【“不二製油”ってなんの会社?】
皆さんは当社の社名“フジセイユ”を聞いたことはありますか?
ほとんどの方は聞きなじみがないかもしれません。
しかし…皆さんはおそらく当社の製品を口にしたことはあるはずです!!!
それは、当社は食品メーカーなどの企業向けに製品を提供している「BtoBの食品素材メーカー」だからです!
私たちの技術や製品は、商品としてスーパーやコンビニで見かけることはありませんが、皆さんが日常口にしているさまざまな食品の中に活きています。
【私たちの製品は皆さんのまわりにいっぱい!】
私たちが扱う製品は、植物原料に独自の高度な技術で加工を施し、おいしさ作りに貢献する「中間素材」と呼ばれるものです。
「中間素材」とは…例えば、チョコレートでコーティングされたアイスクリームを思い浮かべてみてください。チョコとアイスはもともと溶ける温度が異なるため、通常は、一緒に食べても、口の中で同時に溶けてはくれません。そこで、私たちは、「アイスが溶ける温度でほどよく溶ける」チョコを開発!冷菓メーカーに提供し、新しい「おいしさ」への扉を開きました。
このように、食品をよりおいしく食べられるように、プラスの価値を生み出すのが「中間素材」の役割です。
【不二製油からはじまった。】
不二製油は、業界では後発でありながら、 人まねをせず、常に新しい視点で革新的な技術を生み出し、食品業界にとても大きな影響を与えてきました。
例えば、麺類は茹でてから時間が経つと麺同士がくっつき、食べにくくなってしまいます。それを防ぐために一役買っているのが不二製油の「水溶性大豆多糖類」。予め水溶性大豆多糖類の水溶液を噴霧することにより、麺同士の付着が抑えられ、みずみずしい食感を維持することができ、コンビニやスーパーで販売される麺類に広く使われています。
また実は、濃縮タイプの「酸性乳飲料」が手軽なペットボトルで販売されるようになったのは、成分の分離を防ぎ安定性を保つ働きを持つ当社の大豆素材が貢献しているのですよ!
【世界を舞台に躍進しています】
主要原料を、東南アジアで確保する必要があったことから、食品業界の中ではかなり早い、1970年代から海外へ進出しています!現在では、14の国と地域に拠点を構え、海外グループ会社と協働しながらグローバルに事業を展開しています。
代表者 | 大森 達司 |
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所在地 | 大阪府泉佐野市住吉町1番地 |
資本金 | 5億円 |
設立日 | 1950年(2015年10月にグループ本社制に移行) |
従業員数 | 1,281名(2024年3月31日現在) |
揚げ物をカラっと揚げたり、パンをふわふわにするなど、ユーザーニーズに応じた多様な油脂製品を提供しています。
★主な製品
チョコレートの品質を調整することができる『チョコレート用油脂』、ホイップクリームや育児粉乳などに使われる『クリーム用油脂』、即席麺や揚げ菓子などに使われる『フライ用油脂』など
★主な顧客
流通菓子、冷菓、乳業、加工食品、即席麺等のメーカーなど
長年の油脂の知見を活かし、世界中でチョコレートの世界をさらに広げる開発・製造・販売をしています。
★主な製品
風味高い『クーベルチュール』や、アイス用の『アイスコーティングチョコレート』、パンや洋菓子用の『成型チョコレート』、焼き菓子用の『焼成用チョコレート』など
★主な顧客
コンビニ・スーパー等の流通業(洋菓子・パンの分野)、メーカー(洋菓子・パン・アイスなどの分野)、パティスリー・ブーランジェリー等の個人店、外食チェーン店(ハンバーガー・コーヒー等)など
半世紀以上にわたり大豆の食品素材としての可能性を追求し、人々の健康・地球の環境にサステナブルに貢献する「食」をつくっていく今後注目の事業です。
★主な製品
肉に近い食感に仕上げた『粒状の大豆たん白』、酸性乳飲料の安定剤や麺・米飯の結着防止剤などとして働く『水溶性大豆多糖類』、吸収性に優れたアミノ酸源『大豆ペプチド』など
★主な顧客
加工食品メーカー(ハム・ソーセージ・水産等)、飲料メーカー、健康食品メーカー、外食店舗、パティシエ、外食産業、給食、生協 など