こんにちは、ワンキャリ編集部です。
就活を始めるとき、身だしなみを気にして髪型や眉毛を整える学生の方は多いです。就活のために髪を黒くしたり、センター分けにしたりするなど「面接で受けが良い」と思われる髪型にする学生も多く、見渡すと皆同じような髪型に見えることもあります。
「周囲と違う髪型であることが、就活で不利にならないかな……」「でも、就活のときだけ髪型を変えるのも不自然かな……」。答えのない問題だからこそ、悩みは尽きないかもしれません。
本記事では、就活における髪型に対する考え方と、髪型に困ったときのアイディア・注意点を紹介していきます。
就活の髪型が皆同じであることに、学生も企業も違和感を抱いている
身だしなみを整えることは社会人としてのマナーである一方、髪型自体を縛り付けるルールはありません。ところが、女性はポニーテール、男性は短髪など、就活をしている多くの学生が同じような髪型をしてしまうのも現実です。
実際に「企業に合わせて自分を偽ったことがある」と回答した就活中の学生は81%に達しています。さらに、78.3%の人事担当者が「自分らしい自由な髪を推奨する採用が受け入れられる世の中になってほしい」と答えています(※)。現在の就活において、髪型はあなたの魅力を印象づけることができる大切な要素なのです。
(※)参考:ONE CAREER「#令和の就活ヘアをもっと自由に」
自分らしい髪型で就活をするメリット
ここでは、自分らしい髪型で就活をする際のメリットを2点紹介していきます。
ありのままの自分の姿を見てもらえる
髪型はありのままの自分の姿を見てもらうための大切な要素です。服装や髪型は第一印象に与える影響が大きいため、就活時には多くの学生が自分を企業のイメージに合わせようと、髪を黒く染めたり(地毛の髪色が明るい場合を含む)、髪を短くしたり、天然パーマをストレートにしたりします。髪が長い場合はひとつ結びにしてまとめる、ということもあります。それまで髪を黒くしたことも丸刈りにしたこともないという学生が、就活のときには企業が好む髪型をイメージし、それに合わせることは少なくありません。
一方で、入社後のミスマッチを避けるには、ありのままの自分を評価してもらうことも重要です。そのためには、普段通りの自分を企業に見てもらうために、自分らしい髪型で面接などに臨めるとよいでしょう。
個性を発揮できる
髪型は、あなたの個性を発揮できる要素の一つです。就活では、多くの学生が似たようなリクルートスーツを着て、同じような髪型をしています。遠くから見ると就活生は、見た目の差がほとんどありません。そのため、良い個性を持っているにもかかわらず、見た目から型にはめてしまい、その個性を発揮できない学生もいます。
メンズヘアスタイルだけ見ても、オールバック、ツーブロック、マッシュヘアなど、さまざまなヘアスタイルがあります。長さも丸刈りからロングまで幅広いといえます。髪型は、就活であなたの個性を発揮するための表現方法の一つでもあります。
髪型に困ったときでも好印象を与えるポイント
ここまで、自分らしい髪型で就活をする際のメリットを説明しました。しかし「自由といわれても、どのような髪型をすれば良いのか分からない」「どのようなことに気をつけたら良いのか分からない」と悩む学生の方も多いでしょう。ここでは、就活で髪型に困ったときに好印象を残すためのポイントを2点紹介します。
TPOに合っていること
まず重要なのは、TPOに合っていることです。
髪型に自由度は必要なものの、業界や職種によっては髪型がTPOに合っているかを見ているところもあります。例えば、ホテルや客室乗務員などのサービス業は、接客の邪魔にならない、下を向いても髪の毛が落ちてこないような清潔感のあるまとめた髪型が好まれます。また、美容系の業種やアパレル業界では、あなたらしくスタイリングされた髪型かどうかをチェックしているはずです。
どのような髪型をすれば良いか困ったときは、選考を受ける企業に合わせたTPOを意識しましょう。
清潔感を出す
清潔感を出すことも重要です。
例えば、前髪で目が隠れているなど、顔が見えづらくなる髪型は、こだわりがない限りは避けた方が無難です。顔の見える面積を広くすれば、企業担当者があなたの表情を確認しやすくなり、印象を残すことができます。
また、ヘアスタイリング剤を使う際は無香料で、ジェル特有の光沢感を出さない方がナチュラルな髪に見えるので好ましいでしょう。企業採用担当者や面接官の中には香料が苦手な方もいるので、注意が必要です。
就活での髪にまつわる注意点
最後に、就活の面接時における髪型の注意点を2点紹介します。
面接中に髪の毛を極力触らない
面接中には、極力髪に触らないようにしましょう。面接中にたびたび襟足などの髪に触ることによって、相手に落ち着きのない印象を与えてしまうことがあるためです。
面接の前には、髪が気にならないように、前髪やサイドの髪、顔周りの後れ毛が顔にかからないようにセットし、まとめておくと良いでしょう。お辞儀をしたタイミングで髪型が乱れることがありますが、ヘアピンで留めておいたり、ヘアスプレーで髪を固定したりしておくと安心です。できれば髪に触る癖自体を直しておくと、今後の社会人生活で関わる相手に好印象を与えることにもつながるでしょう。
自然なスタイリング
どのような髪型をすれば良いか分からないけど、自分にできるスタイリングを頑張ろうと思ってワックスなどのスタイリング剤をたっぷり使った場合、髪型に失敗してあなたらしさを発揮できないことがあります。スタイリング剤の使いすぎは、かえって不潔に見えてしまいがちなため、注意が必要です。スタイリングをするときには、身だしなみを整えることを前提に、自然な印象となるよう心がけることがポイントです。
まとめ
ここでは、就活における髪型に対する考え方と、髪型に困ったときのアイデア・注意点を紹介しました。髪型による清潔感と好印象は、面接でのコミュニケーションの下支えとなるものです。「どのような髪型にしたらいいか」と悩むこともあるかもしれませんが、こちらの記事を参考に自分の魅力を発揮できる髪型を探してみてください。あなたの真剣さと仕事への前向きな姿勢も、きっと面接官に伝わるでしょう。