内定先
米系投資銀行 IBD
就活サマリー
【就活の進め方・軸は?】
8月から就活スタート。秋に自己分析を終わらせてインターン選びを効率的に行う
【内定獲得の秘訣は?】
普段の業務や外銀の部門がどう違うか書籍で理解する
【大学特有の就活事情は?】
一橋生は少ない。情報不足を補うため、説明会では若手だけでなくマネージメント層にも質問する
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのでしょうか?
ワンキャリ編集部では「トップ内定者」にインタビューを行い、彼らの就活スタイルを徹底調査しました。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けします。【大学別トップ就活生レポート2019】
【目次】
・就活の進め方・軸は?
・受けた企業一覧
・内定獲得の秘訣は?
・就活スタイルまとめ
・大学特有の就活事情は?
・一年間の就活年表
就活の進め方・軸は?
外銀といえば、各部門で採用人数が10名にも満たない狭き門。3年生の春以前から対策を行う学生も少なくありません。しかしAさんは、部活の関係で8月から就活をスタートしました。Aさんはまずはサマーインターンにエントリーすることから始めたそうです。「人気企業ランキングを元に、コンサルや金融業界の企業を10社ほど受けました」とAさんは語ります。しかし、当時を振り返ると、あまり体系立てて動けていなかったそうです。
Aさんは「サマーインターン前に自己分析をしっかりと行い、自分の興味を見極めるべきだった。そのようにすれば効率的にインターンを選定できていたはずだ」と感じているようです。
そこで、Aさんは秋から自己分析を行い、米系投資銀行の選考を突破することができました。
そんなAさんが、実際に行った自己分析のやり方は以下の通りです。
・人生で自分だけで行った5つの決断をリストアップ
・なぜその決断をしたのかを、1つの決断に対して3つずつ挙げる
・15個の理由から共通項を挙げる
・挙げた共通項から、自分の性質を3~4個にまとめる
例えば、Aさんは次のような分析結果になったそうです。
【Aさんの例】
決断)大学から個人競技のスポーツを始める
理由)個人として、客観的に評価されたい
決断)大学のゼミで実証的な研究を行う
理由)自分の研究成果が社会にどれだけ影響するか可視化したい
性質)個人としての結果が欲しいタイプ
自己分析を後回しにせず、夏から秋にかけて行うことで、サマー/オータムインターンを効率的に選ぶことができるかもしれません。
また、Aさんは「自分の性質を企業の業務に当てはめてアピールした」と言います。
例えば、投資銀行をはじめとした金融業界では、規制の厳しさから扱う商材差別化しにくいため、属人的な能力が必要とされます。Aさんは「個人として結果が欲しい」という自分の性質から、金融業界が自分に合っていることをアピールしたそうです。
このように、企業に自分の強みを一方的に伝えるだけでなく、その強みが企業にマッチしていることを売り込む必要があるようです。
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【インターン】 三菱UFJリサーチ&コンサルティング |
ー |
3年秋 (M1) |
【インターン】 三井住友信託銀行、 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
ー |
3年冬 (M1) |
【本選考】 モルガン・スタンレー、J.P.モルガン、 バークレイズ、シティグループ |
米系投資銀行 |
4年春 (M2) |
ー |
ー |
内定獲得の秘訣は?
Aさんに内定獲得の秘訣を聞くと「特別な経験があったわけではないが、入社後にやりたいことが明確にしていた」と答えてくれました。
Aさんの言う「やりたいことの明確化」とは、志望企業での仕事内容を把握するということです。Aさんは「外コンは能力的にどれだけできるかを重視されるイメージ。外銀は能力だけでなく知識を問われているイメージがある」そうです。
内定者でさえも仕事内容をよく分かっていない印象の人がいると語るAさん。仕事内容を知っている方が入社後のギャップもなく、面接でのアピールになるため内定にも有利なはずだと感じているようです。
大前提として外銀の部門は、主にIBD、マーケット、リサーチ、アセット・マネジメントに分かれます。少なくとも、こうした部門の違いは理解しておきましょう。
・【外銀入門】15分で分かる外資系投資銀行!受ける前に知っておきたい「部門の違い」
そしてAさんは、さらに理解を深めるために書籍の情報から各部門の違いや仕事内容を理解したそうです。Aさんおすすめの書籍は以下の通りです。
▼金融についての知識を深める書籍
日本実業出版社
売り上げランキング: 221,483
日経BP社
売り上げランキング: 15,705
▼業務の雰囲気をつかむための書籍
パンローリング (2017-10-15)
売り上げランキング: 117,533
売り上げランキング: 1,766
売り上げランキング: 3,306
主婦の友社
売り上げランキング: 178,073
業務理解のためには、インターン選びにも秘訣があるそうです。Aさんはインプットを重視し、5日間以上でじっくり知識をインプットできるインターンをおすすめしていました。たとえば、Aさんは日系経営コンサルのサマーインターンに参加し、現役コンサルタントから経営コンサルティングについて学ぶことができたそうです。
企業研究や業界研究と聞くと、企業セミナ―や社員訪問、IR情報を思い浮かべますが、普段の業務や部門の違いを限られた時間で把握するのには無理があります。書籍から情報を取り入れることも、効率的な時間の使い方と言えます。
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験 |
|
対策開始 |
3年(M1)8月 |
対策期間 |
1カ月以内 |
対策方法 | WEBなどで例題を確認 |
グループディスカッション |
|
練習回数 | 0回 |
練習内容 | 選考を受ける中で |
面接 |
|
練習回数 |
0回 |
練習内容 | 選考を受ける中で |
OB/OG訪問 |
|
訪問時期 | なし |
訪問回数 | 0回 |
大学特有の就活事情は?
Aさんによれば、外銀では「一橋の就活生はどの選考でも珍しい存在として見られる」ほど少ないそうです。それゆえに就活では一橋生に会えないため、情報不足に悩む傾向にあると言います。
そのため、Aさんは前述した書籍からの情報によって、情報不足を補っていたそうです。また、そこから得られた情報を説明会で社員に質問することで、理解をより深めることができたと言います。
また、Aさんはできる限り外銀の説明会に行くことを心がけました。その際、説明会で若手とマネージメント層にまんべんなく話を聞くことを意識したそうです。若手には「なぜこの仕事を選んだのか」「どの仕事に一番時間を掛けているか」など入社後のギャップを埋める質問を。マネージメント層には「どうしたら上のポジションに上がれるのか」「なぜ今の役職になれたのか」など、そのポジションにいなければ分からない情報を質問したそうです。
このように役職によって質問内容を使い分けることで、入社後のキャリアパスを明確にできるようです。
一年間の就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 |
【インターン】 三菱UFJリサーチ&コンサルティング |
ー |
8 | ー |
・WEBテスト/筆記対策 |
9 |
【インターン】 三井住友信託銀行、 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
ー |
10 | ー |
ー |
11 |
【本選考】 モルガン・スタンレー、 バークレイズ、シティグループ |
ー |
12 |
【本選考】 モルガン・スタンレー、J.P.モルガン、 バークレイズ、シティグループ |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 |
【本選考】 モルガン・スタンレー |
ー |
2 | ー |
ー |
3 | ー | ー |
4 | ー | ー |
5 | ー | ー |
6 | ー | ー |
7 | ー |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
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