多くの企業が「インターンシップ制度」を導入し学生を迎えている今、「そもそもインターンとは何か、今さら聞けない」「何のためにするの?」「参加するメリットを知りたい」などと考える学生の方もいるでしょう。
そこで今回は、インターンの概要・目的・主な内容・メリットと必要性についてご紹介します。
<目次> ●インターンとは ・【新ルール1】インターンの定義・目的 ・【新ルール2】インターンが採用に直結する場合もある ・インターンの種類:短期インターンと長期インターン ・インターンの時期 ・インターンの給料 ●実際のインターン事例10選 ・(1)ベイン・アンド・カンパニー ・(2)江崎グリコ ・(3)LINEヤフー ・(4)リクルート ・(5)丸紅 ・(6)三井物産 ・(7)A.T. カーニー ・(8)TOTO ・(9)バンク・オブ・アメリカ ・(10)マッキンゼー・アンド・カンパニー ●インターンにいつから参加する? メリット・デメリット解説 ・大学1・2年生 ・大学3先生の夏/秋~冬 ・大学4年生 ●企業がインターンを実施する目的 ・外資系企業「実は本選考の山場」 ・総合商社「志望度チェッカー&優秀者引き抜き」 ・大手消費財メーカー「会社の業務理解・PR」 ・広告「優秀層の囲い込み」 ・日系金融「業界への興味を喚起」 ・IT・ベンチャー「試用期間」 ●1day仕事体験/インターンに参加するメリットを先輩の体験談とともに解説! ・業界・職種・企業研究に役立つ ・現場の声を聞き疑問・不安解消できミスマッチが減る ・説得力のある志望動機の作成に役立つ ・就活仲間をつくれる ・選考優遇・早期選考を受けられる可能性がある ・本選考の練習になる ●1day仕事体験/インターン参加までの流れ ・どんなインターンに参加したいか考える ・インターンの募集を探す ・インターンの選考を受ける ●1day仕事体験/インターンの選考準備 ・自己分析 ・業界・企業研究 ・自己PR作成 ・インターンの志望動機作成 ・面接対策:インターンの面接でよくある質問 ●1day仕事体験/インターン
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インターンとは
インターンとは、学生が就業体験を積むための制度のことです。収入を得ることが目的のアルバイトとは異なり、実務経験を通じて専門的なスキルや知識を身につけることを主な目的としています。
業界や企業への理解が深まったり仕事への適性が確認できたりするなど、インターンには多くのメリットがあります。これからインターンに参加しようとしている学生はインターンの概要をしっかりとチェックしましょう。
【新ルール1】インターンの定義・目的
企業がより効果的に採用活動を行えて、学生が自分に合ったインターンをより見つけやすくなるよう、2025年卒の学生から新しいインターンの定義やルールが適用されることとなりました。
新ルールでは従来のインターンが以下の4つに分類され、それぞれ内容・対象・期間などが明確に定義されています。
【新ルールに基づくインターンの4つのタイプ】
タイプ | 内容 | 対象 | 期間 | 採用活動への活用 |
1. オープン・カンパニー | 企業の社風や働き方を知るためのプログラム | 学部生・大学院生(全学年) | 超短期(1日〜) | × |
2. キャリア教育 | 働くことへの理解を深めるためのプログラム | 学部生(全学年) | 大学・企業によって異なる | × |
3. 汎用的能力・専門活用型インターンシップ | 自身の能力やスキルを把握するためのためのプログラム | 学部3・4年生 修士1・2年生 |
汎用的能力活用型:5日以上 専門活用型:2週間以上 |
◯ |
4. 高度専門型インターンシップ | 自身の専門性を向上させるためのプログラム | 修士課程・博士課程 | 2カ月以上 | ◯ |
従来のインターンには、上記の4つのタイプがすべて含まれていました。しかし、新ルールでは企業が採用活動に活用しないタイプ1とタイプ2は「インターン」と呼びません。
これまで「1dayインターン」と呼ばれていたものは「オープン・カンパニー」(または「1day仕事体験」)と呼び、企業説明会や会社見学の代替となるようなプログラムであることが明確に定義されています。
【新ルール2】インターンが採用に直結する場合もある
タイプ3「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」とタイプ4「高度専門型インターンシップ」は、採用に直結する場合もあります
新ルールによりタイプ3とタイプ4では、インターンで得た学生の情報・評価を企業が採用活動に活用できるようになったためです。
インターンへの参加が採用と結びつくことで、企業・学生ともにより効率的な採用選考を進められるといえるでしょう。
特に外資系企業や一部の日系大手では、インターンでの評価が本選考の合否に大きく影響することがあります。例えば、インターンで優秀な成績を残した学生は、本選考の一部が免除されたり、特別選考ルートに招待されることもあります。
そのため、単なる企業理解の場ではなく、「選考の一環」としての意識を持ち、事前準備をしっかり行うことが重要です。業界研究や企業の求める人物像を把握し、自分の強みをアピールできるよう準備しましょう。インターン中も主体的に行動し、社員と交流を深めることで、本選考時に有利になります。フィードバックを受け入れ、成長意欲を示すことも評価につながります。
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インターンの種類:短期インターンと長期インターン
インターンは、その期間によって短期インターンと長期インターンに分類されます。新ルールでは、半日〜数日の短期インターンは「オープン・カンパニー」や「汎用的能力活用型インターンシップ」、2週間〜1カ月以上の長期インターンは「専門活用型インターンシップ」や「高度専門型インターンシップ」に分類されます。
短期インターンは企業の雰囲気や業務を体験するもので、学生が多様な業界や職種を探るのに適しています。一方、長期インターンは実際のプロジェクトに参加し、より深い業務理解や専門スキルを習得したい学生に適しています。
インターンの時期
短期インターンは企業の雰囲気や業務を体験するもので、学生が多様な業界や職種を探るのに適しています。一方、長期インターンは実際のプロジェクトに参加し、より深い業務理解や専門スキルを習得したい学生に適しています。
夏のインターンは、学生が長期休暇を利用しやすい7月と8月に開催が集中します。一方、秋冬のインターンは12月から翌年の2月にかけて行われることが多く、特に冬インターンは12月から1月に開催されることが一般的です。
インターンの給料
インターンで給料が発生する場合もあります。特に長期インターンでは、アルバイトと同様に時給制で給料が支払われるケースが多く、時給は1,000〜2,000円が相場です。日給制であれば5,000〜10,000円程度が一般的とされています。
報酬を得ながら実務経験を積めることはインターンの魅力の1つです。給料の有無や金額はインターンの種類や企業、職種によって異なるため、事前にチェックしましょう。
実際のインターン事例10選
ここでは、実際のインターン事例について、「就活クチコミアワード2024 総合ランキング」GOLD賞の10社をご紹介します。
この部門にランクインした企業は、「参加して良かったインターンを実施した企業」といえます。ぜひインターン選びの参考にしてみてください。
(1)ベイン・アンド・カンパニー
時期 | 8月中旬 |
場所 | オンライン・東京オフィスの両方 |
形式 | 課題解決型グループワーク形式 |
所要時間 | 3日間 |
社員数 | 1グループに1名 |
学生数 | 50名程度 |
学生の属性 | 東大生がほとんどだった |
参加報酬 | 特になし |
交通費補助 | 実費精算 |
参加者や社員との関わり | メンター社員だけでなく、昼食の時間や懇親会を通じて幅広い社員と交流することができる。 |
概要 | 3日間でオンライン・東京オフィスの両方で行われた課題解決型グループワーク形式のインターンシップ。参加学生数は50名程度で、属性は東大生がほとんどだった。 |
※参考:ベイン・アンド・カンパニー|アソシエイトコンサルタント2024年卒のインターンシップ
(2)江崎グリコ
時期 | 9月中旬 |
場所 | 前半3日間オンライン、後半2日間大阪本社 |
形式 | 新規事業立案型グループワーク形式 |
所要時間 | 5日間 |
社員数 | 7人 |
学生数 | 12人 |
学生の属性 | MARCHや旧帝大 |
参加報酬 | 特になし |
交通費補助 | 全額支給 |
参加者や社員との関わり | グループワークの際は、1グループに1人マーケティング職の社員が付く。この他、懇親会でも新たに他の社員が参加して、話を聞くことができる。 |
概要 | 5日間で3日間オンライン、2日間大阪本社で行われた新規事業立案型グループワーク形式のインターンシップ。参加学生数は12人で、属性はMARCHや旧帝大。 |
※参考:江崎グリコ|マーケティングコース2024年卒のインターンシップ
(3)LINEヤフー
時期 | 2023年8月中旬 |
場所 | 東京オフィス |
形式 | 新規事業立案型グループワーク形式 |
所要時間 | 5日間 |
社員数 | 人事、現場社員を含め16人程度 |
学生数 | 8人 |
学生の属性 | 私立文系学生のみだった。 |
参加報酬 | 6万円 |
交通費補助 | 不明 |
参加者や社員との関わり |
・ワーク中は常に社員がいて、いつでも質問できた。 ・学生一人一人にメンターが就き、毎日担当メンターと30分程度面談の時間がある。 |
概要 | 5日間で東京オフィスにて行われた新規事業立案型グループワーク形式のインターンシップ。参加学生数は8人で、属性は私立文系学生のみだった。 |
※参考:LINEヤフー|セールス職※現在募集なし2025年卒のインターンシップ
(4)リクルート
時期 | 7月中旬 |
場所 | 東京本社 |
形式 | 新規事業立案型グループワーク形式 |
所要時間 | 3日間 |
社員数 | 30人弱 |
学生数 | 10人程度 |
学生の属性 | 早慶以上 |
参加報酬 | 1日2万円 |
交通費補助 | 実費全額負担 |
参加者や社員との関わり | かなり厳選されているタームのようで、役員レベルや事業部長レベルが何人も出てくる。スタディサプリの責任を持つ役員も出てくるなど、かなり会社としても気合を入れていたのではないだろうか。 |
概要 | 3日間で東京本社にて行われた新規事業立案型グループワーク形式のインターンシップ。参加学生数は10人程度で、属性は早慶以上しかいなかった。 |
※参考:リクルート|プロダクトグロース2024年卒のインターンシップ
(5)丸紅
時期 | 2月上旬 |
場所 | 東京本社 |
形式 | 新規事業立案型グループワーク |
所要時間 | 3日間 |
社員数 | 1チーム2人、全体で20人ほど |
学生数 | 1チーム6人で、全体で60人ほど |
学生の属性 |
大学:旧帝、早慶 属性:体育会、理系院生、海外経験あり、ビジネス経験あり |
参加報酬 | 不明 |
交通費補助 |
交通費:遠方者のみ支給 宿泊費:遠方者のみ支給 |
参加者や社員との関わり |
チームメンバーとはインターン終了後にご飯に行くなどし、仲が深まった。 メンター社員の面倒見の良さをとても感じた。例えば、グループワークの時間が足りずに残業をしていたときも、メンター社員の方が壁打ちに協力してくださり、親身になってアドバイスをくださった。 |
※参考:丸紅|【総合職(グローバルコース)】オープン採用2024年卒のインターンシップ
(6)三井物産
時期 | 2月中旬 |
場所 | オフィス |
形式 | 新規事業立案型グループワーク形式 |
所要時間 | 3日間 |
社員数 | 6人チーム1人ずつの社員がつく。計20人 |
学生数 | 80人程度 |
学生の属性 | 文理問わず多様。MARCH以上の学生で構成。 |
参加報酬 | 特になし |
交通費補助 | 実費精算 |
参加者や社員との関わり |
・各チームについたメンター、サブメンターの社員とは多くの時間関わる。 ・ワークの途中に、オフィス見学会が行われ、その中の本部紹介で社員が登場する。 ・チーム外の学生とは交流はない。 |
概要 | 3日間でオフィスにて行われた新規事業立案型グループワーク形式のインターンシップ。参加学生数は80人程度で、属性は文理問わず多様。MARCH以上の学生で構成。 |
※参考:三井物産|総合職(担当職)2025年卒のインターンシップ
(7)A.T. カーニー
時期 | 8月下旬 |
場所 | 本社 |
形式 | 個人ジョブ |
所要時間 | 4日間 |
社員数 | メンターは1〜2人につき1人、その他リクルーティングの社員が何名か。 |
学生数 | 8 |
学生の属性 | 東大生がメイン。他に京大生、早稲田生。 |
参加報酬 | 不明 |
交通費補助 | 実費 |
参加者や社員との関わり |
参加者との関わりは個人ワークのため、あまりなかったが、休憩のときに話すくらいの関係性だった。 社員との関わりは多くあった。毎日メンターとのディスカッションの時間に加え、昼食やそれ以外の時間でさまざまな属性の社員さんが来てくれて、プロジェクトやキャリアプランや会社のことについて何でも聞きたいことは何でも聞かせてくれて理解度を高めることができた。 |
※参考:A.T. カーニー|経営戦略コンサルタント2025年卒のインターンシップ
(8)TOTO
時期 | 1月下旬 |
場所 | 北九州小倉本社 |
形式 | 講義形式 |
所要時間 | 1日間 |
社員数 | 10人程度 |
学生数 | 30人程度 |
学生の属性 | 理系の学生で特に院生が多かった。 |
参加報酬 | 特になし |
交通費補助 | 実費支給 |
参加者や社員との関わり |
学生とはグループワークで関わった。 人事と面談する機会はあったが、他の社員と関わる機会はなかった。 |
概要 | 1日間で北九州小倉本社にて行われた講義形式のインターンシップ。参加学生数は30人程度で、属性は理系の学生で特に院生が多かった。 |
(9)バンク・オブ・アメリカ
時期 | 8月上旬 |
場所 | オンライン |
形式 | 実務体験形式 |
所要時間 | 3日間 |
社員数 | 15~16人程度 |
学生数 | 16~17人程度 |
学生の属性 | 東大生・早慶生など |
参加報酬 | 特になし |
交通費補助 | オンラインのため特になし |
参加者や社員との関わり | リクルーターが付き、面談の機会をもらえる。 |
概要 | 3日間でオンラインにて行われた実務体験形式のインターンシップ。参加学生数は16~17人程度で、属性は東大生・早慶生など。 |
※参考:バンク・オブ・アメリカ|金融市場部門2024年卒のインターンシップ
(10)マッキンゼー・アンド・カンパニー
時期 | 8月 |
場所 | 東京オフィス |
形式 | 課題解決型グループワーク |
所要時間 | 3日間 |
社員数 | 10人ほど |
学生数 | 30人ほど |
学生の属性 | 東大京大慶應 |
参加報酬 | 不明 |
交通費補助 | 不明 |
参加者や社員との関わり | 社員さんによるタッチポイントが多々設けられており、ワークの内容のみならず会社のことや業界、業務内容についても理解を深めることができます。懇親会もあるので、他では聞けないような腹を割った話も伺うことができました。 |
※参考:マッキンゼー・アンド・カンパニー|ビジネスアナリスト2025年卒のインターンシップ
例えば、外資系コンサルでは実際のクライアント課題を扱うケースが多く、ロジカルシンキングやプレゼンテーション能力が求められます。一方、メーカーでは製品開発やマーケティングの実務に触れられるプログラムが充実しています。さらに、総合商社や金融業界では、業界特有のビジネスモデルを体験できるインターンが多いです。IT企業では、プログラミングスキルを活かした開発業務に携われることもありますし、ベンチャー企業では裁量権の大きな業務を経験できる場合もあります。
企業によっては、インターンの成績が本選考に影響を与えることもあるため、積極的に取り組むことが重要です。自分が志望する業界・企業の特色を理解し、それに合ったインターンを選びましょう。
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インターンにいつから参加する? メリット・デメリット解説
ここでは学年ごとにどのようなインターンが存在しているのか、それぞれにどのような目的やメリット・デメリットがあるのかについて解説します。自身の現状と照らし合わせながら、インターンに参加するタイミングを参考にしてみてください。
大学1・2年生
大学1年生と2年生は短期インターンに参加することが多く、業界の概要をつかむことや自己分析を深めることが主な目的です。
デメリットは、短期間では実務経験が浅く、業務理解が限定的になる可能性がある点です。しかし、さまざまな業界や職種に触れることで視野を広げられる点はメリットといえるでしょう。
大学3先生の夏/秋~冬
大学3年生は夏や秋冬の短期インターンや1カ月以上の長期インターンに参加することが一般的です。
この時期のインターンは本選考や内定に直結する場合もあるため、積極的な職務体験を通じて企業との関係構築や実務能力の向上を図ることが目的になるでしょう。
インターンに時間を割くことで学業に影響が出るリスクはありますが、実際の業務を通じて専門的なスキルや知識を深めながら内定を見据えた動きができることはメリットです。
大学4年生
大学4年生は内定を得たあと、新たなスキルの習得や入社までの準備を目的とした内定者インターンに参加することがあります。
内定者インターンへの参加は、短期留学や資格取得などに時間が割けなかったり、卒業論文・卒業研究といった学業との両立が難しかったりする点がデメリットです。
しかし、即戦力として企業に貢献できるスキルを身につけられるため、入社前の不安が軽減できる点はメリットといえます。
一方、3年生の夏インターンは本選考につながるケースが多く、志望業界を絞った上で早めの準備が必要です。エントリーシートや面接対策を事前に進めることで、選考を有利に進められるでしょう。
大学4年生での参加も可能ですが、募集企業が少なくなるため、早めの行動が重要です。自分の目的に応じて、適切なタイミングでインターンを活用しましょう。
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企業がインターンを実施する目的
同じインターンという言葉でも、業界によって目的や意味合いが大きく異なる場合があります。
業界ごとに見てみましょう。
外資系企業「実は本選考の山場」
外資系金融・外資系コンサル・外資系メーカーなど、外資系企業でのインターンは、通称「ジョブ」とも呼ばれ、最終選考に限りなく近い「本選考の山場」を指します。
【インターンを実施している主要な外資系企業】
・マッキンゼー・アンド・カンパニー
・ボストン コンサルティング グループ
・KPMGコンサルティング
・P&G Japan など
▼外資系について詳しく知りたい方はこちら ・外資系企業とは?【71社ランキング】大手有名企業一覧と日系との違い ・【27卒向け】外資系企業に興味があるあなたへ。ジョブ選考を突破するために、まずはこの10記事を読もう【外資特化編】
総合商社「志望度チェッカー&優秀者引き抜き」
総合商社では、インターンに学生が参加しているかどうかで「志望度の強さ」をチェックするためにインターンを利用しています。
インターン自体は企業説明会のようなやさしい内容も含まれていますが、参加の有無は後ほどの選考に大きく関わってくるといえます。
【インターンを実施している主要な総合商社】
・双日 ・豊田通商 など
▼商社について詳しく知りたい方はこちら ・【総合商社:業界研究】五大商社(三井物産・三菱商事・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【データから見る商社】5大商社のビジネスを事業分析のプロが徹底解説!
大手消費財メーカー「会社の業務理解・PR」
大手消費財メーカーでは、製品の魅力やその製品が生まれるまでの複雑なプロセス、そのプロセスにまつわる業務を理解してもらうためにインターンを実施する企業が多々あります。
【インターンを実施している主要な消費財メーカー】
・ユニ・チャーム など
▼消費財メーカーについて詳しく知りたい方はこちら ・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
広告「優秀層の囲い込み」
広告業界は「優秀者を確保する」目的を重視してインターンを用意しています。
採用人数が多いこともあり「協調性抜群」タイプだけでなく「クリエイティブ」「頭脳派」など、さまざまなタイプの学生を採用したい広告・マスコミ業界では、グループワークなど、外資系コンサルティングファームを志望するような左脳系学生をターゲットにすることも多いようです。
【インターンを実施している主要な広告代理店】
・電通
・博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ など
▼消費財メーカーについて詳しく知りたい方はこちら ・【大手広告代理店:業界研究】大手5社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・ADK・JR東日本企画)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
日系金融「業界への興味を喚起」
メガバンクや保険など日系金融や、BtoB(Business to Business:取引先も企業で、一般的消費者に触れない)企業は、「就活生が業界知識を持たないばかりに受けてくれなかったら困る」という共通の課題を抱えています。
そこで、インターン経験を通じて広く業界へ興味を持ってもらい、本選考を受ける学生の人数を増やしたいと考えています。
【インターンを実施している主要な日系金融】
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行 など
▼金融業界について詳しく知りたい方はこちら ・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い ・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
IT・ベンチャー「試用期間」
IT・ベンチャーでは短期・長期複数のインターンを用意していることが多くあります。
短期インターンでは、本命としてはベンチャーを受けない層へ興味を持ってもらい、知名度を高めたり優秀層を確保したりする目的があります。
長期インターンは、ほぼ正社員として採用する前の「試用期間」です。長期ではほぼアルバイトのような形で働いてもらい、人材としての真価を見極めることで優秀な人材を直接採用したいと考えています。また、大手ベンチャー企業であればインターンまでに倍率が高い選考を経ていることも多く、正社員雇用への期待値はかなり高いといえるでしょう。
【インターンを実施している主要なIT・ベンチャー企業】
・ソフトバンク
・ディー・エヌ・エー など
以上から、同じインターンでも、各業界でインターンをする目的や意味が異なっていることが分かります。
1day仕事体験/インターンに参加するメリットを先輩の体験談とともに解説!
ここでは業界理解から就活仲間の形成まで、多角的なメリットを現役就活生や先輩の実体験を交えてお届けします。各ポイントを詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてください。
業界・職種・企業研究に役立つ
1day仕事体験やインターンは短期間で多様な企業文化を体験でき、業界のリアルな情報を得られることがメリットです。
特に1day仕事体験は業界研究・企業研究に役立ち、多くの企業のプログラムに参加することで、それぞれの業界・企業を比較できます。1day仕事体験やインターンは、就活生が業界や職種、特定の企業について深く理解するための絶好の機会といえるでしょう。
先輩の体験談 ・自分が知らない領域に飛び込んでいったので、まずは業界理解をして、その後に企業理解をすることを意識したが、このインターンに参加することで、それらがかなり達成できたと思う。 ※出典:ポーラ|総合コース2025年卒のインターンシップ ・人事の方だけでなく、事業部の方ともお話しできたので、さまざまな職種への理解が深まった。 ※出典:第一生命保険|【オープンコース】基幹総合職(G型・R型)2025年卒のインターンシップ ・就活について右も左も分からない夏頃に開催されたため、自分的には力試しの感覚であった。短い時間で業界や企業について理解が深まるので良かったと思う。 ※出典:JSR|技術系2025年卒のインターンシップ
現場の声を聞き疑問・不安解消できミスマッチが減る
1day仕事体験やインターンの大きなメリットは、実際の職場で働く社員と直接話すことで、職場の雰囲気や実務内容に関する生の声を聞ける点です。インターンに参加した学生からは以下のような声が挙がっています。
学生の声 ・実際に社員と会話することによって雰囲気を感じ取ることができる ・社員とのつながりを持つことができ、業界や業務について説明会では聞けないくらいのざっくばらんなお話ができた ・社員の方の入社理由や志望理由、内部からみた企業の強みを知ることができる ※出典:ONE CAREER「【2025年卒 インターンシップの実態調査】2025年卒の学生は、インターンシップに『ここでしか学べないこと』を望む」
なお、ワンキャリアの「【25卒】就職活動についてのアンケート」によると対面形式で複数日に開催するインターンの満足度が最も高いことが分かりました。
「対面×複数日開催」のインターンに参加することで就職後のミスマッチを防げるだけでなく、自分がどのような環境で働きたいかの理解を深めやすいといえるでしょう。
先輩の体験談
最終日にはインターン中の社員さんと座談会の時間が設けられる。この時間には人事の社員は同席しないので、リアルな現場の声を聞くことができる。
インターンが終わると、そのようなイベントはないので貴重な時間だった。
※出典:富士フイルム|技術系2025年卒のインターンシップ
説得力のある志望動機の作成に役立つ
インターンは、自分の興味・強みが生かせる業界や職種を見つけるのに役立ちます。
実際に業務を体験することで具体的な志望動機を形成でき、面接時に説得力のある話ができるでしょう。
例えば、プロジェクトを通じて得た学びや、社員との交流で感じた企業の魅力を具体的に語ることで、説得力のある志望動機を作ることが可能です。
また、インターンでの成果を定量的に示せると、より効果的なアピールにつながります。「売上〇%向上に貢献」「業務効率化の提案が採用された」など、実績を具体的に伝えることで、面接官に強い印象を与えられます。
さらに、チームでの協働経験や課題解決のプロセスを詳細に説明することで、主体性やリーダーシップ、問題解決力をアピールできます。選考の際には、単なる経験の羅列ではなく、その経験から何を学び、どう成長したのかを明確に伝えることが重要です。
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就活仲間をつくれる
インターンは、同じ業界や企業を目指す就活生とのネットワークの構築にもつながります。共通の目標を持つ仲間と情報交換を行うことで就活の幅も広がるでしょう。
また、情報を共有したり客観的な意見を交換したりする仲間がいることは、就活の励みになります。インターンで出会った学生には勇気を出して積極的に話しかけてみましょう。
先輩の体験談
・参加者も朗らかな人柄の方が多く、インターンが終わっても就活仲間として長く付き合うことができるくらい、人柄については文句なしのインターンであると感じた。
※出典:テルモ|企画営業職2025年卒のインターンシップ
選考優遇・早期選考を受けられる可能性がある
1day仕事体験やインターンに参加することで、選考優遇や早期選考のチャンスが得られる可能性があります。特にワークショップ形式のプログラムでは、参加者の積極性や問題解決能力が企業によって評価され、優秀な学生は早期に本選考へ進めることがあります。
実際にインターンでのポジティブなパフォーマンスが、選考の優遇につながった例も報告されています。
体験談(1)三井住友銀行 ・インターン参加者限定のキャリアイベントと早期選考が解禁される。 ※出典:三井住友銀行|2024年卒総合職インターンシップの体験談 体験談(2)アクセンチュア ・選考要素のある3日間のインターン。最初に「優秀な人には選考の優遇を与えます」と言われていたことから、グループの緊張感も多少あったように思える。 ・実際、選考優遇はグループの半分くらいの人がもらっていた。 ※出典:アクセンチュア|2024年卒ビジネスコンサルタント職インターンシップの体験談 体験談(3)博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ ・このインターンの参加者は全員早期選考に進むことができる。 ・早期選考は、エントリーシート(ES)と最終面接のみで内定が決まる。 ・インターンでのパフォーマンスが内定に大きく響いているのは間違いないだろう。 ※出典:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ|2024年卒クリエイティブ職インターンシップの体験談
とはいえ、1day仕事体験やインターンに参加する際に重要なのは、真摯(しんし)に取り組む姿勢です。この機会を通じて得られるフィードバックや経験を自己成長に生かし、選考に備えることが大切です。
先輩の体験談 ・アクセンチュアの戦略コンサルタント職の選考では、ジョブ形式のインターンシップが課され、実際の業務を模擬体験する中でコンサルタントとしての素養があるかを見られています。本ジョブ選考を通過すれば、ESと最終面接のみで内定を得ることができます。内定者によると、周囲の友人の様子から、この段階でも通過率は50%程度であるそうだ。 ※出典:アクセンチュア|戦略コンサルタント職2025年卒のインターンシップ ・インターンシップ参加者50名中、30名程度が最終面接に進むことができた。しかし、インターンシップでのパフォーマンスによって内定がほとんど決まっている学生もいれば、最終面接でしっかり選考される学生もいるそうだ。 ※出典:ベイン・アンド・カンパニー|アソシエイトコンサルタント2024年卒のインターンシップ
本選考の練習になる
1day仕事体験やインターンは、本選考の良い練習になることもメリットの1つです。実際の職場環境での業務体験や社員との交流を通じて、選考で求められるスキルや能力を学べます。
また、グループディスカッション(GD)やプレゼンテーションなどの活動は、選考の面接やグループ討論の場で役立つ経験となるでしょう。インターンで得たフィードバックや自己分析の機会は、自己PRや志望動機の明確化に生かせられます。
とくに選考に直結しない形で気軽に参加できる1day仕事体験やキャリア教育は本選考での自信につながり、より良いパフォーマンスを発揮するための基盤を築けます。
1day仕事体験/インターン参加までの流れ
インターンに参加したいものの選考フローや募集の探し方が分からない人も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは1day仕事体験/インターン参加までの流れを解説します。
どんなインターンに参加したいか考える
まずは自分がどのようなインターンに参加したいかを考えます。業界研究・職種体験・スキルの向上など、目的にあったインターンを選んでください。
また短期インターンにするか長期インターンにするか、自分のスケジュールも考慮して選ぶことが重要です。
インターンの募集を探す
インターンの募集を探す際には、クチコミの情報が非常に役立ちます。実際にインターンに参加した先輩たちの体験談は、企業選びにおいて重要な指標になるといえるでしょう。
例えば「就活クチコミアワード」では、実際に参加して良かったと思う企業がランキング形式で掲載されています。また、ワンキャリアではインターン・本選考に通過したESや選考対策のクチコミ投稿を見ることができます。
※出典:ONE CAREER「就活クチコミアワード 2024」
さらに、インターンを探せるおすすめサイトや、登録から応募までの使い方を解説しているサイトも参考になるでしょう。インターンの募集情報や企業の雰囲気、勤務体系など、働く前に知っておきたい情報が集約されています。
これらの情報を活用して自分に最適なインターンを見つけましょう。
インターンの選考を受ける
インターンの選考はESの提出から始まり、Webテスト・GD・面接などがあります。選考ステップは企業によって異なるため、事前に選考フローを確認して準備を整えておくことが大切です。
なお、一般的なインターンの参加社数は1〜5社です。候補の企業すべての選考に通過するとは限らないため、複数社の選考に申し込みましょう。ただし、質より量を重視するのではなく、自分のキャリアプランに合ったインターンを選ぶことが重要です。
1day仕事体験/インターンの選考準備
1day仕事体験・インターンの選考通過には適切な準備が欠かせません。以下では自己分析や業界・企業研究など、選考準備に必要なことを解説します。
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自己分析
自己分析は、自分の強みや弱み・価値観・興味があることなどを深く理解するために必要です。インターンの選考で求められる「人物像」を把握し、自己PRで伝える「強み」を明確にするために不可欠なプロセスといえます。
自己分析を行う際は、過去の経験を振り返り、成功した事例や失敗から学んだ教訓を整理しましょう。また、自己分析ツールやキャリアセンターのワークショップを利用することも有効です。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説 ・【自分史の書き方】就活の自己分析に使えるテンプレート・例文 ・【モチベーショングラフの書き方】自己分析が捗るテンプレートも紹介 ・マインドマップを使った自己分析!書き方や無料のツール・アプリを紹介
業界・企業研究
業界・企業研究を行うことでインターンの選考時に業界・企業への理解度を示せます。また自己PRに具体性を持たせることもできるでしょう。
業界研究では業界団体のホームページや業界本を活用して、興味がある業界の特徴や動向を把握します。特に企業研究では、コーポレートサイトや四季報などを参考にして以下の情報を深く掘り下げましょう。
【企業研究で確認する情報】 ・事業内容 ・業界内での立ち位置 ・競合他社との違い ・経理理念やビジョン ・今後の事業方針や事業展開 ・福利厚生などの制度面
また、時間に余裕がある人は会社説明会やOB・OG訪問に参加するのもおすすめです。実際の社員と会うことで求める人物像や職場環境など、リアルな情報が得られるでしょう。
▼業界研究・企業研究について詳しく知りたい方はこちら ・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較 ・企業研究のやり方を解説!企業研究ノートの作成方法や項目を紹介
自己PR作成
自己PRは選考通過のための重要な判断材料です。企業研究をもとに、企業が注目しているポイントに合わせた自己PRを作成しましょう。
自己PRを作成する際には、結論・理由・具体例・展望の4ステップで作成するPREP法を用いて、論理的で分かりやすい構成を心がけることが重要です。
また、具体例の書き方に迷った際は、状況・目標・行動・結果の構成で作成するSTAR法を活用するのがおすすめです。
▼自己PRについて詳しく知りたい方はこちら ・履歴書の自己PRの書き方【新卒編】例文29選を強み・職種別に紹介 ・【自己PRのテンプレ】例文付きで簡単!就活で使える強みの書き方
インターンの志望動機作成
インターン選考における志望動機は、企業が応募者の熱意や目的意識などを評価するための重要な要素です。
志望動機を作成する際は、自己分析で自分の強みや興味を明確にし、それを企業の求める人物像や業界のニーズと結びつけることが重要です。
また企業研究を通じて、その企業がどのような価値を提供しているか、どのようなビジョンを持っているかを理解し、それに対する自分の貢献を具体的に示す必要があります。
インターンの志望動機では、そのインターンを通じて何を学び、どのように成長したいか、そして将来どのようにその経験を生かしていきたいかを伝えましょう。自分のキャリアビジョンと企業のビジョンが一致していることを示せれば、選考の通過に近づきます。
▼志望動機について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例
面接対策:インターンの面接でよくある質問
インターンの面接では、以下のような質問をされるのが一般的です。
・自分の強み・弱み ・学生時代に頑張ったこと ・志望動機 ・インターンで学びたいこと・身につけたいスキル ・逆質問
具体的な質問としては「過去に困難を乗り越えた経験は?」「当社を選んだ理由は?」などが挙げられます。これらの質問に即答できるよう面接の練習は必ず行いましょう。
以下、インターン選考に関する実際の体験談をご紹介します。
体験談(1)キヤノン ・ESに沿って、学生時代に頑張った事を深堀 学業とそれ以外でそれぞれ どのようなことに困ったか、どう考えてどんな解決策を出したか チームでやるうえでどのような役割だったか、何を意識したか ・キヤノンのインターンへの志望動機を簡潔に ※出典:キヤノン|2024年卒事務系インターンシップ選考の面接 体験談(2)三菱UFJ銀行 ・志望理由 ・学生時代力を入れたこと ・中学高校時代どんな学生だったか ・強み ・他社のインターン選考状況 ・研究内容 ・ITスキルの有無(現時点では不問と書いてあったので、選考の要素はほとんどないかと思われる)、実装経験 ※出典:三菱UFJ銀行|2024年卒システム・デジタルインターンシップ選考の面接 体験談(3)東芝 ・自己PRを含めて自己紹介、長所短所、学生時代に力を入れたこと、研究内容の発表、ESの内容から志望理由の確認、第1希望のテーマで間違いがないかどうか、スポーツをやっていたかを聞かれ、サークルの話をされた ・中学高校時代の話 ・アルバイトの深掘り ・宿泊施設がいるかどうか ※出典:東芝|2024年卒技術系インターンシップ選考の面接
練習をするときは、まずは一般的な質問に対する回答を準備し、それを声に出して練習しましょう。実際の面接を想定して、友人や家族に模擬面接を依頼するのも効果的です。
他にも鏡の前で話す練習をすることで、ジェスチャーや表情のコントロール方法も学べます。またインターンの面接でよくある質問とその回答例などが掲載されている参考サイトも活用するのがおすすめです。
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例 ・【面接マナー】新卒就活の決定版!集団面接やオンライン面接も解説
1day仕事体験/インターン参加時に気をつけたいこと
インターンへの参加が決まったものの当日の服装や持ち物が分からない人もいるのではないでしょうか。そこで、参加する際に気をつけたいポイントについて解説します。
インターン参加時の服装:スーツ? 私服? 服装自由とは?
インターンに参加するときの服装は業界や企業によって大きく異なります。
金融業界やコンサルティング業界などのフォーマルな業界ではスーツの着用が一般的ですが、IT業界やクリエイティブ系の企業ではカジュアルな服装が許容されることもあります。
企業が「服装自由」と指定している場合でも、清潔感があり、相手に不快感を与えない服装を心がけましょう。
インターン参加時の髪色
髪色に関しても業界や企業の文化によって異なります。クリエイティブな職種では個性的な髪色も受け入れられる場合がありますが、一般的には自然な色合いが好まれる傾向にあります。
不確かな場合は、事前に企業のホームページや人事部に確認することが大切です。
インターン参加時の持ち物
持ち物は企業から届く案内メールなどに指定されている場合がほとんどです。パソコンやタブレットが必要な場合もあるため、事前に持参物を確認しておくことが重要です。
指定がない場合、筆記用具とメモ帳は必ず持参しましょう。また、腕時計やクリアファイル、ハンカチ・ティッシュなど、あると便利なアイテムもリストアップしておくと安心です。
インターン参加時に積極的に質問する
インターン中に積極的に質問することは、自身の業界理解を深め、採用担当者にポジティブな印象を残すために非常に重要です。ここでは、インターン参加時におすすめの質問例をいくつかご紹介します。
【インターン参加時のおすすめの質問例】 ・「この業務で日常的に直面する最大の課題は何ですか?」: 実際の業務の難しさや課題を理解できる ・「成功するために必要なスキルや資質は何だと思いますか?」:その職種で求められる能力や特性を把握できる ・「この企業の文化で特に大切にされている価値観は何ですか?」:企業文化を深く知ることができ、自分がフィットするかどうかを考える手がかりになる ・「この職種の将来的なキャリアパスはどのようになっていますか?」:長期的なキャリア形成についての見通しを確認できる
これらの質問を活用することで、インターン先の企業や職種についての深い理解が得られるだけでなく、積極的で就業意欲のある姿勢をアピールできます。
【インターン参加後】お礼のメールを送る
インターン終了後は、お礼のメールを送りましょう。メールではインターンで学んだことや感じたこと、感謝の気持ちも具体的に伝えてください。
【お礼メールの具体的な文面例】 件名: インターンシップ参加のお礼 株式会社◯◯ 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学の◯◯と申します。 先日は貴社のインターンシッププログラムに参加させていただき、誠にありがとうございました。 貴社での経験は私のキャリアにとって非常に有意義なものであり、◯◯について深く学べました。特に、◯◯に関する実務経験は、今後の学びにおいて大きな助けになると考えております。 今後も貴社の活動に大いに関心を持ち続け、学んだことを自分の成長に生かしていきたいと思います。また何かの形でご縁がありましたら、その時はどうぞよろしくお願いいたします。 取り急ぎメールにてお礼申し上げます。 敬具 ◯◯(氏名) ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 メールアドレス:◯◯ 電話番号:◯◯
【注意点】 ・件名は明確にし、受け取った人が内容をすぐに理解できるようにする ・宛名は正式な名称を使用し、略称は避ける ・本文では感謝の意を表明し、インターンで学んだことや印象に残った経験に触れる ・締めでは経験をどう生かすかを述べ、今後の関係維持についての意欲を示す ・署名には連絡先情報などを忘れずに記載する
お礼のメールでは丁寧な言葉遣いと適切な日本語を用いて、感謝の気持ちを伝えましょう。
おすすめインターン一覧
ここまで、さまざまな種類のインターンについてご紹介してきましたが、エントリーする企業をどうやって選べばいいか悩んでいる人も多いと思います。
ワンキャリアでは、計6万件以上のクチコミから「採用イベントへの評価」を集計して、ランキング形式で公開しています。今回は、6万件以上のクチコミから選ばれた、「本当に行って良かった」と思うインターンのランキングをご紹介しています。
この部門にランクインした企業は、「参加して良かったインターンを実施した企業」といえます。ぜひインターン選びの参考にしてみてください。
総合ランキング
関西ランキング
東海ランキング
地方都市ランキング
ベンチャーランキング
残りの企業一覧、そして詳しい内容は「就活クチコミアワード 2024」をご覧ください。
また、こちらの記事ではエリアごとのおすすめインターンを詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
▼エリアインターン記事はこちら ・【福岡県】おすすめ短期インターン10選|内容や選考対策を徹底解説 ・【大阪府】おすすめ短期インターン10選|内容や選考対策を徹底解説 ・【名古屋】おすすめ短期インターン10選|内容や選考対策を徹底解説
この記事のまとめ
今回は、インターンの新ルールや参加するメリットについてご紹介しました。
インターンでは、普段できないさまざまな経験を積めました。そのため、学生生活を振り返ったり、なりたい自分を明確に描けるようになったりするきっかけになるかもしれません。また、志望する企業でインターンがあれば、自分が想像している姿と現実を見つめて比べられます。働き始めた後の企業イメージのギャップを少なくするためにも、積極的にインターンに応募してみることをおすすめします。
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