典:第一生命「有価証券報告書 P.258」
(※25)参考:第一生命「第一生命 アニュアルレポート ANNUAL REPORT 2022 P.6」
(※26)参考:第一生命「第一生命グループの経営戦略」
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明治安田生命:日本最古の誇り。団体保険保有契約高で国内シェアNo.1
明治安田生命は「国内最古の生命保険会社」というブランドを持つ明治生命と安田生命が、2004年に合併して誕生しました(※27)(※28)。
その発足以来、強固な経営基盤を売りにして、法人営業の団体保険保有契約高で国内シェアNo.1を堅持しています。2022年度末時点での契約高は116.3兆円に及びました(※29)。
2018年卒の内定者によれば「アサヒビールや伊藤忠商事など、名だたる企業を顧客に抱えていると社員の方が話していた」とのことで、クライアント先からも地盤の強さが伺えます。さらに、2019年卒の内定者が座談会で聞いた話によると、官公庁向けの団体保険では80%以上のシェアを保有しているそうです。大企業から官公庁まで、幅広い団体保険を手掛ける明治安田生命は、生命保険の提供によって社会の一端を支えている企業だといえるでしょう(2022年卒 選考対策ページより)。
また、経常収益・経常利益ともに3位に位置しています。4カ国6社で海外事業を展開していますが、グループ業績に占める海外保険事業などの基礎利益相当額は914億円であり、基本的には国内事業に注力していることが分かります(※30)。海外M&Aが盛んな他社とは一線を画すといえるでしょう。まさに、経営ビジョンの「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」の中の1つにある「地域社会」とのきずなを忠実に実行しています(※30)。それを象徴する動きとして、外部との提携を見ると、2017年から各都道府県や市、大学などの教育機関との連携や協定の締結に継続的に取り組んでいます(※31)(※32)。
また、明治安田生命のセグメント別売上は以下のようになっています。
※出典:明治安田生命「2023年度決算の概況 P.20」
(※27)参考:明治安田生命「旧明治生命の沿革」
(※28)参考:明治安田生命「沿革」
(※29)参考:明治安田生命 新卒採用サイト「業界トップシェアの団体保険事業」
(※30)参考:明治安田生命「『価値創造』報告書 2024 P.27/P.46」
(※31)参考:明治安田生命 ニュースリリース「2016年度/2017年度/2018年度/2019年度/2020年度/2021年度/2022年度/2023年度/2024年度」
(※32)参考:明治安田生命「『連携協定』の締結について」
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・【明治安田生命:3分対策】顧客基盤が強固な「日本最古」の保険会社。激しい環境の変化に耐えうる「タフさ」と「チャレンジ精神」を示そう
住友生命:若年層のシェア拡大へ。企業への健康経営支援の提供や、個人への健康増進支援を進める
日本三大財閥の一角を担う住友グループに属する住友生命。まずは、国内外での事業展開を見てみましょう。
住友生命も明治安田生命と同様に、地域との連携にも重点を置いています。43都道府県の地方自治体と連携し、感染症対策、がん患者団体・認知症ケア団体への支援など、健康増進を中心とした協定の締結を進めています(2021年3月時点)(※33)。また、2016年のアメリカの上場生命保険グループ「シメトラ社」完全子会社化や、2019年のシンガポールの「シングライフ」への出資など、国内だけでなく、海外生命保険市場の収益性・成長性を取り込んでいます(※34)。
そして、特筆すべきは若年層へのアプローチです。
2018年から販売されている「Vitality」(※35)は、保険契約と「Vitality健康プログラム」で構成されています。これにより顧客の健康増進活動を促すことで、リスクに備えるだけでなく、リスクそのものを減少させるという新たな価値を提供しています(※36)。
「Vitality」は発売から累計で200万件近くまで契約数を伸ばしています(2021年度時点)(※35)。
また、2021年3月に「Vitality体験版(健康プログラムの一部を期間限定で体験)」を、6月に「家族プラン(Vitality会員のご家族を対象に健康プログラムの一部を利用料半額にて提供)」を発売しました。さらに、2022年3月には「ライトプラン(34歳以下のお客さまを対象に家族プランと同様のサービスを提供)」を発売。また、加入者の健康診断結果などのデータ活用として、健康診断結果の継続管理や相対評価が把握できるツール「Vitality健康レポート」を導入しました。企業への健康経営支援の提供や、個人への健康増進支援により、顧客との接点づくりを新たな角度で進めています(※37)。
2020年3月には、MCI(軽度認知障害)から認知症までを幅広く保障し、経済的なサポートを行うとともに、早期発見・予防につなげることを目的とした特約「認知症PLUS(プラス)」を発売しました(※38)。さらに、2022年3月には、「認知症PLUS」を補完する商品として、保障範囲を限定して簡単な告知で加入できる、「スミセイの認知症保険」を発売しています。健康や保険料負担の面で不安を感じている高齢層の顧客が多いことから、人生100年時代を見据え、健康増進と認知症予防の両面から価値提供に取り組んでいます(※37)。
また、住友生命のセグメント別売上は以下のようになっています。
※出典:住友生命「2023年度決算説明用資料 P.1」
(※33)参考:住友生命「住友生命〔統合報告書〕2021年度ディスクロージャー誌 P.35-37」
(※34)参考:住友生命「住友生命〔統合報告書〕2022年度ディスクロージャー誌 P.58-59」
(※35)参考:住友生命 Vitality「Vitality200万件記念フェスタ」
(※36)参考:住友生命 Vitality「住友生命『Vitality』とは」
(※37)参考:住友生命「住友生命〔統合報告書〕2022年度ディスクロージャー誌 P.47」
(※38)参考:住友生命「住友生命〔統合報告書〕2021年度ディスクロージャー誌 P.59」
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生命保険業界大手4社の社風の違い
日本生命:「人は力、人は全て」で人的資本を重視。表彰制度なども豊富
日本生命は「人は力、人は全て」という言葉に象徴されるように、人的資本を価値創造の最大の原動力としています。
そのため多彩な人材の確保とともに、人材の強化や成長のためのサポートが充実しています。具体的には、「人財価値向上プロジェクト」による「人財育成」と「闊達(かったつ)な風土醸成」を通じてさまざまな取り組みを展開しており、全職員を対象とした処遇向上に加え、仕事とライフイベントの両立支援など、「人への投資」を一層推進しています(※39)。
(※39)参考:日本生命「人的資本」
第一生命:数字よりも顧客第一主義。社員間の仲が良い
第一生命における社風の特徴の1つに、創業者である矢野恒太の「最大たるより最良たれ」という考えのもとで行われる顧客第一主義の経営が挙げられます(※40)。例えば、広島の原爆投下直後や東日本大震災といった災害時の迅速な保険金の支払いにその精神が表れているといえます(※41)(※42)。
ある社員は内定者に対して「数字を優先していたときはうまくいかなかった。顧客第一主義の思いに数字がついてくるものだと思っている」と熱く語ったそうです。このように、顧客の最良を目指す中で、業界でトップクラスの売上高を誇る第一生命では、真の顧客第一主義を追求できる環境といえます(2023年卒 選考対策ページより)。
(※40)参考:第一生命「沿革」
(※41)参考:DIAMOND ONLINE「原爆投下直後の焼け野原で保険金支払いに奔走した、第一生命広島支社長の気概」
(※42)参考:第一生命「東日本大震災により被災された皆さまへ」
明治安田生命:人に一番優しい生命保険会社を目指す。穏やかな社員が多い
前述の通り、「人に一番やさしい生命保険会社」を目指すことを掲げているように、穏やかな社員の方が多いとのことです。「親切心を持った社員と働きたい」「体育会系の雰囲気はちょっと苦手かも」などの思いを抱える学生にとって、明治安田生命は魅力的な企業といえるでしょう(2022年卒 選考対策ページより)。
住友生命:風通しがよく、若手の意見も尊重する
一般に「体育会系」というイメージとともに語られる住友生命ですが、社員同士の関係は厳しいものではなく、社内には風通しの良い社風が浸透しているそうです。年齢や役職、部署の関係なく社員同士の連携が取られている企業だといえるでしょう。
内定者によると、社長が新人をランチに招待してくれたとのこと。従業員数4万人以上(※43)の大企業とは思えぬ社長との距離の近さが挙げられます。また若手社員の意見でも通りやすい文化があり、例えば「1UP Vitality」は30代前半の若手社員が中心となって開発した商品だといわれています。ある社員も選考にて「社内には部署間の分け隔てがないため、部署を超えた連携ができて仕事のスピードも速い」と話していたとのことです(2023年卒 選考対策ページより)。
(※43)参考:住友生命保険「会社概要」
生命保険業界大手4社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢
以下の表は、各社の平均年収・平均年齢・平均勤務年数をまとめたものです。
※出典:日本生命「サステナビリティレポート 2023 P.198」
※出典:第一生命「SUSTAINABILITY REPORT 2023 P.223」
※出典:明治安田生命「明治安田の現況 2024 P.162」
※出典:住友生命「住友生命〔統合報告書〕2024年度ディスクロージャー誌(資料編) P.113」
※全て内勤職員(賞与抜き)の値です。
給与は、明治安田生命が最高額です。続いて住友生命、日本生命、第一生命という順になっています。
生命保険業界で働く魅力・やりがい
経営が安定している
生命保険業界は、保険料という定期的で安定した売上があることから、経営が安定しているといわれています。
長期的に働き続けるモチベーションにもつながるため、生命保険業界で働く大きな魅力の1つです。
無形商材を扱うため、高度な営業力が身につく
生命保険業界では、無形商材を取り扱うという特性があります。無形商材とは、実際に形がなく、目には見えない商品のことを指します。日用品や不動産のような有形商材とは異なり、保険商品は形がないため、顧客にその価値を理解してもらうのが難しいとされています。
そのため、生命保険の営業では、視覚に頼らず、言葉や信頼関係を通じて商品を提案する高度な営業力が求められます。働くことで、こうした難易度の高い営業力を身につけられ、一流の営業として他業界でも通用する実力を持つことができるでしょう。
実際に、保険業界で培った営業スキルを生かし、コンサルタントとして活躍する人も少なくありません。また、顧客の人生に深く寄り添い、信頼関係を築くことで商品を販売するこの仕事は、人間性を大切にする職業としても大きな魅力を持っています。
顧客と直接顔を合わせることが多くやりがいを感じやすい
損害保険業界では、顧客と直接顔を合わせる機会が多いことが特徴です。保険商品は顧客の生活や財産を守る大切な役割を果たすため、信頼関係の構築が非常に重要です。そのため、顧客との面談や相談を通じて、個々のニーズに合わせた提案を行い、最適な保険プランを提供することが求められます。
直接会話を重ねることで、顧客から感謝の言葉をもらったり、信頼を得られたりする場面が多く、仕事のやりがいを強く感じられるでしょう。また、顧客の不安を解消し、安心を提供できるという点でも社会貢献の意識が高まります。顧客の信頼に応え、その期待に応えたときの達成感は、他の業種にはない特別なものがあります。
資産運用などの専門知識が身につく
生命保険業界で働く大きな魅力の1つは、資産運用や保険に関する専門知識を身につけられることです。これらの知識は、経済や金融の分野で普遍的に求められるものであり、キャリアを通じて市場価値の高い人材になることが可能です。
また、保険や資産運用の知識は、個人のライフプランを考える際にも非常に役立ちます。自分自身の将来設計において、仕事で得た知識を生かせる点は、生命保険業界で働くことの大きなメリットの1つです。
生命保険業界大手4社の選び方
自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。
就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。
こちらの記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説しています。
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。
そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載しているほか、1,800件を超える就活記事も掲載しています。
例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。
こちらの記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介します。
・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。
また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けば良い?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。
ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、こちら
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手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけられ、志望動機の説得力が増します。
志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。
とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。
そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!
就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!
多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野がわかります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。
・企業研究は10分で終わらせる!「欲しい人材を見抜く」裏ワザ
次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、ES締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!
・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」
就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。
就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
生命保険業界大手4社の求める人物像・選考対策
生命保険会社が求める人物像
各社が求める人物像は、下記の「合格の秘訣」を参考にしてください。
日本生命
第一生命
明治安田生命
住友生命ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
生命保険会社の選考対策
詳しい選考ステップは、下記の「選考対策ページ」を参考にしてください。
日本生命
第一生命
明治安田生命
住友生命
ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
エントリーシート(ES)対策
企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。
・入社意欲がどれほど強いか ・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか ・入社後に活躍してくれそうかこれら3つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。
▼エントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例 ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
Webテスト対策
Webテストは多くの企業で実施されており、企業ごとに異なるテストが使用されています。そのため、事前にテスト内容を把握し、対策をしておくことが重要です。
生命保険業界では、特に「SPI」が多く実施されています。
SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)でわかれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。
▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧 ・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力)
面接対策
業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。
まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。
また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能です。
ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握でき、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用して社員と接点を持つことで機会を得られたりできます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知れ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。
さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。
OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみると良いでしょう。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
生命保険業界以外の業界研究記事
■業界研究まとめ記事はこちら ▪️メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手3社(日本製鉄・AGC・東レ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【電機メーカー:業界研究】大手4社(日立製作所・ソニー・パナソニック・三菱電機)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手3社(花王・資生堂・コーセー)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「サントリー・アサヒ・キリン・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・明治・日清食品・キッコーマン・ヤクルト)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【製薬:業界研究】大手4社(武田薬品工業・アステラス製薬・大塚製薬・第一三共)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【自動車メーカー:業界研究】大手3社(トヨタ・ホンダ・日産)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手3社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:地銀】横浜銀行、千葉銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行。Uターン就活生から圧倒的な人気を誇る地方銀行の違いや意外な魅力とは?
・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い
・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【カード:業界研究】大手3社「三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【外資系投資銀行:業界研究】大手4社「J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】MBB「マッキンゼー・BCG・ベイン」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(集英社・講談社・KADOKAWA・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局4社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手6社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・セプテーニ・デジタルHD・ADK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、HIS、KNT-CT、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
▪️インフラ・資源
・【鉄道:業界研究】大手5社「JR東日本・近畿日本鉄道・JR東海・JR西日本・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【私鉄:業界研究】大手3社「東急・東武鉄道・小田急電鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・JX金属・三菱マテリアル・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(大林組・鹿島建設・大成建設・清水建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社ランキング(アクセンチュア・NTTデータ・野村総合研究所・日本IBM・富士通)!業績比較・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
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・26卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
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