こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。今回はゼネコン(総合建設)業界、特にゼネコンのトップに君臨する「スーパーゼネコン(大手ゼネコン)」と呼ばれる、大林組・鹿島(かじま)建設・大成建設・清水建設・竹中工務店について解説します。各社の特徴や事業の展望、年収についてもお伝えします。
<目次> ●スーパーゼネコンとは? 事業内容/提供サービスを解説 ・事業内容 ・準大手ゼネコンとの違い ●スーパーゼネコンの業界動向 ・全体の動向 ・建築事業の動向 ・土木事業の動向 ・開発事業の動向 ●スーパーゼネコンの仕事内容・主な職種 ・施工管理 ・設計 ・研究開発 ・都市開発 ・エンジニアリング ・調達 ・設備 ・営業 ・事務 ●スーパーゼネコン業界大手5社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益) ●スーパーゼネコン業界大手5社の特徴・強み ・鹿島建設:「進取の精神」を持ったゼネコン界の開拓者 ・大林組:ブランドビジョン策定でイメージを一新 ・清水建設:顧客のニーズに寄り添い、独自技術を駆使した「こだわりのものづくり ・大成建設:市街地再開発に強み、都市開発ノウハウを民間にも応用 ・竹中工務店:建築特化型の老舗ゼネコン ●スーパーゼネコン業界大手5社の社風の違い・制度 ・鹿島建設:「科学的合理主義と人道主義」人と仕事に熱い社風 ・大林組:多様性を尊重し、人を大事にする社風 ・清水建設:明るく面倒見がいい ・大成建設:非同族経営ならではの風通しの良さ ・竹中工務店:「よい仕事はよい人から」長期的に人を育てる環境 ●スーパーゼネコン業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数 ●スーパーゼネコンで働く魅力・やりがい ・ビッグプロジェクトに携われる ・社会貢献度が高い ●スーパーゼネコン業界大手4社の選び方 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう! ・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう! ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう! ・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ! ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ! ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう ●スーパーゼネコン業界大手5社が求める人物像・選考対策 ・スーパーゼネコンが求める人物像 ・スーパーゼネコンの選考対策 ●ゼネコン業界以外の業界研究記事
スーパーゼネコンとは? 事業内容/提供サービスを解説
スーパーゼネコンは、国内外で大規模な建設プロジェクトを手がける建設業界のトップ企業のことを指します。これらの企業は、公共インフラの建設や大規模な都市開発、超高層ビルの建設など、国の基盤を支える重要なプロジェクトを担っています。
スーパーゼネコンはその事業規模や技術力、国際的なプレゼンスにおいて、他のゼネコンとは一線を画します。ここでは、スーパーゼネコンの具体的な事業内容と準大手ゼネコンとの違いについて詳しく解説します。
事業内容
スーパーゼネコンとは、明確な定義はないものの、年間売上高が1兆円を超える日本を代表するゼネコン(総合建設業)企業のことを指すことが多いです。日本国内には、大林組・鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中工務店の5社がスーパーゼネコンに該当します。これらの企業は、最新の工法や技術を駆使し、大規模な建設プロジェクトを国内外で手掛けていることが特徴です。
スーパーゼネコンの事業内容は非常に広範で、多岐にわたるプロジェクトを包括的に担当します。まず、プロジェクトの企画・設計を行ったあと、プロジェクトの目的や要件に基づいて詳細な設計図面を作製してプロジェクトの全体像を明確にし、スムーズな進行を確保します。
次に、実際の建設工事を施工する段階に移ります。大型商業施設・高層ビル・高速道路・橋梁(きょうりょう)・ダム・空港など、幅広い分野での施工を手がけ、そのために必要な資材や機材、人員を効率的に調達し、現場での工事を管理します。
さらに、工事中の監督・管理も重要な事業内容のひとつです。プロジェクトの進捗(しんちょく)状況や品質、安全性を厳格に監視し、問題が発生した際は迅速に対策を講じます。
完成後のメンテナンスや改修工事もスーパーゼネコンの事業内容に含まれています。建設物が長期間にわたって安全かつ効果的に機能するよう、定期的なメンテナンスや必要に応じた修理、改修を実施します。こうした総合的なサービス提供により、スーパーゼネコンは社会インフラの持続的な維持に貢献しています。
準大手ゼネコンとの違い
スーパーゼネコンと準大手ゼネコンの違いは、主に会社規模と事業内容の幅広さにあります。スーパーゼネコンは、売上高が1兆円を超えており、これは準大手ゼネコンの一般的な基準といわれている3,000億円以上1兆円未満の売上高と比較すると圧倒的な規模を誇ります。この規模の違いが、事業範囲や影響力にも直結しており、スーパーゼネコンは国内外で大規模かつ複雑なプロジェクトを手掛けることが可能です。
もうひとつの違いは、建築に占める売上比率です。スーパーゼネコンは、準大手ゼネコンと比べて売上高のセグメント比率を見たときに、建築事業が多く占める傾向にあります。この違いは、スーパーゼネコンが最先端の技術と豊富なリソースを活用し、超大型のプロジェクトを多く手掛けることが理由です。
このように、規模や技術力の違いが、スーパーゼネコンと大手ゼネコンの役割分担を明確にしており、両者はそれぞれの強みを生かして建設業界に貢献しています。
スーパーゼネコンの業界動向
スーパーゼネコン業界は、建築・土木・開発といった多岐にわたる分野で活動を展開しており、その動向は国内外の経済状況やインフラ需要に大きく左右されます。ここでは、スーパーゼネコンの業界全体および各事業分野の動向について詳しく解説します。
全体の動向
スーパーゼネコン全体の動向としては、2008年のリーマンショックと2011年の東日本大震災の影響で一時的に業績が低迷していました。しかし、震災からの復興やアベノミクスによる景気回復、さらには東京オリンピックによるインフラ整備や都市再開発が進んだことで、業界は急速に回復しました(※1)。
他にも、コロナ禍におけるテレワークの普及に伴いオフィスビルの需要が減少し、業界内でのバランスが変化しています。この影響で、ゼネコン業界では再編が進む可能性が高まっており、特に準大手ゼネコンが大手企業に買収される動きが加速しています(※2)(※3)。
また、民間建設需要の減少に伴い、ゼネコン各社は受注目標を達成するための競争が激化しています。この結果、通常、準大手が参加する規模の入札にも大手ゼネコンが積極的に参入するようになり、見積価格や利益率の低下(※4)といった問題が発生しています。
2023年度のスーパーゼネコン(鹿島建設・大林組・清水建設・大成建設・竹中工務店)の売上高は、前年度から約10%増加し、平均で2兆746億円に達しました。これは、2011年度と比較して約60%の増加であり、過去13年間で最も高い水準に達しています(※5)(※6)(※7)(※8)。このように、ゼネコン業界は依然として高い競争力を保ちながら成長を続けていますが、今後の動向には引き続き注意が必要です。
(※1)出典:内閣府「第1節 世界的な金融危機と国内金融」をもとにワンキャリアが作成
(※2)出典:清水建設「中期経営計画〈2024-2026〉 P.10」
(※3)出典:鹿島建設「鹿島グループ 中期経営計画(2024-2026) P.6」
(※4)参考:清水建設「2023年度の経営成績の概況」
(※5)出典:2023年度 有価証券報告書「鹿島建設 P.2/大林組 P.2/清水建設 P.2/大成建設 P.2/竹中工務店 P.2」
(※6)出典:2016年度 有価証券報告書「清水建設 P.2」
(※7)出典:2013年度 有価証券報告書「大林組 P.2」
(※8)出典:2011年度 有価証券報告書「鹿島建設 P.2/大成建設 P.2/竹中工務店 P.2」
建築事業の動向
建築事業とは、大規模なインフラや建築物の設計・施工・管理を手掛ける事業を指します。動向としては、2024年から適用される働き方改革関連法(※9)が大きな影響を及ぼすと予想されます。この法改正により、建設業界では時間外労働の上限規制が強化され、割増賃金も引き上げられるため、工期の調整や人材確保が重要な課題となっています。
さらに、2023年には建設業者の倒産件数が前年比で38.8%増加し(※10)、リーマンショック時を超える水準に達しました。この増加の背景には、技術者の高齢化や人手不足、資材価格の高騰、そしてコロナ禍での財務悪化が挙げられます。特に、ウクライナ危機や円安の影響で資材価格が大幅に上昇しており、これが企業の経営を圧迫しています。
加えて、日本国内での空き家の増加も無視できない課題です。現在、約900万戸の空き家が存在(※11)しており、その管理が不十分な場合、地域に悪影響を及ぼす可能性があります。この問題に対して、政府はリノベーションへの補助を進めており(※12)、建設業界もこれに対応する必要があります。
今後、建設投資額は増加すると予測されていますが(※13)、資材高騰や競争の激化により、収益性の確保が難しい状況が続く可能性があります。また、労働環境の改善が進む中で、賃金は他産業を上回るペースで上昇しており、これが人手不足の解消に向けた動きとして期待されています。
さらに、SDGsや脱炭素化への取り組みが進んでおり、環境配慮型建材の採用が企業の競争力強化につながると期待されています。また、2025年の大阪万博に関連する建設プロジェクトも注目されていますが、資材高騰や短期間での工期が課題となっており、多くの建設業者が慎重な姿勢を見せています。
(※9)出典:厚生労働省「働き方改革関連法の概要と 時間外労働の上限規制」
(※10)出典:TDB Business View「『建設業』倒産動向調査(2023 年)」
(※11)出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果 P.3」
(※12)出典:政府広報オンライン「空き家の活用や適切な管理などに向けた対策が強化。トラブルになる前に対応を!」
(※13)出典:国土交通省「最近の建設業を巡る状況について P.4」
土木事業の動向
スーパーゼネコンの土木事業は、インフラ整備や自然災害の防止・復旧を目的とした公共建造物の建設や工事を行う重要な分野です。土木業界では、コロナ禍で一時的に工事が中断されたものの、現在は仕事量が回復傾向にあります。しかし、業界が直面する課題は依然として深刻です。
まず、土木業界は慢性的な人手不足に直面しており、この問題はさらに深刻化する可能性があります。若者の業界離れや離職率の高さが主な原因であり、賃金の低さや3K(きつい、汚い、危険)のイメージ、さらに労働環境の厳しさが、若年層の参入を阻んでいます。また、高齢化も進行しており、2030年には業界の2割以上の人材が定年を迎える見込みです(※14)。
地方の中小企業では、公共事業の発注が少なく、経営難から廃業するケースも増加(※10)しています。さらに、日本のインフラ設備の多くは高度成長期に建設されたものであり、老朽化が進行していますが、人手不足により整備が追いついていません。特に、50年以上経過した道路橋や水門などの設備は全体の6割を超えており(※15)、早急な対応が求められます。
これらの課題にもかかわらず、インフラ整備や自然災害復旧の需要は引き続き高く、土木事業の安定した需要が見込まれています。
(※14)出典:国土交通省「最近の建設業を巡る状況について P.6」
(※15)出典:国土交通省「1 社会インフラの老朽化」
開発事業の動向
スーパーゼネコンの開発事業は、地域や都市の再開発やまちづくりを中心に進められる重要な分野です。しかし、現在の事業環境は人口減少や少子高齢化、社会資本の老朽化など、複雑な課題に直面しています。これに加え、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、特にオフィス賃貸事業や物流施設の需要が大きく変動しています。
オフィス賃貸事業は、コロナ禍で一時的に厳しい状況にありましたが、最近では回復の兆しが見え始めています(※16)。2024年8月の東京都心5区の空室率は4.76%まで低下し(※17)、需給が均衡する目安の水準に達しました。また、平均募集賃料も上昇しており、オフィス需要が回復基調にあることがうかがえます。
一方で、ネット通販の拡大で一時的に好調だった大型物流施設の需要にはかげりが見えています。2024年4~6月期の首都圏における大型物流施設の空室率は9.7%と横ばいで推移しており(※18)、賃料も微減傾向にあります。
これからの開発事業では、これらの動向を踏まえ、地域や都市のニーズに応じた柔軟な対応が求められます。また、住民や公共団体との協働もますます重要になるといえるでしょう。
(※16)出典:NIKKEI COMPASS「オフィス・商業施設賃貸」
(※17)出典:三鬼商事「東京ビジネス地区|オフィスマーケット」2024年8月時点
(※18)出典:日本経済新聞「物流施設の空室率、13年ぶり高水準 EC向け供給過剰に」
スーパーゼネコンの仕事内容・主な職種
スーパーゼネコンでは、多様な専門職がプロジェクトの成功に向けて協力し合いながら働いています。ここでは、スーパーゼネコンで働く主な職種とその仕事内容について詳しく解説します。
施工管理
施工管理は、工事現場においてプロジェクトがスムーズに進行するように全体を管理・監督する役割を担います。施工管理者は、工程(スケジュール)を組み立て、図面をもとに使用する資材を選定・発注し、作業員や重機を確保するなど、工事の全体を調整します。重要なのは、工事のクオリティを保ちながら、コストを管理し、自社の利益を確保することです。
スーパーゼネコンが手掛けるプロジェクトは、主に公共事業が中心で、土木分野ではトンネルやダム、橋、道路などのインフラ建設、建築分野ではマンション、病院、学校などの大規模な建築物が含まれます。施工管理者は基本的に一人一現場を担当し、プロジェクト全体の進行を管理します。
具体的には、以下のQCDS管理が求められます。
- 品質管理(Quality):使用する材料の検査や工事の出来形検査を行い、工事の品質を確保する
- 原価管理(Cost):積算や見積もり、下請け会社への発注手続きを行い、コストを管理して利益を確保する。
- 工程管理(Delivery): 工程表を作成し、スケジュール通りに工事が進行するように管理する
- 安全管理(Safety): 実際に現場に立ち入り、危険箇所を確認し、是正指示を行って安全を確保する
施工管理は、プロジェクトを成功に導くための重要な役割であり、現場のすべてを統括する責任があります。
設計
設計職は、ゼネコンのプロジェクトにおいて、建物や構造物の設計を担当する重要な役割を果たします。設計部は、内勤部署のひとつとして、調達部や施工管理部と密に連携しながら、プロジェクトの初期段階から設計を進めていきます。設計職の業務は、材料や工法の選定、コスト管理、納期の調整など、プロジェクト全体の成功に直結する多岐にわたるタスクを含みます。
設計職の重要な業務のひとつは、施工管理部と協力して施工性や工期を考慮しながら設計を進めることです。これにより、現場でのトラブルを未然に防ぎ、効率的なプロジェクトの進行をサポートします。さらに、大手ゼネコンでは、設計段階から所長の意見を取り入れたり、BIM(Building Information Modeling)を活用して3次元モデルを作成したりし、設計の精度を高める取り組みが進められています。
着工後も、設計職は施工者と連携しながら、施工監理業務や未決事項の検討、コスト管理を行い、プロジェクトの落成を目指します。設計職の役割は、単に図面を描くだけでなく、プロジェクト全体を見渡し、施工段階でのスムーズな進行をサポートすることにあります。
研究開発
研究開発職は、スーパーゼネコンの中でも重要な役割を担う職種であり、新しい資材の開発や革新的な建築工法の創出に携わります。ゼネコンは単に工事を進めるだけでなく、他社との差別化を図るために独自の技術や製品を生み出すことが求められています。この研究開発職では、ゼネコン独自の技術を構築し、安全で効率的な施工を実現するための研究が行われています。
例えば、ゼネコンが手掛ける道路、橋、トンネルなどの大規模インフラ工事では、厳しい安全基準を満たしながら、迅速に工事を進める技術が必要です。これらの技術の基盤となるのが、研究開発によって生み出された新しい資材や工法です。
さらに、最近では、再生可能エネルギーの利用や環境汚染対策にも研究開発の力が求められており(※19)(※20)、持続可能な社会の実現に貢献する技術の開発が進められています。研究開発職は、こうした新しい技術を生み出し、ゼネコンの競争力を高めるための中心的な役割を果たします。
(※19)出典:経済産業省「再生可能エネルギーに関する次世代技術について P.8」
(※20)出典:大林組「環境に配慮した社会づくり(環境)」
都市開発
都市開発とは、地域に求められる「街」を創り上げるために、さまざまな要素を組み合わせて開発を行う仕事のことです。
スーパーゼネコンにおける都市開発の仕事は、戸建や集合住宅・マンション・商業施設など、多岐にわたるプロジェクトを総合的に管理・推進します。この過程では、社内のさまざまな事業部門や都市開発部門との連携が不可欠であり、チーム全体の総合力を生かしてプロジェクトを進めていきます。
開発の第一歩は、土地の造成工事です。この段階では、インフラ整備や土地の整形が行われ、その後、住宅や商業施設などの建設が進められます。しかし、都市開発は単に建物を建てて終わりではありません。開発した地域が快適で魅力的な街として機能し続けるためには、住民や事業者との協議を重ね、コミュニティの活性化を図ることが重要です。
このように、都市開発部門は街を育て、より魅力的な場所へと成長させる役割も担っています。
エンジニアリング
エンジニアリングでは、エンジニアや土木エンジニアが中心となり、ビルやマンション、戸建住宅といった建築物から、道路・鉄道・橋梁・トンネルといったインフラ工事まで、多岐にわたるプロジェクトを手掛けます。建築工事と土木工事の境界は時に曖昧ですが、土木工事は国土づくりや街づくりに欠かせない重要な役割を果たしています。
エンジニアリング部門の仕事は、建築前の準備段階から始まります。研究開発や部材開発、設計監理や施工監理、測量といった多くの専門家が、建築が開始されるまでの各プロセスで活躍します。工事が始まると、施工管理が現場の監督として、建築・土木・電気・空調など、さまざまな設備を管理します。さらに、建築後の設備保全やメンテナンスもエンジニアの重要な仕事です。
スーパーゼネコンならではの強みは、企画段階から設計・施工、試運転、運営、保守まで、トータルにサポートできる点にあります。これにより、他社にはない高度な企画力と総合力でお客様をサポートし、新しいビジネスモデルに挑戦する機会が豊富です。
調達
調達とは、建設工事や土木工事に必要な資材を確保し、コストを管理する重要な職種です。建設費の大部分を占める資材費用は、工事の品質や進行に直接影響を与えるため、調達業務の役割は非常に大きいといえます。調達担当者は、資材をただ安く購入するだけでなく、高品質の資材を適正な価格で調達し、工事の成功を支える役割を果たします。
具体的な業務内容は、まず入札時に見積もりを作成し、工事を受注した後に価格交渉を行います。また、契約を締結し、施工中には現場が必要とする資材をタイムリーに供給するため、製造工場との調整も行います。特に大規模な工事では、例えばコンクリートの調達だけでも億単位の契約となることがあり、資材供給が滞ると工事全体に影響が及ぶため、安定した供給が求められます。
調達業務は、コスト管理と品質確保のバランスを取りながら、プロジェクト全体の進行を支える重要な役割を担っています。
設備
設備の仕事は、建物全体のシステムを総括的に把握し、建物の機能や使い勝手、省エネルギー性能を考慮しながら、顧客にとって最適な設備を提供することが求められます。ゼネコンの設備担当者は、電気・機械・建築の知識を総合的に生かし、プロジェクトの初期段階から計画に関われます。
設備の特徴としては、建築と違い、ソフトの創造発想をもとにさまざまなアプローチができる点があります。建物の機能や運用を深く理解し、顧客のニーズに応じた提案を行うことが重要です。また、設備の技術は進歩が早く、最新の技術を取り入れることができる点も魅力のひとつです。
さらに、設備担当者は施主や設計事務所との打ち合わせを若い段階から任され、計画の初期段階から関われるため、高い信頼を得ることが可能です。設備の仕事は、落成後も長く関わり続けるため、建物が稼働し続ける限り、真価が問われる職種と言えます。
営業
ゼネコンの営業職は、大型建築プロジェクトの案件を獲得し、顧客との窓口として全プロセスをサポートする役割を担います。ゼネコン営業の特徴は、まだ存在しない建物の提案を行うことです。物やサービスを直接売るのではなく、顧客とともに「どのような建物を作るか」を一緒に考え、プロジェクトのビジョンを共有することが重要です。
営業活動の一環として、得意先の公官庁や企業を訪問し、移転や建て替えなどのニーズをヒアリングします。そして、社内の設計部門や工事部門と連携し、設計案や工期、費用の見積もりを作成します。顧客に提案し、自社のプランが選ばれると正式に受注となります。
受注後も営業の仕事は続きます。顧客との打ち合わせに参加し、工事の進捗状況を把握して報告するなど、継続的なフォローを行います。また、展示会への出展やセミナー開催を通じて、新たな顧客との接点を持ち、次の案件獲得につなげます。
ゼネコンの顧客は地方自治体や民間企業が中心であり、BtoB営業としての信頼関係の構築が何よりも重要です。長期間にわたり、莫大(ばくだい)な費用がかかるプロジェクトを進めるため、ゼネコン営業には高いコミュニケーション能力とプロジェクト全体を見渡す力が求められます。
このように、ゼネコンの営業はマンションや競技場・ダム・商業施設など、社会に大きな影響を与える大型建築物のプロジェクトをけん引できるという醍醐味(だいごみ)があります。地図に残る建築物を手がけることで、達成感とやりがいを実感できる職種です。
事務
スーパーゼネコンにおける事務職は、会社全体を支える役割からプロジェクトに特化したサポートまで、多岐にわたる業務を担当します。一般的に「事務職」と聞くと経理や総務をイメージされるかもしれませんが、建設業界ではさらに「営業事務」や「現場事務」といった役割も存在します。
「経理」や「総務」は会社全体に関わる業務を担当します。経理は予算管理や決算処理を行い、総務は物品管理や保守などの業務を担います。これらの部門は会社の運営をサポートする役割を果たし、業務範囲が広いため、多方面にわたる知識やスキルが求められます。
一方、「営業事務」や「現場事務」は、会社の事業に直接関わる部門をサポートする役割です。特に建設業界では、工事書類や契約書などの処理が多く、プロジェクト担当者が効率的に業務を進めるために、事務職が事務処理を代行することが不可欠です。
具体的な業務内容としては、電話やメール対応、事務用品の補充、伝票や請求書の作成、工事に関連する書類の管理などがあります。
事務職として働く際は、自分がどのようなサポート業務に興味があるかを考え、企業ごとの仕事内容を確認しておくことが重要です。特に建設業界の事務職では、業務内容が多岐にわたるため、柔軟性と多様なスキルが求められる職種です。
スーパーゼネコン業界大手5社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益)
各社の業績は以下の通りです。
※参考:バフェット・コード(鹿島建設/大林組/清水建設/大成建設)
※出典:2023年度有価証券報告書「鹿島建設 P.77/大林組 P.92/清水建設 P.92/大成建設 P.85/竹中工務店 P.55」
ゼネコンは規模の大きさによって、年間完成工事高(完成した工事の売上高、収益のこと)1兆円を超えると「スーパーゼネコン」と呼ばれます。上記の5社は売上1兆円を超えており、その中でもトップの売上高と営業利益を誇るのは鹿島建設です。
次に、各社の特徴を見ていきましょう。
スーパーゼネコン業界大手5社の特徴・強み
鹿島建設:「進取の精神」を持ったゼネコン界の開拓者
鹿島建設の企業理念は「進取の精神」です(※21)。その理念が表すように、1872年に新橋〜横浜間で日本初の鉄道開通に携わっています(※22)。また、現在では当たり前となった超高層ビルも、日本で初めて建設するなど(※23)、新たな分野への挑戦で歴史を築いてきたゼネコン界の開拓者といえるでしょう。
鹿島建設のセグメントごとの売上高比率は以下の通りです。
※出典:鹿島建設「2023年度有価証券報告書 P.29」
同社の挑戦の歴史は明治時代までさかのぼり、当時政府が建設を進めていた鉄道建設において日本初の線路工事を担当(※24)。その後、東海道本線・丹那トンネルという施工当時、日本で2番目に長かったトンネルの難工事に成功し(※25)、鉄道分野のパイオニアとして「鉄道のカジマ」と呼ばれるほど鉄道事業のブランドを確立してきました(※23)。
また昨今の就労者不足への対応と働き方改革として、2018年には「鹿島スマート生産ビジョン」を策定しました。次世代建設生産システムやICTを活用したロボット技術の開発を進め、建設現場のDXを推進しています。具体的には、作業プロセスのデータ連携を可能にするBIM(Building Information Modeling)の実現(※26)や、設備工事に不可欠な「換気・空調設備の風量測定」業務を全自動かつ高精度に行う風量測定ロボット「Air-vo」の開発(※27)などが挙げられます。
新たな分野への挑戦により、確固たる地位を築いてきた同社。過去から今に至るまで、時代の先を見据えた新たな事業・技術開発にも熱心に取り組んでいます。
(※21)参考:鹿島建設「経営理念」
(※22)参考:鹿島建設「2章 鉄道への転進」
(※23)参考:鹿島建設「特集:鹿島ブランドを考える……第1回」
(※24)参考:鹿島建設「第10回 明治期の鉄道工事」
(※25)参考:鹿島建設「第3回 丹那トンネル」
(※26)参考:鹿島建設「建築の生産プロセスを変革する『鹿島スマート生産ビジョン』を策定」
(※27)参考:鹿島建設「風量測定業務を約6割削減する『Air-voTM』(エアボ)を開発」
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大林組:ブランドビジョン策定でイメージを一新
大林組は設立以降、東京駅や大阪城天守閣などの歴史的建造物をはじめ、六本木ヒルズ森タワーや東京スカイツリーなど、時代のシンボルとなる建物を数多く手掛けています(※28)。
大林組のセグメントごとの売上高比率は以下の通りです。
※出典:大林組「2023年度有価証券報告書 P.33」
大林組は、2011年に策定していた中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を、2019年6月、「Obayashi Sustainability Vision 2050」に改訂しました。再生可能エネルギー事業の推進などに加え、経営基盤としてのESGや社会課題であるSDGsの達成に取り組み、「地球・社会・人」と自らのサステナビリティの追求を目指しています(※29)。
また、以前から既存の建設業の枠にとらわれない事業領域の拡大を進めている同社。「建築事業・土木事業・開発事業・新領域事業・エンジニアリング事業・原子力事業・ロボティクス事業・技術開発」と、さまざまな事業を展開しています(※30)。
一方で、グループのイメージは、いまだ「旧来のままの土木建築業」が定着しています。そのため、企業の成長に欠かせないオープンイノベーションや新たな人材確保が課題となっています。この課題を解決すべく、2021年1月に従来の建設の枠を超えて、新しい領域を拓いてゆく挑戦の意志を込めて「MAKE BEYOND つくるを拓く」という大林グループのブランドビジョンを策定しました(※31)。
既存の建設業の枠にとらわれず、新事業へ携われる特殊な環境があるといえるでしょう。
(※28)出典:大林組「OBAYASHI コーポレートレポート P.7-10」
(※29)参考:大林組「『Green』 から 『Sustainability』へ」
(※30)参考:大林組「OBAYASHI コーポレートレポート P. 63-82」
(※31)参考:大林組「大林グループのブランドビジョンを策定」
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清水建設:顧客のニーズに寄り添い、独自技術を駆使した「こだわりのものづくり
清水建設は「子どもたちに誇れるしごとを。」(※32)を理念にしています。都市開発だけでなく、社寺建設や伝統建築など、未来に伝統文化を残す役割も担っています。
清水建設のセグメントごとの売上高比率は以下の通りです。
※出典:清水建設「2023年度有価証券報告書 P.119」
顧客の要望に応えて規模の小さな案件にも、幅広く対応できることが特徴です。社是が「論語と算盤(そろばん)」(※33)であるように、利益だけでなく、顧客に寄り添いニーズに応えることを大切にしているようです。実際に、ある社員は「たとえ1万円の案件でも、お客様が求めているものであればその案件を受ける」と話しています(選考対策ページより)。
また、社寺建設や伝統建築など伝統文化を未来に残す役割を担っています。
清水建設の強みは独自技術による競争優位性です。他社に先駆けて限界耐力設計法や耐震板壁を伝統建築に適用するなど、多くの優位技術の蓄積があります(※34)。さらに特許保有数では他のスーパーゼネコンを抑えてトップに立ちます(※35)。
実際に、浅草寺本堂の耐震改修(※36)や明治神宮の鳥居の建て替え(※37)などを行っていることから、伝統建築の継承に一役買っていることが分かるでしょう。
(※32)参考:清水建設「コーポレートメッセージ」
(※33)参考:清水建設「経営方針」
(※34)参考:日刊建設工業新聞ブログ「【未来につなぐ匠の技】清水建設が取り組む伝統建築」
(※35)参考:Dream News「【ゼネコン】他社牽制力ランキング2023 トップ3は清水建設、大成建設、鹿島建設」
(※36)参考:清水建設の社寺建築・伝統建築「耐震改修『浅草寺本堂』」
(※37)参考:清水建設の社寺建築・伝統建築「明治神宮 南玉垣鳥居(第三鳥居)建替工事」
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大成建設:市街地再開発に強み、都市開発ノウハウを民間にも応用
大成建設は、市街地再開発事業に強みを持つスーパーゼネコンです。「川崎駅北口地区第3西街区のDICE(ダイス)」「千葉駅西口地区のウェストリオ」など、さまざまな地域の再開発やビルの建設を手がけています(※38)。
大成建設のセグメントごとの売上高比率は以下の通りです。
※出典:大成建設「2023年度有価証券報告書 P.36」
再開発や施設運営などの都市開発事業に注力している点も特徴です。大成建設は、全国の法定再開発案件の約20%に関与しており、大手ゼネコンの中でトップの実績を残しています(※39)。2023年には「ネイチャーポジティブ評価手法」の開発に着手(※40)するなど、他社に先駆けた挑戦も行っています。
2021年には、新たな中期経営計画として「【TAISEI VISION 2030】達成計画・中期経営計画(2024-2026)」を策定。新型コロナウイルス感染拡大の影響により顕在化した課題の解決やビジョンの実現に向け、「事業関連」「サステナビリティ関連」の2分野を集中的に取り組む重点課題としています(※41)。
内定者は「テナント誘致や内装の決定などの業務はデベロッパーにも通じる側面を持っており、『創造』と『想像』どちらも味わえる点が魅力だった」と話しており、不動産の業務にも携われる同社の再開発事業を魅力に感じる学生は多いのではないでしょうか(選考対策ページより)。
(※38)参考:大成建設「市街地再開発」
(※39)参考:大成建設「開発」
(※40)参考:大成建設「「ネイチャーポジティブ評価手法」の開発に着手」
(※41)参考:大成建設「【TAISEI VISION 2030】達成計画・中期経営計画(2024-2026)」
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竹中工務店:建築特化型の老舗ゼネコン
竹中工務店は、創業が今から400年以上前の1610年で、古くから存在するスーパーゼネコンです(※42)。これまで「東京ドーム」「MIYASHITA PARK」などの有名な施設も手がけてきました(※43)(※44)。
竹中工務店のセグメントごとの売上高比率は以下の通りです。
※出典:竹中工務店「2023年度有価証券報告書 P.25」
事業内容は「建設事業・開発事業等・その他(不動産管理事業・保険代理事業など)」の3つに分類され、売上の大半を「建築事業」が占めています。
ゼネコンの「建設事業」は、大きく「建築」「土木」に分けられますが、同社は建築事業の売上が91%(※45)と非常に高く、建築への強いこだわりが見て取れます。そのこだわりは「建築を業とするものは建築の職人であって、営利のみを追求する商人であってはならない。利害を超越すべし」と謳(うた)う、同社の「棟梁精神」に裏打ちされた経営姿勢からも感じられます(※46)。
その他にも、建築物に対するこだわりの強さは、仕事への誇りを込めた「作品主義」や「業界トップクラスを誇る一級建築士の在籍数」など枚挙にいとまがありません。その結果として、受賞した国内の優秀な建築作品を表彰する「BCS賞」や、長期的に適切な維持保全や優れた改修を実施した既存の建築物の関係者に贈られる「BELCA賞」の受賞件数も業界トップクラスです(※47)。
(※42)参考:竹中工務店「竹中の歩み」
(※43)参考:竹中工務店「建築作品 文化・集会」
(※44)参考:竹中工務店「建築作品 商業」
(※45)出典:竹中工務店「2023年度有価証券報告書 P.25」
(※46)参考:竹中工務店 新卒採用サイト「竹中工務店の特長」
(※47)参考:竹中工務店「数字で知る竹中工務店」
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スーパーゼネコン業界大手5社の社風の違い・制度
複数のスーパーゼネコンを受けていた内定者によれば、以下のような文化や社風の違いがあるようです。
・大林組:新規事業に注力、多様性を重んじる社風 ・鹿島建設:ゼネコン業界のパイオニア、困難にも屈しない「仕事と人」に熱い社風 ・清水建設:小規模案件も請け負う堅実な経営、明るく面倒見の良い社風 ・大成建設:都市再開発に注力、地域密着型、唯一の非同族経営のため風通しが良い社風 ・竹中工務店:唯一の非上場、唯一の建築専業、建築へのこだわりが強い社風
大まかながら各社の特徴を捉えていますので、ぜひご参考にしてください。それでは、各社の社風を細かく見ていきましょう。
鹿島建設:「科学的合理主義と人道主義」人と仕事に熱い社風
鹿島建設の社風には「科学的合理主義と人道主義」(※48)に基づく、人と仕事に熱い姿勢が挙げられます。
「東京のとある複合商業施設建設の際は、テナントとして世界でも有名なブランドが参画するため、ブランドイメージにこだわる各社のニーズが絡み合い、交渉は非常に難しかった。しかし、関係者全員が納得できるまで、粘り強い交渉をあきらめなかった結果、アジアを代表するような素晴らしい施設を完成させることができた」とコメントしている社員もいます。
また、「売上がどん底の時期でも、全ての社員が自分たちの仕事にプライドを持ち、日々の業務に向き合っていた」とコメントしている社員もいることから、社員が仕事への強い思いを抱きながら働いていることがうかがえます(選考対策ページより)。
(※48)参考:鹿島建設「社長ごあいさつ」
大林組:多様性を尊重し、人を大事にする社風
大林組では、「事業に関わるすべての人々を大切にします」との考えから、人を大事にする社風が存在しています。定年後の再雇用や障がい者雇用の促進、「女性が活躍する会社Best100」において建設・不動産業でトップを誇るなど、多様性を尊重していることが特徴です(※49)(※50)。
このような制度により、育休明けに現場復帰したある女性社員は「常に社員の希望に耳を傾け、社員を大切にしてくれる会社だから、より仕事で貢献したいという気持ちが高まる」と語っています(選考対策ページより)。
ゼネコン業界の中でも、一人一人に合った働きやすさを大切にしている環境は大林組ならではでしょう。
(※49)参考:大林組「人を大切にする企業の実現(人材)」
(※50)参考:大林組「ダイバーシティ&インクルージョンの具体的な取り組み」
清水建設:明るく面倒見がいい
清水建設は、明るく面倒見がいい社風のようです。座談会では、「明るく学生と同じ目線で話してくれる社員の方々に好印象を持った」と内定者が話しています。実際に、内定を獲得するまで週1回以上は担当リクルーターと会い、ESを添削してくれたり、工事現場を見学させてくれたりと、社員が内定者に対して合計25時間程度もの時間を割いてくれたようです。
明るく面倒見がいい社風に惹(ひ)かれる学生は、一度、説明会に足を運び、自分の目で確かめることをおすすめします(選考対策ページより)。
大成建設:非同族経営ならではの風通しの良さ
大成建設は、スーパーゼネコンの中で唯一の「非同族経営」という特徴があります。
他のスーパーゼネコン4社は創業家が経営に関与している「同族経営」(※51)で、こうした経営で課題となりやすいのは、社員がボトムアップで声を挙げにくいことです。
一方、大成建設は非同族経営であることも影響しているためか、若手のうちから意見を出し挑戦する姿勢が評価されるそうです。実際に、ある内定者は「主体的に行動し、チームに働きかけたこと」が評価されたと話します(選考対策ページより)。ある社員も「若手社員の人が色んな意見を出していたんだけど、それを上司の人がきちんと聞いて受け入れていた」(※52)と語るように、年次関係なく全社的に意見を言い合える環境が整っていると考えられます。
(※51)参考:NEWSポストセブン「なぜ日本のスーパーゼネコンは同族経営ばかりなのか」
(※52)参考:大成建設 採用ページ「建築若手社員座談会」
竹中工務店:「よい仕事はよい人から」長期的に人を育てる環境
竹中工務店の人材育成の方針は「よい仕事がよい人を育て、よい人がよい仕事を生む」であり(※53)、社員間のタテとヨコのつながりを大切にしています。
事務系・技術系のいずれも、新入社員は神戸の寮での共同生活を送ります。1年間のうち、屋形船などイベントも開催されるそうで、「同期仲は極めて良い」「この1年間で生まれたつながりが本配属後の仕事でも活きる」と座談会で社員が話していたようです。
グループ一体となった持続的な経営・組織づくりの取り組みが評価され、日本能率協会主催の「KAIKA Awards」で「グッドパートナー賞」を受賞しています(※54)。
(※53)参考:竹中工務店「人材育成の考え方」
(※54)参考:竹中工務店「日本能率協会の『KAIKA Awards』で『グッドパートナー賞』を受賞」
スーパーゼネコン業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
スーパーゼネコンは一般的に、安定的・高給の会社がそろっているといわれています。では、実際にどれくらいの給与をもらっているのでしょうか。各社の平均年収と勤続年数は以下の通りです。
※出典:2023年度 有価証券報告書(鹿島建設 P.10/大林組 P.10/清水建設 P.8/大成建設 P.9/竹中工務店 P.8)
※平均給与は千の位を四捨五入しています
いずれの企業も、建設業の平均年収である約529万円(※55)を超えており、非常に高い水準でしょう。また、勤続年数が全体的に高いことも特徴です。労働者の平均勤続年数が12.7年(※56)であることを踏まえると、ゼネコン業界は安定的に長く働き続けることができる環境で、かつ高収入を得られる業界といえます。
(※55)出典:国税庁企画課「令和4年分民間給与実態統計調査結果について P.20」より算出し、小数点四捨五入
(※56)出典:国税庁 長官官房 企画課「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告ー P.15」
スーパーゼネコンで働く魅力・やりがい
スーパーゼネコンで働くことには、多くの魅力とやりがいがあります。巨大な建造物やインフラの建設に関わることで、社会に対する影響力を実感できることや社会貢献度が非常に高く、インフラや都市開発を通じて多くの人々の生活を支えることができる点も、スーパーゼネコンで働く大きな魅力です。 ここでは、それぞれの魅力を詳しく解説します。
ビッグプロジェクトに携われる
スーパーゼネコンで働く最大の魅力のひとつは、国内外で展開されるビッグプロジェクトに携われることです。数百億円から数千億円規模のプロジェクトに参加することで、業界の最先端技術やノウハウを直接学べて、自己成長やスキルアップの機会が豊富にあります。
例えば、東京スカイツリーの建設に関わった大林組(※57)や、東京ドームを手掛けた竹中工務店(※58)など、スーパーゼネコンならではのプロジェクトを経験できます。
こうしたプロジェクトに関わることで、自身が社会に貢献しているという誇りや達成感を得られるでしょう。スーパーゼネコンでの経験は、他の業界では得られない大きなやりがいにつながるといえるでしょう。
(※57)出典:大林組「東京スカイツリー®」
(※58)出典:竹中工務店「建築作品」
社会貢献度が高い
スーパーゼネコンで働く魅力の二つ目は、社会貢献度の高さです。スーパーゼネコンは、道路や橋、病院、学校など、社会インフラや公共施設の建設プロジェクトを手掛けており、これらのプロジェクトは社会の発展や人々の生活に大きく貢献しています。自分が関わったプロジェクトが完成し、多くの人々の生活に役立つ姿を見ることは、大きな達成感や誇りを感じる瞬間です。
また、こうした社会的に意義のあるプロジェクトに携わることで、自分の仕事が社会に与える影響を実感できるため、非常にやりがいのある仕事だと言えるでしょう。スーパーゼネコンでの経験は、単に技術を磨くだけでなく、社会に対して直接的な貢献を果たせる点で、他にはない特別な価値があります。
スーパーゼネコン業界大手5社の選び方
ここでは、スーパーゼネコン業界大手5社の選び方をご紹介します。
自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。
就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。
以下の記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説していますので参考にしてみてください。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。
そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載している他、1,800件を超える就活記事も掲載しています。
例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。
以下の記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介していますので参考にしてみてください。
▼ワンキャリアの活用方法について詳しく知りたい方はこちら ・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。
また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けば良い?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。
「ONE CAREER」のyoutubeチャンネルはこちら(youtubeに遷移します)
手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけられ、志望動機の説得力が増します。
志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。
とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。
そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!
就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!
▼業界研究記事はこちら ・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!
多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野がわかります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。
次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、ES締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!
それぞれについての記事を以下でご紹介しますので、参考にしてみてください。
また、ワンキャリアの選考対策ページにある「合格の秘訣」も企業研究におすすめです。業界の特徴から各企業の特徴や強み、社風から選考対策についても記載してありますのでぜひ参考にしてみてください。
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▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら ・企業研究は10分で終わらせる!「欲しい人材を見抜く」裏ワザ ・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」
就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。
就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。
▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら ・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
スーパーゼネコン業界大手5社が求める人物像・選考対策
ここからはスーパーゼネコン業界大手5社が求める人物像と選考対策をそれぞれ解説します。
スーパーゼネコンが求める人物像
各社が求める人物像は、下記の「合格の秘訣」を参考にしてください。
鹿島建設 事務系
大林組 事務
清水建設 エリア職
大成建設 総合職
竹中工務店 技術系ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
スーパーゼネコンの選考対策
詳しい選考ステップは、下記の「選考対策ページ」を参考にしてください。
鹿島建設 事務系
大林組 事務
清水建設 グローバル職
大成建設 総合職
竹中工務店 技術系
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エントリーシート(ES)対策
企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。
・入社意欲がどれほど強いか ・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか ・入社後に活躍してくれそうか
これら3つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。
▼エントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例 ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
Webテスト対策
Webテストは多くの企業で実施されており、企業ごとに異なるテストが使用されています。そのため、事前にテスト内容を把握し、対策をしておくことが重要です。
電機業界では、特に「SPI」と「玉手箱」が多く実施されています。
SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)でわかれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。
玉手箱は、計数理解(数学)、言語理解(国語)、英語理解、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短いことが特徴です。そのため、満点を目指すのではなく、確実に解ける問題に集中することが求められます。また、玉手箱は毎年似たような問題が出題される傾向があるため、スピード感に慣れるために多くの問題を解いておくことが大切です。
以下にWebテストについての記事をご紹介しますので参考にしてみてください。
▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧 ・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力) ・【玉手箱対策】問題&解答集|出題企業と問題形式(計数・言語・英語)まで紹介
筆記テスト対策
この記事でご紹介したスーパーゼネコン大手5社のうち、大林組と清水建設では筆記試験が行われています。
いずれも企業オリジナルの筆記試験を実施しており、時事問題や一般常識、建築の知識問題が問われています。事前に内容を確認して対策をしておくと良いでしょう。
面接対策
業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。
まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。
また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能です。
ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握でき、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用して社員と接点を持ったりすることで機会を得られます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。
さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。
OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみると良いでしょう。
OB・OG訪問については以下の記事で詳しく記載してありますので参考にしてみてください。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
ゼネコン業界以外の業界研究記事
■業界研究まとめ記事はこちら ▪️メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手3社(日本製鉄・AGC・東レ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【電機メーカー:業界研究】大手4社(日立製作所・ソニー・パナソニック・三菱電機)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手3社(花王・資生堂・コーセー)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「サントリー・アサヒ・キリン・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・明治・日清食品・キッコーマン・ヤクルト)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【重工メーカー:業界研究】大手3社「三菱重工業・川崎重工業・IHI」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【製薬:業界研究】大手4社(武田薬品工業・アステラス製薬・大塚製薬・第一三共)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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▪️商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【外資系投資銀行:業界研究】大手4社「J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】MBB「マッキンゼー・BCG・ベイン」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(集英社・講談社・KADOKAWA・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局4社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手6社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・セプテーニ・デジタルHD・ADK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、HIS、KNT-CT、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
▪️インフラ・資源
・【インフラ:業界研究】大手3社(JR東海・東京電力・東京ガス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:インフラ業界】「安定時代の終焉」日本を支えるインフラ業界:電力・ガス・交通の魅力と将来性
・【鉄道:業界研究】大手5社「JR東日本・近畿日本鉄道・JR東海・JR西日本・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
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▪️不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社ランキング(アクセンチュア・NTTデータ・野村総合研究所・日本IBM・富士通)!業績比較・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・26卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
・ESで強みを効果的にアピールする方法は?【内定者例文付き】
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方/流れやコツを網羅的に解説
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
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