アドバンスソフト株式会社は、シミュレーションの専門家集団です。アドバンスソフトは、文部科学省が東京大学生産技術研究所を中核拠点として2002年度に開始した「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクトにおいて、重要な役割を果たし、その成果を産業界に広めるために設立されました。弊社の特徴は下記の通りです。
(1) 22年の実績と信頼:設立から22年、アドバンスソフトは国プロジェクトの成果を活用した独自事業を展開し、社員128名(技術者100名、博士号取得者50名)を擁しています。私たちは、200を超える企業や官公庁と取引を行い、確固たる信頼を築いてきました。
(2) 多岐にわたる技術とソリューション:当社が所有する20種類のシミュレーションソフトウェアは、ナノ技術から構造・流体分野まで幅広い技術をカバーしています。製造業・原子力から材料・半導体産業まで、さまざまな業界のニーズに対応可能です。
(3) お客様に合わせたカスタマイズ:アドバンスソフトは、自社でソースコードを所有しているため、顧客のニーズに応じたカスタマイズが可能です。計算原理とその限界を熟知した技術者が揃い、お客様の課題に対して最適なソリューションを提供します。
(4) 多種多様な提案力:私たちは、多様なお客様に対して、豊富な知識と経験を活かした多種多様な提案を行っています。最新の技術と専門知識で、お客様のビジネスを強力にサポートします。
■ 事業内容
・計算科学技術に関する調査・研究及びコンサルティング
・計算科学技術用ソフトウェアの研究・開発・保守及び販売
・計算科学技術の解析業務受託
・計算科学技術分野の出版・セミナー・シンポジウム等の開催
■ 事業領域
・流体解析、構造解析、音響解析
・ナノシミュレーション
・半導体設計シミュレーション(TCAD)
・シミュレーション分野に適用するAI技術
・原子力安全解析
※ 参考:アドバンスソフトの事業展開の背景と現状
人類初の電子計算機が登場した後のこの半世紀における情報通信技術の急激な発達は、18世紀半ばから19世紀にかけての産業革命以来の技術革新です。
その中で、コンピューター・シミュレーションは、理工学分野において必須の要素技術となり、産業界においては研究開発の加速・製品の高度化・コストダウンなどを実現するためのキーテクノロジとなっています。 このような背景のもと、文部科学省によりわが国の計算科学技術振興および産業競争力の強化を目的として「戦略的基盤ソフトウェア開発プロジェクト」が実施され、その中で2002年4月に当社が設立されました。当社では、そこでシミュレーション・ソフトウェア開発に参加すると同時に、プロジェクトにおいて開発されたソフトウェアの実用化・事業化を行ってまいりました。
現在では、当社独自で開発したソフトウェアもラインナップに加え、広い範囲での産業界のお客さまのニーズに応えられるようになりました。 皆さま方のご支援もありまして、当社は、現時点では、お取引先約100社(機関)、社員約130名、販売権を所有する実用的シミュレーション・ソフトウェア20種類の規模の企業となることができました。
現状で、当社はわが国の最高水準の技術者を擁していると自負しており、また、所有するソフトウェアについても、流体・構造・電磁場・第一原理計算・量子化学計算・原子力・自動車・宇宙航空など、ほとんど全産業で利用されるソフトウェアをカバーしています。
われわれは、高度な計算科学技術に支えられたデジタルエンジニアリング分野において、世界をリードする企業を目指しています。今後とも、これまで開発してきたシミュレーション・ソフトウェア群を事業中心に据え、シミュレーション分野全般におけるソフトウェアの販売・サポート、受託解析サービス、受託開発、コンサルテーション事業を展開していきます。
計算科学技術の専門企業の一員として日本の計算科学技術を支える技術者を随時募集しています。学部卒業・修士修了・博士号取得(見込を含む)、ポスドク・中途の方、いずれも歓迎です。私たちといっしょに、計算科学技術で日本の産業を支え、計算科学技術を世界に発信しませんか。
さて、弊社は計算科学分野のソフトウェア開発や解析を専門とする企業であり、2002年の設立以来、22年目を迎えました。現在、社員数は130名を数え、そのうち約100名が技術者で、48名が博士号を有しております。さらなる事業拡大を目指し、新たに技術者20名を採用する計画を立てております。
アドバンスソフト株式会社では、研究者としての論文や業績を正確に理解でき、ソフトウェア開発に情熱を持って取り組む方を求めています。入社後は、顧客がシミュレーションを必要とする物理現象を、深く理解し、それを数式やモデルに変換し、実際のソフトウェアとして実現するという重要な役割を担っていただきます。幅広い技術に興味を持つ方にとって、最適な環境がここにあります。
弊社では、入社時に特に重視するポイントとして、「物理・数学」、「情報技術」、または「現象の工学的理解」のいずれかに習熟していることを求めています。さらに、入社後は充実した社内研修制度を通じて、これらすべての分野に習熟していただける環境を整えております。特に、流体解析、ナノシミュレーション、TCAD、AIの開発に興味をお持ちの方は、弊社で大いに力を発揮できると自負しております。
アドバンスソフトでは会社説明会やカジュアル面接を随時開催しております。さらに、長期・短期のインターンシップも受け入れておりますので、まずは会社訪問だけでも構いません。興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。皆様のご応募を心よりお待ちしております。
アドバンスソフトでは、次に示す5つの研修を柱として人材育成を実施しています。
・初任者研修
・DVD研修
・技術セミナーへの参加
・技術者育成プログラム
・外部研修・学会への参加
(1)初任者研修
入社前の通信教育として、内定者向けに9月以降に実施しています。この内容は、ビジネスマナーや入社前の心構えについての冊子が毎月届く通信教育です。 入社後の初任者研修として、集合研修とOJTを実施します。集合研修では、当社社員としての素養を身につけるための研修です。技術部・営業部・総務部より担当業務の内容などを説明することで、当社の組織構成を学習します。また、OJTでは、現場における実務に必要なスキルやコミュニケーション方法を学びます。
(2)DVD研修
集合研修 基本的なビジネスマナーやセクハラ・パワハラといった社会的常識、その他メンタルケア、顧客満足など、広い分野における知識を学びます。
(3)技術セミナーへの参加
アドバンスソフトでは、我が国における計算科学技術の振興を⽬的として、幅広い分野の最先端研究を対象とする「アドバンス・シミュレーション・セミナー」を開催しています。若手・中堅・ベテランの社員に聴講を推奨しています。 また、ユーザ向けセミナーでは、業界を取り巻く環境、計算科学技術の利用動向、当社が販売するソフトウェアの解析、今後の展望など、様々なテーマを取り上げるので製品への理解を深めることができます。
(4)技術者育成プログラム
本プログラムとして、アドバンスミニマム達成コースがあります。このコースは、当社社員が身につけるべき基準である「アドバンスミニマムの達成」を目標とする技術者育成支援プログラムです。 これは、入社してから数年たったとき、社内で「若手社員」から次の段階に進むために必要な基準です。各社員がアドバンスミニマムを達成しているかどうかは所属長が判断します。自分の専門分野以外の技術に関しても理解できるようになるための研修であり、最終的に全技術部員が専門分野+αの技術を身につけることを目的としています。
(5)外部研修・学会への参加
外部セミナーには、2つの受講パターンがあります。 1つ目は、会社指示で、業務を行うための必要な要件を身に着けるために参加します。2つ目は、上司や自分が必要を感じて受講する 外部セミナーや学会参加です。
アドバンスソフトが所有する資格・認定・受賞歴の一部を紹介します。
(1) ISO9001の取得
2021年1月に、第4事業部が品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001:2015を取得いたしました。アドバンスソフトでは、お客さまに対する成果物の品質保証に関連し、ビジネス方針を定めました。この方針のもと、ISO9001:2015の取得により、より高い品質保証の求められる原子力分野への事業展開のため、さらなる品質管理システムの明確化、社員の責任と義務の明確化、社員への啓発・教育のレベルアップを図っていきます。また、今後、原子力分野のみならず、全社にこの活動を拡げてまいります。ISO9001: 2015の取得により、従来よりもさらに多方面への事業拡大を行っていきます。
(2) 日本機械学会公認 CAE 技能講習会
アドバンスソフトで実施している 技術者育成プログラム(社内研修)が、一般社団法人 日本機械学会 計算力学技術者試験認定事業委員会 の 公認 CAE 技能講習会(固体力学分野の有限要素法・熱流体力学分野)に認定されています。
(3) 2020年度 蔵前ベンチャー賞 受賞
アドバンスソフト株式会社が「2020年度 蔵前ベンチャー賞」を受賞しました。「蔵前ベンチャー賞」は、東京工業大学出身者が経営に携わる「高い経営理念を持って、新しい技術、サービス、製品、ビジネスモデル等を事業化することにより、新しい市場や雇用を創造した優れたベンチャー」を表彰するというものです。アドバンスソフト株式会社は2002年の創業以来、計算科学分野におけるシミュレーションソフトの国産技術開発にチャレンジし、大学で関連分野を専攻した研究者に雇用することにより活躍する場を提供され、デファクトスタンダードとなっている海外製ソフトウェアのマーケットの中で国産のソフトウェアを用いた事業を展開し、その事業規模を拡大し、長期間に渡り安定した収益を確保していることが評価されました。
(4) スポーツエールカンパニー認定、東京都スポーツ推進企業認定
アドバンスソフトが、スポーツ庁から「スポーツエールカンパニー」および、東京都から「東京都スポーツ推進企業」に認定されています。今後も引き続き、従業員の健康促進を目的とした活動や支援 を行ってまいります。