「政治経済学部生に人気の就職先を知りたい」「就活について悩んでいる」という社会学部生の就活生もいるでしょう。
そこで本記事では、政治経済学部生に向けて、人気の就職先や業界・職種をご紹介します。就活を進める上でのポイントも詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
<目次> ●政治経済学部生の就職における強み ・社会に出てからも活用できる内容を学ぶ点 ・定量的に考える力が身につきやすい点 ・ディスカッションする能力が身につきやすい点 ・授業やゼミを通して選考対策に取り組む機会がある点 ・理系学生と比べて課外活動に使える時間を多く取れる点 ●政治経済学部生の就職人気ランキング【上位20位】 ●政治経済学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由も解説 ・金融業界(銀行・証券・保険)|平均年収393万4000円 ・総合商社・専門商社|平均年収319万6000円 ・通信・IT業界|平均年収381万2000円 ・メーカー|平均年収306万円 ・マスコミ・広告代理店|平均年収388万9000円 ・コンサル業界|平均年収396万6000円 ・人材サービス業界|平均年収285万7000円 ・公務員(国家・地方)|平均年収:地方430万5888円・国家484万8180円 ・会計事務所・税理士法人|平均年収396万6000円 ●政治経済学部生に人気の就職先【職種編】 ・経理職 ・財務職 ・企画・マーケティング職 ・営業職 ・人事労務職 ・コンサルタント ・税理士 ・公認会計士 ・アクチュアリー ・ファイナンシャルプランナー ・証券アナリスト ・金融ディーラー ・ファンドマネージャー ・マンション管理士 ・マーケットリサーチャー ・研究者 ・政治家 ・教員 ・新聞記者 ・雑誌記者 ●政治経済学部生の就職に役立つ資格 ・日商簿記検定(2級以上) ・ファイナンシャルプランナー ・TOEIC600点以上 ・公認会計士 ・米国公認会計士 ・税理士 ・証券外務員 ・証券アナリスト認定資格(CMA) ・中小企業診断士 ・銀行業務検定 ・宅地建物取引士 ・図書館司書 ・学芸員 ・教員免許 ●政治経済学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編 ・自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める ・学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ ・政治経済学部生が重視する就活の軸ランキング ●政治経済学部の就活のポイント|選考対策編 ・早期から情報収集をし、早期選考を受ける ・Webテスト対策に力を入れる ・エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく ・面接対策|よく聞かれる政治経済学部特有の質問&回答例 ●おわりに
政治経済学部生の就職における強み
政治経済学部生は、就職において多くの強みがあります。主な強みは、以下の5つです。
それぞれ詳しく解説します。
社会に出てからも活用できる内容を学ぶ点
政治経済学部では、社会に出てからも活用できる実践的な内容を学べます。学ぶ内容は、ビジネスや社会の仕組みを理解する上で重要なものばかりです。
主に以下の知識やスキルを身につけられます。
・経済の仕組みや市場原理 ・政治や法律の基礎知識 ・国際関係や外交政策 ・データ分析や統計学の基礎知識
政治経済学部の就職先の主な業種は、金融や専門サービス、情報通信なので、大学で学んだことを大いに生かせられます(※1)。
(※1)参考:早稲田大学 政治経済学部「卒業後の進路」
定量的に考える力が身につきやすい点
政治経済学部では数字やデータに触れる機会が多いです。定量的に考える力が身につくため、社会に出てからもスムーズに仕事を進められると期待されています。
例えば、「調査結果をもとにマーケティング戦略を策定する」「財務諸表を分析して経営の状況を把握する」など、ビジネスの現場では定量的な思考が欠かせません。定量的な志向が備わっていれば、根拠を持って論理的に物事を判断できるため、幅広い分野で活躍が期待できるでしょう。
自分が学んだ定量的に考える力を具体的にアピールできれば、就活を有利に進められます。
ディスカッションする能力が身につきやすい点
政治経済学部の授業では、ディスカッションを通してプレゼンテーションを行う機会が豊富にあります。
繰り返しディスカッションを行うことで、論理的思考力やコミュニケーション能力が養われ、実戦的なスキルが身につきやすいです。
論理的思考力などを持ち、仕事で「この課題はどのように解決しようか?」と客観的に考えられれば、業務が円滑に進み生産性を高められるため、就職先からも求められる人材になります。
授業やゼミを通して選考対策に取り組む機会がある点
政治経済学部の授業ではグループディスカッションやプレゼンテーションの機会が多いため、就活で必要なグループディスカッションや面接での自己アピールなどの練習を自然と積み重ねられます。
授業やゼミを通して、面接やグループディスカッションに自信を持てれば、自分の強みを効果的に伝えられるようになるでしょう。
また、ゼミ自体が選考対策に協力してくれるケースも多いです。例えば、「自分と同じ志望業界に内定をもらっている4年生の体験談を聞かせてもらう」「具体的な自己PRや志望動機作りのアドバイスをもらう」といった、実体験をもとにした就活サポートが受けられます。
理系学生と比べて課外活動に使える時間を多く取れる点
政治経済学部のカリキュラムは、理系学部に比べて実験や実習が少ないため、比較的自由な時間が多いです。そのため、空いた時間を活用して、インターンシップや就職セミナーに参加し、企業とのつながりを築けます。
また、自己分析や業界研究に時間を割けるため、自分の強みを明確にして就活に望めるでしょう。このように、自分の時間を就活に多く費やせる点が政治経済学部の魅力ともいえます。
政治経済学部生の就職人気ランキング【上位20位】
政治経済学部生に人気の企業をご紹介します(※2)。
(※2)……ワンキャリア2026年卒会員のお気に入りランキングより集計
1位:三菱商事
1位には三菱商事がランクインしました。
事業内容 三菱商事は、世界約90の国・地域に広がる当社の拠点と約1,800の連結対象会社と協働しながらビジネスを展開しています。 地球環境エネルギー、マテリアルソリューション、金属資源、社会インフラ、モビリティ、食品産業、S.L.C.(Smart-Life Creation)、電力ソリューションの8営業グループにコーポレートスタッフ部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域としており、貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で開発や生産・製造などの役割も自ら担っています。 ※出典:ONE CAREER「三菱商事」
選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。
・ONE CAREER:三菱商事|総合職2025年卒の合格の秘訣
2位:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ
2位には博報堂/博報堂DYメディアパートナーズがランクインしました。
事業内容 【博報堂】 高いクリエイティビティを持つプロフェッショナルがチームを編成し、広告領域のみならず、経営・事業から社会イシューまで、あらゆる領域でクライアントの皆様の国内外における課題解決をお手伝いしています。今後、更にクリエイティビティの力で生活や社会、事業構造の変革に寄与するような新たな価値を価値を提供していきます。 【博報堂DYメディアパートナーズ】 メディアビジネス、コンテンツビジネス、その他デジタル領域などのプラニング、プロデュース、バイイング、トラフィック、ナレッジを主要な機能とし、広告主、媒体社、コンテンツホルダーに対し、最適な課題解決力を価値を提供していきます。メディアを広義に捉え、「メディア効果をデザインする」メディア・コンテンツビジネスを目指しています。 ※出典:ONE CAREER「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ」
選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。
・ONE CAREER:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ|総合職2025年卒の合格の秘訣
3位:野村総合研究所
3位には野村総合研究所がランクインしました。
事業内容 NRI(野村総合研究所)は、シンクタンクとシステムインテグレーターの合併で誕生した企業です。「コンサルティング×ITソリューション」を軸に、独自のビジネスモデルを展開しています。 コンサルティング事業では、顧客志向の姿勢で戦略立案から実行支援まで一貫したサービスを提供。ITソリューション事業では、システムの企画・設計から運用・保守まで総合的なサービスを展開しています。 NRIは、人材を大切にし、若手にも早くから挑戦の機会を与える文化を持ちます。フラットな人間関係と、プロフェッショナル主義の文化が特徴です。 企業理念「未来創発」のもと、社会に新しい価値を創造することを目指しています。挑戦心のある人材を求めています。 ※参考:ONE CAREER「野村総合研究所」
選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。
・ONE CAREER:野村総合研究所|経営コンサルタント2025年卒の合格の秘訣
4位~20位
4位以下の企業は以下をご覧ください。
- 4位:資生堂
- 5位:ソニーグループ
- 6位:三井住友銀行
- 7位:アクセンチュア
- 8位:NTT DATA(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)
- 9位:サイバーエージェント
- 10位:アビームコンサルティング
- 11位:野村證券
- 12位:ジェーシービー(JCB)
- 13位:KPMGコンサルティング
- 14位:デロイト トーマツ コンサルティング
- 15位:丸紅
- 16位:富士フイルム
- 17位:東京海上日動火災保険
- 18位:PwCコンサルティング合同会社
- 19位:伊藤忠商事
- 20位:ベイカレント
▼企業ごとの合格の秘訣(ひけつ)をさらに知りたい方はこちら ・ONE CAREER 企業一覧
政治経済学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由も解説
政治経済学部生に人気の就職先と年収について、業界別に詳しく解説します。人気の理由も解説しますので、就職先を選ぶ際の参考にしてみてください。
人気の業界は、以下の9つです。
それぞれについて、詳しく解説します。なお、以下で示した年収は、一部を除いて「厚生労働省 | 令和5年賃金構造基本統計調査 | 産業別」を参照しています。
金融業界(銀行・証券・保険)|平均年収393万4000円
銀行や証券会社などの金融業界は、政治経済学部生にとって人気の高い就職先の1つです。平均年収が393万4000円と高い点も、人気の理由です。
金融業界に興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・数字やお金の動きに関心がある ・安定した職場環境を求めている ・キャリアアップの機会が豊富な業界で働きたい
上記のように政治経済学部で学んだ知識を生かせる場面も多いため、就職先としておすすめです。また、経済の中心的な役割を担っている実感も得られるでしょう。
総合商社・専門商社|平均年収319万6000円
総合商社や専門商社も、政治経済学部生に人気があります。平均年収が381万2000円と高水準なことに加え、グローバルな仕事ができる点も魅力的です。
商社に興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・グローバルな仕事に携わりたい ・幅広い業界や商品知識を身につけたい ・いろんなことにチャレンジしたい
商社は世界中のビジネスを結びつける重要な役割を果たしています。そのため、政治経済学部で培った各地域に関する経済や政治の知識などを仕事で大いに生かせるでしょう。
通信・IT業界|平均年収381万2000円
通信・IT業界も、政治経済学部生の就職先として人気が高いです。平均年収381万2000円という高水準に加え、世界的に急成長を遂げている業界であり需要が高い点も魅力です。
通信・IT業界に興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・最新技術に興味がある ・成長スピードのある業界で働きたい ・社会のデジタル化に貢献したい
通信・IT業界は、現代社会のインフラを支える重要な存在です。政治経済学部で身につけた論理的思考力や問題解決能力は、IT分野でも大いに役立ちます。
メーカー|平均年収306万円
メーカーも、政治経済学部生の就職先として根強い人気があります。平均年収は306万円であり、安定性や社会貢献度の高さが魅力です。
メーカーに興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・モノづくりに関心がある ・長期的なキャリア形成を考えている ・日本の産業を支える仕事がしたい
メーカーは、商品の製造から販売までを一貫して行うことで、日本の経済を支える重要な基幹産業です。政治経済学部で学んだ国や地域レベルの大きな経済の視点を、製品開発や市場分析に生かせます。
マスコミ・広告代理店|平均年収388万9000円
マスコミや広告代理店も、政治経済学部生に人気の高い就職先です。平均年収388万9000円と比較的高く、クリエイティブな仕事ができる点も魅力的です。
マスコミ・広告業界に興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・メディアや広告に関心がある ・自分のアイデアを形にしたい ・世の中の動きに敏感でありたい
マスコミ・広告業界は、社会の情報流通を担う重要な役割を果たしています。特に政治経済学部で培った、政治に関する幅広い知識を大いに生かせる場面もあるでしょう。
コンサル業界|平均年収396万6000円
コンサル業界は、政治経済学部生の間で人気の高い就職先です。平均年収が396万6000円と高く、ITや人材などさまざま観点から企業の経営に携われる点が魅力です。
コンサル業界に興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・クライアントの問題解決に貢献したい ・分析力を身につけたい ・さまざまな業界の知識を得たい
コンサルは、企業の経営戦略を支援する重要な存在です。そのため、政治経済学部で学んだ経済理論やさまざまな情報を分析して解決策を導き出す力は、コンサルの仕事で直接生かせます。
人材サービス業界|平均年収285万7000円
人材サービス業界も、政治経済学部生に人気の就職先です。平均年収は285万7000円であり、人と企業を結びつけるという社会への貢献度の高さも魅力です。
この業界に興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・雇用問題の解決に貢献したい ・人材に興味がある ・コミュニケーション能力を生かしたい
人材サービス業界は、求職者と企業を結びつける重要な役割を果たしています。政治経済学部で身につけた社会構造の理解は、人材サービス業界でも大いに役立つでしょう。
公務員(国家・地方)|平均年収:地方430万5888円・国家484万8180円(※3)
公務員も、政治経済学部生に根強い人気がある就職先の1つです。平均年収は地方公務員で358万8240円、国家公務員で404万150円と安定しています。また、地方公務員よりも国家公務員の平均年収は高めです。
公務員を志望する学生には、以下の特徴があります。
・安定した職場環境を求めている ・社会貢献度の高い仕事がしたい ・政策立案に携わりたい
公務員は、国や地方自治体の運営を支えるために政治に関わる重要な存在です。そのため、政治経済学部で学んだ政治や行政の知識を仕事で直接生かせます。
(※3)参考:総務省「令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要 P.6」
会計事務所・税理士法人|平均年収396万6000円
会計事務所や税理士法人も、政治経済学部生に人気の就職先です。専門性の高い仕事ができる点が魅力です。
会計事務所や税理士法人に興味を持つ学生には、以下の特徴があります。
・数字や会計に興味がある ・財務面で企業のサポートがしたい ・資格取得にチャレンジしたい
会計や税務の専門家は、企業の経営を支える重要な存在です。政治経済学部で培った経済や法律の知識は、この分野でも大いに生かせます。
政治経済学部生に人気の就職先【職種編】
政治経済学部生に人気の就職先について、職種ごとに詳しく解説します。政治経済学部生に人気の就職先は、以下の20職種です。
それぞれの職種について、詳しく解説します。
経理職
経理職は、企業の財務状況を管理し、適切な会計処理を行う重要な役割を担う職種です。政治経済学部で学んだ会計や財務の知識を生かせるため、多くの学生に人気があります。
他にも経理職の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・数字に強く、正確な計算ができる ・法律や規則の理解力が高い ・論理的思考力を持っている ・コミュニケーション能力が高い
経理職は企業の財務状況を把握し、経営判断に必要な情報を提供する重要な役割を持っているため、やりがいも大きいでしょう。
財務職
財務職は、企業の資金調達や運用、投資を行うべきかの判断など、お金の流れを管理する重要な職種です。経理職と同じく、政治経済学部で学ぶ金融や経済の知識が直接生かせるため人気です。
他にも財務職の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・数字を扱うことに強い関心がある ・数字を分析する力がある ・国や地域レベルの大きな視点の経済動向に敏感である ・リスク管理能力が高い
財務職は企業の将来を左右する重要な意思決定に関われる、やりがいのある仕事です。また、企業の規模や業界によって求められるスキルや知識が異なるのも特徴的です。
企画・マーケティング職
企画・マーケティング職は、新製品や新サービスの設計・開発のため、市場調査や企画の立案、実施などを行う職種です。
政治経済学部で培った幅広い知識や分析力を生かせるため、クリエイティブな仕事がしたい学生に人気があります。
他にも企画・マーケティング職の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・政治や経済などの幅広い知識をもとに柔軟な発想や企画を出せる ・プレゼンテーション能力が高い ・データ分析能力が高い ・トレンドに敏感である
企画・マーケティング職は、消費者のニーズを捉え、企業の製品やサービスを成功に導く重要な役割を持っているため、強みを生かしつつ大きなやりがいを感じたい人にもおすすめです。
営業職
営業職は、自社の製品やサービスを顧客に提案し、売上までつなげる重要な職種です。政治経済学部で身につけたコミュニケーション能力や分析結果をもとにした提案力が生かせるため、多くの学生が志望しています。
他にも営業職の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・高いコミュニケーション能力で誰とでも信頼関係を構築できる ・政治や経済など幅広い知識をもとに顧客と商談できる ・問題解決能力がある
営業職は、顧客との直接的なやりとりを通じて、企業の成長に直接貢献できるやりがいのある仕事です。また、成果が数字で明確に表れるため、自身の成長ややりがいを実感しやすいのも特徴です。
人事労務職
人事労務職は、企業の人材採用や教育、労務管理など、従業員に関わる業務を担当する職種です。政治経済学部で学んだ労働法や経営学の知識が生かせるため、人と接する仕事を希望する学生に人気があります。他にも人事労務職の仕事では、法律など社会に関する幅広いジャンルの知識を生かせる点も魅力です。
人事労務職は、企業の人材戦略を立案し、従業員が安心して働ける環境を整える重要な役割を果たします。
また、近年は「働き方改革」や「ダイバーシティの推進」など、新しい課題にも取り組む必要があります。従業員の個人情報を扱うため、高い倫理観と責任感も必要です。
コンサルタント
コンサルタントは、企業の経営課題を分析して解決策を提案し、その実現に向けてアドバイスや支援を行う職種です。政治経済学部で培った幅広い知識や分析力、プレゼンテーション能力が直接生かせます。
他にもコンサルタントの仕事では、以下のような強みを生かせます。
・高い論理的思考力と分析力がある ・問題解決能力に優れている ・幅広いジャンルの知識がある
コンサルタントは、さまざまな業界や企業の課題に触れて多くの解決策を考える仕事であるため、自身の知識やスキルを常に高められます。また、経営者と直接やり取りできる機会も多いのも魅力です。
税理士
税理士は、個人や企業の税務に関する相談や申告書の作成を行う職種です。政治経済学部で学んだ会計学や税法の知識を生かせるため、専門性の高い仕事を求める学生に人気があります。
他にも税理士の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・税法や会計に関する知識がある ・数字に強く、正確な計算ができる ・法律を正しく解釈できる
税理士は、クライアントの税務を適切に処理し、正しく納税できるようにサポートする重要な役割を果たします。税理士試験は取得の難易度が高いですが、一度知識を身につけておけば、経営者の相談相手として幅広いジャンルで活躍できるでしょう。
公認会計士
公認会計士は、企業の財務諸表を監査し、正しいかどうかを確認する専門家です。政治経済学部で学んだ会計学や経営学の知識を生かせます。
他にも公認会計士の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・会計や監査に関する知識がある ・高い分析力と論理的思考力を持っている ・倫理観が強い ・コミュニケーション能力が高い
公認会計士は、企業の財務が健全に保たれているかを確認する重要な役割を担っており、社会的な信頼も厚い職業です。
資格取得の難易度は高いですが、持っておけば大手監査法人や企業の経理部門、独立開業など、キャリアの選択肢も広がります。
アクチュアリー
アクチュアリーは、保険や年金の数理計算を行う職種です。政治経済学部で学んだ統計学や数学の知識を生かせるため、数字に強い学生に人気があります。
他にもアクチュアリーの仕事では、以下のような強みを生かせます。
・保険や金融に関する知識がある ・大学で数字を扱った経験がある ・数字やデータをもとに分析できる
アクチュアリーは、保険料の設定や年金の運用計画など、消費者への支払いにも関わる重要な部分を決める仕事です。需要が高く、安定した収入が得られる点も魅力の1つです。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、個人や企業の資産運用や財務計画を支援する職種です。政治経済学部で学んだ金融や経済の知識を生かせます。
他にもファイナンシャルプランナーの仕事では、以下のような強みを生かせます。
・金融商品や税制に関する幅広い知識がある ・分析力と提案力に優れている ・顧客の立場に立って考えられる
ファイナンシャルプランナーは、顧客の人生設計に深く関わり、夢の実現を支援するやりがいのある仕事です。また、銀行や証券会社、保険会社など、活躍の場が広いのも特徴です。
最新の金融情報や法改正の内容を知っておく必要があるので、継続的な情報収集を心がけましょう。
証券アナリスト
証券アナリストは、株式や債券などの証券を分析し、顧客に「投資を行うべきか?」のアドバイスなどを行う職種です。政治経済学部で学んだ金融理論や経済分析の知識が直接生かせます。
他にも証券アナリストの仕事では、以下のような強みを生かせます。
・高度な分析力と洞察力を持っている ・経済や企業、政治の動向などを勉強した経験がある ・数字に強く、統計解析能力がある
証券アナリストは、市場の動向を読み解き、投資家の意思決定を支援する重要な役割を持つ仕事です。分析力を生かして、企業のIR部門や投資顧問会社などでも活躍できます。
金融ディーラー
金融ディーラーは、金融市場で為替や株式、債券などの取引を行う職種です。政治経済学部で学んだ金融理論や市場分析の知識が生かせます。
他にも金融ディーラーの仕事では、以下のような強みを生かせます。
・瞬時の判断力と決断力がある ・数字に強く、市場感覚に優れている ・リスク管理能力がある
金融ディーラーは、市場の動きを読み取り、状況に合わせて株式や為替などの取引を行うことで大きな利益を生み出します。また、国際的な金融市場で活躍できるため、グローバルなキャリアを築くチャンスもあります。
しかし、市場の変動によっては大きな損失を出すリスクもあり、精神的なプレッシャーも大きいので注意が必要です。
ファンドマネージャー
ファンドマネージャーは、投資信託会社や投資顧問会社などの資金を運用し、収益を上げる職種です。政治経済学部で学んだ金融理論や経済分析の知識が直接生かせるため、資産運用に興味のある学生に人気があります。
他にもファンドマネージャーの仕事では、以下のような強みを生かせます。
・高度な分析力と洞察力を持っている ・マクロ経済の動向に敏感である ・数字を分析した経験がある
ファンドマネージャーは、多くの投資家の資金を預かって運用する重要な役割を担っています。自身の投資判断が直接運用成績に反映されるため、やりがいを感じやすい職種でもあります。
しかし、常に市場動向をチェックし続ける必要があるので、プレッシャーやストレスも大きいです。
マンション管理士
マンション管理士は、マンションの管理や運営に関する専門家です。マンション管理士になるには、「マンション管理士試験」に合格しマンション管理士として登録する必要があります(※4)。
政治経済学部で学んだ法律や経済の知識が生かせます。不動産業界に興味のある学生にも人気です。他にもマンション管理士の仕事では、「法律や規則への理解力が高い」といった強みを生かせます。
マンション管理士は、マンションの維持管理や住民間のトラブル解決など、快適な住環境を支える重要な役割を果たします。マンションに関する法律にのっとり、適切な対応を行うことが求められます。
しかし、住民のさまざまな要望や苦情に対応する必要があるため、ストレス耐性も必要です。
(※4)参考:国土交通省「マンション管理士になるには」
マーケットリサーチャー
マーケットリサーチャーは、商品企画や販売をする企業から依頼を受け、市場調査や消費者動向の分析を行う職種です。政治経済学部で学んだ統計学やマーケティング理論の知識が直接生かせます。
他にもマーケットリサーチャーの仕事では、以下のような強みを生かせます。
・数字などのデータを分析した経験がある ・世の中の経済について学んでいるため消費者心理を洞察できる ・論理的思考力に優れている
研究者
研究者は、新たな知識や技術を見つけるための研究を行う職種です。社会学や自然科学、人文科学などの幅広い領域で活躍します。
政治経済学部で培った専門知識や研究手法を直接生かして、特定の学問を深く追究したい学生に人気です。
他にも研究者の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・経済などの幅広い専門知識を持っている ・データをもとに分析する力がある ・論文の作成経験がある
研究者は、社会や経済などの状況を踏まえて研究・分析を行うことで、世間に新しい価値を提供する重要な役割を持っています。また、大学教員として次世代の育成に携わることもあります。
政治家
政治家は、国や地方自治体の政策立案や意思決定に携わる職業です。政治経済学部で学んだ政治学や経済学の知識を直接生かし、社会に大きな影響を与えたい学生に人気です。特に大学で、社会問題や政策などについて学んだ人であれば経験を生かせるでしょう。
政治家は、国民や地域住民の声を聞き、政策に反映させる重要な役割を果たします。また、自身の理想や信念を社会に実現できる可能性があるのも、大きな魅力の1つです。
教員
教員は、学校で生徒たちに知識や基礎的な学力を教える職種です。政治経済学部で学んだ幅広い知識や分析力を生かし、次世代の育成に貢献できるので、やりがいがあります。特に社会や経済など、授業で教える教科の専門知識を大学で学んだ人であれば、強みを生かして働けるでしょう。
教員は、生徒たちの学力向上だけでなく、人格形成にも大きな影響を与える重要な職種です。
新聞記者
新聞記者は、公正な立場で社会の出来事を取材し、記事にして伝える専門職です。政治経済学部で培った幅広い知識や分析力、文章力を生かせるため、ジャーナリズムに興味のある学生に人気があります。
他にも新聞記者の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・文章力に優れている ・社会問題について学んだ経験がある ・客観的な分析力を持っている
新聞記者は、さまざまな分野の専門家や政治家にインタビューする機会も多いため、幅広い知見を得られるのも魅力です。
ただし、締め切りに追われる毎日で、不規則な勤務も多いため、体力と精神力が必要になることを覚えておきましょう。
雑誌記者
雑誌記者は、特定のテーマや分野に関する記事を執筆する専門職です。政治経済学部で学んだ専門知識や文章力を生かせるため、特定の分野を深く掘り下げたい学生に人気です。
他にも雑誌記者の仕事では、以下のような強みを生かせます。
・特定分野への深い知識を学んだ経験がある ・世間のトレンドや社会について考える経験を積んでいる
雑誌記者は、読者に役立つ情報や新しい視点を提供し、文化の発展に貢献する職種です。また、自身の興味関心に合わせて専門性を高められるのも、魅力の1つです。
政治経済学部生の就職に役立つ資格
他の学生との差別化を図るのに、資格取得は有効的です。しかし、何でも資格があればいいわけではなく、希望する就職先に役立つ資格でなければなりません。
そこで、政治経済学部生の就職に役立つ資格について紹介します。
日商簿記検定(2級以上)
特徴とおすすめの理由
簿記は経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の1つです。日商簿記は、簿記検定にある3種類の検定の中では最もよく知られたものです。1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5種類がありますが、3級から受けることをおすすめします。
企業で行われているビジネス取引に関して、規則に基づいて帳簿に記録し、会社の経営成績や財政が確認できる決算書を作ることがこの資格の目的なので、経理や会計といった業務で生かせるはずです。簿記の勉強をすることでビジネスの基本スキルを養え、経済的な面から企業を分析できます。こうしたスキルはどの業界・企業でも生かせるのでおすすめです。
必要な勉強時間と難易度
必要な勉強時間については簿記3級なら100時間程度、簿記2級は200〜300時間程度、簿記1級は500時間以上であるといわれています。
3級は難易度がそれほど高くなく、入門の資格なので取得しやすいのでおすすめです。一方2級から工業簿記が加わるので格段に難易度が上がります。合格率は3級から1級の順に30〜40%、約20%、約10%あたりに推移しています(※5)。
(※5)参考:商工会議所の検定試験「受験者データ」
ファイナンシャルプランナー
特徴とおすすめの理由
個人の資産運用や家計管理、税金、保険など、金融に関する知識と技術を認定する資格です。FPの試験には3級から1級までのレベルがあり、3級は受験資格に制限がないので、まずは3級の取得を目標にしましょう。試験は学科試験と実技試験の2部に分かれています(※6)。
この資格を持っていると主に金融や保険、証券などの業界で有利です。幅広い分野を勉強するのでお金の知識が身につき、資産運用や家計管理で生かせます。また、就活だけでなく今後の人生においてもマネープランを設計する際に役に立つのでおすすめです。
必要な勉強時間と難易度
勉強時間は、FP3級だと目安で80〜150時間ほど必要となり、一日2〜3時間勉強して2~3カ月程度かかります。FP2級では150〜300時間ほど必要で、3カ月以上かかります(※7)。
日本FP協会の試験では、FP2級の合格率は、学科が40〜50%、実技は50〜60%あたりです。一方FP3級の合格率は、学科が70〜80%、実技は80〜90%あたりです。FP3級は国家資格の中では取りやすい資格ですが、2級になると難易度はかなり高くなります。3級を取ることを目標にしましょう(※8)。
(※6)参考:日本FP協会「FP技能検定とは」
(※7)参考:スタディング「FP試験に合格するまでの勉強時間はどれくらい?」
(※8)参考:日本FP協会「FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ」
TOEIC600点以上
特徴とおすすめの理由
TOEICは英語によるコミュニケーションとビジネス能力を測るための試験です。TOEICの中にもさまざまな種類のテストがありますが、一番メジャーな「TOEIC Listening & Reading Test」を受けることをおすすめします。満点は990点で、年内に10〜13回ほど実施しているので試験勉強のスケジュールを立てやすいのが特徴です。
日本の多くの企業では、就活においてTOEICは英語力を測る有力な指標とされています。TOEICで高い点数を取ることで自分の英語力を示し、目標に向かって計画的に努力する力もアピールできます。また外資系企業を受ける場合に、TOEIC高得点を採用条件として要求する企業も多いです。そのためTOEICを受けてなるべく高い点数を取ることで、就活で有利です。
必要な勉強時間と難易度
勉強時間は自分の現在の点数と目標の点数によりますが、例えば700点から800点に伸ばすには200〜300時間ほどかかります(※9)。
平均スコアは約600点で、600点以上取ると履歴書やESに書けるレベルになります。
2023年度のデータによると700点以上が全体の受験者の約30%、800点以上が全体の約15%、900点以上が5%未満という分布になっています(※10)。まずは現在の自分のレベルを把握し、目標の点数を定めてスケジュールを立てていきましょう。
(※9)参考:生涯学習のユーキャン「TOEIC のスコア別勉強時間|勉強時間を確保するためには」
(※10)参考:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧」
公認会計士
特徴とおすすめの理由
公認会計士は、企業の監査業務を行う際に必要な資格です。専門知識を生かせる企業の財務諸表を監査し、適切な会計処理が実施されているかを厳しくチェックします。資格の難易度は高いですが、取得しておけば高い会計知識を持っていると認められるため、就活でも大きな武器になります。
必要な勉強時間と難易度
公認会計士資格を取得するには、2,500〜3,500時間ほどの勉強が必要です(※11)。最終合格率は10%程度であるため(※12)、長時間勉強しなければ合格は難しいでしょう。試験は「短答式」「論文式」の2つをクリアした上で、3年以上の実務経験を積んで修了考査に合格する必要があります(※13)。
(※11)参考:資格の学校TAC「公認会計士試験の勉強時間はどのくらい必要?」
(※12)参考:公認会計士・監査審査会「公認会計士試験の合格発表の概要について」
(※13)参考:日本公認会計士協会「公認会計士試験について」
米国公認会計士
特徴とおすすめの理由
米国公認会計士とは、アメリカ合衆国が認定する会計・税務関連の資格です。経営学部での学びを生かせるうえに、世界で通用するスキルを証明できるため、グローバルな働き方をしたい人にもおすすめです。
必要な勉強時間と難易度
合格率は科目によって異なりますが、およそ40%〜60%前後です(※14)。公認会計士などの難関資格に比べると取得しやすいといえます。ただし、2,500〜3,500時間程度の勉強時間を確保する必要があり、英語の勉強も必須です(※15)。
(※14)参考:AICPA&CIMA「Learn more about CPA Exam scoring and pass rates」
(※15)参考:Abitus USCPA「公認会計士試験の難易度はどれくらい? 税理士や米国公認会計士との比較など」
税理士
特徴とおすすめの理由
税理士とは国が認めた税務の専門家です。独占業務である「税務代理・税務書類の作成・税務相談」を行えます。独占業務は税理士しか実施できないため、企業からすると高い専門知識を持つ貴重な人材として重宝されるでしょう。独占業務以外に、税務面からの経営コンサルティングやM&Aのアドバイスなども行います。
税理士になる手段はいくつかありますが、5科目の税理士試験に合格後、実務経験を2年以上積む方法が一般的です。
必要な勉強時間と難易度
資格取得の難易度は高く、最終合格率は10〜20%程度です。難易度から考えても、4,000時間程度の勉強は必要になるでしょう(※16)。
(※16)参考:国税庁「令和4年度(第72回)税理士試験結果」
証券外務員
特徴とおすすめの理由
証券外務員は、金融商品の販売や勧誘などを行う際に必要な資格です。入社後に取得を求められる企業もあるため、金融業界を志望する人は事前に取得しておくといいでしょう。
証券外務員には「一種外務員」「二種外務員」があり、それぞれで取り扱う金融商品が異なります。
必要な勉強時間と難易度
目安の勉強時間は、「一種外務員で50〜100時間」「二種外務員で50時間前後」といわれています。合格率は70%程度であるため(※17)、在学中に勉強して資格取得を狙いやすいでしょう。
(※17)参考:日本証券業協会「外務員資格試験」
証券アナリスト認定資格(CMA)
特徴とおすすめの理由
証券アナリスト認定資格は、金融や投資のスキルを学べる資格のため、金融業界を目指す経済学生が持っておくと有利です。
株式・債券による資産運用だけでなく以下の分野で幅広く活用できます。
- 財務戦略
- 事業戦略
- M&Aなどの投資戦略
資格を取得するには「第1次レベル講座の受講→第1次試験→第2次レベル講座の受講→第2次試験→実務経験3年以上(受講前も含めた通算年数で可)」という長いステップが必要です。
必要な勉強時間と難易度
必要な勉強時間の目安は200時間程度です。合格率は50%前後であるため(※18)、きちんと時間をとって勉強すれば在学中でも十分に取得できます。学生の場合は、特例で数千円の割引が受けられます(※19)。
(※18)参考:公益社団法人 日本証券アナリスト協会「試験データ」
(※19)参考:公益社団法人 日本証券アナリスト協会「学生への優遇措置」
中小企業診断士
特徴とおすすめの理由
中小企業診断士は、中小企業における経営の課題を解決するため診断や助言を行う専門家です。経営コンサルティング分野では日本で唯一の国家資格であり、コンサルティング企業を目指す人におすすめの資格です。
試験の流れは、「7科目をマーク方式で解く1次試験→筆記+口述の2次試験→合格後に実務補習または実務従事」となっています。
必要な勉強時間と難易度
合格に必要な勉強時間の目安は1,000時間程度です。合格率も4%程度であるため難易度は高いですが(※20)、取得できれば就活時で大きなアピールポイントになるでしょう。
(※20)参考:一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会「過去の試験結果・統計資料」
銀行業務検定
特徴とおすすめの理由
銀行業務検定とは、銀行や保険、証券などの金融機関で働く際に必要な知識や技能、応用力などを測定する検定試験です。試験種目は22系統37種目に分かれており、窓口セールスや信託実務、投資信託、相続アドバイザーなど、実務により近い内容の種目がそろっています(※21)。豊富な試験の中から、自分が希望する金融業界に関わる部分の資格を取得しておけば、就活でアピールポイントになるでしょう。
必要な勉強時間と難易度
種類にもよりますが、必要な勉強時間の目安は50時間程度です(※22)。種目により等級は異なりますが、一般的に2級以上持っていると就活でアピールできます。難易度は等級によって上がり、合格率は20〜40%程度と考えておきましょう(※23)。
(※21)参考:銀行業務検定「銀行業務検定試験とは」
(※22)参考:タクス 銀行員の学校「銀行業務検定 財務3級の勉強時間は?試験日や合格率(難易度)、おすすめテキストについて解説」
(※23)参考:銀行業務検定協会「事務局報 2023年8月31日発行」
宅地建物取引士
特徴とおすすめの理由
宅地建物取引士(宅建)は、不動産取引における専門家を指す国家資格です。
不動産、建設、金融といった業種では不動産の取引が多く、宅建の資格を取得すれば不動産取引に関する説明や契約書作成ができるので有利に働きます。また行政と社会との規律を定めた法律も学ぶため、法律知識を習得できます。
必要な勉強時間と難易度
必要な勉強時間は400時間〜600時間程度といわれており、初心者かつ独学の場合は4~5カ月程度、資格予備校に通う場合は3カ月程度の期間が必要になるでしょう(※24)。
宅地建物取引士(宅建)の合格率は15%前後となっており、取得がやや難しい資格です(※25)。
(※24)参考:資格の学校TAC「宅建士(宅地建物取引士)試験の合格までに必要な勉強時間は?」
(※25)参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(過去10年間)」
図書館司書
特徴とおすすめの理由
図書館司書資格は、図書館の運営に関する専門知識を証明する資格です。公立図書館や学校図書館での司書として働けるようになります。教員免許と合わせて取得することで、学校図書館での司書教諭として活躍できる点が魅力です。
必要な勉強時間と難易度
図書館司書は「参考書を◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。取得するには、大学で必要単位を取得する、あるいは司書講習の受講が必要です(※26)。上記の要件をクリアすれば、基本的には資格を取得できるため、時間はかかりますが難易度自体は高くないでしょう。学校図書館法に基づき一定の需要が保証されており、安定したキャリアが期待できます。
(※26)参考:職業情報提供サイトjobtag「図書館司書」
学芸員
特徴とおすすめの理由
学芸員資格は、博物館や美術館で専門職としてのキャリアを目指す方に最適な資格です。資料の収集や展示、研究などに携わる学芸員として働けます。また、公務員として博物館や文化財センターなどで働く際にも有利です。
必要な勉強時間と難易度
学芸員は「参考書を◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格取得のためには、「大学で博物館に関する科目を履修している」「3年以上学芸員補として働く」などが必要です(※27)。専門性が高く、特に歴史や文化財の知識が求められるため、難易度は高めです。
(※27)参考:文化庁「学芸員になるには」
教員免許
教員免許には以下の種類があります。
- 幼稚園教諭
- 小学校教諭
- 中学校教諭
- 高等学校教諭
- 特別支援学校教諭
それぞれの教育段階に応じた専門性が必要です。以下で各教員免許の特徴をくわしく見てみましょう。
なお、免許取得に必要な単位数はいずれも「文部科学省 | 教員免許状取得に関わる必要単位数等の概要」を参照しています。
幼稚園教諭免許
特徴とおすすめの理由
幼稚園教諭免許は、小さな子どもたちの初めての学びをサポートするための資格です。
感受性が豊かな時期に、遊びや活動を通じて子どもたちの成長を見守るやりがいがあります。柔軟な対応力と優しさが求められますが、その分子どもの成長をじかに感じられる喜びがあります。
必要な勉強時間と難易度
幼稚園教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で子どもの発達や教育に関する指定の科目を履修する必要があります。専修免許状では「75単位」、一種免許状では「51単位」、二種免許状では「31単位」が必要です。
免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。
小学校教諭免許
特徴とおすすめの理由
小学校教諭は、幅広い教科を教えながら、子どもたちの学びの土台を作る役割を果たします。学習の楽しさを伝えつつ、生活習慣や社会性も育てます。教科指導の幅広さと、生徒の成長を長期的に見守る喜びが魅力です。
必要な勉強時間と難易度
小学校教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で指定の科目を履修し幅広い教科の基礎を学ぶ必要があります。専修免許状では「83単位」、一種免許状では「59単位」、二種免許状では「37単位」が必要です。さらに、7日間の介護等体験も必要です。
免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。
中学教諭免許
特徴とおすすめの理由
中学校教諭は、専門教科を深く教えると同時に、生徒たちの思春期の成長を支える役割を担います。生徒との関係構築に時間がかかることもありますが、その分信頼関係が築けたときの達成感は大きいです。
必要な勉強時間と難易度
中学教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で専門教科の科目を履修する必要があります。専修免許状では「83単位」、一種免許状では「59単位」、二種免許状では「35単位」が必要です。さらに小学校同様、介護等体験も必須です。
免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。
高等学校教諭免許
特徴とおすすめの理由
高等学校教諭は、生徒の進路や将来を見据えた指導を行います。専門性の高い授業が求められ、生徒の夢や目標をサポートすることがやりがいです。教科に対する深い知識と、生徒の個性に応じた指導力が鍵です。
必要な勉強時間と難易度
高等学校教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で指定科目を履修する必要があります。専修免許状では「83単位」、一種免許状では「59単位」が必要です。
免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。
特別支援学校教諭
特徴とおすすめの理由
特別支援学校教諭は、障がいなどが原因で特別な支援が必要な子どもたちの教育に携わります。一人一人に合わせたサポートを通じて、彼らの可能性を引き出す喜びを感じられる仕事です。
資格取得にあたっては、通常の教員免許に加えて、特別支援教育に関する専門知識が求められます。
必要な勉強時間と難易度
特別支援学校教諭は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。幼稚園共有免許や小学校共有免許などと異なり、「特別支援教育に関する科目」の履修が必要です。また、前提として幼稚園・小学校・中学校・高校のいずれかの教員免許を持っていることが求められます。
特別支援学校教諭のみで求められる単位は、専修免許状では「50単位」、一種免許状では「26単位」、二種免許状では「16単位」です。他の教員免許を持っていることが前提となるため、必然的に取得までの時間や難易度は上がります。
▼就活でおすすめの資格について詳しく知りたい方はこちら ・就活で有利な資格10選!業界別・文理別のおすすめとESの書き方
政治経済学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編
政治経済学部生が就活を進める上でのポイントをいくつかご紹介します。まずは、企業や職種の選び方についてです。
自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める
志望企業や職種を選ぶ上で、就活の軸を定めることが重要です。
就活の軸とは、企業を選ぶ際の基準や優先事項のことです。具体的には、ミッション、仕事内容、将来のキャリアプラン、働き方などから自分が特に大切にしたい価値観や条件を指します。就活の軸を持つことで企業選びがスムーズになることに加え、明確な志望動機の説明に役立つため、納得のいく就活をするために重要です。
就活の軸を作るためには、自己分析や企業・業界研究の他、軸の例を参考にすることが効果的です。
志望企業や職種を選ぶ上で、就活の軸を定めることが重要です。
就活の軸とは、企業を選ぶ際の基準や優先事項のことです。具体的には、ミッション、仕事内容、将来のキャリアプラン、働き方などから自分が特に大切にしたい価値観や条件を指します。就活の軸を持つことで企業選びがスムーズになることに加え、明確な志望動機の説明に役立つため、納得のいく就活をするために重要です。
就活の軸を作るためには、自己分析や企業・業界研究の他、軸の例を参考にすることが効果的です。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説 ・【自分史の書き方】就活の自己分析に使えるテンプレート・例文 ・【モチベーショングラフの書き方】自己分析が捗るテンプレートも紹介 ・マインドマップを使った自己分析!書き方や無料のツール・アプリを紹介 ・エニアグラム全9タイプの適職とそれぞれの職業を解説!自己分析に役立てよう ・ジョハリの窓とは?診断を就活に生かせる自己分析のやり方を解説 ・【2024年最新版】就活の自己分析におすすめの本13選|活用法も紹介 ・他己分析のやり方とは?厳選ツールと質問リストで長所と短所を発見
インターンシップに参加する
インターンシップとは「社会に出る前の職場体験」です。企業で仕事をしている人の話を大学生が直接聞いたり、実際の仕事を体験したりすることで、業種・業界・職種の違い、社員の雰囲気、企業風土などを知れます。
企業を内側から見てみることで、企業研究だけでは分からなかった社内の雰囲気や人間関係をつかめます。インターンシップであらかじめ希望する企業を体験しておけば、自分に合う企業かどうかを判断できます。
▼インターンシップについて詳しく知りたい方はこちら ・インターンとは?参加するメリットや募集の探し方・面接対策を解説 ・内定につながるサマーインターン一覧:約30社のインターン情報を完全公開!
企業説明会に参加する
企業説明会への参加も有効です。
説明会の中で、企業に対して魅力的に感じた場面を振り返ってみましょう。「どこが魅力的か」「なぜ魅力的か」を深掘りすることで、就活の軸が明確になります。
OB・OG訪問する
OB・OG訪問とは、実際に企業で働く方に対して、会社や仕事についての話を伺うことです。OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いに紹介してもらったり、就活イベントを活用して社員と接点を持ったりすることで機会を作れます。
社風やキャリアに関して社員のリアルな声を聞き、共感できるかどうか見極めましょう。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説 ・OB訪問のマナーと服装【社会人の本音】連絡の取り方・当日の対応とNG例 ・OB・OG訪問の質問リスト【厳選50選】 深い内容を聞くコツ・前日に送るメール例
学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ
学んだ内容を生かせる業界や職種を選ぶことも重要です。
企業や職種によって求める人物像やスキルは異なるため、求める人物像にマッチした志望動機や就活の軸を選びましょう。就活の軸が企業と合わないと、「ミスマッチが起きる」「すぐに離職するかもしれない」とネガティブに捉えられる可能性があります。
ワンキャリアでは、企業や職種ごとに合格の秘訣を紹介しています。ここではトヨタ自動車の例をご紹介します。
トヨタ自動車のインターン・本選考対策のポイント ・トヨタへの圧倒的な志望度の高さを示すこと ・チームで成果を出せる人材だと示すこと ・課題意識と問題解決能力の高さを示し続けること ※出典:トヨタ自動車|技術職2025年卒の合格の秘訣
トヨタ自動車の選考を受ける場合は、上記と合致する軸を表すエピソードを選ぶようにしましょう。
以下から、企業・職種ごとの合格の秘訣を検索できます。こちらをぜひ参考にして、アピールできる長所を選びましょう。
▼企業ごとの合格の秘訣をさらに知りたい方はこちらから ・ONE CAREER 企業一覧
政治経済学部生が重視する就活の軸ランキング
ここで、政治経済学部生が重視する就活の軸ランキングをご紹介します。ぜひ参考にしてください(※28)。
- 1位:ワークライフバランス重視
- 2位:給与水準や昇給率の高さ
- 3位:若手でも挑戦しやすい環境
- 4位:企業経営や事業が安定している
- 5位:キャリアアップ・スキルアップしやすい
- 6位:いろいろな職種・事業を経験できる
- 7位:経済的支援の充実
- 8位:研修・育成制度の充実
- 9位:希望のエリアで働ける
- 10位:事業の成長性が高い
- 11位:女性が活躍しやすい
- 12位:働く時間を調整しやすい
- 13位:海外で働く機会
- 14位:海外の人と関わる機会
- 15位:年次によらないフェアな競争環境
- 16位:働く場所を調整しやすい
- 17位:専門性やスキルを生かせる
- 18位:地元で働ける
- 19位:Uターン就職できる
(※28)……ワンキャリア2026年卒会員のデータより集計
▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら ・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
政治経済学部の就活のポイント|選考対策編
政治経済学部生の就活のポイントは以下の4つです。
早期から情報収集をし、早期選考を受ける
早期から情報収集をして早めに選考を受けましょう。
業界によっては、大学3年の10月頃から早めに選考が行われる場合もあります。そのため、志望業界のスケジュールを把握しておらず選考開始に遅れてしまうと、選考期間が終わったり周囲の就活生より準備不足になったりするかもしれません。
他にも、早期選考を受けると以下のメリットを実感できます。
- 良い企業を見極める目を養える
- 選考経験が積める
- 内定者のインターンシップに参加できる
合同説明会への参加などを行えば、大学のOB・OGや他の就活生と交流して情報収集もできます。このように、早めに情報収集を行い早期選考を受けることで、志望する企業からいち早く内定を獲得できるでしょう。
▼早期選考について詳しく知りたい方はこちら ・26卒の早期選考はいつから?実施企業一覧とスケジュール・対策
Webテスト対策に力を入れる
Webテスト対策も重要です。
効率的なWebテスト対策のポイントは以下の通りです。
- 出題傾向を理解する
- 苦手分野を把握して重点的に対策する
早めにWebテスト対策をはじめて企業ごとの出題傾向を理解し、苦手を克服することで、効率的に対策できるでしょう。
もちろん、多くの企業では面接やESの内容も重視するため、ある程度Webテストを勉強したら、面接練習やES対策にも取り組みましょう。
▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧 ・【2024年版】Webテスト24種類の見分け方!形式別のURL一覧と業界別の傾向
エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく
政治経済学部生の就活で成功するためには、余裕を持ってESや履歴書を準備することが重要です。余裕を持ってESや履歴書を準備し、求められた期日に提出することで、採用担当者に好印象を与えられます。
もちろん、内容が悪ければ書類選考で落とされてしまうため注意しましょう。余裕を持って書類を作成しつつ、何度も見直して自分の強みを最大限アピールできる内容のESや履歴書にブラッシュアップすることが重要です。
▼ES・履歴書について詳しく知りたい方はこちら ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策 ・【就活の履歴書】学歴・志望動機の書き方と封筒・写真などの準備方法
面接対策|よく聞かれる政治経済学部特有の質問&回答例
政治経済学部生の就活で成功するためには、面接対策も重要です。
政治経済学部特有の質問と回答例をまとめたので、参考にしてください。
なぜ政治経済学部を選んだのですか?
企業が、学部や学科を選んだ理由について質問するのは、以下の理由が考えられます。
- 目標を立てて行動できる人かを確認している
- 勉強に対する意欲を確認している
「物事を考えて行動できる人か」「目標に向かって努力のできる人か」を確かめる質問であるため、政治経済学部を志望した明確な理由と、どのような努力をしてきたかアピールしましょう。
【関連する質問例】 大学/大学院で学んでいることと、その分野を選んだ理由を教えてください。 【回答例】 私はゼミで◯◯を学んでいる。これはある課題に対し◯◯をするときに用いる手法で、このプロセスを用いて◯◯で研究をしている。私は貧困問題に関心を持ったことを契機に経済学部に入学し、入学当初はマクロ経済学や統計学など基礎的な勉強に触れた。しかしこれらは従来の研究や理論を学び政策等に生かすものであり、より現実社会に沿った社会や人々へのミクロなアプローチをしたいと考えた。よって社会課題を時代のニーズやインサイトを基に課題を抱えるターゲットへサービス提案するこの学問を選んだ。 ※参考:東宝|定期採用社員2022年卒本選考のESを一部改変
なぜ◯◯の資格取得をしようと思ったのですか?
企業が資格取得の意図について質問するのは、以下の理由が考えられます。
- 取得に明確な目的があったか?
- 資格取得までどのような努力をしてきたか?
「自身で目標を立てて達成まで努力できる人材なのか?」をチェックする質問であるため、資格取得の背景や具体的に業務でどのように活用するかまで説明できると好印象を与えられます。
【例文】 高度で幅広い専門知識を身につけるために、公認会計士資格取得を目指した。目標達成のため、戦略的な学習を意識した。過去の出題傾向を細かく分析し論点の重要度に応じて濃淡をつけた学習を徹底した。初見問題にも対応できるように、知人から沢山の過去の答練問題を入手しアウトプットを強化した。結果としては不合格だったが、会計の知識に加え、継続的な努力と、目的達成に必要な要素を分析し実行に移していく力が身に付いた。 ※出典:本田技研工業|事務系2025年卒インターンシップ選考のES
政治経済学部のなかでの専門領域は?
企業が専門領域について質問する理由として、以下が考えられます。
- 何に興味を持ったのか?
- 学んできたことをどのように生かせるか?
まずは、学んできたことについて簡潔に説明し「その専門領域を選択した理由」「学んできたことを企業にどのように生かせるか」について、アピールしましょう。
【関連する質問例】 学生時代に力を入れた学業(研究テーマ等)の内容と工夫した点を教えてください。(200文字) 【例文】 ◯◯を専攻しており、特に◯◯を重点的に学んでいます。格差、政治経済体制に興味があり卒業論文では近年の先進国における政治経済体制と経済格差の関係について考察しようと考えています。学部の性質上、ゼミが存在せず必修科目が少ない中、◯◯学部の授業を他キャンパスで受講する、積極的に関連書籍を読むなど、自分が何を学びたいのかを考え主体的に行動するよう工夫しました。 ※出典:日本総合研究所|事務系2021年卒インターンシップ選考のES
政治経済学部で学んだことで弊社で生かせることは何ですか?
「大学で学んだことをどのように生かせるか?」を質問する背景には、以下の理由が考えられます。
- 自分の強みを理解できているか?
- この企業を志望した明確な理由は?
政治経済学部では幅広いことを学べるため、さまざまな他の業界や企業で知識を生かせます。数多く学んできたことの中から、自分の強みと企業を選んだ明確な理由を聞くことで、会社との相性を図っています。
【関連する質問例】 自己PR、あるいはインターンに期待することを教えてください。(500文字以内) 【例文】 私の強みは、さまざまな情報やデータから物事の本質を見抜く力です。留学先の授業において、南アジア系移民のシンガポール社会への溶け込み方について、グループで八千語のレポートを書く機会がありました。社会に溶け込めない原因を構造化できずに行き詰ったが、私はインタビュー結果を徹底的に分析し直し、社会に溶け込む必要性の欠如が根幹の原因であることを発見しました。それを元に原因の構造化に成功し、結果的に私たちのレポートはクラス内で最高の評価を得られました。英語の面では貢献できなかったものの、原因の本質を見抜けたことでグループワークに大きく貢献できたことに誇りを感じました。 御社でのインターンを通し、ビジネスとしての研究を行なうシンクタンクの仕事がどういうものかを実感として理解したいです。実際のプロジェクトの一部を体験することで、シンクタンクでの研究はどのように社会の役に立つのか、また自分がシンクタンクでの仕事に向いているかどうかについて考えたいです。そして実践的な業務を経験し社員の方々からのアドバイスを頂く中で、自分に足りない力を把握しつつ分析力やリサーチ力を身につけて自分自身を成長させたいです。 ※出典:三菱総合研究所|研究員・コンサルタント2017年卒インターンシップ選考のES
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おわりに
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