こんにちは、2020年卒のドンドコマン(@dondocoman)です。
世渡り上手な学生の既得権益である「上っ面の就活ライフハック」を市場に流出させるため、ワンキャリアで記事を書かせていただいています。
▼前回記事はこちら
・面接で姿勢が良くてもスルーされるが、良すぎると褒められる
今回紹介するのはWEBテストに関するライフハックです。
みなさん、WEBテストが憎いですよね?
ここを突破できないと面接にさえ呼ばれない。いくら志望度が高かろうと関係ないのです。
特に長らく数学を使ってこなかった私大文系のみなさんは、非言語が難しいのではないでしょうか。
そんなみなさんに向けて、誰でもWEBテストを突破できるようなハックを紹介したいのですが、そんなものはさすがにありませんw
なので今回は、「WEBテスト突破法」としてよく知られているものをいくつか紹介し、私なりの目線で評価していきたいと思います。
なお、前提として知ってほしいのですが、多くの企業では学歴によってボーダーラインが異なります。
某Tier1商社では東大生であれば0点でも通過できますし、某Tier1金融では一定以上の学歴がないと100点でも落ちるそうです(ドンドコマンが仕入れた裏情報による。高学歴でも油断は禁物です)。
(1)答えを見ながら解く
ちまたには、玉手箱やSPIの解答集が出回っています。問題と解答がセットになったエクセルデータが就活仲間から回ってきたという方もいるのではないでしょうか。
たとえそのようなコネがなくても、「WEBテスト 解答」といった言葉でググれば、有料で販売しているサイトを見つけられます。
ですが、これらの答えを見ながら本番の試験を解くことはあまりオススメできません。理由は2つ。
1つ目は解答集の信頼性が低いことです。
「全ての問題を解答集通りに答えたのに落ちた」という声は、私の周りでも多く聞きます。解答が間違っている場合もありますし、テストを提供する業者側が定期的に選択肢を入れ替えているといううわさもあります。
なによりも、自身の将来を怪しげなエクセルに委ねることがどんなに愚かなことか、気付いてほしいです。
2つ目は企業側の期待とあなたの実力との乖離(かいり)です。
もし、あなたが解答集を駆使して全問正解だったとします。すると、点数情報を受け取った企業側は「どんな優秀な学生だろう!」と、期待をMaxまで高めた状態で面接に現れます。
さて、面接でのあなたの回答はMaxたりえますか?
私が思うに、面接において「ESやWEBテストから形成された面接官の期待を、いかに超えていくか」は重要なテーマです。
なので、実態以上に期待を高めてしまう情報は提供しないほうが得策でしょう。
これを聞いて「全問正解は怪しいから、数問はわざと外しておこう」と考える人もいるかもしれませんが、あんばいは難しいですよ。それで落ちたらどうしますの。
(2)有能な友人に解いてもらう
コネが全てと言わんばかりの突破法ですね。
「企業だって、学生がいかにチームワークを駆使して点数を上げてくるか見ている」と言ってこれを正当化する方がいますが、そんなはずがありません。向こうには点数のデータしか送られていませんから。
ですが、ボーダーを突破するという点では有効な手段といえます。
大切な時間を割いてもらうことへの感謝さえ忘れなければ、あなたの将来のために快く協力してくれるかもしれません。
その場合、「有能な友人」を選定できるがキーとなるでしょうw
私がここで述べておきたいのは、有能な友人は大切にしたほうが良いということです。
WEBテストを苦労なく解き、大手企業に受かってしまうような友人は、あなたの一生の宝になるかもしれません。
あなたと友人との関係性にもよりますが、この時期だけ親しげに接するなどといった行動は控えるべきです。
「1回1時間くらいかかるのにコーヒー代だけでは割に合わない」
「なぜ馬鹿なあなたの尻ぬぐいをしなければならないのか」
「落ちてもいいと言うけど、落ちたら無意味に責任感じるわ」
など、相手に与える印象は悪いかもしれません。
将来その友人がもっと有能になったとき、WEBテストよりもずっと重要なお願いを引き受けてもらえるよう、健全な関係性を築いていたいものです。
また、「(1)答えを見ながら解く」に共通しますが、企業によっては本人の能力確認のため、本社やテストセンターでもう一度同様のテストを受けさせることもあります。これはメーカーに多い印象です。
この場合は、点数の良し悪しよりも1回目と2回目の乖離(かいり)の少なさが重視されるので、最初から自分で解くことをオススメします。
(3)自分で勉強して、自分で突破する
ハックでも何でもないですが、私が一番推すのはこの方法です。
そもそも、就活のWEBテスト程度の学力は社会人として備えておくべきですし、もし苦手であっても短期的に点数を上げられる勉強法は、入社後も使えるスキルです。
「まずは内定だ」ということで、解答集を使ったり、友達に頼ったりすることには反対はしませんが、自分の力で内定を勝ち取ることこそが、長期的には自分のためにもなるのです。
ここからは、簡単にですがオススメの勉強方法を紹介します。一般的に有効とされている受験や資格の勉強法と変わらないので、得意な方は読み飛ばしていただいても結構です。
テストの種類を知る
まずは相手を知るところからです。
玉手箱、SPI、TG-WEBなどがありますが、自分が受ける企業がどのテストを課しているのか、ワンキャリア上で調べておきましょう。
ワンキャリアのアプリで企業ページを開き、横スクロールして「選考ステップ」のタブを選択すると、その企業が課しているWEBテストの種類を確認できます(PCの場合は企業名を検索し、職種を選択)。
▼選考対策ページの使い方はこちら
・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!
▼Webテストの種類について詳しく知りたい方はこちら
・【2024年版】Webテスト24種類の見分け方!形式別のURL一覧と業界別の傾向
実践を積む
テストの種類を知ったら、そのテストをESなしで受けられる企業を探してエントリーしてみましょう。その問題の傾向や自分の弱点を、知ることが最も大切です。
参考書を1ページ目から丁寧に学んでいく方がいますが、これには膨大な時間がかかる。暇人の所業です。やけにメソポタミア文明にだけ詳しい世界史選択者は、身に覚えがありますよねw
まずは傾向と自身の弱点を知り、項目をピックアップして参考書を学んでいけばいいのです。
▼WEBテストについてはこちら
・【人気企業125社分】過去に出題されたWebテスト/適性検査の種類・形式一覧
・SPIテストセンター実施企業一覧【160社】合格のボーダーラインも解説
本番を受ける
完璧を目指す必要はありません。実践と対策を繰り返して感覚をつかんだら、本番を受けてしまいましょう。気負うフェーズではありませんので。
本番で通じるかもしれないライフハックとして、「迷ったら3番目の選択肢を選べ」というオカルトも紹介しておきます。
以上、WEBテストに関する考察でした。
就活のシステムをうまく潜り抜けるには、効率の良さが必要です。
手間と時間がかかりがちなWEBテスト対策ですが、上記の方法でコスパ良く面接への挑戦権を勝ち取りましょう!
以上、ドンドコマンでした。
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(Photo:fizkes , Africa Studio/Shutterstock.com)
※こちらは2019年11月に掲載された記事の再掲です。