活躍する女性のキャリアとは?
NRI女性コンサルタントに聞いてみました

コンサルティングファームといえば、「激務」「長時間労働」のイメージがあり、女性が働きづらい職場なのでは?と思われる方も多いのではないでしょうか。また、”野村総合研究所”という名前から、「詰めの野村」や「年功序列な日本企業」というイメージを抱く人もいるかもしれません。今回はその実態を明らかにすべく、NRIで活躍する経営コンサルタントへのインタビューや、さまざまな取り組みをご紹介いたします。

ライフもキャリアも前向きな
“フルキャリ”女性が活躍するNRI

働く女性はこれまで、キャリア重視の「バリキャリ」か、生活重視の「ゆるキャリ」のどちらかで捉えられる傾向がありました。NRIでは、その二者択一ではなく、結婚や出産・育児などの生活も充実させ、かつ自身のキャリア形成にも前向きな“フルキャリ”女性が活躍しています。

コンサルタントに年齢・性別は関係ない
「個」として認められ、主体的にキャリアを形成

江部 ゆり夏 2016年入社(3年目)コンサルティング事業本部 アナリティクス事業部 コンサルタント

Q:コンサルタントになろうと思ったきっかけや、
NRIに入社した決め手は?

大学で人間の感情に関する研究などをしていたこともあり、就活を始めた頃は、化粧品などの消費財メーカーのマーケティング職に興味を持っていました。実際に消費財メーカーのマーケ職のインターンにも参加したのですが、マーケ職の立場では「あるブランド・商材をどう売るか」といった視点に囚われてしまうことに違和感を抱くことがあって。もっと事業、全社という視点からマーケティングに関わりたいと思い、経営コンサルタントという立場ならそれができると考えました。
数あるコンサルファームの中からNRIに決めたのは、「自由度の高さ」があるからですね。NRIのインターンに参加した際、若手が上司に物怖じせず議論を仕掛ける様子を見て、フラットというか、変な上下関係のない雰囲気を感じました。また、男女関係なく対等に扱われる風土や案件参画の自由度も魅力で、当初抱いていた”野村総合研究所”のイメージがガラッと変わりました。

Q:入社後はどのような経験を積んでいますか?

入社後、自ら希望したこともあり、マーケティンググループに配属されました。以来、消費財メーカーをクライアントとしたマーケティング戦略策定や実行支援の案件に多く携わっています。最近はアナリティクス事業部に所属し、クライアント保有のビッグデータの分析を通じた、デジタル・マーケティング系の案件にも挑戦中です。
入社3年目にはプロジェクトリーダーを経験しました。至らない部分もあったのですが、それでも現場の声を集めてできる限り理解を深めたり、クライアント側の検討メンバーとじっくりディスカッションしたりと諦めずに考え抜くことで、クライアントから「個」として信頼してもらえたと感じ、大きな自信に繋がりました。早いうちからクライアントとの議論の場に立ち、責任ある立場を任されることで、分析等の業務をこなすだけではなく、クライアントが何を考えているのか、背景や目的を深く掘り下げる姿勢が身についたと思います。

Q:将来、どのようなキャリアパスを考えていますか?

経営コンサルタントとしては、引き続きマーケティング領域に関わり、その分野で社内外から認められる存在になりたいと考えています。
社内で尊敬している女性マネージャーがいるのですが、仕事ではきっちりと成果を残しつつ、家庭も大事にされている方で。自分も将来的にはそうなりたいと思っています。
NRIはワークスタイルの自由度もあり、自分で業務量をコントロールしやすいので、想像以上にキャリアとライフイベントの両立が図りやすい環境が整っていると実感しています。

自分なりの「働きやすさ」を最大限実現できる環境で、
“フルキャリ”女性として仕事も育児も全力で取り組む

深尾 七恵 2012年入社(7年目)グローバル製造業コンサルティング部 主任コンサルタント

Q:コンサルタントになろうと思ったきっかけや、
NRIに入社した決め手は?

自分のやりたいことと、自分の強みの2点を追求した結果、NRIに行き着いたというのが本音です。もともと大学で物理情報工学を専攻していて、工場の自動化などに興味があったこともあり、将来的にものづくりの領域に関わりたいという思いがありました。
一方で、研究室生活を通して、自分は「今やっている研究が社会にどんな影響を及ぼすか?社会をどう良くするか?」に強く興味を持っていることに気がつきました。
研究職の方々には、「その研究の社会的意義は何か」をちゃんと考え、ちゃんと説明できる人が少なくて、結果としてせっかく素晴らしい研究をしているのに予算取りができないような場面を目の当たりにして、そういった人達を何とか支えていけないか、とも考えるようになりました。
そんなときに、NRIで製造業領域を担当しているマネージャーの方に話を聞く機会があり、「日本の製造業の人たちが活躍できるようにするのが私たちの仕事だ」ということを話されていて、自分にとってNRIの経営コンサルタントというのは天職だと確信しました。

Q:NRIと外資コンサルとの違いは何だと思いますか?

一つは、「型ありき」ではない、顧客志向に基づいたコンサルティングを志向していることです。就活をしているときに外資、NRIの両方の仕事の話を聞いたのですが、外資は「グローバルで画一的なやり方」を志向しているのに対し、NRIは現地現物、泥臭さを大事にした「型にはまらない」顧客密着型のコンサルティングを志向していると感じました。非効率に聞こえるかもしれませんが、顧客を本当に動かしていくためには、そこまでやりきることが必要だと実感しています。
また、入社してから感じたのですが、NRIは自分でキャリア、テーマ、業務に対して、自分で裁量を持てることも大きな違いです。その分、年次や性別は関係なく、若手であっても個人を戦力として数えてくれます。勿論その分プレッシャーは大きいのですが、「やらされ仕事」というのはなく、いちコンサルタントとして顧客の矢面に立つ機会は圧倒的に多いですね。私も、当時3年目でとある顧客の事業戦略を検討するプロジェクトに参画したのですが、私も幾つかのビジネスユニットの戦略策定を任せてもらい、自分で考えた仮説を元にストーリーを作り、調査から最終報告の発表まで責任を持たせていただきました。自分でもよくやったな、と思うのですが(笑)、若手にもここまで大胆に裁量を与えるのは、NRIならではですね。

Q:現在2歳になるお子さんがいらっしゃいますが、
実際どのように仕事と育児を両立していますか?

一日の流れとしては、朝起床して、朝ごはんを作るところからスタートです。子どもと朝ごはんを済ませたら、子どもを保育園に送り、その後出社します。夕方18時過ぎ頃まで仕事をした後、保育園に子どもを迎えに行き、一緒に帰宅します。家では夕食を食べたり、お風呂に入れたりして、21~22時頃に子どもを寝かしつけています。その後、自分の時間を少しだけとってから寝ることにしています。
もちろん忙しいと感じることも多いですが、やっぱり子どもに癒やされたり、仕事と家庭でメリハリをしっかりとつけられるといった効果も大きいので、育児がハンデだと感じることはないですね。
何より私自身、仕事を全力で楽しめているというのも大きいです。子どもを保育園に預けて仕事をしているので、自分がつまらないと思いながら仕事をしていたら子どもに申し訳ないと思ってしまいそうで。自分がやりたい仕事ができていて、それを心から楽しめているからこそ、仕事も育児も全力で取り組めているんだと感じています。

Q:仕事と育児を両立する上で、
NRIでよかったと思うことはありますか?

働き方の自由度が高いことが大きいです。例えば、産前産後休暇と育休あわせて9ヶ月間休みを取ったのですが、休暇前からある程度プロジェクトの調整を行い、計画的に休みを取ることができました。また復帰後も自分でプロジェクトの本数や役割などを調整しながら、自分が働きやすいように自主的にコントロールしています。また、制度だけでなく、カルチャーとして「裁量労働」が浸透していることも助かりました。NRIでは、「何をやったか」という業務量ベースでの評価ではなく、「出した成果」で評価されるカルチャーが根づいています。妊娠した際には平日に検診に呼ばれたり、また出産後は子どもが急に高熱を出したりと、予期せぬアクシデントが頻繁に起こります。裁量労働制であれば下手に休暇制度を使い果たすことなく、柔軟にスケジュールを組めるので、仕事と出産、育児との両立は比較的図りやすかったです。
結局のところ、働きやすい環境というのは個々人によって異なるものだと思います。大事なのは、自分にとっての働きやすさを考え、それが実現できる環境があることではないでしょうか。NRIにはそういった環境があるので、主体的に自分の働き方、キャリアを考えていける人には非常にマッチするのではないかと考えています。

女性だけじゃない、”イクメン”コンサルも増加中

NRIでは、男性も積極的にパートナー出産休暇や育児休暇を取得しており、子どもをもつ男性のうち約60%が育児休暇を取得しています。会社全体としてライフイベントに前向きに取り組む意識を持ち、互いのワークとライフを尊重する風土が醸成されています。

毛利 一貴 2010年入社(9年目)

2018年2月に長女が誕生。里帰り出産でしたので、5日間の「パートナー出産休暇」は大変助かりました。里帰り終了後も、仕事仲間との相談・調整の上で、1ヶ月半ほどは週2〜3日勤務に。おかげで生活リズムの組み立て、お出かけはもちろん、各種手続きが進められたのも良かったですね。

コンサルという職業、仕事と家庭とのバランスをとるのは必ずしも簡単ではありませんが、仕事に変な強制力が働くことはなく、自分で自由に業務を設計できるのは良いところです。今後もより一層の両立をはかるべく、仕事に家庭に尽力していきます!

コンサルは何年やっても「飽きがこない」仕事
自分の経験の幅を広げ、
お客様や社会の成長に最大限貢献する

柳澤 花芽 1991年入社(28年目)ICTメディア・サービス産業コンサルティング部 部長

Q:入社してからどのようなキャリアを歩んできましたか?

経営コンサルタントとして、幅広い業界のクライアントや、多様なテーマに関わってきました。キャリア当初のNRIはまだシンクタンクの色が強く、官公庁向けの調査や計画づくりに多く携わっていました。ただ、私自身飽きっぽいところがあって(笑)。そこから情報通信産業に軸足を移し、主にマーケティング戦略を担当するようになりました。その後もグローバル戦略やM&A戦略、事業統合といった全社戦略テーマにも関わったりもしました。
大きな転機になったのは、とあるメーカーの組織活性化プロジェクトに参画したときでした。実は自分の希望ではなく、上司からの突然の指示で参加することになったのですが、これまで自分が経験してこなかったような、右脳を活用しながらクライアントの組織を変えていく仕事で、自分の経営コンサルタントとしての幅が一気に拡がりましたね。その会社の経営理念について、経営層や社員の方々と繰り返し対話することを通じて、人の気持ちをどう動かすか、どう組織力を向上させていくかを強く意識するようになりました。右脳と左脳をフル回転させて、顧客の戦略づくりから組織・人材のテーマまで対応できるようになりました。その後も部署を転々としつつ、グループマネージャーや部長といった役職にも就くことになりました。

Q:これまでのキャリアの中で、
コンサルタントをやっていてよかったと思えたときは?

やはり、お客様が喜んでくれることが何よりのやりがいですね。これはコンサルタントとしてのキャリア当初から今日までずっと変わりません。長年コンサルタントをやっていると、お客様と長期的な関係もできるため、プロジェクトを実施してから何年も経った今でも「あのときは一緒に検討してくれて本当に良かった」「あの柳澤さんの提言があったから今の会社がある」と言ってもらえることもあります。
自分自身、少しでも顧客や世の中にいい形で影響を与えられるような存在でありたいと思って働いているので、そうした実感が得られたときは本当にコンサルで良かったと思えますね。

Q:NRIで経営コンサルタントというキャリアを長く続ける理由は?

個人単位での経験の幅の広さと、会社としての変化の面白さ、が大きな理由です。実は何度か外資系のコンサルファームからお話を頂いたこともあったのですが、NRIは領域選択の自由度が高く、自分が身を置く領域を次々と変えていけることが魅力としてあり、結局留まることにしました。また、そういった自分の意志での選択だけでなく、上から任せられた仕事というのも自分の視野を広げてくれたと思います。様々な領域に携わり、その時々のお客様に対し、目一杯考え抜き価値を出すことができるのはNRIならではの面白さですね。
また、個人的にNRIの立ち位置は非常に面白いと思っています。元々シンクタンク、調査機関として創業し、戦略コンサル、業務コンサルと、時流に合わせてビジネスモデルや組織を柔軟に変化させてきました。こうした会社だからこそ、飽き性の自分でもビジネスの流れの中心に居続けながら飽きずにやってこれたのだと思います(笑)。これからは、経営のデジタル・トランスフォーメーションなど、デジタル化による大きな転換期を迎えるので、個人としても会社としてもまた新たな取り組みをやっていかないといけないとも思っています。
NRIとしては、これからは人材の多様性がより重要になると考えています。こうした時代の変化を楽しめる人や、自分から主体的に挑戦したい人は是非NRIに来てもらいたいと思いますね。

NRIの女性活躍に向けた取り組み

数字で見るNRIの状況

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女性活躍に関する取り組みの成果・実績

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結婚、妊娠、育児を支える制度の整備状況

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